2024/12/25
アプリ同士の連携方法

SalesforceとIntercomを連携して、Salesforceから指定の顧客をIntercomのコンタクトに登録する方法

s.nakazawa
SalesforceとIntercomの連携イメージ

目次

Salesforceから指定の顧客情報をIntercomに登録する作業は、顧客数が増加するにつれ担当者の負担が大きくなります。
また、転記時のミスや、登録までに時間がかかることで関係部門の業務が停滞してしまう課題もあります。
2つのツールを連携すると、SalesforceからIntercomへワンクリックで顧客情報の登録が可能になり、業務の効率化やデータ精度の向上、部門間の連携強化が期待できます。
本記事では、ノーコードでSalesforceとIntercomを連携する方法を紹介するので、参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • SalesforceとIntercomをそれぞれ活用している方
  • SalesforceとIntercom間のデータ連携に課題を感じているカスタマーサポート担当者
  • SalesforceからIntercomに手作業で情報を登録するときに時間がかかり業務効率化を検討している方
  • SalesforceとIntercomを連携してデータ転記ミスによる顧客対応トラブルを解消したいと考える方
  • SalesforceとIntercomを連携して顧客データを円滑に反映し、業務フローを改善したいチームのリーダー

SalesforceとIntercomを連携するメリットと具体例

メリット1:手動登録の削減で業務効率を改善

SalesforceからIntercomのコンタクトに指定の顧客情報を手動で転記する場合、重要な情報を扱うため慎重な作業になります。
担当者は確実に登録を行うため、迅速な対応は難しくなります。
SalesforceとIntercomを連携すれば、ワンクリックで指定の顧客情報をコンタクトに追加できるため、業務効率の向上が期待できます。
例えば、Intercomのコンタクトに登録する顧客数が増えた時も、この連携を利用すれば、効率的な業務進行が期待でき、担当者の負担も軽減するでしょう。

メリット2:手動登録による転記ミスの防止でデータ品質向上

手動でのデータ入力には、人為的ミスが発生するリスクがあります。
SalesforceからIntercomにコピー&ペーストする作業でも、一部をコピーし忘れる可能性があります。
ツール同士を連携すれば、Salesforceで管理する情報を正確にIntercomへ反映できるため、転記ミスを防止でき、データの正確性向上が期待できます。
例えば、好意にしている顧客情報をIntercomに登録する場合、誤入力した情報を基にサポートスタッフが対応してしまうと、信頼の低下につながることがあります。
こうした人為的ミスを未然に防ぐには、SalesforceとIntercomの連携が有効な解決策になるでしょう。

メリット3:迅速なデータ反映で部門間の連携強化

SalesforceとIntercomを異なる部署で運用する場合、ツール間の情報反映が課題になります。
Intercomに顧客情報の反映が遅れると、関係部門の業務を妨げてしまいます。
SalesforceとIntercomを連携すれば、ワンクリックで顧客情報の反映が完了するため、部門間の情報共有の円滑化が期待できます。
例えば、忙しい営業部門のメンバーがカスタマーサポートチームから顧客情報の反映を依頼されたときでも、この連携を利用することで作業を後回しにすることなく、サクッと対応できるでしょう。
これによりカスタマーサポートチームも素早く対応できるため、チーム間の連携強化が期待できます。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って、「Salesforceから指定の顧客をIntercomのコンタクトに登録する」方法を紹介します。

[Yoomとは]

Salesforceから指定の顧客をIntercomのコンタクトに登録する方法

この方法は、Chrome拡張機能を利用し、Salesforceに登録された顧客情報をAPIを利用して受け取り、Intercomの提供するAPIを用いてコンタクトに登録することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • SalesforceとIntercomをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるChrome拡張機能とSalesforceのトリガー設定、その後に続くIntercomの設定
  • トリガーボタンをONにして、SalesforceとIntercom連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしてください。

ステップ1:SalesforceとIntercomをマイアプリ連携

まずSalesforceとIntercomをYoomに連携するために、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、SalesforceとIntercomをそれぞれ検索して進むと、次の画面に遷移します。

<Salesforceの場合>

・ログインすると、マイアプリに登録が完了します。
※Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
※他のサービスと連携しているアカウントは使用しないようにご注意ください。

<Intercomの場合>

・アカウント名、アクセストークンを入力し、「追加」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。
※アクセストークンの取得方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

