2024/12/11
アプリ同士の連携方法

SlackとHRMOS勤怠を連携して、Slackでメッセージが投稿されたら自動でHRMOS勤怠に打刻する方法

s.miyamoto
SlackとHRMOS勤怠の連携イメージ

目次

メッセージを送るだけで勤怠打刻できる機能を導入しませんか?
本記事では、Slackでメッセージが投稿された際に自動でHRMOS勤怠に打刻する方法を解説します。
このアプリ連携により、勤怠管理の効率化と正確性の向上が期待できます。
特にリモートワークやフレックスタイム制を導入している企業にとって、業務負担の軽減に寄与することでしょう。
プログラミングの知識は不要です。ぜひこの記事を参考にしてアプリ連携をお試しください。

こんな方におすすめ

・リモートワークやフレックスタイムを導入しているが、勤怠管理に課題を感じている勤怠管理担当者
・打刻漏れを防ぎ、勤怠データの正確性を向上させたいと考えている人事部担当者
・勤怠システムの自動化を進めて、給与計算等の業務負担を軽減したい管理部門スタッフ
・SlackとHRMOS勤怠を使用しており、各アプリの連携で更に勤怠管理の効率を向上させたい方

SlackとHRMOS勤怠の連携メリットと具体例

メリット1: 打刻漏れの防止

SlackとHRMOS勤怠を連携させることで、勤怠管理者にとって避けたい問題のひとつである「打刻漏れ」を防止できます。
アプリ連携により、出勤時にSlackでメッセージを送信するだけで自動的に打刻が登録されるため、手動での入力を省き、打刻漏れを防止できます。
この仕組みにより、従業員が「打刻を忘れていた」「うっかり入力しなかった」というような問題が発生しづらくなり、管理者は打刻漏れを防げるとともに、勤怠データが常に正確に記録される効果が期待できます。

メリット2: 勤怠管理の手間を大幅削減

従業員が毎日HRMOS勤怠にログインして打刻を行うのは、管理者にとっても従業員にとっても手間がかかります。
特に、リモートワークやフレックスタイム制を採用している企業では、出勤時間や退勤時間がバラバラになることが多く、打刻漏れや誤打刻が発生しやすいでしょう。
そこでアプリ連携を活用し、Slackからのメッセージで自動的に打刻が行われる仕組みを導入することで、勤怠管理が大幅に効率化され、管理者が個別に従業員の勤怠状況を確認する手間を削減できます。

メリット3: 勤怠管理の正確性と効率を向上

アプリ連携によって打刻が簡略化されるだけではなく、正確性のあるデータ管理が可能となり、HRMOSでの給与計算など勤怠データを元にした諸業務がスムーズに進行するようサポートします。
従業員がSlackメッセージを送信するだけで自動的に打刻が行われることにより、毎月の給与計算時に不正確なデータを修正する手間が省け、業務の効率化が進みます。
また、正確な勤怠データは労働基準法に基づいた適正な労働時間の管理にも寄与し、企業のコンプライアンス強化を図ることができるでしょう。
自動化されたデータ管理は、従業員にも管理者にも負担を減らし、業務全体の円滑な進行をサポートします。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Slackでメッセージが投稿されたら自動でHRMOS勤怠に打刻する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Slackでメッセージが投稿されたら自動でHRMOS勤怠に打刻する方法

Slackでメッセージが送信されたらSlackのAPIを利用して受け取り、 HRMOS勤怠の提供するAPIを用いてHRMOS勤怠の指定ユーザーアカウントで自動的に打刻することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  1. Slackの送信者、HRMOS勤怠のユーザーIDをYoomのデータベースに登録
  2. SlackとHRMOS勤怠をマイアプリ連携
  3. テンプレートをコピーする
  4. Slackでトリガーを設定とHRMOS勤怠でのアクションを設定
  5. トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

Yoomに登録している方はログインし、未登録の方は無料登録後に設定を進めてください

ステップ1. 各アプリのユーザーIDをYoomのデータベースに登録

フローを起動する前提として、SlackのメンバーIDとHRMOS勤怠のユーザーIDをYoomのデータベースに登録しておく必要があります。
今回は、画像のように「チャットツール_ID」にSlackのメンバーIDを登録しています。同様に、対象従業員の氏名とHRMOS勤怠のユーザーIDを登録しましょう。
※SlackのメンバーIDを確認する方法はこちらでご確認ください。

ステップ2. SlackとHRMOS勤怠をマイアプリ連携

次に、SlackとHRMOS勤怠をマイアプリに連携しましょう。
Yoomにログインした後、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」から設定を進めましょう。

Slackを検索してクリックしてください。

すでにSlackにサインイン済みの場合は、画像のようなページが表示されます。
まだサインインしていない場合は、「ワークスペースにサインインする」の画面でサインイン操作を行ってください。
また、別のワークスペースを指定したい場合は、画面右上の「別のワークスペースを追加する」から設定を行いましょう。
サインイン後、画面下の「チャンネルを検索」から通知先のチャンネルを選択し、「許可する」をクリックすると、Slackのマイアプリ連携が完了します。

