2024/12/12
アプリ同士の連携方法

Microsoft TeamsとHRMOS勤怠を連携して、Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたらHRMOS勤怠に自動的に打刻する方法

s.miyamoto
Microsoft TeamsとHRMOS勤怠の連携イメージ

目次

Microsoft TeamsとHRMOS勤怠の連携により、勤怠管理の自動化が可能になります。
この記事では、Microsoft Teamsでメッセージが投稿された際にHRMOS勤怠に自動的に打刻する方法を解説します。
この自動化により、勤怠管理の効率化と正確性の向上が期待できます。
プログラミング不要で手軽に導入できます。ぜひお試しください。

こんな方におすすめ

・普段からHRMOS勤怠を利用していて、勤怠システムの自動化を検討している人事部門の担当者
・Microsoft Teamsで勤怠報告をしている企業の勤怠管理者
・Microsoft TeamsとHRMOS勤怠の連携による業務効率化を検討しているチームリーダー

Microsoft TeamsとHRMOS勤怠の連携メリットと具体例

メリット1. 勤怠管理の正確性向上

手動で勤怠打刻を行うと、入力ミスや遅れが生じることがあります。
しかし、Microsoft Teamsのメッセージ投稿をトリガーにHRMOS勤怠への自動打刻を設定することで、社員が出退勤を報告するたびに、自動で勤怠データが更新されます。
これにより従業員の勤務時間が正確に反映され、誤った打刻や管理ミスを防ぐことができます。
さらに、実際の業務活動に即したデータが自動で正確に記録されるため、労働時間の過不足を適切に把握できるようサポートします。

メリット2. 手間の削減と効率化

従来、従業員は出勤・退勤時に手動で勤怠システムに入力する必要がありました。
この手間は意外と時間がかかることがありますが、Microsoft Teamsでのメッセージ投稿をきっかけにHRMOS勤怠への自動打刻が行われると、従業員は手動で打刻する必要がなくなります。
これにより打刻の手間を減らし、素早く業務を開始できるようサポートします。
さらに、管理者側でも勤怠確認の手間が減り、多くのスタッフにとって業務効率化の効果が期待できるでしょう。

メリット3. 勤怠データの一元管理と可視化

勤怠管理システムとコミュニケーションツールを連携することで、すべての勤務時間データがHRMOS勤怠に一元的に集約されます。
このように集められたデータは確認がしやすく、管理者が全従業員の勤務時間や休暇状況を簡単に把握できるようサポートします。
例えば、Teamsでのメッセージに基づいて勤務時間が自動で登録されるため、勤怠データに関する不正や誤入力のリスク減少が期待できます。
結果として、アプリ連携による勤怠情報の一元管理で、効率的な労務管理が可能となります。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたらHRMOS勤怠に自動的に打刻する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたらHRMOS勤怠に自動的に打刻する方法

HRMOS勤怠が提供しているAPIを用いてHRMOS勤怠に自動的に打刻することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
・Microsoft Teamsの送信者名、HRMOS勤怠のユーザーIDをデータベースに登録
・Microsoft TeamsとHRMOS勤怠をマイアプリ連携
・テンプレートをコピーする
・Microsoft Teamsでトリガーを設定し、Yoomのデータベースから情報を取得する設定およびHRMOS勤怠でアクションの設定
・トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了
Yoomに登録している方はログインし、未登録の方は無料登録後に設定を進めてください

ステップ1. 各アプリのユーザーIDをYoomのデータベースに登録

フローを起動する前提として、Microsoft Teamsの送信者名とHRMOS勤怠のユーザーIDをYoomのデータベースに登録しておく必要があります。
今回は画像のように「チャットツール_ID」にMicrosoft Teamsの送信者名を登録しています。同様に、対象従業員の氏名とHRMOS勤怠のユーザーIDを登録しましょう。

ステップ2. Microsoft TeamsとHRMOS勤怠をマイアプリ連携

次に、Microsoft TeamsとHRMOS勤怠をマイアプリに連携します。
Yoomにログイン後、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」を選択しましょう。

次に、Microsoft Teamsを検索してクリックしてください。


その後、Microsoftのページが表示されますので、利用したいアカウントでサインインしてください。
※Microsoft 365(旧Office 365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

次に、HRMOS勤怠を検索しクリックしてください。‍


「アカウント名」「APIキー」「企業名」を入力してください。
※APIキーの確認方法はこちらのページでご確認ください。
各項目を入力したら「追加」をクリックすると、HRMOS勤怠のマイアプリ連携が完了します。
次に、フローボットのテンプレートを使用して設定を進めましょう。
Yoomにログインし、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」と表示されるので、「OK」をクリックしてコピーを完了してください。

