OneDriveに保存している請求書やアンケートなどのファイルから、特定の情報を手作業でMicrosoft Excelに転記していませんか?
この単純ながらも時間のかかる作業は、入力ミスなどのヒューマンエラーを引き起こす原因にもなり、重要なデータを扱う上で大きな課題となりがちです。
そこで便利なのが、OneDriveに新しいファイルが追加されるたびに、その内容をAIが自動で読み取り、必要なデータだけを抽出してMicrosoft Excelに記録してくれる仕組み です。 この仕組みを活用することで、こうした面倒な手作業から解放され、データの分析や活用といった、より本質的な業務に集中する時間が確保できるようになるでしょう。
今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単にできて、プログラミング知識がない方でも気軽に試せる方法です。 ぜひこの機会に自動化を導入して、日々の作業をもっと楽にしましょう!
とにかく早く試したい方へ YoomにはOneDrive上のファイルからデータを抽出する業務フロー自動化のテンプレート がすでに用意されています。 「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、さっそく自動化を体験してみましょう!
OneDriveにファイルが格納されたら、OCRで読み取りMicrosoft Excelに追加する
試してみる
■概要 OneDriveに保存された請求書や発注書の内容を、一つひとつ手作業でMicrosoft Excelに転記していませんか? この作業は時間がかかるだけでなく、入力ミスといったヒューマンエラーの原因にもなり得ます。このワークフローを活用することで、OneDriveへのファイル格納をトリガーに、AI-OCRが自動で文字情報を読み取り、Microsoft Excelへデータが追加されるため、こうした定型業務を効率化できます。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・OneDriveに保存された書類の内容を、手作業でMicrosoft Excelに転記している方 ・請求書や領収書の処理業務における、入力ミスや確認作業の削減を目指している経理担当者の方 ・AI-OCRを活用したペーパーレス化や業務の自動化を推進したいと考えているDX担当者の方 ■注意事項 ・OneDriveとMicrosoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・アプリの仕様上、ファイルの作成日時と最終更新日時が同一にならない場合があり、正しく分岐しない可能性があるのでご了承ください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。 ・ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。 ・トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は下記をご参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9413924 ・OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。 ・OCRデータは6,500文字以上のデータや文字が小さい場合などは読み取れない場合があるので、ご注意ください。 ・Microsoft Excelのデータベースを操作するオペレーションの設定に関しては下記をご参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081
OneDrive上のファイルを読み取りMicrosoft Excelにデータを抽出するフローを作ってみよう それではここから代表的な例として、「OneDriveにファイルが格納されたら、OCRで内容を読み取りMicrosoft Excelにデータを自動で追加する 」フローの設定手順を解説していきます!
これまで手作業で行っていた面倒なデータ入力業務を削減し、ヒューマンエラーの防止にも寄与できるでしょう。
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォーム からアカウントを作成しておきましょう。
また、「まだYoomを1度も使ったことがない!」という方は、初めてのYoom もチェックしてみてくださいね!
※今回連携するアプリの公式サイト: Microsoft Excel /OneDrive
[Yoomとは]
フローの作成方法 今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。
Microsoft ExcelとOneDriveのマイアプリ登録 テンプレートをコピー OneDriveのトリガー設定と各アクション設定 トリガーをONにしてフローの動作確認 《参考》基本的なフローボットの作成方法
ステップ1:Microsoft ExcelとOneDriveのマイアプリ登録 ここでは、Yoomとフローで使用するアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。 Yoomとそれぞれのアプリを連携することで各アプリの操作が行えるようになるため、事前にマイアプリ登録を済ませておくと、後続のフローの設定がスムーズになりますよ!
Microsoft Excel 以下に手順を解説したナビがあるので、こちらをご覧になりながら進めてみてくださいね!
【注意事項】
「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があり、法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証がうまくいかない可能性があるのでご注意ください。
《参考》Microsoft365サービス群におけるマイアプリ登録手順と注意事項
OneDrive こちらも同様に登録手順を解説した動画があるので、こちらをご参照ください。【注意事項】 Microsoft Excel同様に、Microsoft 365(旧称 Office 365)の個人向けプランをご利用の場合、Yoomとの連携がうまくいかない可能性があるのでご注意ください。
ステップ2:テンプレートをコピーする 続いて、今回作成するフローボットのテンプレートをコピーします。 Yoomにはさまざまな業務シーンを想定した自動化フローのテンプレート が豊富にあり、テンプレートを使用することで簡単に設定が完了するのも魅力ですよね!