次に、HRMOS勤怠を検索しクリックしてください。‍


「アカウント名」「APIキー」「企業名」を入力します。
※APIキーの確認方法はこちらのページで確認できます。
各項目を入力したら「追加」をクリックすると、HRMOS勤怠のマイアプリ連携が完了します。

次に、フローボットのテンプレートを使用して設定を進めましょう。
Yoomにログイン後、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」と表示されるので、「OK」をクリックして、コピーを完了させてください。

ステップ3. トリガーを設定

続いて、Slackのトリガーを設定します。
「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」をクリックしてください。(画像内のテキストは文末が省略されています。)

次に、Slackと連携するアカウント情報を確認してください。タイトルは自由に編集できますが、トリガーアクションはそのままにして、「次へ」をクリックしてください。

APIの接続設定を行います。
「トリガーの起動間隔」は、5分、10分、15分、30分、60分を選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますのでご注意ください。
「チャンネルID」は、欄をクリックすると表示される候補から該当チャンネルを選択してください。
その後、該当のチャンネルにて「出勤しました」等のテスト用メッセージを送信してから「テスト」をクリックしてください。

アウトプットに表示されている取得情報を確認して、「保存する」をクリックしてください。

ステップ4. レコード取得の設定

次に、Yoomのデータベースからレコードを取得する設定を行います。
「レコードを取得する」をクリックしてください。

「データベースの連携」からレコードが保存されているデータベースを選択します。

「プロジェクト」は、マイアプリの下に表示されています。
プロジェクトをクリックすると、「データベース」が表示されます。
該当のデータベースをクリックした後、画面上部に「テーブル」が表示されています。
画像を参考にしながら、該当項目を確認してください。
設定が完了したら「次へ」をクリックしましょう。

次に「取得したいレコードの条件」を指定します。
今回は画像のように「データベースに保存されているチャットツールIDとメッセージ送信者のIDが等しい」という条件を設定しました。
一番右の項目は欄をクリックすると候補が表示されるので、一覧から「送信者」を選択してください。
設定できたら「テスト」をクリックしましょう。

テストに成功したことを確認したら、「保存する」をクリックします。

ステップ5. アクションを設定

続いて、HRMOS勤怠のアクションを設定します。
「打刻を登録」をクリックしてください。

タイトルの任意編集とアカウント情報の確認を行い、アクションは変更せず「次へ」をクリックして先に進みます。

次のページで「企業名」と「ユーザーID」を設定してください。
「企業名」は、注釈を参考にしてHRMOS勤怠のログインページURLから取得し入力します。
「ユーザーID」は、欄をクリックしてYoomのデータベースから取得したHRMOS勤怠のユーザーIDを選択します。
「打刻区分」は出勤のまま変更せず「テスト」をクリックしましょう。
HRMOS勤怠で打刻されたことを確認したら、「保存する」をクリックしてください。

「トリガーをON」をクリックし、フロー稼働の準備が完了です。
これでSlackでメッセージが投稿されたらHRMOS勤怠で自動的に打刻されます。

HRMOS勤怠を使ったその他の自動化例

1. kintoneで従業員情報が登録されたらHRMOS勤怠に追加する

kintoneで従業員情報が登録されると、HRMOS勤怠に自動的に情報が追加されます。
これによりHRMOS勤怠で従業員情報を手動登録する必要がなくなり、人事部門の業務負担が軽減され、正確なデータ管理が実現します。

2. HRMOS勤怠で前日の打刻漏れを検知してSlackに通知する

HRMOS勤怠で前日の打刻漏れが検知されると、自動的にSlackに通知が送られます。
この仕組みにより、担当者や従業員が打刻漏れを見逃すリスクを減らし、スムーズな打刻修正が可能になります。

3. Airtableで従業員情報が更新されたらHRMOS勤怠の情報も更新する

Airtableで従業員情報が更新されると、その内容がHRMOS勤怠にも自動的に反映されます。
これにより情報の二重管理が不要になり、最新の従業員データを維持できます。
複数のツールを活用している場合でもデータの整合性が保たれ、業務の効率化が期待されます。

まとめ

SlackとHRMOS勤怠の連携により、勤怠管理の効率化と正確性の向上が実現しました。
リモートワークやフレックスタイム制を導入している企業にとって、打刻漏れの防止や勤怠管理の手間削減は大きなメリットとなるでしょう。
自動化された勤怠データ管理は、給与計算の効率化やコンプライアンス強化にも寄与します。

Yoomのアプリ連携はプログラミング不要で、誰でも手軽に導入できます。この機会にアプリ連携を活用し、業務の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
s.miyamoto
外資企業のカスタマーサクセス業界にて約5年の経験があります。 オペレーターや管理職など、さまざまな立場から培った現場の課題点を元に、日々お役立ちコンテンツを発信していきます。 Yoomを活用し、顧客体験を向上するヒントなど、お役立ち情報を皆様にお届けしていきます!
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