「毎朝boardを開いて、前日の発注データをコピーしてスプレッドシートに貼り付ける作業が地味に面倒…」
「手作業での転記だと、どうしても入力ミスや抜け漏れが発生してしまい、データの正確性に不安が残る…」
このように、購買管理システム「board」の発注データ管理に関する定型業務に、手間や課題を感じていませんか?
もし、毎朝決まった時間にboardから前日分の発注一覧を自動で取得し、Google スプレッドシートなどの表計算ソフトに記録できる仕組みがあれば、これらの日々の煩わしい作業から解放されるでしょう。発注データの分析やコスト管理といった、より戦略的な業務に集中できる時間を生み出すことができます!
今回ご紹介する自動化の設定は、プログラミングの知識がなくても簡単に設定できて、導入の手間や時間もかかりません。ぜひこの機会に自動化を取り入れて、日々の業務をもっと楽にしましょう!
とにかく早く試したい方へ
Yoomにはboardの発注一覧データを自動で取得する業務フロー自動化のテンプレートが用意されています。「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!
毎朝boardで前日分の発注一覧を取得して、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
boardの発注一覧をスプレッドシートに自動記録するフローを作ってみよう
それではここから代表的な例として、毎朝boardで前日分の発注一覧を取得し、Google スプレッドシートに自動で追加するフローを解説していきます!
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:board/Google スプレッドシート
[Yoomとは]
フローの作成方法
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。
- boardとGoogle スプレッドシートのマイアプリ連携
- テンプレートをコピー
- トリガーとアクションの設定
- フローをONにして動作確認
毎朝boardで前日分の発注一覧を取得して、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
ステップ1:boardとGoogle スプレッドシートをマイアプリ連携
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
まずは基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!
1.boardとYoomのマイアプリ連携
「新規接続」を選択すると「アプリ一覧」が表示されます。boardを検索して選択しましょう。
「アカウント名」と「アクセストークン」を入力して「追加」を選択しましょう。
boardのマイアプリ連携について、詳しくは「boardのマイアプリ登録方法」を参考にしてくださいね。
「マイアプリ」にboardが表示されていれば連携完了です!
2.Google スプレッドシートとYoomのマイアプリ連携
以下の手順をご参照ください。
ステップ2:テンプレートをコピーする
続いてYoomのテンプレートをコピーします。
以下バナーの「試してみる」をクリックしましょう。
毎朝boardで前日分の発注一覧を取得して、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
テンプレートがコピーされました。「OK」を選択します。
次のステップから設定していきましょう。
ステップ3:スケジュールトリガー設定
「スケジュールトリガー」を選択します。
フローボットを起動させるスケジュールを設定しましょう。
「日付指定」「曜日指定」「Cron設定」が可能です。
今回は例として毎日9時に起動するように設定しました!
設定できたら「完了」を選択しましょう。
ステップ4:boardで発注の一覧を取得する
「発注の一覧を取得」を選択します。
「アクション」はテンプレート通りのままでOKです!
「boardと連携するアカウント情報」を確認し、「次へ」をクリックして進んでください。
boardの「APIキー」を注釈に沿って手動で入力しましょう。
※boardのAPIキーは「設定」→「開発者用API設定」から確認可能です!
「APIキー」を設定できたら「指定日時以降に作成された発注」と「指定日時以前に作成された発注」を注釈に沿って設定しましょう。
今回は前日分の発注一覧を取得したいので、以下のように設定しました!
設定できたら「テスト」を行いましょう。
テストに成功すると「取得した値」に反映されます。詳しくは以下をご覧ください。
※取得した値とは?
トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
後続のオペレーション設定時の値として利用でき、フローボットを起動する度に変動した値となります。
「完了」を選択しましょう。
ステップ5:同じ処理を繰り返す
【注意】
- 「同じ処理を繰り返す」オペレーションを使う場合は、チームプランまたはサクセスプランが必要です。フリープラン・ミニプランだと、そのオペレーションやデータコネクトを設定してもエラーになってしまうのでご注意ください。
- チームプランやサクセスプランなどの有料プランには、2週間の無料トライアルがついています。トライアル期間中は、通常は制限されるアプリや機能(オペレーション)も問題なく使えるので、この機会にぜひお試しくださいね。
「同じ処理を繰り返す」を選択します。
前のステップでは、複数のレコードを取得する場合があります。
取得したレコードを1件ずつ処理するために、「同じ処理を繰り返す」設定を行います。
「繰り返し対象の取得した値」を設定しましょう。
「オペレーション」を「発注の一覧を取得」に設定します。
「取得した値」を設定しましょう。
Google スプレッドシートにレコードを追加する際に使用したい値を設定してくださいね。
今回は例として、「取得した値」に「発注IDのリスト」・「発注名のリスト」・「発注日のリスト」を設定しました!