さっそく以下バナーの「試してみる」をクリックし、設定を進めていきましょう。
【Tips】テンプレートのコピー手順
以下バナーの右側にある「試してみる」をクリック Yoomのアカウントにログイン ※Yoomのアカウントをまだ作成していない方は、アカウント登録 をしましょう! コピーしたテンプレートを格納するワークスペースを選択
OneDriveにファイルが格納されたら、OCRで読み取りMicrosoft Excelに追加する
試してみる
■概要 OneDriveに保存された請求書や発注書の内容を、一つひとつ手作業でMicrosoft Excelに転記していませんか? この作業は時間がかかるだけでなく、入力ミスといったヒューマンエラーの原因にもなり得ます。このワークフローを活用することで、OneDriveへのファイル格納をトリガーに、AI-OCRが自動で文字情報を読み取り、Microsoft Excelへデータが追加されるため、こうした定型業務を効率化できます。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・OneDriveに保存された書類の内容を、手作業でMicrosoft Excelに転記している方 ・請求書や領収書の処理業務における、入力ミスや確認作業の削減を目指している経理担当者の方 ・AI-OCRを活用したペーパーレス化や業務の自動化を推進したいと考えているDX担当者の方 ■注意事項 ・OneDriveとMicrosoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・アプリの仕様上、ファイルの作成日時と最終更新日時が同一にならない場合があり、正しく分岐しない可能性があるのでご了承ください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。 ・ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。 ・トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は下記をご参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9413924 ・OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。 ・OCRデータは6,500文字以上のデータや文字が小さい場合などは読み取れない場合があるので、ご注意ください。 ・Microsoft Excelのデータベースを操作するオペレーションの設定に関しては下記をご参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081
コピーが完了すると、下図のように自動化フローの大枠が構築された状態の設定画面に切り替わります。
まずは、OneDriveのアプリトリガーの設定から始めていきましょう!
【Tips】コピーしたテンプレートが見つからない場合
テンプレートはコピーしたけど、あとで設定しようと思って一度画面を閉じたら、テンプレートがどこにあるのかわからなくなってしまった…といった場合もありますよね!
コピーしたテンプレートは、初めは基本的に「マイプロジェクト」に格納されています。
Yoomの画面左側にあるメニュー欄から「マイプロジェクト」にアクセスし、「フローボット」を選択すると、「【コピー】OneDriveにファイルが格納されたら、OCRで読み取りMicrosoft Excelに追加する」という名前で格納されているはずです。
もしテンプレートを見失ってしまった場合は、上記を参考に探してみてくださいね!
ステップ3:OneDriveのトリガー設定 最初の設定です!
まずはフローが起動するきっかけとなる、アプリトリガーの設定を行います。
(1/3)設定項目の選択
今回は、OneDriveの特定のフォルダ内にファイルが作成(または更新)されたら、フローが起動するように設定していきますよ!
コピーしたテンプレートの「特定のフォルダ内でファイルが作成または更新されたら」をクリックしてください。
(2/3)連携アカウントとアクションを選択
次に、フローと連携するOneDriveアカウントと、検知対象となるアクションを選択していきます。
連携するアカウント情報には、基本的にステップ1でYoomと連携したアカウント情報が反映されていますよ! もし反映されているアカウントとは別のものを使用したい場合は、「+連携アカウントを追加」をクリックし、該当のアカウントを連携しましょう。 (連携方法は、ステップ1でご紹介した手順と同様です)
アクションは「特定のフォルダ内でファイルが作成または更新されたら」であることを確認してくださいね!
設定内容を確認したら、「次へ」を押してください。
(3/3)API接続設定
ここではフローの起動間隔や、起動対象となるOneDriveのフォルダ指定を行います。
1.トリガーの起動間隔 プルダウンメニューより、5分・10分・15分・30分・60分の間隔の中からお好みで選択できます。 速やかなデータ連携のためにも、基本的には最短の起動間隔でご使用いただくのがオススメです! ※ご利用中のプラン によって選択できる最短の起動間隔が異なりますので、その点はご注意ください。
2.ドライブID 入力欄をクリックして表示される候補から、フローで使用する該当のものを選択しましょう。 候補は、連携しているOneDriveアカウントに紐づいた情報が表示されますよ!
