2025/01/22
アプリ同士の連携方法

指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をMicrosoft Teamsに通知する方法

a.ohta
ZoomとMicrosoft Teamsの連携イメージ

目次

 

定例会議など、定期的に行われるミーティングの度に会議を作成しそれをメンバーに周知するという一連のフローは、そこまで手間ではないものの、忘れてしまった場合はミーティングが開催できなかったり、メンバーに迷惑をかけてしまう可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、<span class="mark-yellow">ZoomとMicrosoft Teamsの連携による自動化です。</span>
自動化を導入することでミーティング設定の手間を省くだけではなく、会議の案内をメンバーに把握してもらいやすくなる可能性があります。
業務の効率化やチーム連携の強化にも役立つはずです。ぜひお役立てください。

こんな方におすすめ

  • 定期的に開催されるZoomミーティングがあるチーム
  • メインコミュニケーションツールにMicrosoft Teamsを活用している企業
  • Zoomでの定例会議の作成及びMicrosoft Teamsへの通知に手間を感じているリーダー
  • Zoomミーティングを作成し忘れたりMicrosoft Teamsへ通知を忘れてしまったことのある方

スケジュールトリガー・Zoom・Microsoft Teamsを連携するメリットと具体例

メリット1:定型業務の削減

今回の連携を行うことで、会議の作成と通知の手間を削減できるかもしれません。
例えば、定期的に行わなければならないミーティングがある場合、その都度Zoom会議を作成し、ミーティング出席者へ忘れずに通知する必要があります。
しかし、Zoom会議が頻繁に行われる場合、会議を作成する頻度が上がることで作業量も比例して増えてしまうと言えるでしょう。
今回の連携を導入すれば、指定した日時にフローが起動し、担当者が会議日時を決めた後にMicrosoft Teamsに会議データが送信されるため、このような定型業務の削減につながるのではないでしょうか。

メリット2:ヒューマンエラーの回避

今回のフローは「決まった日時に起動する」ため、リマインドとしての効果も感じられるかもしれません。これにより、会議を作成し忘れる可能性が低くなるはずです。また、会議に参加予定のMicrosoft Teamsの特定のチャネルメンバーへ通知を忘れるといった人的エラーも回避できる見込みがあるでしょう。
例えば、手動でミーティング情報を作成・共有する際、上記のミスの他、リンクのコピー漏れや時間設定のミスといったヒューマンエラーが発生することがあります。
今回の自動化により、このようなエラーのリスクが下がることが期待でき、正しい会議情報が周知可能になるはずです。

メリット3:メンバーとの情報共有の容易化

今回の連携により、Zoom会議を作成したことやミーティングURLがMicrosoft Teamsの特定のチャネルへ通知されるようになるため、会議参加予定メンバーとの情報共有が行いやすくなるかもしれません。
例えば、Zoom会議を作成しても参加者への伝達を忘れてしまうと、メンバーは会議が開催されることを知ることができず、会議資料の事前チェックなどを効率的に行えなくなる可能性があるでしょう。
しかし自動化を導入していれば、指定した日時にZoomミーティングを作成、およびMicrosoft Teamsへ通知がされるため、メンバーは会議前に資料チェックなどを行いやすくなるはずです。

それではここからノーコードツールYoomを使って、「指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をMicrosoft Teamsに通知する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をMicrosoft Teamsに通知する方法

まず、Yoomのスケジュールトリガーで指定した日時にフローを起動します。そして担当者が指定したミーティング開始日時データをZoomのAPIを活用して取得し、新しいミーティングを作成します。
その後、Microsoft TeamsのAPIを用いてこのデータを受け取り、特定のチャネルに送信することが可能です。
このような連携の実現には、一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。

  • ZoomとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携
  • スケジュールトリガーを設定後ミーティング開始日時を指定する設定
  • Zoomでミーティングを作成しMicrosoft Teamsに送信する設定
  • トリガーボタンをONにして、Google スプレッドシートとChatGPTの連携動作を確認

まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

ステップ1:ZoomとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。

ZoomとYoomの連携

1.検索する

Zoomを検索し、Zoomのアイコンをクリックします。

2必須項目を入力する

必須項目を入力します。

Zoomをマイアプリに登録するためには、「Client ID」と「Client secret」が必要です。
詳細はZoom(OAuth)のマイアプリ登録方法をご確認ください。

また、上記の連携方法は、ZoomのAdmin-managedの権限範囲での連携となります。
User-managedの権限範囲で連携したい場合はこちらをご参照ください。

3.連携完了

必須項目を入力後右下の追加ボタンをクリックします。
画面が切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。

Microsoft TeamsとYoomの連携

1.ログインする
Microsoft365にログインしましょう。Microsoft365にログインしておくことで、マイアプリ連携が素早く完了します。
※Microsoft365(旧Office365)につきまして、一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)に加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

2.検索する

Microsoft Teamsのアイコンをクリックします。

3.連携完了

すぐに画面が切り替わります。上記の表示がされれば連携完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。

1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う

※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。

ステップ3:スケジュールトリガーを設定後ミーティング開始日時を指定する設定

1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をMicrosoft Teamsに通知する」をクリックします。

