LINE WORKSとTrelloの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/12/20

LINE WORKSとTrelloを連携して、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらTrelloにカードを登録する方法

r.suzuki

業務の効率化とタスク管理の精度向上には、ツール間の連携が不可欠です。
そこでこのブログでは、LINE WORKSとTrelloを連携し、LINE WORKSで投稿されたメッセージをトリガーにTrelloにカードを自動登録する方法をご紹介します。
この連携により、手作業の削減やタスクの一元管理、作業精度の向上が期待できます。
日常業務でLINE WORKSとTrelloを活用している方は、業務の効率化が可能になるはずです!
ノーコードで簡単に設定できる設定方法もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • LINE WORKSでの業務依頼や指示の整理に課題を感じている方
  • LINE WORKSとTrelloを日常的に利用している方
  • LINE WORKSとTrelloの連携による作業ミス削減を目指している方

LINE WORKSとTrelloの連携メリットと具体例

1.生産性の向上

LINE WORKSで投稿されたメッセージを手作業でTrelloに登録するプロセスは、時間と労力がかかります。
これを自動化することで、メッセージ内容が素早くTrelloのカードとして登録され、業務のスピードアップが見込めます。
例えば、顧客からの問い合わせや社内での業務依頼がLINE WORKSで共有された際、その内容がTrelloに自動的に反映されれば、登録の手間がなくなるだけでなく、抜け漏れも防げます。
さらに、この効率化により、担当者は本来の業務に集中できるようになり、生産性の向上が期待できます。

2.情報の一元管理

LINE WORKSのメッセージは、会話の中で重要な指示やタスクが混在することがあり、後から必要な情報を探すのが手間になる場合があります。
自動化により、これらのメッセージをTrelloカードとして整理することで、情報が一元管理されます。
例えば、プロジェクトチームでのミーティング内容や役割分担がLINE WORKSで話し合われた場合、それらがTrelloのタスクリストとして明確に記録されるため、タスクの重複や抜け漏れ防止が見込めます。
このような統一された情報管理は、プロジェクト全体の透明性向上にもつながります。

3.効率的なタスク管理

人間によるタスク転記作業には、内容の記入漏れや誤記といったヒューマンエラーのリスクがつきものです。
LINE WORKSとTrelloの連携による自動化を導入することで、メッセージ内容を正確にタスクとして登録でき、作業ミスを削減し、効率的な管理が見込めます。
例えば、製品開発チームがLINE WORKSで受け取った仕様変更の指示がそのままTrelloに反映されれば、正確な情報共有が可能になり、チーム内外での信頼性向上も期待できます。

ここからは、Yoomのテンプレート【LINE WORKSでメッセージが投稿されたらTrelloにカードを登録する】という連携フローを使って設定をしていきます。

[Yoomとは]

LINE WORKSでメッセージが投稿されたらTrelloにカードを登録する方法

LINE WORKSでメッセージが投稿されると、LINE WORKS APIを使用してその情報を受け取り、Trelloの提供するAPIを経由して、Trelloにカードを自動で登録することができます。
ノーコードツールのYoomを活用することで、プログラミングの知識がなくても簡単に自動化を実現できます。

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

  • LINE WORKSとTrelloをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー、アクションの設定
  • 最後にトリガーが起動するか確認

事前準備

1)まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
Yoomのアカウント発行ページ
アカウントを取得している場合は、ログインしてください。


2)LINE WORKSのマイアプリ登録にはアクセストークンが必要です。
事前にLINE WORKSにログインしDeveloper Consoleへ管理者権限のアカウントでログインを行なってください。

ログイン後、「アプリの新規追加」から新規アプリの作成を開始します。

アプリ情報にはそれぞれ下記のように登録を行なってください。

  • アプリ名 ⇒Yoom
  • アプリの説明⇒任意の説明文を記載してください。
  • Redirect URL⇒「https://yoom.fun/settings/my_apps/oauth_callback」を設定してください。
    ※入力後、「追加」を選択する必要があるのでご注意ください。
  • OAuth Scopes
    LINE WORKSのプランがスタンダードプラン以上の場合⇒「bot」 「calendar」 「user」 「group」 「file」 「directory.read」 「directory」を選択してください。
    フリープランの場合⇒「bot」「calendar」「group.read」「user.read」を選択してください。

その後、保存ボタンをクリックし、設定を保存します。
表示される「Client ID」と「Client Secret」の値をコピーしておきます。

詳しくは以下を参考にしてください。
LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター

3)Trelloのマイアプリ登録にはアクセストークンが必要です。
事前にTrelloにログインし、以下のページからアクセストークンを生成してください。
https://trello.com/1/appKey/generate

