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2025-11-27

【ノーコードで実現】LINE WORKSのグループを自動で作成する方法

Sachika Mikami

プロジェクトが発足するたび、LINE WORKSで新しいグループを作成する作業に時間を取られていませんか?

メンバーの招待、グループ名の設定など、一つひとつは単純な作業でも、積み重なると意外と手間がかかり、時には招待漏れや設定ミスといったヒューマンエラーの原因にもなります。

もし、プロジェクト管理用のシートに情報を追加するだけで、LINE WORKSに必要なメンバーが招待されたグループが自動で作成される仕組みがあれば、こうした定型業務から解放されることも可能です!

そのうえ、プロジェクトの立ち上げをよりスムーズにし、本来集中すべき企画や戦略立案といったコア業務に時間を使うことができます!

今回ご紹介する自動例はプログラミングの知識がなくても簡単に設定できるので、ぜひこの機会に導入して日々の業務をもっと効率化しましょう!

とにかく早く試したい方へ

YoomにはLINE WORKSのグループ作成を自動化する業務フロー自動化のテンプレートが用意されているので、「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!


Google スプレッドシートからLINE WORKSのグループを自動作成するフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、Google スプレッドシートに新しい行が追加されたら、その情報をもとにLINE WORKSのグループを自動で作成するフローを解説していきます!

ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

※今回連携するアプリの公式サイト:LINE WORKSGoogle スプレッドシート

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Google スプレッドシートとLINE WORKSのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Google スプレッドシートのトリガー設定と各アクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認


ステップ1:Google スプレッドシートとLINE WORKSをマイアプリ連携

それではここから今回のフローで使用するアプリのマイアプリ登録方法を解説します。
※事前にYoomと使用するアプリにログインしてください。

Google スプレッドシートをマイアプリ連携
以下の手順をご参照ください。

LINE WORKSをマイアプリ連携
以下の手順をご参照ください。

事前準備

Google スプレッドシートを用意する
今回ご紹介するテンプレートはGoogle スプレッドシートの情報からLINE WORKSのグループを登録します。
そのため、実際にテストを行うにはGoogle スプレッドシートにグループの情報を入力しておく必要があります。
今回は以下のように設定しました。
※グループ名、グループマスター、グループメンバー、メンバータイプは必須項目です。
また、今回グループマスター、グループメンバー、にはLINE WORKSに登録する際に作成したメールアドレスを設定しています。
また、メンバータイプにはユーザー:USER、組織:ORGUNIT、グループ:GROUPのいずれかを設定しています。

ステップ2:該当のテンプレートをコピー

以下のバナーにある試してみるボタンをクリックしてください。


テンプレートのコピーに成功すると、以下の画面が表示されますのでOKをクリックしましょう。
なお、コピーしたテンプレートはYoomのマイプロジェクトから確認できます。


ステップ3:Google スプレッドシートに行が追加された際の設定

行が追加されたらをクリックします。
Googleスプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項は「【アプリトリガー】Googleスプレッドシートのトリガーにおける注意事項」を参照してください。

連携するアカウント情報にはステップ1で連携したアカウントか、連携時に使用していたYoomのアカウントが表示されます。
アカウントを確認して問題なければ次へをクリックしてください。

トリガーの起動間隔を設定します。

  • トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
    ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
    なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

スプレッドシートIDを設定します。
入力欄をクリックし、表示された候補の中から事前準備で用意したものを選択してください。

シートIDを設定します。
入力欄をクリックし、表示された候補の中から使用しているシートを選択します。

テーブルの範囲(始まり)、テーブルの範囲(終わり)、一意の値が入った列を設定します。
用意したスプレッドシートを確認し、それぞれ入力してください。
ここまで設定できたらテストをクリックしましょう。

テストに成功するとテスト成功画面が表示され、取得した値が表示されます。
取得した値は実行した結果が設定される動的な値として利用できるため、このあとの設定でも使用します。
詳しく知りたい方は以下のリンク先をご覧ください。

確認できたら忘れずに完了をクリックしましょう。

ステップ4:LINE WORKSにグループを登録する設定

グループを登録をクリックします。

連携するアカウント情報にはステップ1で連携したアカウントか、連携時に使用していたYoomのアカウントが表示されます。
アカウントを確認して問題なければ次へをクリックしてください。

ドメインIDを設定します。
ドメインIDは以下の場所からリンク先から確認できます。
右上に表示されるアカウントからログインしてください。

コピーできたら入力してください。

グループ名を設定します。
以下のように取得した値が事前に設定されていることがありますが、項目名のみが表示されている場合は正しく設定できていません。

×をクリックして削除し、入力欄を再度クリックして、表示された取得した値の中から設定しましょう。
取得した値を活用することで、固定値ではなく、トリガーが実行されるたびに最新の情報が反映できます。

グループマスターリストを設定します。
先ほどと同様に取得した値を活用して設定してください。

グループメンバーリストを設定します。
こちらも同様に取得した値から設定しましょう。
また、メンバーを追加したい場合は+グループメンバーリストを追加をクリックしてください。

