WordPressとOCRの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-24

【ノーコードで実現】WordPressとOCRを連携し自動投稿する方法

k.noguchi

WordPressサイトを運営していると、画像に含まれる文字情報を記事コンテンツとして活用したい場面がよくあるのではないでしょうか。例えば、イベントレポートの写真に写っているスライドの文字、資料として受け取った画像のテキスト、インフォグラフィックの内容など。
しかし、これらのテキストを手入力するのは時間がかかるだけでなく、入力ミスも起こりがちですよね…。画像からの文字起こし作業が負担になっているケースもあるかもしれません。

そこでこの記事では、そんな課題を解決する「OCR(光学文字認識)」技術とWordPressを連携させる方法をご紹介します!
<span class="mark-yellow">具体的には、メールやチャットツール、フォームなどで受け取った画像ファイルをOCRで自動的にテキスト化し、その内容をWordPressの投稿として自動で作成・公開する仕組みです。</span>

しかも、プログラミングの知識がなくても、簡単な設定だけで実現できます!
この方法を活用すれば、コンテンツ作成の手間を削減し、より効率的なサイト運営が可能になるかもしれません。要チェックです!

とにかく早く試したい方へ

「WordPressとOCRを使った自動化、すぐに試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

WordPressとOCRを組み合わせた様々な自動投稿の方法

OCRを実行して抽出したテキストデータを基にWordPressに自動投稿をするためには、まずはテキストデータを抽出する画像ファイルを受信、またはクラウドストレージなどにアップロードする必要があります。

せっかく自動化を導入するのであれば、業務に合わせた最適な方法や使い慣れているツールで行いたいですよね。ということで、<span class="mark-yellow">まずはどのような方法で自動投稿できるのか、「業務自動化テンプレート」を例として紹介しましょう!</span>

気になるものがあれば、クリックして詳細を確認してみてくださいね。

チャットツールで受け取った画像をOCR処理し、WordPressに自動投稿する

SlackやMicrosoft Teamsで画像ファイルを受け取った際に、自動でOCR処理を実行し、抽出したテキストをWordPressの新規投稿として作成するフローです。
チャットで共有された画像資料の内容を手間なくWordPressサイトに反映させたい場合に便利で、チーム内でのスムーズな情報共有やコンテンツ作成プの効率化に繋がるかもしれません!

メールで受信した画像をOCR処理し、WordPressに自動投稿する

GmailやOutlookで特定の条件(件名や送信者など)に合致するメールを受信したら、添付された画像ファイルをOCRで読み取り、そのテキストをWordPressに自動投稿します。例えば、特定のメールアドレスから送られてくるレポート画像のテキスト化と投稿といった定型作業を自動化可能となります!
メール起点のコンテンツ入稿フローを効率化することで、手作業による転記ミスや時間のロスが防ぎやすくなりますよね。。

フォーム経由で送信された画像をOCR処理し、WordPressに自動投稿する

Webフォーム(汎用フォームやGoogleフォームなど)から画像ファイルが送信された際に、その画像をOCRで解析し、抽出したテキストを使ってWordPressに新規投稿を作成します。
ユーザーからの投稿画像や、外部からフォーム経由で送られてくる資料画像のテキストをサイトコンテンツとして活用する作業を自動化できるため、受付から公開までのリードタイム短縮や、担当者の作業負荷軽減になるはずです!

画像ファイルをOCRで読み取り、WordPressに新規投稿を作成するフローを作ってみよう

それでは、ここから実際に自動化を導入する設定方法について紹介します!
今回は例として、画像ファイルをGmailで受信した流れの自動化について説明します。作成するフローは「Gmailで受信した画像ファイルをOCRで読み取り、WordPressに新規投稿を作成する」というものです。
このフローでは、特定のGmailアカウントに画像ファイルが添付されたメールが届くと、Yoomがそれを検知して添付ファイルをOCR処理。抽出されたテキストデータを使ってWordPressに新しい投稿(下書きなど)を自動で作成します。

今回はYoomを使用して、ノーコードで設定を進めていきますので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

大きく分けて、以下の手順で作成していきます。

  • GmailとWordPressをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Gmailのトリガー設定とWordPressのオペレーション設定
  • トリガーをONにして、連携フローの動作確認をする

ステップ1:GmailとWordPressをマイアプリ連携

GmailとWordPressをYoomに接続するためのマイアプリ登録を行いましょう。
最初にマイアプリ登録を済ませておくと、自動化設定がスムーズに進められます。

連携前に、Gmailで画像ファイルを送信しておきましょう!
※今回は、以下画像のようなファイルを送信しました。

1.Yoomページ画面左側のマイアプリをクリックし、「新規接続」を選択します。
右上の検索窓に「Gmail」と入力し、検索結果からGmailのアイコンを選択します。

2.表示された画面で、「Sign in with Google」をクリックしてください。

次の画面でアカウントを選択し、その後の画面で「続行」をクリックして進みましょう。

3.続いてWordPressをマイアプリ登録します。
先ほどと同様の手順で、WordPressを検索しましょう!
次の画面で必須項目を入力し、「追加」をクリックして進みます。

マイアプリにGmailとWordPressが表示されていれば、登録完了です!

