kintoneとBacklogの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/27

【簡単設定】kintoneのデータをBacklogに自動的に連携する方法

r.suzuki

「あれ、このタスク…Backlogに登録し忘れてた?」

そんなヒヤリとした経験、ありませんか?案件や進捗をkintoneで管理していても、Backlogへの反映を手動で行っていると、うっかりミスや情報の抜け漏れが発生しがち…。タスクの登録・更新・削除などの作業をいちいち手動で行うのは正直手間ですよね。そんな時はkintoneとBacklogを連携することで、このような煩わしさを解消することができます。たとえば、レコードの登録・更新・削除に応じて、Backlogの課題を自動で同期できるとしたらどうでしょうか?

この記事では、kintoneとBacklogを連携してできることや、具体的な設定方法について詳しくご紹介します。業務を自動化したいと悩んでいる方には必見の内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください!

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にkintoneとBacklogの連携が可能です。
YoomにはあらかじめkintoneとBacklogを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

kintoneとBacklogを連携してできること

kintoneとBacklogのAPIを連携すれば、kintoneのデータをBacklogに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

kintoneにレコードが登録されたら、Backlogに課題を作成する

kintoneに新しいレコードが登録されると、自動的にBacklogに対応する課題を作成するフローです。
案件やタスクの管理を一元化し、スムーズな業務進行とチームの生産性向上が期待できます。

kintoneでステータスが更新されたら、Backlogで課題の状態を更新する

kintoneのステータスが更新されると、自動的にBacklogの該当課題の状態も更新するフローです。
業務の進捗を素早く反映し、タスク管理の一元化やチームの作業効率向上が期待できます。

kintoneのレコードが削除されたら、Backlogの課題を削除する

kintoneのレコードが削除されると、自動的にBacklogの対応する課題も削除するフローです。不要なタスクを整理し、管理の手間を削減することで、業務の効率化が期待できます。

kintoneとBacklogの連携フローを作ってみよう 

それでは、さっそく実際にkintoneとBacklogを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでkintoneとBacklogの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行してください。

[Yoomとは]

今回はkintoneにレコードが登録されたら、Backlogに課題を作成するフローボットを作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • kintoneとBacklogをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • kintoneのトリガー設定およびBacklogのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:kintoneとBacklogをマイアプリ連携

【事前準備 kintone】
kintoneのマイアプリ登録には、サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットの取得が必要です。
サブドメインはkintoneにログインした際のURLの●●部分がとなるため、こちらの値をコピーします。例)https://●●●●.cybozu.com/k/#/portal
また、クライアントID、クライアントシークレットはkintoneにログインして、歯車アイコンから「cybozu.com共通管理」に入り設定します。
詳しいアプリ登録はこちらを参考にしてください。
kintoneマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター


1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、検索窓から1つずつアプリを検索します。

【Backlogの場合】
Backlogを選択できたら、BacklogのURL内のドメインを入力し、「追加」をクリックします。


【kintoneの場合】
kintoneが選択できたら、事前に取得した情報を使って入力し、「追加」をクリックします。

3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。
はじめにこちらのバナーをクリックしてください。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。

タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。
また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:kintoneでレコードが登録されたら起動するトリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
1)まずは「アプリトリガー レコードが登録されたら」をクリックしてみましょう!

2) アクションは「レコードが登録されたら」が選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。

3) WebhookURLをコピーします。

4) kintoneのアプリ設定ページで、Webhookを選択します。
詳しくはこちらを参考にして設定をおこなってください。
kintoneでWebhook設定を行う | Yoomヘルプセンター

完了したら「テスト」をクリックし、テストが成功したら「保存」します。

ステップ4:kintoneでレコードを取得するアクションを設定

1) フローに戻り、「データベースを操作する レコードを取得する」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「レコードを追加する」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。


アプリIDはボックスをクリックすると連携済みのIDが表示されるので、使用したいIDを選択してください。

3)必須項目を入力します。
追加するレコードの値の入力には先ほど取得したkintoneのアウトプットを選択できます。
該当する項目をアウトプットから選択してください。
アウトプットについて | Yoomヘルプセンター

入力ができたら、「テスト」をクリックします。
テスト完了後、「保存」します。

4)必須項目を入力します。
アプリIDはボックスをクリックすると連携済みのIDが表示されるので、使用したいIDを選択してください。


5)取得したいコードの条件を入力します。
ここでは、データベースから該当するレコードを絞り込みたいので、アイテムIDとレコードIDが同様ということが前提で、「アイテムID=レコードID」とします。
レコードIDはアウトプットから選択できます。


選択できたら、テストをクリックし、成功したら「保存」します。

ステップ5:Backlogに課題を追加するアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 課題の追加」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「課題の追加」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。


3)必須項目を入力します。


課題の件名の入力には先ほど取得したkintoneのアウトプットを選択できます。
該当する項目をアウトプットから選択してください。
アウトプットについて | Yoomヘルプセンター


選択できたら、テストをクリックし、成功したら「保存」します。

これで【kintoneにレコードが登録されたら、Backlogに課題を作成する】というフローが完成です。

ステップ6:テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Backlogの情報をkintoneに連携したい場合 

今回はkintoneからの問い合わせをBacklogに登録する方法をご紹介しましたが、逆にBacklogの情報をkintoneに連携したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Backlogで課題が削除されたら、kintoneのレコードを削除する

Backlogで課題が削除されると、自動的にkintoneの対応するレコードも削除するフローです。タスクや案件の整理を一元管理し、情報の整合性が見込めるため、業務の効率化向上が期待できます。

Backlogで課題が追加されたらkintoneに連携する

Backlogで新しい課題が追加されると、自動的にkintoneにその情報を連携するフローです。タスクや案件の進捗管理を一元化し、チーム間の情報共有の効率化が期待できます。

kintoneやBacklogのAPIを使ったその他の自動化例

kintoneやBacklogのAPIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。

kintoneを使った自動化例

kintoneのレコード登録にあわせてフォルダを自動作成することや、Salesforceの新規リード情報をkintoneに自動反映することが可能です。

Backlogを使った自動化例

課題の追加・更新にあわせてコミュニケーションツールへ自動通知を送ったり、ステータスの変更に応じて自動で課題追加をすることが可能です。

終わりに

いかがでしたか?kintoneとBacklogを連携すれば、「タスク登録の手間を省きたい」「進捗管理の抜け漏れを防ぎたい」「チームの情報共有をもっとスムーズにしたい」といった課題を解決できるのではないでしょうか。レコードの登録・更新・削除に応じて課題が自動で反映されるため、業務の効率化と精度アップに期待できます。

<span class="mark-yellow">ノーコードツールYoomを活用すれば、プログラミングの知識がなくても、簡単にkintoneとBacklogの連携を実現できます!</span>気になった方はまずは無料アカウントを作成して、実際に使い勝手を確かめてみてください。登録はたったの30秒で完了!すぐに自動連携を体験できます。

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この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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