また、「+取得した値を追加」から「繰り返し対象の取得した値」を増やすことが可能です!
設定できたら「完了」を選択します。
ステップ6:Google スプレッドシートでレコードを追加する
「レコードを追加する」を選択します。
「アクション」はテンプレート通りのままでOKです!
「Google スプレッドシートと連携するアカウント情報」を確認してください。
今回のフローで使用したいGoogle スプレッドシートの「スプレッドシートID」と「スプレッドシートのタブ名」を候補から選択しましょう。
「テーブル範囲」を手動で入力しましょう。
「追加するレコードの値」を「取得した値」から設定しましょう。
取得した値は変数となります。固定値ではないため、トリガーが実行されるたびに取得した情報を反映できます。
設定できたら「テスト」を行いましょう。
テストに成功すると以下のような画面が表示されます。
「完了」を選択しましょう
Google スプレッドシートにレコードが追加されました!
ステップ7:トリガーをONにする
設定完了です!
トリガーをONにすると、フローボットが起動します。
board APIを使ったその他の自動化例
board APIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。
boardを使った自動化例
Googleフォームで回答が送信されたら、boardの発注先を取得し発注書の作成とメールの送信を自動化したり、Gmailで検収完了メールを受信したら、boardの検収書を自動更新したりできます。また、boardで案件の受注が確定したら、見積書や納品書を取得してSlackやMicrosoft Teamsに通知したり、kintoneでレコードが登録されたら、boardで発注を自動登録したりすることも可能です。さらに、boardで顧客が作成されたら、Confluenceでページを作成したり、Googleカレンダーに予定を作成したりといった、営業・管理業務の自動化も行えます。
boardで特定条件の新しい顧客が作成されたら、Google Chatで通知する
試してみる
■概要
案件管理ツールboardでの情報更新のたびに、Google Chatへ手動で通知する作業に手間を感じていませんか。この定型的な作業は、対応漏れが許されない重要な業務であり、担当者の負担になりがちです。このワークフローを活用すれば、boardで特定の条件に合致する新しい顧客情報が作成された際に、Google Chatへ自動で通知できます。手作業による情報共有の手間を省き、重要な更新を迅速かつ正確にチームへ展開することが可能です。
■このテンプレートをおすすめする方
・boardとGoogle Chatを日常的に利用し、手作業での情報共有に課題を感じている方
・boardで管理する顧客情報や案件の進捗を、チームに迅速に共有したいと考えている方
・boardとGoogle Chatの連携を通じて、定型業務の自動化を推進したい担当者の方
■注意事項
・board、Google ChatのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。詳細は下記を参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/6647336
・boardのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/5561686
・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
boardで新しい案件が登録されたら、Googleカレンダーに予定を作成する
試してみる
■概要
boardで管理している案件の情報を、都度Googleカレンダーに手作業で登録していませんか?こうした二重入力は手間がかかるだけでなく、入力ミスや登録漏れといったヒューマンエラーの原因にもなりがちです。このワークフローを活用すれば、boardに新しい案件が登録されると、その情報を基にGoogleカレンダーへ自動で予定が作成されます。スケジュール管理に関する手作業をなくし、より正確で効率的な案件管理を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
・boardとGoogleカレンダーを併用しており、手作業での予定登録に手間を感じている方
・boardの案件情報を基にしたスケジュール管理のミスや漏れを防止したいチームリーダーの方
・Googleカレンダーとboardの連携を自動化し、業務全体の効率を改善したいと考えている方
■注意事項
・board、GoogleカレンダーのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・boardのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/5561686
boardで案件の受注が確定したら、見積書を取得してSlackで通知する
試してみる
kintoneでレコードが登録されたら、boardで発注を自動登録する
試してみる
boardで案件の登録や更新があったら、LINEに通知する
試してみる
■概要
boardで案件情報が更新されるたびに、手作業で関係者にLINE通知を送っていませんか?この作業は更新の見落としや連絡漏れに繋がりやすく、重要な情報共有の遅延を招くことがあります。このワークフローを活用することで、boardでの案件登録や更新をトリガーに、指定したLINEへ自動で通知を送信でき、迅速かつ正確な情報共有を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
・boardで管理している案件の登録や更新情報を、チームメンバーにスピーディーに共有したいと考えている方
・手作業によるLINEへの通知作業に手間を感じており、連絡漏れなどのミスを防ぎたい方