各フラグの設定を行います。
使用したい機能にtrueを入力しましょう。
各フラグを利用する場合は必ずグループトーク利用フラグにtrueを入力してください
また、各フラグの設定はこのテンプレートを通して登録するグループ全てに反映されます。

その他の項目について、今回は使用しないため設定しておりませんが、使用したい方は注釈を確認しご入力ください。
※入力欄に直接記入する、もしくはプルダウンメニューから選ぶと、入力した値や設定した値が固定値となり、このテンプレートを通して登録される全てのグループに適用されますのでご注意ください。

ここまで設定できたらテストをクリックしましょう。
※テストをクリックすると、実際にグループが登録されます。

テストに成功するとテスト成功画面と取得した値が表示されますのでご確認ください。
確認できたら完了をクリックしましょう。

LINE WORKSにグループが登録されていますのでご確認ください。

ステップ5:Google スプレッドシートのレコードを更新する設定

レコードを更新するをクリックします。

連携するアカウント情報にはステップ1で連携したアカウントか、連携時に使用していたYoomのアカウントが表示されます。
ステップ3と同じアカウントになっていることを確認したら次へをクリックしてください。

スプレッドシートID、スプレッドシートのタブ名はステップ3と同じものを設定します。

テーブル範囲には、ステップ3と同じアルファベットを設定します。
更にA1からデータを入力しているもしくはデータを入力する予定がある行までの範囲を設定してください。

ここまで設定できたら次へをクリックします。

更新したいレコードの条件を設定します。
左端の項目にはGoogle スプレッドシートに設定している項目名が表示されます。
それぞれ更新したい条件に合わせて選択してください。
今回は先ほどグループを登録したレコードに対して更新を行いたいため、以下のように設定しました。

次に、更新後のレコードの値を設定します。
ご自身の状況に合わせて設定を行ってください。
今回は登録の有無の項目を無から有に更新するため、以下のように設定しました。
ここまで設定できたらテストをクリックしましょう。
※テストをクリックすると、実際にレコードが更新されます。

テストに成功するとテスト成功画面と取得した値が表示されますのでご確認ください。
確認できたら完了をクリックしましょう。

また、Google スプレッドシートのレコードが更新されていますのでご確認ください。

ステップ6:トリガーをONにし、フローが起動するかを確認

先ほどのYoomの画面で完了をクリックすると以下の画面が表示されます。
トリガーをONをクリックしてください。

お疲れ様でした!ここまでで設定は完了です!
以上がGoogle スプレッドシートに新しい行が追加されたら、その情報をもとにLINE WORKSのグループを自動で作成するフローでした!


LINE WORKSを活用したその他の自動化例

Yoomでは、LINE WORKSを活用した様々な自動化を実現できます。 ここでは、LINE WORKSに関連する他のテンプレートをいくつかご紹介します。

フォームからのユーザー登録、スマレジ売上、勤怠データなど多岐にわたる情報をLINE WORKSに集約し、通知を自動化します。
LINE WORKSの投稿からZoom会議作成やGoogle Driveフォルダ作成を連携。
日々の情報収集からタスク、スケジュール管理までを自動化し、情報共有の徹底とチームの対応速度を向上させます。


毎日Webサイトの情報を取得してLINE WORKSに通知するフローです。

Asanaの特定のプロジェクトでタスクが完了したら、LINE WORKSに通知を送信します。

Googleスプレッドシート上で日付が今日に該当するレコードを取得して毎日一括でLINE WORKSに通知するフローです。

■概要
新しいメンバーの参加や協力会社の担当者追加に伴うLINE WORKSへのユーザー登録を、都度手作業で行っていませんか?
Googleフォームなどで受け付けた情報を手動で転記する作業は時間がかかるだけでなく、入力ミスなどのヒューマンエラーの原因にもなりがちです。
このワークフローを活用すれば、Googleフォームに回答が送信されるだけでLINE WORKSへのユーザー登録が自動で完了するため、こうした登録作業の手間を解消できます。

■このテンプレートをおすすめする方
・Googleフォームで受け付けた情報をもとに、LINE WORKSへのユーザー登録を行っている方
・LINE WORKSの管理を担当しており、手作業によるユーザー登録に課題を感じている方
・複数ツール間の情報登録作業を自動化し、業務の効率化を目指している方

■注意事項
・Googleフォーム、LINE WORKSのそれぞれとYoomを連携してください。
・Googleフォームをトリガーとして使用した際の回答内容を取得する方法は下記を参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/6807133
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

■概要
「LINE WORKSで特定のメッセージが投稿されたら、Googleカレンダーに予定を作成する」業務ワークフローは、チャットで決まったスケジュールを自動でカレンダーに反映。
LINE WORKS上の会議やアポイント投稿をトリガーにGoogleカレンダーへイベント登録し、手入力の二重手間を省きます。‍

■このテンプレートをおすすめする方
・LINE WORKSでやり取りされる日程調整を手作業でGoogleカレンダーに登録している方
・LINE WORKSとGoogleカレンダーを個別に管理し、予定の抜けや重複に悩んでいるチームリーダーの方
・LINE WORKSとGoogleカレンダー連携に興味があり、簡易な自動化で効果を試したい総務・庶務ご担当者の方
・複数メンバーのアポイント調整を効率化し、業務ワークフローを整えたいプロジェクト管理者の方

