Outlookと翻訳機能の連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-22

【ノーコードで実現】AIを活用してメール業務を自動化する方法

k.tsukamoto

「毎日大量に届くメールの処理に追われて、本来の業務に集中できない…」「海外とのやり取りで、外国語のメール翻訳に時間がかかってしまう…」
このように、日々のメール業務に多くの時間と手間を費やし、ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、手作業でのメール確認や分類、情報抽出、翻訳といった作業は、時間的制約だけでなく、ヒューマンエラーのリスクも伴います。

<span class="mark-yellow">AIがメールの内容を自動で理解し、要約や翻訳、さらには必要な情報を抽出して関連ツールに連携してくれる仕組み</span>があれば、これらの悩みから解放され、より戦略的な業務や創造的な活動に時間を使えるようになります!

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかかりません。
ぜひ自動化を導入して作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Outlookで受信したメールをAIで処理する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。

「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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AIによるメール業務の自動化パターン

AIを活用してメール業務を効率化するための具体的な自動化パターンを、Yoomのテンプレートを使ってご紹介します。
これらのテンプレートは、OutlookなどのメールアプリとAI、そして様々な業務ツールを連携させることで、日々のメール処理を改善できるかもしれません。
気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

AIでメール内容を処理し、チャットツールに通知する

<span class="mark-yellow">Outlookのようなメールアプリで受信したメールの内容をAIが自動で翻訳しし、その結果をMicrosoft Teamsといったチャットツールに自動通知する</span>ことができます。

言語の壁を越えた迅速な情報共有や、大量のメールからの重要ポイントの把握が容易になり、コミュニケーションのスピードと質を向上させます。

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AIでメール情報を抽出し、その他の業務ツールと連携する

<span class="mark-yellow">Outlookなどで特定のメール(例えばイベントの出欠確認メールなど)を受信した際に、その情報を基にAIが判断し、Zoomのようなミーティングツールのウェビナー登録者リストへ自動で追加する</span>フローなども。

メール起点で他の業務プロセスの自動化も実現できるため、イベント管理や顧客対応といった関連業務の効率も飛躍的に高まります。

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AIでメールの添付ファイルを読み取り、データベースに記録する

<span class="mark-yellow">メールで受信した見積書や請求書などの添付ファイルからAI OCRが文字情報を抽出し、そのデータをGoogle スプレッドシートのようなデータベースサービスに自動で記録・整理する</span>ことも可能です。

手作業によるデータ入力の手間を大幅に削減し、入力ミスを防ぎながら、情報を一元管理しやすくします。

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Outlookで受信したメールをAI翻訳し、Microsoft Teamsに共有するフローを作ってみよう

それでは代表的な例として、「Outlookで受信したメールの内容をAIが自動で翻訳し、その翻訳結果をMicrosoft Teamsの指定したチャンネルに共有するフロー」を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • OutlookとMicrosoft Teamsのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • OutlookのトリガーとAI翻訳・Microsoft Teamsのアクション設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:OutlookとMicrosoft Teamsのマイアプリ連携

先ずは、Yoomと連携させたいMicrosoftアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではOutlook)を検索して選択。
  1. Microsoftのサインイン画面が表示されます。
    トリガーとなるOutlookのMicrosoftアカウントを入力し、「次へ」をクリック。
    ※「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。
    法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証が失敗する可能性があるのでご注意ください。

既にサインインしているアカウントがある場合は、以下のような画面が表示されます。

  1. パスワードを入力し、「サインイン」をクリック。
  2. Microsoftアカウントとの連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。
    Outlookが追加されていることを確認してください。

同様に、Microsoft Teamsもマイアプリに登録しましょう。
Microsoft TeamsもMicrosoftとの連携になるため、同じ手順で登録できます。

  1. アプリ一覧画面でMicrosoft Teamsを検索して選択。
  1. Microsoft Teamsを運用しているMicrosoftアカウントでサインイン。
    2度目以降は下図のような画面になり、自動でサインインする場合があります。
    他のアカウントと連携する場合は、サインアウトやキャンセルをお試しください。
  1. マイアプリ画面に戻り、Microsoft Teamsも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは以下のテンプレートを使うため、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるメールフォルダの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクション(メール受信)を設定していきます。