ステップ3. トリガーを設定

続いて、Microsoft Teamsのトリガーを設定します。
「チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックしてください。

次に、「Microsoft Teamsと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に編集できますが、トリガーアクションはそのままにして、「次へ」をクリックしてください。

APIの接続設定を行います。
「トリガーの起動間隔」は、5分、10分、15分、30分、60分を選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますのでご注意ください。
「チームID」と「チャネルID」は、欄をクリックすると表示される候補から選択してください。
その後、該当のチャネルにて「出勤しました」等のテスト用メッセージを送信してから「テスト」をクリックしてください。

アウトプットに表示されている取得情報を確認し「保存する」をクリックしてください。

次にトリガーの分岐設定を確認します。
「コマンドオペレーション」をクリックしてください。
※分岐をするにはミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

ここではタイトルの任意編集を行い、それ以外の項目は変更せず「保存する」をクリックしてください。

ステップ4. レコード取得の設定

次に、Yoomのデータベースからレコードを取得する設定をします。
「レコードを取得する」をクリックしてください。

「データベースの連携」セクションから、保存されているレコードのデータベースを選択します。

「プロジェクト」は、マイアプリの下に表示されています。
プロジェクトをクリックすると、「データベース」が表示されます。
該当のデータベースをクリックした後、画面上部に「テーブル」が表示されています。
画像を参考にしながら、該当項目を確認してください。
設定が完了したら「次へ」をクリックしましょう。

次に「取得したいレコードの条件」を指定します。
今回は画像のように「データベースに保存されているチャットツールIDとメッセージ送信者のIDが等しい」という条件を設定しました。
一番右の項目は欄をクリックすると候補が表示されるので、一覧から「送信者」を選択してください。
設定できたら「テスト」をクリックしましょう。

テストに成功し、情報を取得できていることを確認したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ5. アクションを設定

続いて、HRMOS勤怠のアクションを設定します。
「打刻を登録」をクリックしてください。

タイトルを任意で編集し、アカウント情報を確認した後、アクションは変更せずに「次へ」をクリックして進んでください。

次のページでは「企業名」と「ユーザーID」を設定してください。
「企業名」は、注釈を参考にしてHRMOS勤怠のログインページURLから取得し入力します。
「ユーザーID」は、欄をクリックしてYoomのデータベースから取得したHRMOS勤怠のユーザーIDを選択します。
「打刻区分」は出勤のまま変更せず「テスト」をクリックしましょう。
HRMOS勤怠で打刻されたことを確認したら「保存する」をクリックしてください。

「トリガーをON」をクリックし、フロー稼働の準備が完了です。
これでMicrosoft Teamsでメッセージが投稿されたらHRMOS勤怠に打刻が自動登録されます。

HRMOS勤怠を使ったその他の自動化例

1. HRMOS勤怠で前日の打刻漏れを検知してDiscordに通知する

HRMOS勤怠で前日の打刻漏れが検出されると、Discordに自動で通知が送信されます。
これにより、関係者が素早く状況を把握でき、打刻漏れの早期対応に貢献します。通知が見逃されにくい形式で送信され、勤怠データの正確性に寄与します。

2. HRMOS勤怠で前日の打刻漏れを検知してChatworkに通知する

HRMOS勤怠で前日の打刻漏れが検出されると、自動的にChatworkに通知が送信されます。
これにより、担当者やチームメンバーが打刻漏れの修正に素早く対応できます。タイムリーな通知で勤怠管理の精度向上が期待されます。

3. Notionで従業員情報が登録されたらHRMOS勤怠に追加する

Notionで従業員情報が登録されると、その情報が自動的にHRMOS勤怠にも追加されます。
この連携により、手動での登録作業が不要になり、手間を省くとともに、正確なデータ管理が可能となります。
複数のツールを使う人事業務でも、最新の情報を素早く反映できる環境が整います。

まとめ

Microsoft TeamsとHRMOS勤怠の連携により、勤怠管理の自動化が実現しました。
この連携は、勤怠データの正確性向上、手間の削減、データの一元管理など多くのメリットをもたらします。
特に、勤怠管理の効率化を目指す企業にとっては、業務のスムーズな進行をサポートする強力なツールとなるでしょう。

Yoomのアプリ連携はプログラミング不要で手軽に導入できます。この記事を参考に、ぜひ自社の勤怠管理に役立ててください。

この記事を書いた人
s.miyamoto
外資企業のカスタマーサクセス業界にて約5年の経験があります。 オペレーターや管理職など、さまざまな立場から培った現場の課題点を元に、日々お役立ちコンテンツを発信していきます。 Yoomを活用し、顧客体験を向上するヒントなど、現場で活かせるコンテンツを皆様にお届けしていきます!
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