SlackとSalesforceの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/28

【プログラミング不要】SlackのデータをSalesforceに自動的に連携する方法

r.suzuki

「Slackに書いたことをいちいちSalesforceに転記するの、正直めんどくさい…。」
「チームのやり取りをSalesforceに残したいけど、手動入力するのは手間…。」
そんな悩みを抱えていませんか?

このような課題の解決に、SlackとSalesforceの連携が役立つかもしれません。
連携することで、Slackへメッセージを投稿後、タイムリーにSalesforceへデータを自動登録したり、営業やサポート業務に必要な情報を速やかに共有することが可能になります。

「連携」「自動」と聞くと、「どうせ設定が複雑で難しいんでしょ?」と思いますよね...
しかし、ノーコードツールYoomを使用することで、専門知識不要で設定できちゃいます!

本記事では、プログラミング不要で簡単にSlackとSalesforceを連携させる方法を解説します。これを読めば、あなたの業務もきっと効率化できるはず!

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にSlackとSalesforceの連携が可能です。
YoomにはあらかじめSlackとSalesforceを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

SlackとSalesforceを連携してできること

SlackとSalesforceのAPIを連携すれば、SlackのデータをSalesforceに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

1. Slackでメッセージが投稿されたらSalesforceに取引先責任者オブジェクトのレコードを作成する

Slackにメッセージが投稿されると、自動的にSalesforceの取引先責任者オブジェクトにレコードを作成するフローです。
手作業を減らし、取引先情報をタイムリーにSalesforceへ反映することで、特に営業活動の効率化に役立つでしょう。

2. Slackに新しい見込み客情報が投稿されたらSalesforceにリードを登録する

Slackに新しい見込み客情報が投稿されると、自動的にSalesforceのリードとして登録するフローです。
営業チームが素早くリードを管理・把握できるようになり、対応の効率化や適切なアプローチの一助となるでしょう。

3. Slackの投稿メッセージをもとにSalesforceの商談情報を更新する

Slackに投稿されたメッセージの内容をもとに、自動的にSalesforceの商談情報を更新するフローです。
営業チーム内での情報共有を効率化し、最新の商談状況を素早く管理できるため、適切なタイミングでのフォローアップや素早い意思決定が期待できます。

SlackとSalesforceの連携フローを作ってみよう 

それでは、さっそく実際にSlackとSalesforceを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでSlackとSalesforceの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウント発行をお願いします。

[Yoomとは]

今回は、「Slackで受信したお問い合わせメールを自動的にSalesforceに登録する」フローボットを作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • SlackとSalesforceをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Slackのトリガー設定およびSalesforceのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:SlackとSalesforceをマイアプリ連携

1) Salesforceのマイアプリ登録にはアクセストークンが必要です。そのため、まずはSalesforceにログインし、APIキーを取得してください。
※Salesforceのマイアプリ登録方法について、詳しくはこちらをご参照ください。
※他のサービスとすでに連携している場合、YoomとのAPI連携が正常に動作しない可能性があります。ご注意ください。

《Salesforce管理画面での設定手順》
Salesforceにログイン後、右上の設定ボタンをクリックします。

左上の検索フォームに「セッションの設定」と入力し、表示されたメニューから「セッションの設定」をクリックしてください。

「セッションの設定」内の「ログイン時のIPアドレスとセッションをロックする」からチェックを外してください。

以上でSalesforceでの設定は完了です!

2) Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


3) Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示されます。検索窓で登録したいアプリを1つずつ検索しましょう。

【Slackのマイアプリ登録】

検索窓にSlackと入力し、表示される候補から選択してください。アクセス権限のリクエスト画面に遷移するので、投稿先を選択して、「許可する」をクリックします。


【Salesforceのマイアプリ登録】
検索窓にSalesforceと入力し、表示される候補から選択して使用するアカウント名でログインします。
※他のサービスとすでに連携している場合、YoomとのAPI連携が正常に動作しない可能性があります。ご注意ください。

 アクセス確認画面で「許可」をクリックしてください。


4) マイアプリ登録が完了すると、マイアプリ一覧にアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されているか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さて、ここからは実際に、テンプレートを使って解説していきます!
テンプレートはコピーして使用するため、はじめに以下のバナーをクリックしてください。

1) 最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックします。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されていれば、テンプレートのコピー完了です!
※タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。


また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:Slackのアプリトリガー設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションの設定を進めます。

まずは、Slackのチャンネルに新しいメッセージが投稿されたら、フローボットを自動的に起動させるためのトリガー設定です。
「アプリトリガー | 新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」をクリックしてみましょう!

