■概要
海外からのメール対応において、内容の翻訳や返信文の作成に手間がかかっていると感じることはないでしょうか。手作業での対応は時間がかかるだけでなく、ヒューマンエラーや対応遅延の原因にもなり得ます。このワークフローを活用すれば、メール受信をきっかけにChatGPTが自動で内容を翻訳し、Difyが回答案を作成、さらにGoogle スプレッドシートへ履歴を保存するまでの一連の流れを自動化し、海外とのコミュニケーションを円滑にします。
■このテンプレートをおすすめする方
- 海外からの問い合わせ対応に時間がかかり、業務を効率化したいと考えている方
- ChatGPTやDifyを活用して、より高度なメール対応の自動化を実現したい方
- 手作業による翻訳ミスや対応履歴の転記漏れを防ぎ、対応品質を向上させたい方
■このテンプレートを使うメリット
- メールの受信から翻訳、回答案の作成までが自動化されるため、これまで対応に費やしていた時間を短縮し、より創造的な業務に注力できます。
- 手動での翻訳や転記作業が不要になることで入力ミスや対応漏れを防ぎ、正確で一貫性のあるコミュニケーションを実現します。
■フローボットの流れ
- はじめに、ChatGPT、Dify、Google スプレッドシートをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでメールトリガーを選択し、「メールが届いたら」というアクションを設定します。
- 次に、オペレーションでChatGPTを選択し、「テキストを生成」アクションで受信したメール本文を翻訳するよう設定します。
- 続いて、オペレーションでDifyの「チャットメッセージを送信」アクションを設定し、ChatGPTが生成した翻訳結果をもとに回答案を作成させます。
- 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションを設定し、対応履歴として関連情報をシートに追記します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- メールトリガー機能では、特定のメールアドレスから受信した場合のみフローを起動させたり、件名や本文に特定のキーワードが含まれるメールを対象としたりするなど、条件を柔軟に設定できます。
- ChatGPTのテキスト生成アクションでは、翻訳のスタイルを指定したり、要約を加えたりするなど、プロンプトを業務内容に合わせて自由にカスタマイズでき、受信メールの本文などの情報も変数として利用可能です。
- Difyでチャットメッセージを送信するアクションは、通知先を任意で設定できるだけでなく、本文に固定のテキストを加えたり、前段で取得した値を変数として埋め込んだりすることが可能です。
- Google スプレッドシートでは、どの列にどの情報を記録するかを自由に設定でき、フロー内で取得した情報や固定値を組み合わせて、管理しやすいフォーマットで履歴を保存できます。
■注意事項
- ChatGPTとDifyとGoogle スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
- Difyのマイアプリ連携方法はこちらをご参照ください。
- ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
- ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。