・案件の進捗を迅速に把握し、チーム全体の業務効率を向上させたいと考えている方
■注意事項
・board、LINE公式アカウントのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・boardのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/5561686
Gmailで検収完了メールを受信したら、boardの検収書を自動更新する
試してみる
フォームから回答が送信されたら、boardに顧客を登録しOpenAIで備考を要約後、通知する
試してみる
■概要
フォームからの問い合わせや顧客情報を、手作業でSaaSに入力する業務に手間を感じていませんか。
特に、備考欄などのフリーテキストの内容把握に時間がかかることも少なくありません。
このワークフローは、フォーム回答をトリガーにクラウド型業務管理ツールであるboardへの顧客登録を自動化し、さらにOpenAIが備考欄の内容を要約してDiscordに通知します。
OpenAIとboardを連携させることで、一連の顧客登録と情報共有のプロセスを効率化します。
■このテンプレートをおすすめする方
・フォーム経由の顧客情報をboardで管理しており、登録作業の自動化を検討している方
・OpenAIを活用してboardに登録するテキスト情報を要約し、内容の把握を効率化したい方
・顧客情報の登録からチームへの共有までを自動化し、対応の効率化を図りたい方
■注意事項
・board、OpenAI、DiscordのそれぞれとYoomを連携してください。
・ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
・ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
・boardのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/5561686
・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
boardで顧客が作成されたら、Confluenceでページを作成する
試してみる
■概要
営業支援ツールboardで管理している顧客情報を、ナレッジ管理ツールConfluenceに手作業で転記する作業に手間を感じていませんか?
このワークフローを活用すれば、boardに新しい顧客情報が登録されると、自動でConfluenceに関連ページを作成するため、情報共有のプロセスを効率化できます。手作業による転記の手間や共有漏れといった課題を解消し、スムーズな情報連携を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
・boardとConfluenceを併用し、顧客情報の二重入力に手間を感じている方
・手作業による情報転記で、入力ミスや共有漏れなどの課題を抱えているチーム
・顧客情報をもとにしたナレッジの蓄積を自動化し、業務効率を改善したい方
■注意事項
・board、ConfluenceのそれぞれとYoomを連携してください。
・boardのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/5561686
・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
boardで案件の受注が確定したら、納品書を取得してMicrosoft Teamsで通知する
試してみる
Googleフォームで回答が送信されたら、boardの発注先を取得し発注書の作成とメールの送信を自動化する
試してみる
まとめ
boardの発注データ取得とスプレッドシートへの転記作業を自動化することで、これまで毎日手作業で行っていたデータ集計の手間を削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。
これにより、担当者はいつでも正確な発注状況を把握でき、コスト分析や取引先との関係構築といったコア業務に集中できる環境が整います!
今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、画面の指示に従って操作するだけで直感的に業務フローを構築可能です!
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!
よくあるご質問
Q:月次でのデータ取得は可能ですか?
A:
はい、可能です!例えば、「スケジュールトリガー」を1日の9時に設定し、boardの「発注の一覧を取得」オペレーションで、「指定日時以降に作成された発注」を前月初日の00:00:00に、「指定日時以前に作成された発注」を前月末日の23:59:59に設定することで、毎月1日の9時に前月分のデータを取得できます!
Q:Google スプレッドシート以外のツールにも連携できますか?
A:
はい、可能です!例えば、Microsoft Excelに連携できます。
Microsoft Excelに連携したい場合は、Google スプレッドシートの「レコードを追加する」オペレーションを削除します。
「ループ」直下の「+」マークからMicrosoft Excelを検索して、「レコードを追加する」オペレーションを選択しましょう。
Q:連携が失敗した場合、エラーに気づく方法はありますか?
A:
フローボットがエラーになると、Yoomに登録する際に設定したメールアドレスに通知が送られます。
また、通知先はメールの他にSlackやChatworkも設定できます。
通知メールには、エラーが起きている該当のオペレーションや詳細のリンクが記載されているので、まずは通知内容を確認しましょう。
再実行は自動で行われないため、エラー修正後手動で再実行してください。
ヘルプページで解決しない場合は、サポート窓口を利用することもできます。