1)  クリックすると、以下の画面が表示されます。
トリガーアクションは「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」を選択し、「次へ」をクリックしてください。


2)トリガーの起動間隔をプルダウンメニューから選択し、必須項目を入力します。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なりますので、ご注意ください。
※各プランの内容についてはこちらをご参照ください。

ステップ4:投稿文からテキストデータを抽出するアクションの設定

1) フローに戻り、「テキストからデータを抽出する」のアイコンをクリックします。

2) アクション選択画面が表示されるので、変換タイプは「3,500文字以内のデータからテキストを抽出(2タスク)」を選択して、「次へ」をクリックします。

3) 必須項目を入力します。

対象のテキストを、Slackのメッセージから取得したアウトプットを用いて設定しましょう。
入力完了後、「テスト」をクリックします。テスト成功後に「保存」してください。

※アウトプットについて
アウトプットとは、トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
取得したアウトプットは、後続のオペレーション設定時の値としてご利用いただくことができ、フローボットを起動する度に、変動した値となります。詳しくはこちらをご参照ください。

ステップ5:Salesforceのレコードを検索するアクション設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する | 取引先オブジェクトのレコードを検索」のアイコンをクリックします。
※1. Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※2. チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。


2) アクションは「取引先オブジェクトのレコードを検索」を選択して、「次へ」をクリックしてください。

3) 必須項目を入力します。


「値」欄には、先ほどテキスト抽出アクションで取得した「取引先名」を選択します。

入力完了後、「テスト」を実行してください。テスト成功後、「保存」しましょう。

ステップ6:Salesforceにレコードを作成するアクション設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する | 取引先責任者オブジェクトのレコードを作成」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「取引先責任者オブジェクトのレコードを作成」を選択して、「次へ」をクリックします。

3) 必須項目を入力します。


入力には、先ほどのデータ抽出アクションで取得したアウトプットを活用して入力しましょう。

入力完了後、「テスト」をクリックします。テスト成功後に「保存」しましょう。

これで【Slackでメッセージが投稿されたらSalesforceに取引先責任者オブジェクトのレコードを作成する】というフローの完成です!

ステップ7:トリガーをONにして動作確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てきます。「トリガーをON」をクリックしてフローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Salesforceの情報をSlackに連携したい場合 

今回はSlackからSalesforceへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にSalesforceからSlackへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

1. Salesforceに新規リードが登録されたらSlackに通知

Salesforceに新規リードが登録されると、自動的にSlackに通知を送るフローです。
営業チームがタイムリーに新しいリード情報を把握できることで、迅速なアプローチを手助けします。

2. Salesforceで商談フェーズが締結完了になったらSlackに通知する

Salesforceの商談フェーズが締結完了になると、自動的にSlackに通知を送るフローです。
チーム全体で成約の情報をスピーディーに共有でき、迅速なフォローアップや次のアクションに繋げることに役立ちます。

SlackやSalesforceのAPIを使ったその他の自動化例

Salesforceとの連携以外でも、SlackのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。
一部をご紹介するので、気になるものがあればぜひこちらも試してみてくださいね!

Slackを使った自動化例

他のデータベースの更新状況をタイムリーにSlackに通知することができ、他のツールとの連携により、業務の進捗や重要な情報を素早く把握できるようになるでしょう。

Salesforceを使った自動化例

Salesforceのデータを基に見積書を作成することや、リードや商談のデータ登録・更新、特定の条件に基づいたフォローアップ通知を送信することも可能です。他のツールとの連携により、手動作業やミスを削減し、効率的な業務遂行を実現できるでしょう。

 終わりに

いかがでしたか?SlackとSalesforceの連携によって、日々の業務がスムーズになり、業務効率がグッと改善されそうです。
「入力ミスが怖い…」「情報共有が遅れる…」と悩む必要はもうありません!あなたの業務に、自動化を取り入れてみませんか?

Yoomなら、プログラミング知識がなくても、誰でも簡単にSlackとSalesforceを連携できます!
「本当に簡単に設定できるの...?」と思った方は、ぜひ、まずは無料アカウントを作成してみてください。登録はたったの30秒で完了!登録後すぐにSlackとSalesforceの連携設定を体験できます。

👉 今すぐ無料でアカウントを発行する

連携フローはカスタマイズできるので、ぜひ、自社の業務に合った連携フローを作ってみてください!
日々の業務をもっとラクに、もっと効率的に。Yoomでもっと仕事を簡単にしましょう!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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