■概要
動画や音声コンテンツの多言語対応において、手作業での吹き替え作業に手間を感じていませんか。ファイルの変換やアップロード、言語設定などを手動で行うと時間がかかり、他の重要な業務を圧迫することもあります。このワークフローを活用すれば、BoxにファイルをアップロードするだけでElevenLabsによる吹き替えファイルの作成が自動で完了するため、こうした課題をスムーズに解決できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- ElevenLabsを活用し、動画や音声ファイルの吹き替え作業を自動化したいと考えている方
- Boxをファイルストレージとして利用しており、コンテンツの多言語対応を効率化したい方
- 定期的に発生する音声や動画の翻訳、吹き替え作業の工数を削減したいコンテンツ担当者の方
■このテンプレートを使うメリット
- Boxへのファイルアップロードを起点に、ElevenLabsでの吹き替えから自動でファイル保存まで完結するため、一連の手作業に費やしていた時間を削減できます
- 手作業によるファイルのアップロードミスや、変換設定の間違いといったヒューマンエラーを防ぎ、作業の正確性を高めることに繋がります
■フローボットの流れ
- はじめに、BoxとElevenLabsをYoomと連携します
- 次に、トリガーでBoxを選択し、「フォルダにファイルがアップロードされたら」を設定します
- オペレーションで、Boxの「ファイルをダウンロード」アクションを設定し、トリガーで検知したファイルをダウンロードします
- 次に、ElevenLabsの「Dub audio or video files into a specified language」アクションで、ダウンロードしたファイルの吹き替え処理を開始します
- ElevenLabsでの処理時間を考慮し、「待機する」アクションで一定時間待機します
- 次に、ElevenLabsの「Obtain the dubbed file」アクションで、生成された吹き替えファイルを取得します
- 最後に、Boxの「ファイルをアップロード」アクションで、取得した吹き替えファイルを指定のフォルダに保存します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Boxのトリガー設定で、監視対象としたいフォルダのコンテンツIDを任意で設定してください
- ElevenLabsでの処理完了を待つため、待機機能で任意の待機時間を設定してください。ファイルの長さなどに応じて調整が必要です
- ElevenLabsの「Dub audio or video files into a specified language」アクションでは、吹き替え先の言語(Target Language)を任意で設定してください
■注意事項
- ElevenLabs、BoxのそれぞれとYoomを連携してください。
- 「待機する」オペレーションは、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
- チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
- ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
- トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。