GmailとYoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/18

Gmailで社内メールを自動振り分け!業務効率化の方法

k.hieda

<span class="mark-yellow">「毎日届く大量のメールを、一つひとつ確認して振り分けるのが面倒…。」そう感じたことはありませんか?特に問い合わせ対応や社内の情報共有では、メールの振り分け作業に時間を取られがちです。</span>

そこで、Gmailの受信メールをキーワードごとに自動分類し、適切な担当者へ転送する仕組みを活用すれば、業務効率を大幅に向上させることができます。GmailのAPIを活用し、特定のラベルを付けたメールを自動取得。自然言語処理(NLP)を利用して件名や本文を解析し、事前に設定したルールに基づいて担当者を割り振ります。振り分けが完了したメールは、Gmailの転送機能を使って自動で送信されるため、手動での仕分け作業が不要になります。これにより、対応のスピードが向上し、業務の負担を軽減することが可能です。問い合わせ対応やタスク管理を効率化したい企業にとって、業務の流れをスムーズにする強力なソリューションとなるでしょう。

[Yoomとは]

Gmailで受信したメールをキーワードで自動振り分けし、担当者に転送する方法

Yoomのフローボットを活用し、Gmailで受信したメールをキーワードごとに自動分類し、適切な担当者に転送する仕組みを構築できます。この自動化の流れは、GmailのAPI、自然言語処理(NLP)、Gmailの転送機能を組み合わせることで実現します。まず、Gmailで受信したメールの内容をAPIを通じて取得し、指定したキーワード(例:「会社名」「問い合わせ」「契約」など)を含むメールを識別します。その後、自然言語処理を活用して件名や本文を解析し、適切な担当者を割り当てます。割り当てが完了したら、Gmailの転送機能を用いて、該当のメールを自動で適切な受信者に転送します。この仕組みを導入することで、手動でのメール確認や振り分けの手間を削減し、迅速な対応が可能になります。特に問い合わせ対応や社内の情報共有を効率化したい企業にとって、大幅な業務改善が期待できます。

一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます!

連携プロセス

  1. Yoomへマイアプリ登録(Gmail)
  2. テンプレートをコピー
  3. アプリ連携・AI操作
  4. トリガーボタンをオンにし、連携スタート

すでに登録がお済みの方は、ログインして次のステップへ。まだの方は、まずはこちらから無料登録!登録後、スムーズに設定を進めていただけます。

ステップ1:マイアプリ連携

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリの一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Gmail

検索結果からアプリ名をクリックします。Gmailから取得した値を入力する画面が表示されます。

  • 「Sign in with Google」ボタンをクリックします。
  • Googleアカウントのログイン画面が表示されます。メールアドレス・パスワードの入力を行います。すでにChromeでログインしている場合は、連携するアカウントの選択画面が表示されるため、該当のアカウントを選択します。
  • ログインまたはアカウント選択が完了すると、Yoomがアクセス権限を求める画面に切り替わります。

 

  • 権限を付与すると、Gmailのマイアプリ登録が完了します。

ステップ2:テンプレートをコピー

Yoomのテンプレートフローボットを、マイプロジェクトにコピーして設定を進めます。下のバナーの「試してみる」をクリックでコピーに進みます。

下のポップアップが表示されたらOKをクリックして設定をスタート。

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトから一覧に格納されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「特定のラベルのメールを受信したら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。Gmailに送信された情報を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この項目はすでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Gmailと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • トリガー起動間隔
    • フローの起動間隔を選択します。最短は5分間隔で起動できます。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
  • ラベル
    • Gmailのラベルを選択します。編集欄をクリックすると候補が表示されます。デフォルトの値の下の方に任意で作成したラベルが表示されます。

指定の受信箱内でメールが受信できるをご確認の上、テスト用メールを送信してください。

→テストをクリックします。→成功

保存するをクリックして次に進みましょう。

ステップ4:テキストからデータを抽出する「テキストからデータを抽出する」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。受信したメールの本文から、Zoomに登録に必要な要素(テキスト)を抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この項目はすでに初期設定されています。

  • タイトル
  • 変換タイプ

→次へをクリックします。

(2/2)詳細を設定

  • 対象のテキスト
    • 事前設定で、受信したメールの本文が変換対象になっています。追加で設定の必要はありません。
  • 抽出したい項目
    • 今回は会社ごとにメールを振り分けることが目的のため、項目は「会社」で設定済みです。

