2. Shopifyに注文が発生したら、Slackに通知する
注文情報をSlackでタイムリーに共有できることで、チーム間での情報連携が円滑化され、迅速な対応を実現できるでしょう。
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「ECの注文管理、もっとスムーズにできないかな…」
Shopifyでオンラインショップを運営していると、顧客情報や注文情報をリアルタイムで把握し、チームとスピーディーに共有することが重要になります。
しかし、手動で確認しながら管理していると、情報の更新が遅れたり、共有ミスが発生したりすることも…。
そんな課題を解決するのが、ShopifyとSlackの連携です!
この連携を活用すれば、Shopifyで新規顧客が登録されたり、注文が発生した際に、Slackへ自動通知を送ることができます。
これにより、チーム全体で最新の情報をタイムリーに共有でき、顧客対応のスピードアップや業務の効率化が可能になります。
「手作業での確認をなくし、注文や顧客情報をタイムリーに把握したい」と考えている方にぴったりの連携フローを、本記事では詳しく解説します!
Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にShopifyとSlackの連携が可能です。
YoomにはあらかじめShopifyとSlackを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。
ShopifyとSlackのAPIを連携すれば、ShopifyのデータをSlackに自動的に連携することが可能です!
たとえば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。
ShopifyでECショップを運営し、Slackをコミュニケーションツールとして活用している場合などにおすすめのフローです。
オンラインショップ運営における顧客管理と、コミュニケーションを効率化する業務ワークフローで、顧客対応の迅速化やマーケティング活動の強化が期待できるでしょう。
注文情報をSlackでタイムリーに共有できることで、チーム間での情報連携が円滑化され、迅速な対応を実現できるでしょう。
それでは、さっそくShopifyとSlackを連携して、「Shopifyに顧客情報が作成されたら、Slackに通知する」フローを作成してみましょう!
今回はYoomを使用して、ノーコードでShopifyとSlackの連携を進めていきます。
Yoomをまだ利用していない方は、まずはこちらから無料登録をお願いします。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう!
[Yoomとは]
今回作成する、「Shopifyに顧客情報が作成されたら、Slackに通知する」フローは、大きく分けて以下のプロセスで設定を進めます。
はじめに、使用するアプリをマイアプリ登録します。
事前にマイアプリ登録を行うことで、その後の連携フローの設定がスムーズにできます。
マイアプリ登録は、Yoomの画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、右側に表示される「+新規接続」をクリックします。
【Shopifyのマイアプリ登録】
検索窓にShopifyと入力し、表示された候補から選択します。
Shopifyの新規登録画面が表示されるので、「APIキー」「APIシークレットキー」「サブドメイン」を入力し、「追加」をクリックしましょう。
※Shopifyのマイアプリ登録方法について、詳しくはこちらをご参照ください。
※Shopifyはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
【Slackのマイアプリ登録】
検索窓にSlackと入力し、表示された候補から選択します。
アクセス権限許可画面が表示されるので、連携したいチャンネルをプルダウンから選択し、「許可する」をクリックします。
※Slackのマイアプリ登録方法について、詳細はこちらをご参照ください。
マイアプリにShopifyとSlackが表示されていれば登録完了です!
いよいよ、連携フローを作っていきます!簡単に設定できるよう、テンプレートを利用します。
Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてコピーしてください。
コピーすると、下図のようにYoom管理画面にテンプレートが表示されます。
「OK」をクリックして、設定を進めましょう!
まずは、フローボットを自動的に起動させるためにトリガー設定を行います。
コピーしたテンプレートの「顧客情報が作成されたら(Webhook)」をクリックしてください。
クリックすると、下図のような画面に遷移します。
「連携するアカウント情報」にはステップ1でマイアプリ登録した際の情報が記載されます。
トリガーアクションはそのままにし、「次へ」をクリックしましょう。
次に、アプリトリガーのWebhookイベント受信設定です。この設定はShopifyの管理画面で行います。
(1/3)WebhookURLをコピーする
はじめに、下図の赤枠内のURLをコピーしておきます。
(2/3)Shopify管理画面で、「通知タブ」を選択する
Shopify管理画面に移ります。
ストア管理者パネルの「設定」セクションをクリックし、「通知」タブを選択してください。
(3/3)Webhookを作成する
「通知」タブをクリックすると下図のような画面が表示されるので、「Webhook」を選択します。
「+Webhookを作成」を選択し、新たに作成していきます。
Webhook作成画面で以下の設定を行い、「保存」をクリックしてください。
【イベント】
ドロップダウンメニューから「お客様の作成」を選択します。
【フォーマット】
JSON形式を選択します。
【URL】
Yoomの設定画面でコピーしたWebhookURLを貼り付けます。
Webhook一覧画面で、作成したWebhookが反映されていることを確認しましょう。
Webhookの作成が完了したら、トリガーとなるアクションを実際に実行します。
今回のフローでは、「顧客情報が作成される」ことがトリガーとなり、フローボットが自動的に起動するようになるので、実際にテスト的に顧客情報を作成しましょう!
作成後、Yoomの設定画面に戻って「テスト」を実行し、取得されるアウトプットを確認してください。
正しくアウトプットが取得されていることを確認し、「保存」しましょう。
※アウトプットについて
アウトプットとは、トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
取得したアウトプットは、後続のオペレーション設定時の値としてご利用いただくことができ、フローボットを起動する度に、変動した値となります。詳しくはこちらをご参照ください。
続いて、Slackに自動通知するアクションの設定です。
「チャンネルにメッセージを送る」をクリックしてください。
先ほどと同様に、「連携するアカウント情報」にはステップ1でマイアプリ登録した際の情報が記載されます。アクションはそのままにし、「次へ」をクリックしましょう。
次に、API接続設定を行います。
(1/2)投稿先のチャンネルID設定
Shopifyに作成された顧客情報を通知したいチャンネルIDを設定します。
「投稿先のチャンネルID」欄をクリックして表示される候補から選択するか、注釈に沿って入力してください。
(2/2)通知メッセージ内容の設定
自動通知するメッセージの内容を設定します。定型文とアウトプットを活用することで、顧客情報ごとの内容に合わせたメッセージを通知できます。
アウトプットを使用せず、定型文として固定値を入力した部分は、毎回固定値の内容が自動通知されます。
設定完了後、「テスト」を実行し、Slackに正しく通知が届いていることを確認してください。テストが成功したら、「保存」しましょう。
以上で全ての設定が完了しました!トリガーを「ON」にして、動作確認をしましょう。
設定お疲れ様でした!
ぜひ、実際の業務で活用し、業務効率の改善を体感してみてくださいね。
Slackとの連携以外でも、ShopifyのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。もし気になるものがあればぜひこちらもお試しになってみてください!
Shopifyを起点にメッセージツールに通知したり、Google スプレッドシートの更新をShopifyに反映したりすることも可能です。
Slackで受信した情報を基にデータベースに追加・更新したり、メッセージツールに通知したりすることも可能です!
ShopifyとSlackを連携することで、EC運営のスピードと効率の向上が期待できます。
Shopifyで新規顧客が登録されたり、注文が発生したりすると、Slackに自動通知が届くため、手作業での確認や情報共有の手間が大幅に削減されるでしょう。
これにより、顧客対応の迅速化やマーケティング施策の強化が可能になるはずです!
また、Slackを通じて最新情報が共有されることで、チームの意思決定がスムーズになり、業務全体の最適化につながります。
手作業の負担を減らし、より効率的なEC運営を目指すなら、ShopifyとSlackの連携をぜひ活用してみてください!