Google Driveとテキスト生成の連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-29

【ノーコードで実現】コールセンター業務をAIで自動化する方法

k.tsukamoto

「顧客との通話内容を一つ一つ確認して記録するのが大変…」
「オペレーターの応対品質を均一化したいけど、どうすれば…」
「問い合わせ内容の分析に時間がかかって、改善策の検討が遅れてしまう…」

コールセンターの運営において、このような課題を抱えていませんか?これらの業務は重要でありながらも、手作業に頼っていると多くの時間と労力が必要で、ヒューマンエラーのリスクも伴います。

もし、<span class="mark-yellow">コールセンターでの通話音声データをAIが自動で文字起こしし、その内容を解析して要約や応対品質の評価を行い、関係者にスムーズに共有できる仕組み</span>があれば、これらの悩みから解放され、オペレーター教育の効率化や顧客満足度の向上に繋がる具体的なアクションへ迅速に着手できるようになります!

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかかりません。ぜひ自動化を導入して、コールセンター業務をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">コールセンターの音声ファイルをAIで解析する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。
「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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AIを活用したコールセンター業務の自動連携パターン

コールセンターに日々蓄積される音声データをAIで解析し、その結果を様々なツールへ連携することで、業務効率を大幅に向上させる自動化の方法を具体的なテンプレートでご紹介します。
気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

ストレージサービス上の音声データをAIで解析し、チャットツールに通知する

<span class="mark-yellow">Google Driveなどのストレージサービスにコールセンターの通話音声ファイルがアップロードされると、AIが自動で文字起こしと内容の解析を行い、その結果をSlackなどのチャットツールに通知する</span>フローです。
重要な情報をいち早く把握し、迅速な対応や情報共有を実現しましょう!

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ストレージサービス上の音声データをAIで解析し、メールで通知する

<span class="mark-yellow">Boxのようなストレージサービスに保存されたコールセンターの音声データをAIが解析し、文字起こしや要約結果をGmailなどのメールで自動送信する</span>ことも可能です。
関係者への情報共有を効率化し、確認漏れを防ぎながらスムーズな連携を促進できます。

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ストレージサービス上の音声データをAIで解析し、データベースに記録する

<span class="mark-yellow">Dropboxなどのストレージサービスにアップロードされたコールセンターの音声ファイルをAIが解析し、文字起こしデータや分析結果をNotionなどのデータベースに自動で追加・整理する</span>ことも。
顧客の声の蓄積と分析を一元管理し、サービス改善や応対品質向上に役立てましょう!

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Google DriveとAIを連携してコールセンター業務を自動化するフローを作ってみよう

それでは代表的な例として、「Google Driveにコールセンターの音声ファイルがアップロードされた際に、AIが自動で文字起こしと解析を行い、その結果をSlackに通知するフロー」を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Google DriveとSlackのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるフォルダと各アクション(ファイル取得・データの文字起こし・テキスト生成・通知)の設定
  • フロー稼働の準備
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※事前準備

テスト用にGoogle Driveにアップロードする音声データをご用意ください。

この記事では例として、「サンプル音源.m4a」を使用します。

ステップ1:Google DriveとSlackのマイアプリ連携

先ずは、Yoomと連携させたいGoogleアカウントとSlackアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではGoogle Drive)を検索して選択。
  1. 「Sign in with Google」をクリック。
  1. トリガーとなるGoogle Driveに紐づくGoogleアカウントを選択してログイン。
  1. 内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. YoomからGoogleへのアクセス権限の内容を確認し、「続行」をクリック。
    「Yoomがアクセスできる情報を選択してください」と表示されている場合には、「すべて選択」にチェックを入れてください。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

Google Driveが追加されていることを確認してください。

このまま、Slackも連携していきましょう。

  1. アプリ一覧画面でSlackを検索して選択。
  1. Slackのサインイン画面で、連携させるワークスペースにサインイン。
    ※ サインイン済みのワークスペースがある場合、この画面はスキップされます。
  1. 生成結果を通知するチャンネルを下部のプルダウンから選択。
    ※ 連携させるワークスペースを変更する場合は、右上のプルダウンから選んでください。
  1. YoomからSlackへのアクセス権限を確認し、「許可する」をクリック。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

Slackも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは以下のテンプレートを使うため、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるフォルダの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクション(ファイル追加)を設定していきます。

  1. Google Driveの「特定のフォルダ内に新しくファイル・フォルダが作成されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
    例)連携用フォルダに音声データが追加されたら
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、新しいファイルが追加された際に、より早くSlackへの通知が行えます。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うのでご注意ください。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「フォルダID」にトリガーとなるフォルダIDのを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているGoogle Driveアカウントから候補が表示されるので、対象となるフォルダを選択してください。
    検索欄にフォルダ名を入れると検索が楽になります。
    ※ フォルダIDは対象フォルダのURL(/folders/≪フォルダID≫)でも確認できます。
  1. 設定を終えたら、事前準備で用意したファイルをGoogle Driveの指定したフォルダにアップロードしてください。
  2. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、最終更新日時が最新であるファイルの情報が「取得した値」に追加されます。
  1. 手順6でアップロードしたファイルの情報が取得できていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