以下の画像のようなページが表示されるので、「Power-Up管理者ポータル」をクリックします。

管理画面で「新規」をクリックしてください。

必要事項を入力し「作成」してください。

以下のようなページへで「新しいAPIキーを生成」をクリックし、表示されるAPIキーを取得してください。

APIキーをコピーします。
※APIキーはYoomでTrelloを利用したオペレーションを設定する際にも必要になるため、大切に保管しておいてください。

次に、「APIキー」の横にある「手動でトークンを生成」をクリックしてください。

認証画面でページ最下部にある許可ボタンをクリックします。

 認証を許可したページの先でトークンが表示されるため、この値をコピーします。

※アクセストークン はYoomでTrelloを利用したオペレーションを設定する際にも必要になるため、大切に保管しておいてください。

詳しくは以下を参考にしてください。
Trelloのマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター

ステップ1:LINE WORKSとTrelloをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する2つのアプリ「LINE WORKS」と「Trello」を1つずつ検索します。

LINE WORKSを選択できたら、使用するアカウントで設定を行ってください。
「Client ID」と「Client Secret」に事前準備で取得した値を入力します。
また、「スコープ」には下記のように入力してください。
※LINE WORKSのプランがスタンダードプラン以上の場合:bot,calendar,user,group,file,directory.read,directory
※LINE WORKSのプランがフリープランの場合:bot,calendar,group.read,user.read



同様にTrelloを選択したら、あらかじめコピーしたトークンとAPIキーを登録します。
アカウント名の項目は任意のアカウント名を入力し、「追加」をクリックします。


3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

こちらのバナーをクリックします。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックしてください。

この画面が表示されたら、コピーが正常に完了しています。

その後、タイトルや詳細をクリックして編集できます。
右側に「!」アイコンが表示されていますので、順番にクリックしてオペレーションを設定します。
コピーしたテンプレートは「マイプロジェクト」に保存され、そこからも開くことができます。

ステップ3:トリガーを設定

「アプリトリガー トークルームにメッセージが送信されたら」をクリックします。

ステップ4:LINE WORKSのアクションを設定

1) アクションは「トークルームにメッセージが送信されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。

2) WebhookURLをコピーし、対象アプリの管理画面で設定を行なってください。
Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行し、完了したら「テスト」をクリックします。



ステップ5:AIのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する テキストからデータを抽出する」のアイコンをクリックします。
※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

2) 変換タイプは「3,500文字以内のデータからテキストを抽出(2タスク)」を選択し、「次へ」をクリックします。

3)必須項目を入力します。
先ほど取得したLINE WORKSのアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。

ステップ6:Trelloのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 新しいカードを作成」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「新しいカードを作成」を選択し、「次へ」をクリックします。

3)必須項目を入力します。
先ほど取得したアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。



これで【LINE WORKSでメッセージが投稿されたらTrelloにカードを登録する】というフローが完成です。

ステップ7: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら 

Trelloを使ったその他の自動化例

他にもTrelloを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Trelloで新規カードが作成されたら、LINE WORKSに通知する
このテンプレートは、Trelloで新規カードが作成された際にLINE WORKSへ通知を送ることができます。
例えば、営業部で新しい顧客対応タスクがTrelloに追加された場合、その情報がLINE WORKSの営業部連絡グループに共有されます。
これにより、担当者がタスクを見落とすリスクを防ぎ、迅速な対応が見込めます。
また、部内の情報共有が円滑になり、業務の効率化やコミュニケーションの向上が期待できます。

2.Trelloに新規カードが作成されたら、kintoneにレコードを登録する
このテンプレートは、Trelloに新規カードが作成されると、自動でkintoneにレコードを登録することができます。
例えば、経理部のTrelloボードで経費申請のカードが追加されると、kintoneの経費管理アプリにデータが反映されます。
この自動化により、手作業による入力ミスを防ぎ、データの一元管理が可能になります。
また、入力の手間を省くことで業務効率が向上し、正確な情報共有が期待できます。

3.Trelloにカードが作成されたら、HubSpotにチケットを作成する
このテンプレートは、Trelloでカードが作成されると、自動的にHubSpotにチケットを作成することが可能です。
例えば、カスタマーサポート部でTrelloに顧客からの問い合わせカードが追加された場合、その内容がHubSpotにチケットとして登録されます。
これにより、問い合わせの進捗管理が一元化され、対応状況が明確になります。
重複対応や対応漏れを防ぐだけでなく、迅速かつ正確な顧客対応が可能となり、顧客満足度の向上が期待できます。

まとめ

このブログでは、LINE WORKSとTrelloを連携して、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらTrelloにカードを登録する方法を解説しました。
LINE WORKSとTrelloの連携により、業務の効率化とタスク管理の精度向上が見込め自動化によって、手作業の手間を省き、情報の統一化と作業ミスの削減が期待できます。
また、チーム全体の生産性が向上し、プロジェクトの透明性も高まります。
さらにYoomを利用すれば、ノーコードで簡単に設定できるため、ぜひこの機会に連携を試してみてください。

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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