■注意事項
・LINE WORKS、GoogleカレンダーのそれぞれとYoomを連携してください。
・分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。

LINE WORKSで特定のメッセージが送信されたらGoogle Driveにフォルダを作成するフローです。

■注意事項
・LINE WORKS、Google DriveのそれぞれとYoomを連携してください。
・「分岐する」オペレーションはミニプラン以上、AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
 その他のプランでは設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
 無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。

■概要
「LINE WORKSにメッセージが投稿されたら、Zoomで定期ミーティングを作成する」ワークフローは、Yoomを活用してLINE WORKSとZoomをつなぎ、会議設定を自動化し、チーム連携をスムーズにします。‍

■このテンプレートをおすすめする方
・LINE WORKSの投稿をきっかけにZoom会議を自動でスケジューリングしたい総務・管理者の方
・毎回手動でZoom定例ミーティングを設定していて負担を感じているチームリーダーの方
・会議設定の抜け漏れやダブルブッキングを防ぎたいプロジェクトマネージャーの方
・リモートワークやハイブリッド勤務で定例ミーティングの管理を効率化したい方

■注意事項
・LINE WORKS、ZoomのそれぞれとYoomを連携してください。

毎日、Googleカレンダーから自分の今日の予定を取得しLINE WORKSのカレンダーに追加するフローです。

■注意事項
・Googleカレンダー、LINE WORKSとYoomを連携してください。
・LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/6228178
・「同じ処理を繰り返す」の設定方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/6265153

毎日スマレジで前日売上を取得しLINE WORKSに通知するフローです。

■概要
毎月の勤怠締め作業では、KING OF TIMEからデータを抽出し、関係者へ共有するといった業務が発生するのではないでしょうか。この定型的な作業は、手作業で行うと時間がかかるだけでなく、報告漏れなどのミスにも繋がりかねません。このワークフローを活用すれば、毎月決まった日時に前月の勤怠データをKING OF TIMEから自動で取得し、LINE WORKSへ通知できるため、こうした手作業をなくし、担当者の負担を軽減します。

■このテンプレートをおすすめする方
・KING OF TIMEとLINE WORKSを用いた勤怠報告を手作業で行っている労務担当者の方
・毎月の報告業務に時間を取られ、本来のコア業務に集中できずにいるチームリーダーの方
・勤怠データの共有漏れや遅延を防ぎ、報告業務を標準化したいと考えている管理者の方

■注意事項
・KING OF TIME、LINE WORKSのそれぞれとYoomを連携してください。
・KING OF TIMEのマイアプリ連携方法は「KING OF TIME マイアプリ登録方法」をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/5498939

まとめ

LINE WORKSのグループ作成を自動化することで、これまでプロジェクト開始のたびに手作業で行っていたグループ作成やメンバー招待の手間を削減し、設定ミスなどのヒューマンエラーを防ぐことができます。

これにより、コミュニケーションのセットアップが迅速に完了し、チームはすぐに本題であるプロジェクト業務に取り掛かることが可能になります!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングなどの専門知識がない方でも、画面の指示に従って操作するだけで直感的に業務フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらの登録フォームから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください! 

よくあるご質問

Q:Google スプレッドシート以外のツールでも自動化できますか?

A:

はい、できます。
例えばkintoneなどを利用して、レコードが登録された際などにグループを自動作成することもできます。
連携できるアプリにご興味のある方は以下のリンク先をご覧ください。

Q:もしGoogle スプレッドシートの入力ミスがあったらどうなりますか?

A:

グループ名の項目に入力ミスがある場合はそのまま登録されますが、今回設定した登録の有無以外の項目に入力ミスがある場合はエラーとなります。
エラーが発生すると、フローボットが停止しYoomに登録する際に設定したメールアドレスに通知が送られます。通知メールには、エラーが起きている箇所や詳細のリンクが記載されておりますのでご確認ください。
また、再実行は自動で行われません。エラー修正後に手動で再実行してください。

Q:作成済みの行を更新する設定はなぜ必要ですか?

A:

更新を行うことで、Google スプレッドシートでもグループが無事に作成されたか一目で判断できるためです。
フローボットは自由に編集できるので、不要な場合は削除することも可能です。
削除したい場合は削除したいアクションの右上にある…をクリックしてください。

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
無料でYoomを試す
この記事を書いた人
Sachika Mikami
SaaS自動化プラットフォーム『Yoom』のオウンドメディアにて、業務効率化をテーマとした記事執筆を担当するWebライター。約3年にわたり多様な業界のコンテンツ制作に携わり、様々な現場の業務フローに触れてきた。その過程でSaaSツールによる業務自動化の重要性を実感し、現在はノーコードでの業務フロー改善やRPAを活用したSaaS連携といったテーマで記事執筆に取り組んでいる。自身の経験に基づき、非エンジニアの方にも業務効率化の具体的な手法とその価値が伝わるような情報発信を心がけている。
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