入力が終わったら、テストをクリックします。→成功

保存するをクリックして、次に進みましょう。

ステップ5:進行先切り替え「コマンドオペレーション」

3つ目の工程をクリックします。設定済みの証(水色のアイコン)が点灯していますが、詳細設定があるため操作を行います。

(1/1)切り替え条件を指定

以下は事前設定済みです。

  • タイトル
  • 切り替え対象のアウトプット

切り替え条件の設定を進めます。

事前設定では、株式会社Aと株式会社Bでメールが振り分けられるようになっています。会社名を振り分けたい社名に更新してください。

ちなみに、2パターン以上振り分けることも可能です。「+進行先を追加」ボタンをクリックすると新しく項目が追加できます。

保存するをクリック

ステップ6:メールを送る「メールを送る」

テンプレートの4・5つ目の工程をクリックします。振り分けたメールの送信先を設定します。操作方法は同じで、送信先の設定のみが異なります。

(1/2)メールの設定

この項目はすでに初期設定されています。

  • タイトル
  • アプリ
  • Gmailと連携するアカウント情報

画面下部のメールの内容の設定に進みます。

Toには担当者のメールアドレスを入力します。

送信先の入力の後は、すぐ下の件名と本文の作成に進みます。

  • 本文
    • 受信したメールの本文の引用コードを埋め込みます。編集欄をクリックしてプルダウンメニューを開きます。メニュー内<アウトプット<特定のラベルのメールを受信したら の中に表示されますので、選択して埋め込みましょう。

入力が終わったら次へをクリックします。

(2/2)メール送信のテスト

内容に問題がなかったらテスト送信を行いましょう。Gmailの振り分け先ごとに設定が終わったら、設定完了です。

→保存するをクリック

トリガーをONにした後、テンプレートの左上にあるトグルを使用して、フローボットを起動します。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定を簡単に完了できました。</span>使用したテンプレートはこちらです。

Gmailで日程調整を受信したら、正規表現で抽出してGoogleカレンダーに自動登録する方法

似た構成の自動化フローで、Gmailの本文を取得してGoogleカレンダーに予定を登録する自動化フローをご紹介します。

工程の2つ目〜4つ目は受信した本文の内容から、Googleカレンダーに登録する形式に変換する操作です。それぞれ、実施予定日・予定の開始時刻・終了時刻の設定です。

データを操作・変換する

(1/1)操作条件の設定(実施予定日)

もっと詳しく: 正規表現:日時の形式を一度に変換する

テストを行って次に進みます。予定の開始時刻・終了時刻の設定が終わったら、Googleカレンダーの設定です。

アプリと連携する「予定を作成」

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

Googleカレンダーのマイアプリ連携は、Gmailとほぼ同じ手順のため割愛しますね。

Googleカレンダーと連携すると出来ること

(2/2)API接続設定

それぞれ必須項目を設定します。

→テストに進みます。

成功したら保存してトリガーをONにしてフローボットをスタートしましょう。

Gmailで日程調整を受信したら、Zoomに会議を自動登録しSlackに通知する方法

最初にご紹介したフローの続きで、Zoomミーティングが作成されたらSlackに通知するフローボットです。

4つ目の工程のアプリの連携設定を解説します。

アプリと連携する「チャンネルにメッセージを送る」

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

→次へをクリックします

(2/2)API接続設定

  • チャンネルID
    • 編集欄をクリックすると、連携したSlackのアカウントからチャンネルの候補一覧が表示されます。該当のチャンネルを選択すると、自動でIDが引用されます。
  • メッセージ内容
    • Zoomから取得できるアウトプットを引用してミーティングIDなどを用いた投稿が可能です。

以上、同じような構成の自動化フローのご紹介でした!

Gmailを使ったその他の自動化例

Gmailは、他のアプリや機能と連携させることで日々の業務をより効率的に進めることができます。

1. フォームのPDFを結合し、Driveに保存してGmailで送信

フォームで受信した複数のPDFをまとめて1つに統合し、Google Driveに自動保存。その後、Gmailで関係者へ送信します。手作業を減らし、ファイル管理の負担を軽減できます。

2. Boxのフォルダを毎月整理し、Gmailで通知を送信

Boxの指定フォルダを自動でアーカイブフォルダに移動し、その作業が完了するとGmailで通知を送信。手動での整理作業を省き、情報共有をスムーズに行えます。

3. Google Meetの録画をDriveに保存し、Gmailで通知

Google Meetで録画した会議データを自動でGoogle Driveに保存し、関係者へGmailで通知します。会議の記録をスムーズに共有し、業務の効率化を実現します。

まとめ

Gmailの自動振り分け機能を活用すれば、受信メールを手作業で確認・転送する手間を省き、業務効率を大幅に向上できます。キーワードをもとにメールを自動分類し、適切な担当者へ即時転送することで、迅速かつ正確な対応が可能になります。特に、問い合わせ対応や社内の情報共有を効率化したい企業にとっては、メールの仕分けにかかる時間を削減し、重要な業務に集中できる環境を整えることができるでしょう。<span class="mark-yellow">実際に導入することで、どのような業務改善が見込めるのか、ぜひこのフローを試してみてください。</span>

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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