3.フォルダID こちらも同様に、候補からフローの起動対象としたいフォルダを選択してくださいね! ここで設定したフォルダ内にファイルが作成(もしくは更新)されると、フローが起動するようになります。
【Tips】フローで使用したい「フォルダID」が、候補に表示されない場合
「フォルダID」欄をクリックしても、フローで使用したい該当のフォルダが表示されない場合は、「フォルダ名」の設定欄をご活用ください。
ここに該当のフォルダ名の全文や、その一部を入力することで、検索にヒットしやすくなります。
設定が完了したら、動作確認のためにテストを行います。
OneDriveの「フォルダID」に設定したフォルダ内に、実際にファイルをアップロードしてください。
アップロード後はYoomの画面に戻り、「テスト」をクリックします。 テストが成功すると、先ほどアップロードしたファイルの情報が「取得した値 」に追加されるので、内容を確認しましょう。
ここで取得した値は後続のオペレーション設定時に引用でき、フローを起動する度に変動する値となります。 テストが成功し、取得した値が正しく追加されていることを確認したら「完了」を押して、次のステップに進みましょう!
※テストを行わなかった場合、後続のオペレーション設定時のエラーの原因となったり、エラーになった箇所や原因の特定が困難になる場合もあるためご注意ください。 《参考》テストの重要性:「取得した値」のテスト値について
ステップ4:分岐条件の設定 続いて、「分岐する 」設定を行います。
この「分岐する」オペレーションを設定することで、OneDrive内のファイルが「更新」された際はMicrosoft Excelに追加せず、新たにファイルが「作成」された場合にのみ後続のアクションに進むようになりますよ!
*要確認* 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっており、フリープランで利用するとエラーになってしまうのでご注意ください。 またミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。 無料トライアル中には、普段制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、ぜひ活用してみてくださいね!
(1/2)設定項目の選択
それでは設定を進めていきましょう!
「コマンドオペレーション」をクリックしてください。
(2/2)分岐条件を指定
ここでの設定は、テンプレートを使用しているためすでに完了しています。
特に設定を変更する必要はありませんが、下図のような設定になっていることを確認しておきましょう。
(設定内容は、ステップ3でOneDriveから取得した値のうち、「作成日時」と「最終更新日時」の値が同一であることを、後続のアクションへ進む条件として設定されています。) 設定内容を確認したら「完了」を押して、次のステップに進みます。
【Tips】条件を複数指定したい場合 分岐条件は1つだけでなく、AND条件やOR条件で複数指定することもできます。 より詳細な条件指定を行いたい場合は、1つの分岐するオペレーションで、AND条件やOR条件を設定する方法 をご確認ください。
ステップ5:OneDriveのファイルダウンロード設定 続いて、トリガーで検知したファイルをダウンロードする設定をしていきましょう。※ダウンロードできるファイルの容量は最大300MBです。ただし、アプリの仕様によっては300MB未満になることがあるので、ご注意ください。 ※その他トリガーや各オペレーションで扱えるファイル容量の詳細については、「ファイルの容量制限について 」もチェックしてみてください。
(1/3)設定項目の選択
「ファイルをダウンロード」をクリックしてください。
(2/3)連携アカウントとアクションを選択
ステップ3と同じ要領で、連携するOneDriveアカウントと、実行するアクションの設定内容を確認し、「次へ」を押しましょう。
(3/3)API接続設定
ここでは、OneDrive内からダウンロードするファイルの指定を行っていきます。
1.ドライブID ステップ3同様に、フローで使用する該当のものを候補から選択しましょう。 こちらはステップ3で設定したドライブIDと同じものを設定するようにしてくださいね!
2.ファイルのアイテムID OneDriveからダウンロードするファイルを指定します。
こちらは下図のように「取得した値」を使って設定しましょう。 このように「取得した値」を引用することで、フローが起動するたびに最新のファイルをダウンロードできるようになりますよ! なお、「取得した値」を使わずに直接入力した場合は”固定値”となり、毎回同じファイルをダウンロードするようになるため、必ず「取得した値」を使って設定する ようにしてくださいね!