  1. Outlookの「メールを受信したら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
    ここでは例として、「アプリ連携用フォルダにメールが届いたら」と設定しています。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、メール受信時により早くOutlookへのメッセージ投稿が行えるようになります。

※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なります。
起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。

  1. 「メールフォルダID」に、トリガーとなるメールフォルダのIDを設定。
    ここで設定したメールフォルダにメールが届いたらフローが起動します。
    入力欄をクリックすると、連携しているOutlookから候補が表示されますので、対象となるメールフォルダIDを選択してください。
    検索欄にメールフォルダの名称を入力することで検索が楽になります。
  1. 設定を終えたら、指定したフォルダに仕分けられるテストメールを送信してください。

Outlook でルールを使用して電子メール メッセージを管理する - Microsoft サポート

  1. 「テスト」をクリック。
    ※ 直近1時間以内に新しいメールを受信していない場合はテストに失敗します。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に受信したメールの情報が追加されます。
  1. 手順6で受信したメールの情報が取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

これでトリガーとなるメールフォルダの設定が完了しました。
トリガーアクションのタイトルも、設定したタイトルに変更されます。

ステップ4:メールの翻訳

次に、取得したメールを翻訳しましょう。

  1. 「翻訳する」をクリック。
  2. 適宜「タイトル」を変更。
  3. 目的に応じて「アクション」をプルダウンから選択。
    翻訳する文章の文字数や使用するAIによってタスク数が変わります。

※ メールマガジンなどは2,000文字以内であることが多いようです。

  1. 「次へ」をクリック。
  2. 「翻訳対象のテキスト」にはデフォルトで、ステップ3で取得したメールの本文が設定されています。
    このような「取得した値」は、フローが稼働する度に更新されます。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  3. 「翻訳先言語」に任意の言語を設定。
  4. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、翻訳結果が「取得した値」に追加されます。
    ※ 元のテキストがそのまま追加されている場合には、翻訳できない言語が設定されている可能性があります。
  1. 翻訳結果に問題がなければ、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:Microsoft Teamsに投稿するメッセージの設定

最後に、翻訳したメールをMicrosoft Teamsに通知しましょう。

  1. Microsoft Teamsの「チャネルにメッセージを送る」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「チームID」にメッセージを投稿するチャネルが属しているチームのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているMicrosoft Teamsアカウントから候補が表示されるため、対象となるチームを選択してください。
  1. 「チャネルID」にメッセージを投稿するチャネルのIDを設定。
    選択したチーム内の候補が表示されるため、対象となるチャネルを選択してください。
  1. 「メッセージ」に投稿するメッセージの内容を設定。

入力欄クリック時に表示される「取得した値」から、各アクションで取得した項目が選択可能です。
項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 追加された値}}という形で追加されます。
これらの値を使用することで、受信したメールの内容や翻訳結果をMicrosoft Teamsに投稿することができます。

  1. その他、メンション情報や添付ファイル情報を必要に応じて設定してください。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功したら、Microsoft Teamsの指定したチャネルにメール内容を含むメッセージが投稿されていることを確認してください。
    ※ 投稿されたメッセージの例
  1. メッセージに問題がなければ、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Outlookの指定したフォルダに仕分けられるメールを送信し、その内容がMicrosoft Teamsの指定したチャネルに投稿されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
ぜひ、Yoomの便利な機能をお試しください。

AI機能を活用したその他の自動化例

他にもメールの情報を抽出して他ツールに追加したり、添付ファイルをOCRで読み取り内容を要約・翻訳して他ツールに連携したりできます。

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まとめ

AIを活用してOutlookなどのメール業務を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたメールの翻訳、要約、情報抽出、さらには関連ツールへの連携といった一連の作業を効率化し、ヒューマンエラーのリスクを低減できます。</span>

これにより、言語の壁を感じることなくスムーズなコミュニケーションが実現したり、大量のメールの中から重要な情報を見逃さずに済んだり、煩雑なデータ入力作業から解放されたりするため、ビジネスパーソンはより付加価値の高いコア業務に集中できる時間を創出できるでしょう!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードのハイパーオートメーションツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的なインターフェースで簡単に業務フローを構築可能です。
日々の繰り返し作業にかかる時間や手間を大幅に削減できるので、もしメール業務の自動化やAI活用に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

無料でYoomのアカウントを発行する

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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