Googleアナリティクスと書類発行の連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-13

【ノーコードで実現】GoogleアナリティクスのレポートをPDFで自動出力する方法

k.hieda

Googleアナリティクス(GA4)でのレポート作成や確認は、サイト運営やマーケティング施策の効果測定に不可欠ですが、「毎日レポートを開いてPDFでダウンロードし、関係者に共有するのが手間…」「定期的なレポート作成を忘れてしまうことがある…」といった悩みはありませんか?

<span class="mark-yellow">もし指定したスケジュールで、Googleアナリティクスから最新レポートを自動取得し、PDFで出力して保存・送信できる仕組みがあれば</span>これらの定型的な作業から解放され、レポートの分析や改善施策の立案といった、より本質的な業務に集中できるようになります!

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、日々のレポート業務にかかる手間や時間を削減できるので、ぜひ導入して作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">GoogleアナリティクスのレポートをPDFで自動出力する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されているので、「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

GoogleアナリティクスレポートのPDF出力を自動化する

普段利用しているGoogleアナリティクスのレポートを、指定したタイミングで自動的にPDF出力し、その後の共有や保存といったアクションまで自動化する方法を、具体的なテンプレートを使って紹介します!

気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

チャットツールにレポートPDFを送信する

<span class="mark-yellow">毎日または毎週のGoogleアナリティクスレポートを自動でPDF出力し、SlackやDiscordといったチャットツールに送信する</span>ことで、関係者への迅速な情報共有を実現し、確認漏れを防ぎながらチームのデータに基づいた意思決定をサポートします!

メールでレポートPDFを送信する

<span class="mark-yellow">定期的にGoogleアナリティクスのレポートをPDFで自動生成し、GmailやOutlook経由で関係者にメール送信する</span>ことができるので、社内外の関係者へのレポート共有プロセスを効率化し、手動でのメール作成や添付の手間を省くことができます!

ストレージサービスにレポートPDFを格納する

<span class="mark-yellow">Googleアナリティクスの最新レポートをPDF形式で自動的に出力し、BoxやGoogle Driveなどのオンラインストレージサービスに格納する</span>ことで、レポートの一元管理とアクセス性の向上を実現し、いつでも最新のデータに基づいた分析が可能になります!

GoogleアナリティクスレポートをPDF出力して格納するフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、<span class="mark-yellow">毎日Googleアナリティクスから最新レポートをPDFで出力し、自動でBoxに格納するフロー</span>を解説していきます!

ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォーム(https://yoom.fun/members/sign_up)からアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  1. GoogleアナリティクスとBoxのマイアプリ連携
  2. テンプレートをコピー
  3. トリガー(スケジュール)とアクション(PDF出力、Box格納)の設定
  4. フローを有効化し、指定した日時にフローが起動するかを確認

ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Google アナリティクス

検索結果から、アプリ名を選択します。こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。

次の画面で、連携するメールアドレスとパスワードを入力してください。

ログインができたら、権限の付与を進めてください。

 

これでGoogle アナリティクスとの連携ができました。

Googleドキュメント

検索結果から、アプリ名を選択します。こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。

「Sign in with Google」をクリックすると、次の画面から、連携するメールアドレスとパスワードを入力する画面が表示されます。

Googleサービスの連携ステップは基本的に同じ流れのため解説を割愛します。同様にアクセス権限の付与まで進めるとマイアプリ連携の完了です。

Box

検索結果からアプリ名をクリックすると、Boxの連携確認画面に切り替わります。

Boxへのアクセスを許可するをクリックすると、マイアプリ連携が完了します。

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:スケジュールトリガー「指定したスケジュールになったら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。
事前設定済みのため、水色のチェックマーク(設定済みの証)が点灯していますが、確認するためにクリックして開いてください。

この工程では、フローボットの定期起動間隔の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

事前設定では、「毎日、朝9時にフローボットを起動させる」ように設定されています。

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • スケジュール設定
    • 曜日の全ての曜日にチェックが入っています。この操作で「毎日」が指定されています。
    • 時刻の指定には「9」が入力されています。この操作で朝9時が指定されています。

詳しく:Cron設定の設定方法

繰り返すスケジュールの設定を確認したら、保存するをクリックして進みましょう。

ステップ4:アプリと連携する「(GA4)イベントレポートを取得」

テンプレートの2つ目をの工程をクリックします。この工程では、Googleアナリティクスで、指定した期間の計測データを取得する設定を行います

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Googleアナリティクスと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定
  • プロパティID
    • プロパティIDは以下の方法で取得できます。
  1. Google アナリティクスにログインし、プロパティのあるアカウントを選択。
  2. 左下の「管理」ボタン(歯車のアイコン)をクリック。
  3. プロパティの列の中から、プロパティの詳細をクリックすると、「プロパティID」が表示されます。
  • 期間の開始・期間の終わり
    • 事前設定で、「昨日の日付」の引用コードが埋め込まれており、毎日、前日のデータを取得するためにこのような設定になっています。ちなみに、この引用コードは、編集欄をクリックして表示されるプルダウンメニュー内→日付 の中に格納されています。
  • イベント名
    • 今回はpage viewと入力しました。

