GitLabとBacklogの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/03

【ノーコードで実現】BacklogのデータをGitLabに自動的に連携する方法

m.wadazumi

「GitLabのIssueをBacklogにも登録しないといけない…毎回手動でやるのは正直面倒だし、ミスも起こりやすい。」そんな課題を感じたことはありませんか?
そこでGitLabとBacklogを連携すれば、Issueの作成と同時にBacklogに課題を自動追加でき、手作業での転記ミスや更新漏れを防げます。
これにより、プロジェクトのタスク管理がスムーズになり、チーム全体の業務効率も向上するでしょう。
開発と管理の情報が常に同期されるので、無駄な確認作業も削減できるはずです。

今回は、具体的な設定方法をご紹介します。

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にGitLabとBacklogの連携が可能です。

YoomにはあらかじめGitLabとBacklogを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

GitLabとBacklogを連携してできること

GitLabとBacklogのAPIを連携すれば、GitLabのデータをBacklogに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

GitLabでイシューが作成されたらBacklogに課題を自動作成する

GitLabのIssue作成をトリガーにBacklogに課題を自動追加できるため、手作業で転記する手間が省けます。
自動的にBacklogに課題が作成されるため、課題の登録ミスや漏れを防止できます。
GitLabのデータがBacklogに同期されることで、データの整合性が保たれるでしょう。
開発プロセスにおけるタスク管理を効率化したい方におすすめのフローです。

GitLabとBacklogの連携フローを作ってみよう

それでは、さっそくGitLabとBacklogを連携したフローを作成してみましょう!
今回はYoomを使用して、ノーコードでGitLabとBacklogの連携を進めていきますので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

今回はGitLabでイシューが作成されたらBacklogに課題を自動作成するフローボットを作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • GitLabとBacklogをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるGitLabのトリガー設定とその後に続くBacklogのアクション設定
  • トリガーボタンをONにして、フローボットを起動

ステップ1:GitLabとBacklogをマイアプリ登録

GitLabとBacklogをYoomに接続するマイアプリ登録を最初に行います。
マイアプリ登録を事前に済ませておくと、自動化設定が進めやすくなります。

それでは設定を行いましょう!
Yoom画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしてください。

GitLabの連携方法

アプリ一覧が表示されるので、そこからGitLabを探すか、検索機能を活用しましょう。
以下の画面が表示されたら、GitLabにログインしてください。

Backlogの連携方法

先ほどと同様に、一覧からBacklogを探すか、検索機能を活用してください。
以下の画面が表示されるので、赤枠内の設定を行いましょう。

自身のマイアプリ欄に、GitLabとBacklogが表示されていれば登録は完了しています。

ステップ2:テンプレートをコピー

それでは自動化の設定を行っていきましょう!
Yoomにログインして、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

自動的にテンプレートがコピーされ、以下の画面が表示されます。
テンプレートはマイプロジェクトというプロジェクトに自動的に格納されるので、確認したい場合はそこから確認してください。
以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、「タイトル」を確認してください。
使いやすいようにタイトルを変更することも可能です。
最初に、GitLabにIssueが作成されたらフローボットを起動する設定を行うため、「Issueが作成されたら」をクリックします。

ステップ3:フローの起点となるGitLabのトリガーを設定

以下の画面が表示されるので、設定を確認します。
問題なければ、「次へ」をクリックしましょう。

GitLabの画面に移動し、テスト用にIssueを作成してください。
以下は例ですので、項目は任意で設定しましょう。

フローボットに戻り、以下の画面が表示されたら「トリガーの起動間隔」を設定してください。
5分、10分、15分、30分、60分から選択しましょう。
※プランによってトリガーの起動間隔は異なるため、注意してください。

スクロールし、「プロジェクトID」を設定します。
枠内をクリックすると候補が表示されるので、該当するIDを選択してください。

設定が完了したら、「テスト」をクリックします。
テストが成功すると「テスト成功」と表示されるので、「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:Backlogに課題を追加する設定

続いて、GitLabのIssueを基にBacklogに課題を追加する設定を行うため、「課題を追加」をクリックします。
以下の画面が表示されるので、設定を確認してください。
問題なければ、「次へ」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、「ドメイン」と「課題を登録するプロジェクトID」を説明に従って設定してください。

スクロールし、「課題の件名」を設定しましょう。
以下のようにGitLabのアウトプットを活用することで、GitLabのタイトルをBacklogに引用することができます。
アウトプットは赤枠内の矢印をクリックすると表示されます。
以下は例ですので、アウトプットを使用するかは任意です。

アウトプットについてはこちら

以下の画面が表示されたら、「課題の種別ID」と「課題の優先度」を設定してください。

  • 「課題の種別ID」→画像のように候補から選択するか、入力してください。

「課題の詳細」を設定してください。
GitLabのIssueの詳細をアウトプットを活用して設定しましょう。
以下は例ですので、登録したい項目を選択してください。
他にも必要な項目があれば設定し、「テスト」→「テスト成功」→「保存する」をクリックしましょう。

ステップ5:トリガーボタンをONにして、フローボットを起動

こちらで全ての項目の設定が完了しました!
以下の画面が表示されるので、「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了します。
設定したフローボットが正常に起動するかチェックしてみましょう!

こちらがGitLabでイシューが作成されたらBacklogに課題を自動作成するフローでした。

BacklogのデータをGitLabに連携したい場合

先ほどはGitLabからBacklogへデータを連携する方法をご紹介しましたが、反対にBacklogからGitLabへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートをご利用ください。

Backlogの新規課題が作成されたら、自動的にGitLabのIssueを作成する

こちらは今回ご紹介したテンプレートとは反対のテンプレートとなっていて、手動でのIssue作成の手間が省けます。
スピーディーにIssueを作成できるため、プロジェクトの進行を効率化したい方におすすめのフローです。

Backlogの課題ステータスが変更されたらGitLabのIssueも更新する

こちらのテンプレートはBacklogの課題ステータスの更新をトリガーにGitLabのIssueも自動更新できるため、更新漏れを防止します。
BacklogのデータがGitLabに自動反映されるため、作業時間を短縮したい方におすすめのフローです。

GitLabやBacklogのAPIを使ったその他の自動化例

Backlogとの連携以外でも、GitLabのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。
もし気になるものがあればぜひこちらもお試しになってみてください!

GitLabを使った自動化例

GitLabでIssueが作成された際に、チャットツールに通知可能です。データベースのタスク情報をGitLabのIssueとして作成できます。

Backlogを使った自動化例

Backlogで課題が追加された際に、データベースへの追加やフォルダ作成が可能です。
チャットツールにタスク情報が投稿されると、Backlogに課題を追加できます。

終わりに

GitLabとBacklogを連携することで、タスク管理の手間を大幅に削減し、プロジェクトの進行をスムーズにすることが期待できます。
GitLabでIssueを作成すると、自動でBacklogに課題が登録されるフローを設定すれば、転記作業の手間やミスを防げるでしょう。
また、GitLabの情報がBacklogにタイムリーに同期されるため、チーム内の情報共有もスムーズになり、プロジェクトの透明性も向上するはずです。

手動でのタスク管理に時間を取られている方は、ぜひこの自動化フローを活用し、業務の効率を最大化しましょう!

この記事を書いた人
m.wadazumi
児童福祉の仕事からライターとして活動し、現在はYoomでブログを執筆中です。 Yoomでできる業務効率化に驚きつつ、みなさんにもその感動を共有して社会貢献したいと考えています。 プログラミング知識ゼロの私でもできるアプリ連携や自動化をお伝えしていきます。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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