2024/12/03
アプリ同士の連携方法

HubSpotとDiscordを連携して、HubSpotでフォームが送信されたらDiscordに通知する方法

r.suzuki
HubSpotとDiscordの連携イメージ

目次

オンラインフォームを通じて情報を収集する際、フォーム送信後の確認や対応が遅れると、迅速な対応が求められるビジネスシーンでは、効率的な運用が難しくなります。
特に、複数のツールを使っている場合、リアルタイムでの通知が届かず、対応が後手に回ってしまうことがあります。
そこで今回は、HubSpotとDiscordを連携させ、フォーム送信時にDiscordに通知を送る方法について解説します。
この自動化により、手動での確認作業を省き、業務の効率化が期待できます。
初心者でも簡単に設定できるアプリの連携方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

・HubSpotを活用しているが、フォーム送信後の対応を効率化したいと考えている方
・Discordを利用してチーム間での情報共有を強化したい方
・チーム間の連携をよりスムーズにし、通知システムを整備したい方

HubSpotとDiscordの連携メリットと具体例

メリット1: 業務の効率化

フォーム送信のたびにDiscordに通知が届くことで、手動での確認作業が不要になり、業務効率の向上が見込まれます。
また、スタッフがHubSpotをチェックし、フォームの送信状況を確認する手間が省け、他の重要な業務に集中できることも期待できます。
これにより、時間を有効活用でき、チームの生産性向上にも寄与します。

メリット2: スムーズな情報共有

Discordのチャンネルに通知を送ることで、チームメンバー間での効率的な情報共有につながります。
フォーム送信内容を誰もが確認できるため、情報伝達のミスを防ぎ、全員が同じ認識で進行することが可能です。
特に、営業やマーケティング、カスタマーサポートチームが密に連携している場合、共通のプラットフォーム上で情報を素早く把握できるため、作業の調整やスムーズな情報共有が期待できます。

メリット3: スピーディーなフォーム対応

フォーム送信があった際にDiscordに通知されることで、優先度の高い、緊急のサポートリクエストや重要なリード情報などへの素早い対応が期待できます。
例えば、製品に関する問い合わせや重要な営業リードがフォームで送信されると、通知を受け取った担当者はスピーディーにアクションを起こせ、顧客対応の迅速化と重要案件への対応漏れの防止が見込めます。

ここからは、Yoomのテンプレート【HubSpotでフォームが送信されたらDiscordに通知する】という連携フローを使って設定をしていきます。

[Yoomとは]

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

・HubSpotとDiscordをマイアプリ連携
・テンプレートをコピー
・トリガー、アクションの設定
・最後にトリガーが起動と確認

事前準備
1)
まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
Yoomのアカウント発行ページ
2)HubSpotはOauth認証でID/Passの入力でマイアプリの登録が可能ですが、Hubspotにてアプリを接続する権限を追加する必要があります。
詳しくはこちらを参考にしてください。
HubSpotのマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター
3)Discordのアプリ登録には、アクセストークンが必要です。
事前にDiscord Developer Portalにログインし、Botトークンを取得してください。
手順は以下を参考にしてください。
Discord Botのマイアプリ連携方法 | Yoomヘルプセンター
HubSpotとDiscordの連携フローの作り方

ステップ1:HubSpotとDiscordをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する2つのアプリ「HubSpot」と「Discord」を1つずつ検索します。

HubSpotを選択できたら、使用するアカウントでログインしてください。




Discordを選択できたら、アカウント名と事前準備で取得したアクセストークンを入力し、追加してください。


3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

こちらのバナーをクリックします。

1)「このテンプレートを試す」のアイコンをクリックします。

2) 以下のような表示が出てくるので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されればコピーができています。

タイトルや詳細はクリックで編集可能ですので、適宜変更してください。
右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
なお、テンプレートはマイプロジェクトに保存されています。
そのためコピーしたテンプレートはマイプロジェクトからも開くことが可能です。

ステップ3:トリガーを設定
「アプリトリガー フォームが送信されたら」をクリックします。

ステップ4:HubSpotのアクションを設定

1) アクションは「フォームが送信されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。


2)  必須項目を入力します。
トリガーの起動間隔は契約プランによって変わります。
各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
選択が完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。

ステップ5:Discordのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する メッセージを送信する」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「メッセージを送信する」を選択し、「次へ」をクリックします。


3) メッセージ内容をします。

アプリが連携出来ているとHubSpotのアウトプット情報を活用して入力できます。

メッセージ内容など必要に応じて候補から選択し、入力します。
入力が完了したら「保存」します。




これで【HubSpotでフォームが送信されたらDiscordに通知する】というフローが完成です。

ステップ6: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら 

HubSpot・Discordを使ったその他の自動化例

他にもYoomには、HubSpot・Discordを使った自動化のテンプレートがあるのでご紹介します。
自動化を試みたい業務内容や、現在利用しているアプリとの組み合わせに応じて、テンプレートを活用してください。

1.HubSpotのコンタクトにリードが登録されたら、Discordに通知する
このテンプレートでは、HubSpotのコンタクトページに新しいリードを登録すると、その情報が自動的にDiscordに通知されます。
例えば、営業部がHubSpotのコンタクトページに新しいリードを登録した場合、顧客名、担当者名、連絡先といった詳細が、営業部のDiscordチャンネルに送信されます。
これにより、チーム全員が素早く新しいリード情報を確認し、スピーディーな対応が期待できます。

2.HubSpotで新しい取引が作成されたら、Discordに連携してチャンネルにメッセージを通知する
このテンプレートでは、HubSpotで新しい取引を作成した場合、その情報を自動的にDiscordに通知することができます。
例えば、営業部がHubSpotで新しい取引を作成した場合、顧客名、担当者名や取引額、ステータスなどを、営業チーム全員が素早く把握できます。
そのため、次のステップにスムーズに進むことができ、業務効率が改善され、チーム全員の連携の強化が期待できます。
また、自動化された通知によって手動での情報転記作業が不要となり、ミスの削減も見込めます。

3.HubSpotでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してDiscordに通知する
このテンプレートは、HubSpotに新しいお問い合わせがあった場合、問い合わせ内容に基づいてDifyで回答内容を作成し、Discordに自動的に通知することができます。
例えば、マーケティング部でHubSpotに新しいお問い合わせがあった場合、 お問い合わせ内容や回答が全員に即時に共有され、チーム内で情報の共有漏れの防止が見込めます。
これにより、マーケティング部のスピーディーな対応が期待できます。

まとめ

HubSpotでフォームが送信された際に、Discordに通知を送る方法について解説しました。
HubSpotとDiscordの連携により、フォーム送信後の確認や対応が迅速になり、業務効率が大幅に向上することが期待できます。
この連携を実現することで、手動での確認作業を省き、情報共有を迅速に行うことにより、チーム全体の生産性が高まることが見込めます。
特に、優先度の高いフォーム対応を逃さないための仕組みとして、この連携は非常に役立つはずです。
また、Yoomというノーコードツールを活用することで、プログラミングの知識がなくても簡単に設定でき、初心者でもHubSpotとDiscordの連携を実現できます。
ぜひ、この記事を参考にして、あなたのチームの業務効率化を実現してください。

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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