SlackとGeminiの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/10/23

Slackに投稿された内容をGeminiを使って解析し、回答を再度Slackに更新する方法

t.yasuda

顧客対応において、専門的な知識や経験が求められる問い合わせに対応するのは時間がかかりますよね。
特に、新人や経験の浅い従業員にとって、そのような問い合わせに対応するのは難しいものです。
本記事でご紹介するSlackとGeminiの連携では、Slackに投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、その結果を再度Slackに自動更新することで、顧客対応の迅速化が期待できます。

プログラミングの知識がなくても、簡単に実現できる方法をご紹介しますので、ぜひご覧ください!

こんな方におすすめ

  • Slackに投稿された質問の回答をGeminiで作成している方。
  • SlackとGeminiでの業務効率化を考えている方。
  • SlackとGeminiを連携して対応を迅速化したい方。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

SlackとGeminiの連携フローの作り方

今回は「Slack投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Slackに更新する」という、先ほど紹介したテンプレートの設定方法をご紹介します。このテンプレートを利用すると、イチから自動化設定を行う必要がなく便利です。

工程は5ステップだけなので、簡単に設定できます。

  1. SlackとGeminiをマイアプリに登録
  2. Slackで新しいメッセージがチャンネルに投稿された際に起動するトリガーを設定
  3. Geminiでコンテンツを生成するアクションを設定
  4. Slackでチャンネルにメッセージを送るアクションを設定
  5. SlackとGeminiの自動化の動作確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:SlackとGeminiをマイアプリに登録

最初に、SlackとGeminiをYoomに接続するマイアプリ登録を行いましょう。

1.SlackとYoomを連携

(1)まずは、Slackのマイアプリ登録からです。
Yoom画面の左側にある「マイアプリ」を開き、「+新規接続」をクリックしましょう。

(2)検索窓に「Slack」と入力して、検索結果をクリックします。
表示される画面に従って、設定をしましょう。

(3)以下の画面のように「マイアプリの作成に成功しました」と表示されたら、マイアプリの登録は完了です。

2.GeminiとYoomを連携

(1)続いて、Geminiのマイアプリ登録です。
同様に「マイアプリ」を開き、「+新規接続」からアプリを検索します。

(2)以下の画面が表示されるので、説明に従ってアクセストークンを取得して入力します。
APIキーはこちらから取得できます。

(3)同様に「マイアプリの作成に成功しました」と表示されたら、マイアプリの登録は完了です。

マイアプリにSlackとGeminiが表示されていれば、登録完了です。

(4)マイアプリへの登録が完了したら、下記のテンプレートをコピーしてください。

ステップ2:Slackで新しいメッセージがチャンネルに投稿された際に起動するトリガーを設定

(1)テンプレートをコピーした後、Yoomに以下の画面が表示されるので、「OK」をクリックして詳細設定に移ります。

もしくは、以下のようにYoomの「マイプロジェクト」を開いて、コピーしたテンプレートをクリックします。

(2)以下の画面が表示されるので、フロー内の「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」をクリックします。

(3)以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「トリガーアクション」→新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら

確認できたら「次へ」をクリックします。

(4)以下の画面が表示されるので、トリガーの起動間隔をプルダウンより選択します。
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

(4)設定が完了したら「テスト」をして、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ3:Geminiでコンテンツを生成するアクションを設定

(1)続いて、Geminiの設定を行うため、フロー内にある「コンテンツを生成」をクリックします。

(2)以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Geminiと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「実行アクション」→コンテンツを生成

(3)以下の画面が表示されるので、必須項目を入力します。
ステップ2のトリガー時に取得した値をアウトプットとして引用することも可能です。アウトプットについてはこちらをご覧ください。
設定が完了したら「テスト」をして、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:Slackでチャンネルにメッセージを送るアクションを設定

(1)続いて、フロー内にある「チャンネルにメッセージを送る」をクリックします。

(2)以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「実行アクション」→チャンネルにメッセージを送る

(3)以下の画面が表示されるので、必須項目を入力します。
設定が完了したら「テスト」をして、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ5:SlackとGeminiの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。

SlackやGeminiを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもSlackやGeminiのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

SlackとGeminiを連携した自動化例

Google Driveにアップロードした画像をGeminiで解析して内容をSlackに通知したり、Slackの投稿内容をGeminiで要約してGoogle スプレッドシートに追加したりする連携も可能です。
さらに、Google スプレッドシートに追加された内容をGeminiで要約してSlackに通知することもできます。

Slackを活用した自動化例

データベースに情報が登録されたらSlackに通知する

Google スプレッドシートやSalesforceなどに情報が追加されたらSlackに自動で通知します。

プロジェクト管理アプリでタスクが完了したらSlackに通知する

AsanaやTrelloなどでタスクが完了したことをSlackに自動通知します。

お問い合わせ内容をSlackへ通知する

GoogleフォームやGmailで送信されたお問い合わせ内容をSlackへ自動通知します。

Geminiを活用した自動化例

データベースに追加された内容を要約して保存する

NotionやGoogle スプレッドシートなどに追加された内容をGeminiで要約してデータベースに自動で保存します。

メールで受信した内容や書類をGeminiで判別する

メールで受信したメッセージをGeminiで判別して自動で対応者を振り分けたり、書類をGeminiで分類してGoogle Driveに自動保存したりできます。
また、メッセージをGeminiで要約してGoogle スプレッドシートに自動で追加することも可能です。

フォームに回答された内容を要約して保存する

Googleフォームなどで回答された内容を要約してNotionなどに自動で追加します。

SlackとGeminiを連携するメリット

メリット1: カスタマーサポートの効率化

この連携では、顧客からの問い合わせがSlackに投稿されると、Geminiが自動的に解析し、適切な回答を生成します。
これにより、カスタマーポート担当者の迅速な対応につながります。特に、問い合わせが多い時間帯やサポートリソースが限られている場合に効果を発揮します。
新人や経験の浅い従業員は、Geminiのアシスタントが生成した回答を参考にしながら顧客対応を行うことができるので、担当者がつきっきりでサポートする負担の軽減と人材育成の促進も見込めるでしょう。

メリット2: プロジェクト管理の最適化

プロジェクト管理においても、SlackとGeminiの連携は役立ちます。
プロジェクトメンバーがSlackに投稿した進捗状況や課題をGeminiが解析し、次のステップや解決策を提案します。
これにより、プロジェクトマネージャーは全体の進捗を把握しやすくなり、チーム全体の生産性向上が見込めるでしょう。
特に、複数のプロジェクトを同時に管理する際に有効です。

まとめ

SlackとGeminiの連携により、専門的な知識や経験が求められる顧客対応のスピードアップが期待できます。
また、人員コストを削減しつつも新人や経験の浅い従業員は人材育成に貢献しそうですね。

Yoomを使用することで、難しいプログラミングスキルを使うことなく、簡単にこの連携を設定できるので便利です。
ぜひ、この機会に自動化を導入し、業務効率を高めてください。

この記事を書いた人
t.yasuda
学習塾講師やライター、さまざまな事務の仕事に携わってきました。パソコン作業が多かったので、どうしたら業務を効率化できるかという情報に関しては常にアンテナを張っています。これまでの経験で培ってきた知識と集めている情報をフル活用して、皆様のお役に立てる記事を執筆できたらと考えております。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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