ステップ2:テンプレートをコピーする

ここから、フローを作っていきましょう!テンプレートを利用しているので、以下のテンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックしてください。

ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされます。次に表示された画面で「OK」をクリックしてください。

ステップ3:Gmailのトリガー設定

※以下の画面は、Yoomページ画面左側「マイプロジェクト」のフローボットで表示される、「【コピー】Gmailで受信した画像ファイルをOCRで読み取り、WordPressに新規投稿を作成する」をクリックすると表示されます。

1.先ほどの画面で「OK」をクリックして、表示された画面のアプリトリガー「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」をクリックしてください。

2.表示された画面で各項目を確認します。
アカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはそのままにして、「次へ」をクリックしましょう。

3.表示された画面で、詳細を設定します。
「トリガーの起動間隔」を選択してください。
※基本的には、最短の時間で設定するのが、おすすめです!
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
※Yoomプランの詳しい説明は、こちらを参照してください。

4.「キーワード」は、入力欄下の説明に従って、入力してください。

5.入力を終えたら、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう!
※表示されているアウトプットは、次の設定で活用するデータとなります。

ステップ4:分岐の設定

1.分岐「コマンドオペレーション」をクリックしてください。

※・「分岐する」オペレーションは、ミニプラン以上でご利用いただけます。フリープランで利用するとエラーになってしまうのでご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能です。無料トライアル中なら、普段制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、この機会にぜひ色々なアプリを試してみてくださいね!

今回はテンプレートを活用しているため、既に以下の画像のように設定が完了しています!

画像と同じ状態になっているか確認を終えたら、「保存する」をクリックして先に進みましょう。

ステップ5:画像・PDFから文字を読み取るの設定

1.「画像・PDFから文字を読み取る」をクリックしてください。

※・OCRや音声を文字起こしするAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。フリープランやミニプランでセットするとエラーになってしまうので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。トライアル期間中は、通常だと制限があるアプリやAIオペレーションもすべて使えるので、気になる機能をぜひお試しください!
※YoomのOCR機能では、アクション記載の規定の文字数を超えるデータや、文字が小さすぎる場合に正しく読み取れないことがあります。文字数や文字の大きさには少し余裕を持たせてご利用ください。

2.各項目を確認し、「次へ」をクリックしてください。


3.詳細設定を行います。

「ファイルの添付方法」はデフォルトで、先ほど添付したファイルが対象になっています。特にこだわりがなければこのままで大丈夫です!
「抽出したい項目」は、抽出したい項目を入力します。今回は以下の画像のように入力しました!

入力を終えたら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

ステップ6:WordPressの設定

1.アプリと連携する「新規投稿を作成」をクリックしてください。


各項目を確認し、「次へ」を押しましょう!

2.API接続設定を行います。
「タイトル」は、入力欄をクリックして表示されるアウトプット(取得した値)から選択してください。

「コンテンツ」は、入力欄をクリックして表示されるアウトプット(取得した値)から選択してください。


入力を終えたら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

<span class="mark-yellow">※設定が完了すると、WordPressで新規投稿が作成されます。</span>

ステップ7:トリガーボタンをONにして、連携フローの動作確認をする

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが待機状態(トリガーが発動次第フローが起動する状態)になります!

WordPressやOCRを活用したその他の自動化例

Yoomでは、WordPressやOCRを活用した業務自動化テンプレートをまだまだ用意しています!
ここでは、その一部をご紹介しましょう。業務に役立つ自動化のヒントが見つかるかもしれません。

WordPressを使った便利な自動化例

OCRを使った便利な自動化例

まとめ

今回は、WordPressとOCR技術を連携させ、画像ファイルから抽出したテキストを自動でWordPressに投稿する方法についてご紹介しました!
メール、チャット、フォームなど、様々な方法で受け取った画像を起点に自動化できるため、多くのWordPressサイト運営者にとって、コンテンツ作成の効率化に繋がるはずです。

具体的には、これまで手作業で行っていた画像からの文字起こしやWordPressへの転記作業が自動化されることで、<span class="mark-yellow">時間的なコスト削減はもちろん、入力ミスといったヒューマンエラーも減らすことができるかもしれません…!</span>空いた時間でより質の高いコンテンツ企画やサイト改善といった、本来注力すべき業務に取り組みやすくなれば嬉しいですよね。

なお、今回ご紹介したYoomのテンプレートを活用すれば、プログラミングの知識がなくても、これらの自動化を手軽に試すことができます。
まずはテンプレートをコピーして、WordPress運営がどれだけ効率化されるか体験してみませんか?きっと、その効果を実感いただけるはずです!

この記事を書いた人
k.noguchi
SE・プログラマー、新卒採用アシスタントやテーマパークアクターなど、多種多様な業務の経験があります。 その中でもSE・プログラマーでは、企業のシステムを構築し業務効率化に取り組んでいました。 Yoomを使い、業務の負担を軽減するための実践的なアプローチ方法を、丁寧にわかりやすく発信していきます。
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