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本記事では、Microsoft Teamsで投稿されたメッセージをAIで翻訳し、Slackに自動で送信する方法を紹介します。この自動化により、手動での翻訳や投稿の手間を省き、一貫性のとれた情報を共有できます。異なる言語を使用するチームメンバーや取引先とのコミュニケーションの円滑化を図るために、導入をご検討ください。
手動での翻訳や投稿の繰り返しを省略できることで、社員が空いた時間で他の業務に集中できるようになります。また、手作業の場合、元の投稿に気づくのが遅れて翻訳や翻訳結果の投稿に遅れたり、投稿を見落として共有漏れが発生するリスクがあります。自動化によってこれらのリスクを減少させることが可能です。情報共有がタイムリーに行われることで、翻訳待ちによるタスクの処理遅れの解消も期待できます。
翻訳作業が自動化され、翻訳結果が固定の連絡手段で共有できるため、チームメンバー間での誤解や情報の齟齬を防ぐことができます。翻訳を各々が手作業で行い、それをもとに行動した場合、人によって違う解釈をし、プロジェクトの進行に影響する恐れがあります。自動翻訳された情報を、メンバーがいつでも確認できる状態にすることで、全員が同じ認識で業務を進められます。
多言語環境でも円滑なコミュニケーションをとり、プロジェクトをスムーズに進めるため、この自動化の導入をぜひご検討ください。Yoomを使えば、連携と自動化の設定を簡単に行えます。
[Yoomとは]
それでは、テンプレートを使って、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する」業務フローの連携と自動化の設定手順を紹介します。
※翻訳のAIオペレーションは、一部有料プランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。
※例として、Microsoft Teamsに投稿された日本語のメッセージを英語に翻訳してSlackに送信する手順を紹介しています。実際に使用する言語に合わせて、内容を変更してください。
1. Yoomにログインしてください。
2. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。
※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。
1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、Microsoft TeamsとSlackをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
※Microsoft 365(旧Office 365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。一般法人向けプランに加入していない場合、認証に失敗する可能性があります。
※参考:Slackのマイアプリ登録方法
1. コピーしたテンプレートを開きます。
※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定を行います。
トリガーの起動間隔、チームID、チャネルIDを選択してください。
※起動間隔はプランごとに指定できる時間が異なります。参考:各プランの機能制限や使用上限の一覧

5. 「テスト」をクリックします。
6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。
1. フローボットの「翻訳する:翻訳する」をクリックします。

2. アクションを選択します。
・タイトル:任意の名称に変更できます。
・アクション:文字数と消費タスク数を確認の上、選択してください。

3. 「次へ」をクリックします。
4. 詳細設定を行います。
・翻訳対象のテキスト:ステップ2で取得したメッセージ内容のアウトプットを参照してください。
・翻訳先言語:Slackに送信したい翻訳後の言語を入力してください。
※下図は入力例です。

※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。

5. 「テスト」をクリックします。
6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。
1. フローボットの「アプリと連携する:チャンネルにメッセージを送る」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
各項目の選択・入力をしてください。
※投稿先のチャンネルIDが不明な場合は、こちらの記事【SlackのチャンネルIDの確認方法】をご覧ください。また、事前に、対象のチャンネルにYoomアプリをインストールしておく必要があります。
※メッセージには、これまでに取得したアウトプットを使用できます。メンション機能を利用する場合、以下の記事を参考にしてください。【Slackでメンション付きのメッセージを送る】、【SlackのメンバーIDの確認方法】
※下図は入力例です。

※下図はアウトプットの参照例です。

4. 「テスト」をクリックします。
5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。
以上で、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する」フローの完成です。
保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。
他にもMicrosoft Teamsと翻訳機能を使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。
1. Slackに投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をMicrosoft Teamsに投稿するフローです。Microsoft TeamsからSlackへの翻訳フローと併用することで、双方向の翻訳と情報共有が自動化され、よりスムーズな多言語コミュニケーションが期待できます。
2. Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳し、Chatworkに投稿するフローです。Microsoft Teamsに業務の指示や依頼、報告が外国語で投稿された際に、Chatworkで翻訳されたメッセージを通知できます。Chatworkの機能を使うことで、その内容をタスクとして登録し管理することも可能です。
3. Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳し、Google Chatに投稿するフローです。Google Workspaceを利用しているチームメンバーやパートナーとも、Google Chatで翻訳されたメッセージを共有できます。
本記事では、Microsoft Teamsの投稿をAIで翻訳し、Slackに自動で送信する方法を紹介しました。この自動化により、手動での作業を削減し、情報の伝達に一貫性を持たせることができます。多言語環境での円滑なコミュニケーションを実現し、プロジェクトをスムーズに進めるため、導入をご検討ください。Yoomを活用すれば、簡単に設定できます。