トリガーアクションの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:ファイルの取得

ステップ3で取得したファイル情報を用いて、Google Driveからファイルをダウンロードしましょう。
ダウンロードできるファイルの容量は最大300MBです。
※ アプリの仕様によっては300MB未満になることがあります。
各オペレーションで扱えるファイル容量の詳細については、こちらのヘルプページをご覧ください。

  1. Google Driveの「ファイルをダウンロードする」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションの内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「ファイルID」にはデフォルトで、ステップ3で取得したファイルのIDが設定されています。
    このような「取得した値」は、フローが稼働する度に更新されます。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  2. 変更は行わず、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、対象のファイルがダウンロードされます。
    この時、ダウンロードされたファイルの名前は「Untitled」で固定されるため、正しいファイルであるかを確認する場合は「ダウンロード」をお試しください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:音声データの文字起こし

AIを使って、ダウンロードした音声データを文字に起こしましょう。

OCRや音声の文字起こしなどのAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。
フリープラン・ミニプランではエラーになってしまいます、ご注意ください。
チームプラン・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。
トライアル期間中は他のプランでは制限のあるアプリやAIオペレーションも全て使用できるため、気になる機能をぜひお試しください。

  1. AIオペレーションの「音声データを文字起こしする」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 音声データの長さに応じて「アクション」をプルダウンから選択。
  3. 「次へ」をクリック。
  1. 文字起こしの対象となる「ファイルの添付方法」には、デフォルトで「取得した値を使用」「GoogleDriveからの取得ファイル」が設定されています。
    これがステップ4でダウンロードした添付ファイルになりますので、変更は必要ありません。
  2. 読み取る音声ファイルの「言語」をプルダウンから選択。
  3. 「AIモデル」を「ElevenLabs(推奨)」「Whisper」から選択。
  4. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目の値がファイルから抽出され、「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「使用するAI」を変更して再度お試しください。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ6:データの解析

ステップ5で文字に起こしたテキストを、AIの解析にかけていきます。

  1. AIオペレーションの「テキストを生成する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 指定するプロンプトの文字数に応じて「アクション」をプルダウンから選択。
    文字数(500・1,000・3,000・5,000文字以内)によって消費するタスク数が変わります。
  3. 「次へ」をクリック。
  1. 「プロンプト」に生成に使用する項目と、生成する解析の条件を設定しましょう。
    入力欄クリック時に表示される各アクションメニューから、これまでに取得した値が選択可能です。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
    ※ 取得した値は、フローが稼働する度に更新されます。
  1. 「言語」に生成するテキストの言語を入力。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に生成結果が追加されます。
    ※ 期待する結果にならなかった場合は、「プロンプト」を変更して再度お試しください。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ7:解析結果の通知

最後に、AIの解析結果をSlackに通知しましょう。

  1. Slackの「チャンネルにメッセージを送る」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「投稿先のチャンネルID」にメッセージを投稿するチャンネルのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているSlackアカウントから候補が表示されるため、対象となるチャンネルを選択してください。
    検索欄にチャンネル名を入力すると検索が楽になります。
  1. 「メッセージ」に生成結果を含む任意の内容を設定。
    ステップ6のプロンプトと同様に、入力欄クリック時に表示される各アクションのメニューから、取得した値を追加できます。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したチャンネルに解析結果が投稿されます。
    ※ メッセージが送信できない場合には、指定したチャンネルにYoomアプリをインストールして再度お試しください。
    ※ 投稿されるメッセージの例
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ8:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Google Driveの指定したフォルダにファイルをアップロードし、そのファイルの解析結果がSlackに投稿されていれば成功です。

コールセンター関連のその他の自動化例

文字起こし・AI自動返信機能を活用することで、様々な業務を効率化する自動化が可能になります。

文字起こし機能を使った自動化例

Yoomの文字起こし機能を活用すれば、Outlookで受信した音声データを自動で文字起こしし、その内容をMicrosoft Excelに記録することが可能です。また、フォームから送信された音声データを文字起こし・要約してDiscordに通知したり、OneDriveにアップロードされた音声ファイルを文字起こししてNotionに追加するなど、さまざまな業務フローに応じた自動化が実現できます。

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自動返信機能を使った自動化例

Zendeskで新たにチケットが作成された際に、Anthropic(Claude)を用いて返信案を生成し、Microsoft Teamsに通知する自動化が可能です。また、Googleフォームで受信した問い合わせ内容をAIが解析し、その内容に応じた自動返信を行うフローも実現できます。

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まとめ

この記事では、「コールセンター業務をAIで自動化する方法」について、ノーコードで実現できる具体的な手順をご紹介しました。
通話音声を自動で文字起こし・解析し、その結果をSlackやGmail、Notionなどに連携することで、対応のスピードと正確性を大きく向上させることができます。

<span class="mark-yellow">Yoomには、今回ご紹介した音声解析・通知の自動化以外にも、さまざまな業務を効率化できるテンプレートが豊富に用意されています。</span>業務フローに合わせて、ストレージ、チャット、メール、データベースなど複数ツールと連携させることも可能です。

「音声記録を有効活用したい」「確認漏れを防ぎたい」「少人数でも対応力を高めたい」とお考えの方は、ぜひYoomのテンプレートを活用してみてください。
設定も簡単で、今すぐ自動化をスタートできますよ!

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この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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