設定が完了したら「テスト」をクリックし、実際にファイルがダウンロードされることを確認しましょう。 正常にファイルのダウンロードができることを確認したら、「完了」を押して次のステップに進みます。
ステップ6:画像・PDFから文字を読み取る設定(OCR機能) 続いて、ステップ5でダウンロードしたファイルデータから、OCR機能を使って文字を読み取る設定を行います。 ここで抽出したテキストデータを使って、Microsoft Excelにデータを追加していきますよ!
(1/2)設定項目の選択
「画像・PDFから文字を読み取る 」をクリックしてください。
*要確認*
OCRを用いた文字を読み取るAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能 です。フリープランやミニプランでフローに組み込むとエラーになってしまうので、ご注意ください。 また、チームプランやサクセスプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能 です。 トライアル期間中は、通常制限されているアプリやAIオペレーションもすべて使える ので、この機会にぜひ気になる機能を試してみてくださいね! 《参考》「OCRで文字を抽出」で実施できること/できないこと
(2/2)読み取りの設定
まずは下図の注意事項を確認しておきましょう!
それでは設定を進めていきます。
1.アクションの選択 アクションは下図の中から選択できるので、フローを活用する業務内容に合わせて選択してください。 ちなみに今回使用しているテンプレートでは、「【v2】任意のPDF・画像ファイル(4,000文字以内)から文字情報を読み取る(5タスク)」がデフォルトで設定されていますよ!
2.OCR画像 OCR対象となるファイルを設定します。 今回はステップ5でダウンロードしたファイルが対象となるので、下図のように設定してくださいね!
3.抽出したい項目 OCR画像に設定したファイルから、抽出したいテキストデータの項目を設定します。 こちらはMicrosoft Excelにデータを追加する際に必要な項目を、すべて設定しておくようにしましょう。 抽出項目が複数ある場合は、カンマ(,)区切りで入力してくださいね!
4.使用するAI テキスト抽出に使用するAIモデルを設定します。 下図の中から選択できるので、お好みで設定してみてくださいね! デフォルトでGemini(推奨)が設定されているので、特にこだわりがなければ設定は不要です。
5.言語
画像ファイルから読み取るテキストの言語を設定します。 デフォルトでは英語が設定されているので、「日本語」にしたい場合は「日本語」に設定しておきましょう。
設定が完了したら「テスト」をクリックし、「抽出したい項目」に設定した各項目のテキストデータが、正しく抽出されるかを確認してくださいね! 正しく各項目のテキストデータが抽出できていることを確認したら、「完了」を押して次のステップに進みましょう。
ステップ7:Microsoft Excelのレコード追加設定 いよいよ最後のステップです! 最後は、ステップ6で抽出したテキストデータを使って、Microsoft Excelにデータを追加する設定です。 これで、トリガーで検知したファイルからテキストデータを抽出し、Microsoft Excelへ情報を自動追加できるようになりますよ!【Excel】データベースを操作するオペレーションの設定に関して | Yoomヘルプセンター もあわせてご確認ください。
(1/3)設定項目の選択
「レコードを追加する」をクリックしてください。
(2/3)データベースの連携 これまでのステップと同様に、アクションと連携するアカウントの設定内容を確認しましょう。
次に、データベースの連携設定を行います。
1.ファイルの保存場所
レコードを追加するMicrosoft Excelのシートの保存先となる場所を、OneDriveまたはSharePointから選択してください。
2.ドライブID 入力欄をクリックして表示される候補から該当のものを選択します。
3.アイテムID 「ドライブID」同様に、レコードを追加したい該当のMicrosoft ExcelのアイテムIDを候補から選択してください。
【Tips】使用したいシートの「アイテムID」が、候補に表示されない場合
「アイテムID」欄をクリックしても、フローで使用したい該当のMicrosoft Excelのシートが表示されない場合は、「ファイル名」の設定欄をご活用ください。
ここに使用するMicrosoft Excelのシート名の全文やその一部を入力することで、検索にヒットしやすくなります。
4.シート名 こちらも同じように候補から該当のものを選択してくださいね!
