Googles スプレッドシートとYoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-21

【ノーコードで実現】Googleスプレッドシートでデータを別シートに自動コピーする方法

k.hieda

「Googleスプレッドシートの特定のシートのデータを、条件に応じて別のシートに手作業でコピーしているけど、手間がかかるしミスも怖い…」
「毎日同じようなコピー&ペースト作業に時間を取られて、もっと重要な分析業務に集中できない…」

このように、Googleスプレッドシート間でのデータコピー作業に課題を感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">あるシートのデータが更新された際に、特定の条件に合うデータだけを自動的に別のシートにコピーできる仕組み</span>があれば、これらの面倒な作業から解放されますよね。入力ミスを防ぎつつ、より戦略的な業務に時間を充てやすくなります!

今回ご紹介する自動化の設定は、プログラミングの知識がなくても簡単に設定できて、日々の業務を格段に効率化できるので、ぜひこの機会に自動化を導入して、作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Googleスプレッドシートのデータを別シートにコピーする業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。

「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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Googleスプレッドシートのデータコピーを自動化する連携パターン

Googleスプレッドシートで、あるシートのデータが更新された際に、その情報を別のシートに自動的にコピーする様々な連携パターンを、具体的なテンプレートを使って紹介します!

これらの自動化により、手作業によるデータ入力の手間やミスを削減し、常に最新の情報を関係者間で共有することが可能になります。
気になる内容があれば、ぜひチェックしてみてください!

特定条件のデータを別シートに自動でコピーする

Googleスプレッドシートで行が更新された際に、<span class="mark-yellow">特定の条件に合致するデータだけを抽出し、別の指定したシートへ自動的にコピーする</span>ことができます。

手作業での転記ミスや作業時間を大幅に削減し、常に最新の情報を整理・共有することが可能になります。

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データコピーと同時にチャットツールへ通知する

別シートへのデータコピーが完了したタイミングで、<span class="mark-yellow">Slackなどのチャットツールに自動で通知を送る</span>ことができるので、関係者への情報共有を迅速に。

作業の進捗や重要な変更点をリアルタイムで把握できるようになります。

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データコピーと同時にメールで通知する

別シートへのデータコピーが完了したタイミングで、<span class="mark-yellow">Gmailなどのメールサービスを通じて関係者へ自動で通知メールを送信する</span>ことができます。

チャットツールを日常的に使用しない相手にも確実な情報伝達が可能となり、コミュニケーションの漏れを防ぎます。

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Googleスプレッドシートでデータを別シートに自動コピーするフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、<span class="mark-yellow">Googleスプレッドシートであるシートの行が更新された際に、特定の条件に合致するデータだけを別のシートに自動的にコピーするフロー</span>を解説していきます!

ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Googleスプレッドシートのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー設定(コピー元のシートや監視条件の設定)
  • アクション設定(コピー先のシートやコピーする列のマッピング)
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Google スプレッドシート

検索結果からアプリ名をクリックすると、Google スプレッドシートとYoomの連携確認画面が表示されます。

  • 「Sign in with Google」ボタンをクリックします。
  • Googleアカウントのログイン画面が表示されます。メールアドレス・パスワードの入力を行います。すでにChromeでログインしている場合は、連携するアカウントの選択画面が表示されるため、該当のアカウントを選択します。
  • ログインまたはアカウント選択が完了すると、Yoomがアクセス権限を求める画面に切り替わります。

 

権限を付与すると、Google スプレッドシートのマイアプリ登録が完了します。

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

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下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「行が更新されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程では、Google スプレッドシートを指定し、検知する条件を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガー起動間隔
    • フローの起動間隔を選択します。最短は5分間隔で起動できます。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
今回テストするGoogle スプレッドシートのサンプル

イメージは営業の進捗リストです。赤枠のステータスが【見込み→受注】になった行を別のシートに追加していく想定です。そのため、①コピー元のシート(事前に情報が入っている)、②コピー先のシート(ヘッダのみでOK)が必要です。

  • スプレッドシートID
    • フィールドをクリックするとプルダウンメニューが表示されます。連携済みのアカウントにある既存シートが表示されるので、連携するシートを選択します。選択すると、IDが引用されます。

下へスクロールします。

  • シートID
    • 選択したシートから、タブのIDを入力します。ここでも、フィールドをクリックして表示される候補一覧から該当のタブを選択します。フィールドにIDが引用されます。
  • テーブルの範囲
    • 始まり:サンプルの表の場合、Aと入力します。
    • 終わり:サンプルの表の場合、Eと入力します。
    • 一意の値が入った列:サンプルの表の場合、Aと入力します。(IDが被らない想定です)
    • 更新を検知したい列:サンプルの表の場合、Cと入力します。