設定の確認ができたら、テストボタンをクリックします。成功すると以下のように表示されます。

これは、「APIを使って前日のアナリティクスデータを取得する設定」が正しく動作したことを意味します。項目は「取得した指標(メトリクス)の種類」を表しています。

  • eventCount: 発生したイベントの合計数(例:ボタンが押された回数など)
  • totalUsers:前日に訪れたユーザーの合計数
  • eventCountPerUser:ユーザー1人あたりのイベント発生回数(平均)
  • eventsPerSession:1セッションあたりのイベント発生回数(平均)

この結果から、取得できる項目・値は以下です。

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。問題がなければ保存をクリックして次の工程に進みましょう。

ステップ5:書類を発行する「書類を発行する」

テンプレートの3つ目をクリックします。この工程では、前の工程で取得したレポート結果をPDF化するために、Googleドキュメントの雛形の項目に紐づける設定を行います。

(1/2)書類の連携

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • 雛形書類のアプリ
  • Googleドキュメントと連携するアカウント情報

内容の確認ができたら、下へスクロールして進みましょう。

雛形書類について

Googleドキュメントで、要約結果を挿入するドキュメントを作成しておきます。以下はサンプルです。

置換機能を使って、書類を作成するため、{{}}の中に要素を入れます。サンプルでは、前の設定で取得した項目を置換対象として入力しています。

雛形書類の連携
  • ドキュメントのファイルID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンメニューに候補のドキュメントが表示されます。選択すると、IDが引用されます。
発行書類

発行書類を格納するフォルダを指定します。

  • 格納先のGoogle DriveフォルダID
    • こちらも、編集欄をクリックすると表示されるプルダウンメニューの中に、候補フォルダがピックアップされるので、選択します。選択するとIDが引用されます。
  • 出力ファイル名
    • ユニークキーに設定する必要があるため、事前設定で取得した日付(昨日の引用コード)が埋め込まれています。この引用コードも、プルダウンメニュー内に格納されています。

設定が終わったら、次へをクリックします。

(2/2)置換条件の設定

前の画面で指定した雛形を読み込んだ結果が表示されます。

この項目に対して、「置換後の文字列」に置換する値を紐付けていきます。事前設定で、置換後の文字列に引用コードが埋め込まれています。

日時の項目には、プルダウンメニューから昨日の引用コードが埋め込まれています。

その下のイベント数などは、アナリティクスから取得した値が埋め込まれています。これも、プルダウンメニュー内にコードが格納されています。

Googleドキュメントの雛形に、これ以外の項目を追加している場合は、置換後の文字列が空白で表示されますので、該当する値を指定してください。

すべての項目の埋め込みができたら、テストボタンをクリックします。成功すると、書類が発行されます。

保存するをクリックします。

ステップ6:アプリと連携する「ファイルをアップロード」

テンプレートの3つ目をクリックします。この操作では、Boxの指定したフォルダに前の工程で作成したPDFをアップロードする設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Boxと連携するアカウント情報
  • アクション

次へ ボタンをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ファイル名
    • 前の設定で取得した値の引用コードを埋め込みます。編集欄をクリックして表示されるプルダウンメニュー内に格納されています。「発行した書類」をクリックすると、編集欄に引用コードが埋め込まれます。このコード内に拡張子が含まれていますので、.pdfの追加は不要です。
  • 格納先フォルダのコンテンツID
    • Boxで指定するフォルダを表示させ、そのURLを確認します。/folder/以下の数列がIDに該当します。
  • ファイルの添付方法
    • 事前設定のままでOKです。

テストボタンをクリックします。成功すると、指定したBoxのフォルダに発行した書類がアップロードされます。

Boxの指定したフォルダでもアップロードが確認できました。

保存するボタンをクリックしてください。

ステップ7(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。

Google アナリティクスを使用したその他の自動化例

Google アナリティクスのデータは、日々の業務に合わせてさまざまなツールと連携できます。

たとえば、レポートをMicrosoft Excelに自動記録したり、SlackやMicrosoft Teamsでチームに通知したり、Gmailで関係者に送信したり、Notionにまとめて整理したりと、用途に応じた活用が可能です。

定型作業を自動化することで、確認や共有の手間を省き、分析や改善に集中できる環境を整えられます。

まとめ

GoogleアナリティクスレポートのPDF出力を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたレポートのダウンロードや共有の手間を大幅に削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。</span>
これにより、レポート作成・共有業務に費やしていた時間を、より重要なサイト分析や改善施策の検討に充てられるようになり、データに基づいた迅速な意思決定を後押しします!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、画面上の指示に従って操作するだけで直感的に業務フローを構築できます。

もしGoogleアナリティクスのレポート業務の自動化や効率化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちら(https://yoom.fun/members/sign_up)から無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
タグ
Google アナリティクス
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