設定が完了したら「次へ」を押し、データベース操作の詳細設定を行います。
(3/3)データベースの操作の詳細設定
ここでは、先ほどデータベース連携を行なったシートの各項目に、どのデータを追加するのかを指定していきますよ!
「追加するレコードの値」には、連携済みのシートに紐づいた項目が表示されるので、それぞれに合う適切な値を「取得した値」や「日付」を用いて設定していきましょう。
たとえば「更新日」には、「日付」タブから「今日」を設定します。
「請求番号」には、「取得した値」の「画像・PDFから文字を読み取る」内にある、「請求番号」を設定しましょう。
「請求書URL」は、「取得した値」の「特定のフォルダ内にファイルが作成または更新されたら」内にある「URL」を設定しました!
同じ要領でその他の項目にも、適切な値を設定してみてくださいね!
*要確認*
「追加するレコードの値」の各項目は、データベースの連携設定時に連携したMicrosoft Excelの内容に紐づいて表示されています。 項目を修正したい場合はMicrosoft Excel側を修正し、再度連携するようにしてください。 また、「取得した値」を使わずに直接値を入力した場合、フローが起動する度に同じ値が繰り返し追加されてしまうため、ご注意ください。
設定が完了したら「テスト」をクリックし、データ連携が正常に行われるかを確認しましょう。
「テスト成功」と表示されると、先ほど「追加するレコードの値」の各項目に設定したそれぞれの値が実際に追加されているはずなので、確認してみてくださいね!
正しくデータ連携が行われていることを確認したら「完了」を押し、設定完了です!
ステップ8:トリガーをONにしてフローの動作確認 ここまで設定お疲れ様でした!
これで今回のフローの設定はすべて完了になります。
すべての設定が完了すると下図のようなポップアップが表示されるので、「トリガーをON」にして、フローの動作確認をしておくと安心です。
「フローを実際に動かすのは、あとでにしたい!」という場合もありますよね! その場合は「あとで」を選択し、フローの設定画面右上にある「トリガーON/OFF」のトグルボタンからON・OFFを切り替えてご利用ください。
以上が「OneDriveにファイルが格納されたら、OCRで内容を読み取りMicrosoft Excelにデータを自動で追加する 」フローの設定手順でした!
Microsoft Excelを活用したその他の自動化例 Yoomでは、Microsoft Excelを活用した様々な自動化を実現できます。 ここでは、Microsoft Excelに関連する他のテンプレートをいくつかご紹介します 。Amazon、Backlog、Notion等の情報をMicrosoft Excelに自動集約できます。 またOCR抽出やシート同期もでき、蓄積データを元にした発注書作成・送付やDiscord通知、ecforceの一括更新も自動化することで、データ管理と実務を効率化します。
Google スプレッドシートで特定条件に合うデータが追加されたら、Microsoft Excelに同期する
試してみる
■概要 「Google スプレッドシートに特定条件に合うデータが追加されたら、Microsoft Excelに同期する」ワークフローは、データの転記作業を効率化します。 条件に合致した内容のみが自動でMicrosoft Excelへ反映されるため、確認の手間が軽減します。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・Google スプレッドシートでデータの管理や集計をされている方 ・Google スプレッドシート上の特定条件に合致する情報を、素早くMicrosoft Excelへ反映させたい方 ・部門をまたいでGoogle スプレッドシートとMicrosoft Excelの両方を活用している組織の担当者 ・Microsoft Excel上でもデータ確認や加工が必要な業務フローをお持ちの方 ・Google スプレッドシートの更新内容をスピーディにMicrosoft Excelにも反映し、二重管理や手動転記の手間を減らしたい方 ■注意事項 ・Google スプレッドシート、Microsoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・Microsoft Excelのデータベースを操作するオペレーションの設定に関しては下記をご参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081
Airtableの在庫情報が更新されたら、Microsoft Excelも自動更新する
試してみる
■概要 「Airtableの在庫情報が更新されたら、Microsoft Excelも自動更新する」ワークフローは、在庫データの管理をスムーズにします。 Airtable側の更新内容が自動でMicrosoft Excelにも反映され、転記作業の手間を省けます。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・Airtableで商品や在庫情報の管理を行っている方 ・Airtableの在庫データをMicrosoft Excelでも管理しており、転記や更新作業の効率化を求めている方 ・在庫数や入出庫データを迅速に把握し、ビジネスの意思決定につなげたいと考えている方 ・Microsoft Excelを活用して分析やレポート作成をしている方 ・手動でのデータ更新や二重管理によるミス・手間を削減したい方 ■注意事項 ・Airtable、Microsoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