3.スケジュールトリガー

「月初に起動」を選択してください。

4.必須項目の入力

赤枠の必須項目を入力します。
画像の設定では、毎月1日の朝9時にフローが起動する設定になっています。希望がある場合は数字を変更し、任意で修正しましょう。

また、赤枠のタブを変更することで、週単位での起動も可能です。

この場合は希望の曜日にチェックを入れ、時刻を記入することで設定できます。

5.保存する

設定ができたら保存するを押しましょう。

続けて、ミーティング開始日時を指定する設定を行います。

1.担当者へ対応を依頼する

「MTG日時を指定」を選択してください。

2.必須項目の入力

ミーティング開始日時を指定する担当者を決めます。

プルダウンから変更可能です。

担当を依頼する内容の詳細には、担当者へのメッセージを記載しましょう。

下へスクロールすると、何日の何時に開始するZoomミーティングを作成するかという入力を行う項目が表示されます。

既に設定が完了しているため、既存のままで問題ありません。

次へをクリックします。

3.入力フォームのサンプル値の設定

日付・時刻を指定する入力フォームが確認できたら、保存をします。
これらの設定を行うことで、指定した日時にフローが起動し、担当者が会議日時を決めることが可能です。

ステップ4:Zoomでミーティングを作成しMicrosoft Teamsに投稿する設定

1.アプリと連携する

Zoomのアイコンの「ミーティングを作成」を選択してください。
次へを押します。

1.必須項目を入力

まずはメールアドレスを入力します。ボックス下部の補足通りに入力してください。
続けてトピックを任意で指定します。

下へスクロールすると開催日時の指定項目が表示されます。


テンプレートを活用しているため、既にデータの挿入は完了しています。


画像と同じ状態になっているか確認をし、問題が無ければテストをクリックしてください。
テストが成功したら保存を押しましょう。

最後に、Microsoft Teamsに通知する設定を行います。

1.アプリと連携する

※Microsoft365(旧Office365)につきまして、一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)に加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。Microsoft Teamsのアイコンの「チャネルにメッセージを送る」を選択してください。
次へを押します。

2.投稿先のチャネルIDを設定する

各IDを設定しましょう。ボックスをクリックします。

一覧表示された中からチャネルを選択しましょう。
チャネルIDも同様に設定可能です。

3.投稿メッセージを確認する

Microsoft Teamsへ投稿する際の内容を設定します。


画像のように取得したデータが挿入され設定が完了している状態です。
追記したいメッセージがある場合のみ変更してください。


また、Microsoft Teamsは改行の際、HTMLタグの<br>を使用するため、画像のように挿入を行いましょう。

4.テストの実行

設定ができたら、下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。

5.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。
トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

今回使用したフローボットテンプレート
指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をMicrosoft Teamsに通知する

さらに自動化するには

Yoomには自動化だけでなく、業務を円滑に進めるための工夫と機能が詰まっています。
例えば、今回紹介した自動化を、よりニーズに沿ったものにアレンジすることも可能です。

アレンジ1:Googleフォームの回答を基にZoom会議を作成する方法

トリガーを他アプリに変更することで、アプリ側でアクションが行われるとフローが起動します。
例えば、Googleフォームをトリガーにすることで、Googleフォームで回答されるとフローが起動し、回答されたデータを用いてZoom会議を自動作成可能です。
このフローは顧客とのミーティングはもちろん、従業員との面談予約などにも活用できるでしょう。

アレンジ2:Microsoft Teamsに通知後Googleカレンダーにスケジュールを作成する方法

作成したZoomミーティングをGoogleカレンダーに追加することも可能です。
スケジュールが可視化できるようになり、タスク管理が容易になるかもしれません。


尚、Googleカレンダーにスケジュールを登録する際は「予定の終了時刻」と「予定の終了日」を指定する必要があります。
赤枠の「MTG日時を指定」の際、予定の終了時刻と予定の終了日を指定するフォームを追加することで、フローの設定が可能となります。

ZoomとMicrosoft Teamsを使ったその他の自動化例

他にZoomとMicrosoft Teamsの自動化の例があるので、いくつか紹介します。

1.Zoomでミーティングが終了したら、Microsoft TeamsにレコーディングURLを通知

ミーティング終了後に自動でレコーディングURLが送付されるため、会議に参加できなかったメンバーとの共有が容易になるはずです。

2.Microsoft Teamsに送信されたミーティング内容から、ZoomのミーティングURLを発行する

Microsoft Teamsの特定のチャネルに送信した内容を基にZoomミーティングを自動作成します。会議作成の作業フローが短縮可能でしょう。

3.Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Microsoft Teamsに通知する

会議内容を文字起こしすることも可能です。加えて要約し、Microsoft Teamsに送信されるため、会議データを完結に保管したい場合などに活用できます。

まとめ

定期的に行わなければならない会議がある場合は今回紹介したフローのように、ミーティングの作成及び通知を自動化することで、作業の手間が省きやすくなるはずです。
また、日時が指定された会議なのにも関わらず、メンバーへその旨が伝達されていなければ、会議が開催されるのか否か把握できなくなってしまいます。しかし、今回の自動化によりこのようなエラーが回避可能かもしれません。
この機会にぜひYoomを活用して、業務に自動化を導入してみませんか?業務改善のためにお役立てください。

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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