2024/10/09
アプリ同士の連携方法

マネーフォワード ケッサイの請求済み情報をkintoneに自動転記する方法

k.hieda

目次

マネーフォワード ケッサイは、スムーズな与信審査と請求書発行・回収の一括管理機能で、多くの企業に活用されています。このサービスにkintoneを連携させることで、<span class="mark-yellow">発行済みの請求書情報が自動で追加されるため、最新のデータを活用できます。</span>従来の手動作業では、データの入力ミスや追加遅れが課題となっていましたが、当社が開発したフローボットテンプレートを使うことで、これらの課題を軽減し業務がスムーズに進みます。プログラミング不要で、設定方法も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

マネーフォワード ケッサイとkintoneを連携するメリット2選

今回は、経理チームと監査担当者の視点から、この自動化がどのように役立つのか考察してみます。

メリット1 情報が一元管理され、経理業務が円滑に

kintoneは、経理以外のチーム(営業や管理部門など)との情報共有に強みがあります。<span class="mark-yellow">kintoneに転記することで、経理だけでなく他のチームもリアルタイムで請求書発行状況を確認でき、チーム全体での情報共有がスムーズになります。</span>これにより、経理部門はダブルチェックや手作業の確認が不要になり、業務の正確さと効率が大きく向上します。

メリット2 監査対応の効率化

監査対応がスムーズに進むためには、正確で最新のデータが揃っていることが重要です。kintoneに自動でデータが集約されることで、請求書発行や入金処理が適切に行われているかどうかを迅速に確認できます。<span class="mark-yellow">自動化されたデータは一貫性があり、経理部門や監査担当者が手作業でチェックする負担が減り、監査プロセス全体が効率よく進行します。</span>特に、監査頻度が高い企業では、大幅な時間と労力の削減が期待できます。

[Yoomとは]

ここから<span class="mark-yellow">「マネーフォワード ケッサイで請求書発行が完了したらkintoneに追加する」自動化をYoomのテンプレートを使い作り方を解説します。</span>

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マネーフォワード ケッサイとkintoneの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをご紹介します。

マネーフォワード ケッサイ

  • ログイン情報(マネーフォワード ケッサイの操作に使います)
  • アクセストークン(マネーフォワード ケッサイ上で取得できるAPIキー)
    • マネーフォワード ケッサイの管理画面の左側にあるメニュー一覧内から、アカウント名をクリック!開発者向けにカーソルを合わせると、「APIキー」が表示されるのでクリックします。
  • APIキー発行ページに遷移します。右上の「新規発行」をクリックでAPIキーの発行ができます。
  • APIキーはマイアプリ登録で使用するため、保存しておいてくださいね。

kintone

  • サブドメイン
  • クライアントID
  • クライアントシークレット

それぞれの取得方法:>kintoneマイアプリ登録方法

  • 情報を追加するアプリ
    • 取得できるアウトプットを参考に、表を事前に作成しておくとスムーズです。

ステップ1 マイアプリ登録

まず、連携するアプリをYoomに登録します。Yoomのワークスペースにログインいただき、メニューバーのマイアプリから新規接続ボタンをクリックします。

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

マネーフォワード ケッサイ

「マネーフォワード ケッサイ」を検索し、ヒットしたアプリ名をクリックします。こちらの画面が表示されます。

次の画面から、連携するメールアドレスとパスワードを入力します。

  • アカウント名
    • 任意の名称(メールアドレスなど)
  • アクセストークン
    • 事前準備で取得しておいたAPIキーをペーストします。

追加を押下したら、連携完了です。

kintone

「kintone」を検索し、ヒットしたアプリ名をクリックします。こちらの画面が表示されたら、サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットを入力してください。

それぞれの取得方法:>kintoneマイアプリ登録方法

kintoneのマイアプリ登録ができない主な原因と対応方法について:>ヘルプページ

追加ボタンを押下するとマイアプリ登録完了です。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ3 アプリトリガー「請求書発行が完了したら」

プロセスの1つ目をクリックします。マネーフォワード ケッサイで与信枠審査が完了したらフローボットを起動し、アウトプットを抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • マネーフォワード ケッサイと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

→次へをクリック

(2/2)API接続設定

WebhookURLをコピーします。ここからマネーフォワード ケッサイの管理画面の設定を行います。

‍マネーフォワード ケッサイのメニューからアカウント名をクリックします。さらにメニューが表示され、開発者向けにカーソルを合わせると、Webhookが表示されるので、クリックします。