Amazon Seller Centralで注文情報が作成されたらMicrosoft Excelに追加する
試してみる
■概要 「Amazon Seller Centralで注文情報が作成されたらMicrosoft Excelに追加する」フローは、Amazonでの販売データ管理を簡素化する業務ワークフローです。 Amazon Seller Centralで新たに注文が発生すると、その情報を手動でMicrosoft Excelに転記する作業は時間がかかり、ミスの原因にもなります。特に大量の注文を扱う際には、効率的なデータ管理が求められます。 このフローを活用することで、注文情報が自動的にMicrosoft Excelに追加されるため、データの一元管理が可能になり、業務の効率化と精度向上を実現します。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・Amazon Seller Centralでの注文管理が手間に感じているEC事業者の方 ・Microsoft Excelを用いて販売データを分析・管理している営業担当者の方 ・データ入力作業の自動化を検討している中小企業の経営者の方 ・複数のSaaSアプリを連携させて業務効率化を図りたいIT担当者の方 ■注意事項 ・Amazon Seller Central、Microsoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・Microsoft Excelでデータベースを操作するオペレーションの設定については下記を参照してください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081
Asanaで新しいタスクが登録されたら、Microsoft Excelにレコードを追加する
試してみる
■概要 プロジェクト管理ツールのAsanaで管理しているタスク情報を、報告などのためにMicrosoft Excelへ手作業で転記していませんか?この作業は手間がかかるだけでなく、入力ミスや更新漏れの原因にもなりがちです。 このワークフローを活用すれば、AsanaとMicrosoft Excelを連携させ、タスクの追加をトリガーに自動でレコードを追記できるため、こうした定型業務を効率化し、より正確なデータ管理を実現します。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・AsanaとMicrosoft Excelを併用し、タスク情報を手動で転記している方 ・プロジェクトのタスク管理や進捗報告の業務を効率化したいと考えている方 ・複数のツール間でのデータ入力作業による、ヒューマンエラーを未然に防ぎたい方 ■注意事項 ・Asana、Microsoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Backlogで課題が追加されたらMicrosoft Excelに連携する
試してみる
Backlogで課題が追加されたら、自動的にMicrosoft Excelのシートにも課題の内容を記載するフローボットです。Backlogの課題をMicrosoft Excelでも管理する際などにご利用ください。
Notionでページが更新されたら、 Microsoft Excelのレコードも更新する
試してみる
■概要 Notionで管理している情報を、都度Microsoft Excelへ手作業で転記するのは手間がかかり、更新漏れの原因にもなりがちです。特に、NotionとExcelを連携させてタスクやプロジェクトを管理している場合、この二重入力は非効率に感じるのではないでしょうか。このワークフローを活用すれば、Notionのデータベースページが更新されると、関連するMicrosoft Excelのレコードが自動で更新されるため、データ管理の手間を省き、情報の同期漏れを防ぎます。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・NotionとMicrosoft Excelを併用し、データの二重入力に手間を感じている方 ・NotionとExcel間で発生する、手作業での転記ミスや更新漏れをなくしたい方 ・プロジェクトやタスクの進捗管理を、より正確かつ効率的に行いたいと考えている方 ■このテンプレートを使うメリット ・Notionのページ更新をトリガーにMicrosoft Excelへ自動で情報が反映されるため、これまで手作業に費やしていたデータ転記の時間を短縮できます ・手作業によるデータの転記が不要になるため、入力ミスや更新漏れといったヒューマンエラーを防ぎ、データの正確性を維持することに繋がります ■注意事項 ・Notion、Microsoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・Microsoft Excelでデータベースを操作するオペレーションの設定方法は下記を参照してください。 ・https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081 ・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
Gmailで受信したPDFからOCRでメールアドレスを抽出して、Microsoft Excelに追加する
試してみる