設定を確認したらテストボタンをクリックし、問題がなければデータを正常に取得できます。

この画面は、YoomとGoogle スプレッドシートが正常に連携し、情報を取得できたことを示しています。

さらに下へスクロールすると、取得できた値の一覧が表示されます。こちらは、次の工程で本文の値を引用します。

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。確認をしたら保存するをクリックして次に進みましょう。

ステップ4:データベースを操作する「複数のレコードを取得する(最大300件)」

テンプレートの2つ目をクリックします。この工程では、連携したシートから検知する条件を指定します。

(1/2)アクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

下へスクロールします。

データベースの連携

以下は、前の工程で連携したシートと同じ内容を入力します。こちらでも、フィールドをクリックして候補から選択可能です。

  • スプレッドシートID
  • スプレッドシートのタブ名
  • テーブル範囲
    • A〜D列なので、入力形式に合わせてA1:Dを入力します。

次へをクリックします。

(2/2)データベース操作の詳細設定

取得したいレコードの条件

サンプルシートの場合は、ステータスが【受注】になった行を検知したいので、以下のように設定します。

【ステータス】が、【受注】と【等しい】が条件になりました。設定を確認できたら、テストボタンをクリックします。

成功すると受注に該当する行が検出され、項目ごとに値が取得できたことも確認できます。最大300件情報を取得できます。

保存するボタンをクリックしましょう。

ステップ5:処理繰り返し「コマンドオペレーション」

テンプレートの3つ目の工程では、条件に一致する複数のレコードを処理するための設定を行います。

これらをまとめて処理することは難しいため、「繰り返し」機能を使って、レコードを一件ずつ処理する設定です。

(1/2)繰り返し対象を指定

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
繰り返し対象処理の取得した値
  • オペレーション
    • 複数のレコードを取得する(最大300件)を選択します。
  • 取得した値
    • こちらは、前の工程で取得した値から項目を選択します。コピーする表に【ステータス】は不要のため、それ以外の全て(案件・顧客名・担当者・金額)を設定します。
  • 1つのフィールドに選択できるのは1項目のため、3つフィールドを追加して合計で4フィールドにします。

この操作について、詳しくは公式ヘルプページをご確認ください。

ヘルプ:複数取得したレコードに対して、繰り返しコマンドを使用して順番に一つずつ処理を行う方法

なお、この操作は以下のプランでご利用いただけます。

  • スタンダード/プロ/チーム/サクセスプラン

保存するボタンをクリックします。

ステップ6:データベースを操作する「レコードを追加する」

テンプレートの4つ目をクリックします。この工程では、前の工程で取得した値を用いてコピー先のシートへ情報を追加していく設定を行います。

(1/2)データベースの連携

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
  • アクション

下へスクロールします

コピーするシートのサンプル

項目は一意の値(ユニークキー)で設定してくださいね。重複しているとエラーが発生します。

事前に準備したシートでは、受注した行のみを蓄積するためステータスは外した表にしました。

データベースの準備ができたら、Yoomの画面に戻ります。

データベースの連携

これまでの操作と同じで、フィールドをクリックして連携しているシートの情報を表示させます。該当の項目を選ぶと、IDが引用されます。

  • スプレッドシートID
    • 編集欄をクリックすると、プルダウンメニューが表示され、連携したアカウントに権限があるシートが候補として表示されます。選択すると、IDを引用できます。
  • スプレッドシートのタブ名
    • 同じく編集欄をクリックすると、候補が表示されるので、選択します。
  • テーブル範囲
    • ヘッダの始まりがA1で最後がDの場合は、A1:Dと入力します。

入力ができたら次へをクリックします。

(2/2)データベース操作の詳細設定

前の画面で指定したスプレッドシートを読み込むと、ヘッダの項目と空白のフィールドが表示されます。

この項目に対して、どの値を紐づけるかを指定していきます。

コマンドオペレーションのタブから、該当の項目・値を選んでいきます。編集欄をクリック<プルダウンメニュー<前の工程で取得した値の引用コードを選択して埋め込んでいきます。

全ての枠に、値の紐付けができたらテストボタンをクリックします。

成功すると、指定した条件の行が更新されます。

保存するをクリックして次の操作に進みましょう。

ステップ7(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。

Google スプレッドシートを活用したその他の自動化例

Google スプレッドシートを使った自動化は、データコピーだけではありません。

例えば、スプレッドシートの更新内容をSlackでチームに即時共有したり、行が追加されたタイミングでGoogle Driveにフォルダを自動作成するなど、日々の業務を大幅に効率化できます。さらに、Notionの情報をGoogle スプレッドシートに同期させたり、スプレッドシートの顧客情報を元にGmailで請求書を送信することも可能。

これらのテンプレートを使えば、誰でも簡単にノーコードで業務の仕組み化が実現できます。

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まとめ

Googleスプレッドシートのシート間でデータを自動コピーする仕組みを導入することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた反復的なデータ転記作業から解放され、ヒューマンエラーのリスクを大幅に削減できます。</span>
これにより、データの整合性を保ちながら、常に最新の情報を必要な場所で活用できるようになり、空いた時間を分析や戦略立案といった、より付加価値の高い業務に充てることが可能になります!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。

もし日々のデータ管理業務の効率化や自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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Google スプレッドシート
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