右上の新規エンドポイントをクリックします。

  • URL
    • Yoomの画面からコピーしておいたWebhookURLを、URLの欄にペーストします。
  • Secret
    • 任意で半角の大文字・小文字と数字を合わせた10桁の文字列を入力します。
  • イベントタイプ
    • 予審審査にチェックを入れます。

→追加するをクリック

追加したら、エンドポイントの一覧が表示され、今追加したエンドポイントは一番上にあるのでクリック。

右上のテスト送信をクリックします。

請求書発行を選択して送信するをクリックします。これが、テスト用のトリガーになります。もしくは、実際に請求書の発行を行うことで、トリガーになります。Yoomの画面に戻り、

→テストをクリック →成功 アウトプットには与信枠審査の結果などが抽出されました。

→保存するをクリック

ステップ4 アプリと連携する「請求情報を取得」

請求IDを用いて、請求情報の詳細を抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

あらかじめ設定済みのため操作は不要です。

→次へをクリック

(2/2)API接続設定

  • 請求ID
    • あらかじめ引用コードは入力済みのため、操作は不要です。
  • Sandboxへの切り替え
    • 「Sandbox環境へ切り替える」を選択します。

→テストをクリックします。→成功 請求情報の詳細がアウトプットに抽出されました。

→保存するをクリックします。

ステップ5 アプリと連携する「顧客情報の取得」

ここでは、顧客IDを用いて詳細な顧客情報を抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

あらかじめ設定済みのため操作は不要です。

→次へをクリック

(2/2)API接続設定

  • 顧客ID
    • あらかじめ引用コードは入力済みのため、操作は不要です。
  • Sandboxへの切り替え
    • 「Sandbox環境へ切り替える」を選択します。

→テストをクリック! →成功 アウトプットにはこちらの項目が抽出されました。

→保存するをクリック!

ステップ6 データベースを連携する「レコードを追加する」

テンプレートの4つめのプロセスをクリックします。kintoneへ追加する情報を設定します。

(1/2)データベースの連携

以下はあらかじめ設定済みです。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • kintoneと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

◆データベースの連携

同画面下にあるデータベースの連携に進みます。

  • 編集欄をクリックするとプルダウンが開きます。アプリの候補が表示されるので、選択すると自動でIDが引用されます。

→次へをクリック!

(2/2)データベース操作の詳細設定

レコードを追加するアプリの列とマネーフォワード ケッサイで抽出されたアウトプットを紐づけていきます。

連携したシートのヘッダが抽出されます。

編集欄をクリックすると、プルダウンが開き先ほど抽出したアウトプットが候補として表示されます。選択すると、引用コードが自動で埋め込まれます。

→テストをクリック →成功

→保存するをクリック!

ステップ6 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

アプリトリガーを【ON】にすれば、設定が完了します。

こちらで連携作業は完了です!<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間で連携ができました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!マネーフォワード ケッサイとkintone 他の自動化3選

マネーフォワード ケッサイとkintoneは、他にもたくさん自動化できるテンプレートを開発しています。

1. マネーフォワード ケッサイの与信審査結果を自動追加

マネーフォワード ケッサイで与信審査が完了すると、kintoneに自動で結果が追加されます。手入力の手間を省き、正確な情報がリアルタイムで共有されるため、業務が効率化されます。

2. 翌日以降の請求情報をkintoneに自動反映

マネーフォワード ケッサイの翌日以降の請求一覧が、kintoneに自動で追加されます。手作業での転記ミスや情報更新の遅れを防ぎ、請求管理を簡単に行えます。

3. 未入金請求情報を自動でkintoneに反映

未入金の請求情報がマネーフォワード ケッサイから自動でkintoneに反映されます。手動入力のミスや更新漏れを防ぎ、迅速に督促や対応が可能になります。

まとめ

今回の自動化フローボットで、マネーフォワード ケッサイで発行された請求書データがkintoneに自動で転記される仕組みを実現できます。これにより、経理部門はデータの転記ミスや手作業による確認の手間を大幅に削減でき、業務の効率と正確さの向上が期待できそうです。また、リアルタイムでのデータ共有により、監査対応もスムーズに進み、チーム全体での業務連携が強化されます。<span class="mark-yellow">プログラミング不要の簡単な設定で、経理業務の負担を軽減し、業務全体の生産性を高めるこのソリューションをぜひご活用ください。</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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