3.SalesforceとIntercomを連携するためのテンプレートをコピーします。

・下記のリンクを開きます。

・「このテンプレートを試す」をクリックすると、コピーが完了します。

ステップ2:Chrome拡張機能のインストール設定

次に、Chrome拡張機能をインストールする設定を行います。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】Salesforceから指定の顧客をIntercomのコンタクトに登録する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「拡張機能をインストール」をクリックします。
※Chrome拡張機能については、こちらを確認してください。

3.「Chromeに追加」をクリックします。

4.「拡張機能を追加」をクリックすると、拡張機能の設定が完了します。

ステップ3:トリガーとなるSalesforceの設定

このフローは、Chrome拡張機能をトリガーに使用することで、Salesforce上から直接トリガーを起動させることができます。

1.「Chrome拡張機能トリガー 取引先オブジェクトのレコードから起動」をクリックします。

2.Salesforceと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.マイドメインURL、起動ページのURLサンプルを入力し、「テスト」をクリックします。
※起動ページのURLサンプルは、Intercomに登録したい顧客のページURLを設定します。詳細は、こちらのヘルプページで解説しています。

4.テストが成功すると、アウトプットにSalesforceから取得した情報が取得されます。
問題がなければ保存します。

ステップ4:Intercomの設定

最後に、Salesforceから取得した情報をIntercomのコンタクトに登録する設定を行います。

1.「アプリと連携する コンタクトを作成」をクリックします。

2.Intercomと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.コンタクトに登録する情報を設定し、「テスト」をクリックします。
※コンタクトタイプは、ユーザーまたはリードを選択します。
※その他の項目は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「取引先オブジェクトのレコードから起動」から選択します。(値は二重括弧で表示されます)これにより顧客ごとに変わる内容を動的に反映できます。
※電話番号は、国コード(日本は「+81」)を設定してください。Salesforceに登録している電話番号に国コードがない場合、国コードを直接入力し、続けてアウトプットから電話番号を設定してください。(入力例:+81{{電話番号}})顧客の国コードが複数ある場合は、Salesforceで電話番号に国コードを追加してください。

4.テストが成功すると、Intercomのコンタクトに顧客情報が登録されます。
問題がなければ保存します。

5.トリガーをONにします。

6.フローを起動するときは、SalesforceでIntercomに登録する顧客のページを開きます。
その後、右上の拡張機能のアイコンをクリックし、Yoomを選択します。

7.作成したフローが表示されるため、「起動」をクリックします。

8.「起動する」をクリックすると、Salesforceから指定の顧客をIntercomのコンタクトに登録できます。

紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを確認してみてください。

SalesforceやIntercomを使ったその他の自動化例

他にもSalesforceやIntercomを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Intercomで新しく会話が作成されたらSalesforceの取引先責任者オブジェクトを更新する

Intercomで新しい会話が作成されると、自動でSalesforceの取引先責任者オブジェクトが更新されます。
この連携により、最新の取引先責任者の把握が容易になり、責任者の管理負担が軽減するでしょう。
また、手動による作業が削減され、担当者の業務効率の向上が期待できます。

2.Intercomで新しく会話が作成されたらSalesforceのリードオブジェクトにリードを登録する

Intercomで新しく会話が作成された場合に、Salesforceのリードオブジェクトにリードを自動登録できます。
この連携により、リード登録の手間が省け、効率的な顧客対応が可能になるでしょう。
また、登録時の人為的ミスを防止できるため、リード情報の精度向上が期待できます。

3.Intercomでユーザーが返信したらChatworkに通知する

Intercomでユーザーから返信があったことをChatworkに自動通知できます。
この連携によりユーザーの返信に気づきやすくなり、迅速な顧客対応が可能になるでしょう。
また、Intercomを確認する手間が削減するため、他の業務に集中できるでしょう。

まとめ

SalesforceとIntercomを連携すると、手動作業の削減、登録時のミス防止、円滑な情報反映が実現できます。
この連携により、手動による登録作業が削減し、業務効率が向上するでしょう。
また、正確なデータ管理が可能になり、部門間の連携強化も期待できます。
SalesforceとIntercomの連携は、Yoomを利用することでノーコードで実現できます。
本記事で解説した手順に沿って設定するだけで導入できるため、この機会にビジネスの成長と競争力の強化に役立ててください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
タグ
自動化
自動
連携
Salesforce
Intercom
関連アプリ
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
会社概要
利用規約(JaEn
プライバシーポリシー(JaEn
セキュリティポリシー(JaEn
特定商取引法に基づく表記
©️ Yoom Inc.