■概要 「Gmailで受信したPDFからOCRでメールアドレスを抽出して、Microsoft Excelに追加する」ワークフローは、PDFからメールアドレスを自動で抽出し表にまとめます。 手作業によるデータ入力を省けるため、作業効率も期待できます。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・Gmailで受信したPDFに記載されているメールアドレスを一括で管理したい方 ・PDFから手作業でメールアドレスを抽出してMicrosoft Excelに転記する作業に手間や時間を感じている方 ・Microsoft Excelを使って顧客情報やリスト管理を行っている方 ・正確かつスピーディにデータ収集・整理したいと考えている方 ・日常的に多くのメールやPDFを受信し、情報整理に課題を感じている方 ・手作業による入力ミスや漏れを防ぎたい方 ■注意事項 ・GmailとMicrosoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。 ・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 ・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
Microsoft Excelの雛形から発注書・注文書を作成してメールで送付
試してみる
入力フォームの情報で注文書のPDFを作成して、メールで送信します。注文書の雛形はMicrosoft Excelで作成した雛形を利用します。
毎日Microsoft Excelからレコードを取得し、ecforceの受注を一括更新する
試してみる
毎日Microsoft Excelから期日の近いタスクを取得し、Discordに通知する
試してみる
■概要 Microsoft Excelでタスク管理を行っているものの、期日の確認やチームへのリマインドを手作業で行うことに手間を感じていませんか? また、確認漏れによって重要なタスクが遅延してしまうケースもあるかもしれません。 このワークフローを活用すれば、毎日Microsoft Excelから期日が近いタスク情報を自動で取得し、Discordへリマインド通知を送信する一連の流れを自動化できます。 Microsoft Excelを使ったリマインダー業務を効率化し、タスクの抜け漏れを防ぎます。 ■このテンプレートをおすすめする方 ・Microsoft Excelでタスク管理を行っており、リマインダー業務を効率化したい方 ・チームのコミュニケーションツールとしてDiscordを活用しており、タスクの共有を円滑にしたい方 ・手動での確認や通知作業によるミスをなくし、確実なタスク管理を実現したいプロジェクトリーダーの方 ■注意事項 ・Microsoft Excel、DiscordのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ・「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。 ・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
まとめ いかがでしたか? OneDrive上のファイルからのデータ抽出を自動化することで、これまで手作業で行っていた請求書やアンケート結果などの転記作業が省け、入力ミスといったヒューマンエラーも防ぐことが期待できます。 これにより、担当者は面倒なデータ入力から解放され、抽出したデータを基にした分析や次のアクションの検討といった、より付加価値の高い業務に集中できるようになるでしょう。
今回ご紹介したような業務自動化フローの構築は、ノーコードツールYoomを使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に実現可能です。 「自動化って興味はあるけど難しそう…」「プログラミングってよくわからないし…」といった方でも、気軽に自動化を導入できるのは魅力ですよね!
また、フローは自由にカスタマイズできるので、アイデア次第で活用方法は広がります。
自社の業務に合った最適なフローを構築し、日々の業務をもっとラクに、もっと効率的にしませんか?
もし少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひアカウントを作成し、Yoomによる業務効率化を体験してみてくださいね!
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よくあるご質問
Q:手書きの文字でも読み取れますか?
A:
読み取りにはAI-OCRを使っており、印字された文字であれば高い精度で認識できます。 もちろん、手書き文字や歪んだ文字を認識することもできますが、解像度の低い画像では精度が落ちる場合があります。 精度を安定させるためには、スキャンの解像度を上げたり、文字がはっきり見える状態のファイルを利用するのがオススメです!
Q:Microsoft Excel以外(Google スプレッドシートなど)にもデータを出力できますか?
A:
はい、Google スプレッドシートやNotion、kintoneなど、Yoomを使って連携可能なアプリであれば連携可能です。 その他のアプリへデータを連携させたい場合は、Microsoft Excelの「レコードを追加する」アクション部分を、使用したいアプリの「レコード追加」アクションに変更してご利用ください。 また、連携可能なアプリの詳細については【連携アプリ一覧 】をご確認ください。
Q:特定のファイル名を持つファイルだけを処理対象にできますか?
A:
はい、可能です。たとえば「請求書である場合」など、条件を絞って連携したい場合は「分岐する 」オペレーションを活用ください。
設定時に指定した条件に一致するデータに絞り、データ連携が行われるようになります。