2024/09/13
アプリ同士の連携方法

【ノーコードで連携】kintoneのレコードを用いて、自動でMisocaに取引先を作成する方法

m.i

目次

kintoneとMisocaの両方で取引先情報を管理している場合、それぞれのアプリに手動で取引先を登録するのは手間がかかりますよね。
バラバラに管理されていると、見積書を作りたいのにMisocaに取引先が登録されてない!なんてことが起こり、帳票の発行にタイムラグが生じる可能性があります。
このような悩みを解決するのが、Yoomを使用したkintoneとMisocaの連携です。
本記事では、kintoneのレコードを用いて自動でMisocaに取引先を作成する方法を紹介します。

kintoneとMisocaを連携するメリット

1. 入力時間の削減

kintoneとMisocaを連携することで、取引先情報の手動入力が不要になります。
データ入力の手間が省けることで、営業担当者や経理担当者の日常業務の負担が減り、より重要な業務に集中できるようになるでしょう。
例えば、営業担当者は新規顧客の開拓に、経理担当者は財務分析に時間を使えるようになります。

2. データの一貫性と正確性の向上

手動でデータを入力する際には、アプリにアクセスする回数が増えるため、どうしても入力ミスなどのヒューマンエラーが発生しがちです。
しかし、kintoneとMisocaを連携することで、kintoneのレコード情報を用いてMisocaに取引先を作成するため、データの一貫性と正確性が保てるでしょう。
これにより、請求書発行や顧客管理において正確なデータが反映され、業務のスムーズな進行と信頼性の高い管理の実現が期待できます。

[Yoomとは]

kintoneとMisocaの連携フローの作り方

ここまでメリットを紹介してきました。
それでは早速、Yoomを使って今回使用するアプリを連携していきましょう!
マイアプリ登録が完了したら、「kintoneでレコードが登録されたら、Misocaに取引先を作成する」フローボットを作成していきます。

               

ステップ1:マイアプリ連携

マイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まずは、使用しているkintoneとYoomを連携させましょう。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続と選択します。
kintoneと検索してください。
ここから先はヘルプページを参照し、登録をお願いします。
マイアプリ登録がうまくいかない場合はこちらを参照してください。

続いてMisocaと連携しましょう。
以下の画面が表示されたら、該当するIDでログインしてください。

2つのアプリがマイアプリに連携されていればOKです。

ステップ2:トリガーやアクションを設定

今回は、あらかじめ用意されたテンプレートを使用します。
テンプレートページを開いたら、『このテンプレートを試してみる』をクリックしてください。
Yoomをお使いの方はログインし、初めての方は会員登録をしましょう。
次に進むと、ご自身のワークスペースにテンプレートが自動的にコピーされます。
必要だったら、テンプレートの名前を変更することができます。
左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが出てきます。
右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択します。

今回は、以下の3ステップです。
一緒に設定していきましょう!

用意するもの

取引先情報の入力された、以下のようなkintoneアプリ

では、アプリトリガーを設定していきましょう。
レコードが登録されたら」を選択します。
タイトルはわかりやすいように変更できます。
連携するアカウント情報を確認します。
アクションはそのままで次に進みましょう。
以下の画面でアプリトリガーのWebhookイベント受信を、こちらの記事を参考に設定してください。

テストし、アウトプットにkintoneのレコードが反映していたら保存します。
続いて「レコードを取得する」を選択します。
以下の項目を設定し、データベースを連携します。

  • アプリID

取得したいレコードの条件を入力します。
図のように設定します。
kintoneの新規レコード内容が取得されたのを確認したら保存します。


続いて「取引先を作成」を選択します。
連携するアカウント情報を確認します。
アクションは「取引先を作成」です。
以下の画面で項目を設定していきます。

  • 取引先名
  • 取引先名ふりがな


アウトプットは以下のように選択できます。

他の項目は任意で設定してください。


こちらもテストし、成功したら保存します。
Misoca側で確認してみましょう。

こちらをクリックすると以下のように、kintoneのレコードの内容が反映されていますね。

最後にアプリトリガーをオンにして完了です。
ここまでお疲れ様でした。
プログラミングに詳しくない私でも、簡単に設定を進めることができました。
今回使用したフローボットはこちら↓

その他kintoneとMisocaを使った自動化の例

1.kintoneでレコードが登録されたら、Misocaで見積書を作成するフローです。
作成する見積書が多ければ多いほど、手動で作業するのは手間がかかりますよね。
この自動化を利用すると、kintoneのレコードが登録されるたびにMisocaで自動的に見積書を作成できます。

2.kintoneにレコードが追加されたら、freee請求書で請求書を作成するフローです。
先ほどのフローボットと似ていますが、こちらはfreee請求書で請求書を作成してくれます。
例えば、少し早めに請求書が欲しいと言われてもこのフローボットを使用すればすぐに対応できそうです。

3.kintoneのステータスが更新されたらfreeeサインで契約書を送付するフローです。
kintoneで顧客の情報を管理している場合、その情報を用いて契約書を作成し、送付まで行います。

まとめ

今回は「kintoneでレコードが登録されたら、Misocaに取引先を作成する」フローボットを紹介しました。
複数のアプリを業務に使用していると、それぞれのアプリで取引先を作成するのは手間ですよね。
同じ情報を何度も入力する必要がある場合は、こういったフローボットを利用して、業務を自動化してみましょう。
本記事で紹介した手順を参考に、ぜひkintoneとMisocaの連携を試してみてくださいね。

この記事を書いた人
m.i
新卒から3年ほど金融関係の仕事を経験してきました。 業界柄、手動で行う作業がとても多く、自動化したらもっと他の仕事ができるのになと思っていた時にYoomに出会いました。 ブログ執筆しながらYoomの便利さに日々感動しています。 分かりやすい構成を心がけています。
タグ
自動化
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