ConfluenceとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-14

【Confluence API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

k.tsukamoto

Confluenceを活用したドキュメント管理や情報共有は非常に便利ですよね。
しかし、他のツールと連携する際の情報転記や更新作業には手間がかかります。
これらを自動化するには一般的にAPIを活用するためプログラミングの知識が必要になりますが、「専門知識がないと難しいのでは…」と、ハードルを高く感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
特に、社内にエンジニアがいない場合や、開発リソースが限られている場合には、自動化の推進を諦めてしまうこともあるかもしれません。

そこで本記事では、Confluence APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても簡単に様々なアプリとConfluenceを連携させる方法</span>までを、具体的な活用事例を交えながらご紹介します!

この記事を読めば、日々の繰り返し業務から解放され、効率的な業務フローを自分の手で構築できるようになりますよ。
「Confluenceを使った業務をもっと効率化したい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

とにかく早くConfluenceのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Confluence APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Confluence APIとは

Confluence APIはConfluenceと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Confluenceを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。
※APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Confluence APIの場合は「Confluence」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Confluence APIでできること

Confluence APIでできることをいくつかピックアップしました!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにConfluence APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

1. Confluenceにページが作成されたらフローを自動で起動する

Confluence APIを使うと、Confluenceでのページ作成を起点に業務フローを自動化できます。
新規ドキュメントが作成された際の要約とチームへの共有といった一連の作業を完全に自動化することで、情報共有の漏れや遅延を防ぎましょう。

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2. ページを自動で作成する

Confluence APIのページ作成アクションをフローの中に組み込むことで、GitHubのプルリクエスト作成など、他のアプリでのアクションをきっかけにConfluenceのページを自動生成できます。
開発ドキュメントの作成漏れを防ぎ、常に最新の情報をチームで共有しましょう。

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3. ユーザーをサイトに自動で招待する

Confluence APIのユーザー招待アクションを活用すれば、SalesforceのようなCRMに新しい顧客情報が登録されたタイミングで、関連する担当者を自動でConfluenceサイトに招待できます。
手動での招待作業の手間を省き、迅速な情報共有体制を構築しましょう。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。

■ フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • ページを取得
  • ページを更新
  • ページを削除
  • ページにフッターコメントを追加
  • フォルダを作成
  • フォルダの一覧を取得する
  • フォルダの詳細情報を取得する

■ フローの起点となるアクション(トリガーアクション)

  • ページが作成または更新されたら

Confluence APIの利用料金と注意点

Confluence APIは、Confluenceの無料プランでも利用することが可能です。
そのため基本的な機能の自動化であれば、追加料金なしで始めることができます。

ただし、無料プランと有料プランではAPIの利用に関していくつかの違いがあるため、注意が必要です。

  • APIリクエスト制限:無料プランでは2025年8月18日以降、APIリクエスト(APIへの命令)の回数に上限が設けられます。頻繁にデータをやり取りするような自動化を行いたい場合は、より多くのリクエストが可能な有料プランが適しています。
  • サイトの非アクティブ化:無料プランのConfluenceサイトは、120日間利用がないと自動的に非アクティブ状態になります。継続して利用するためには、定期的なログインが必要です。
  • 機能制限:ユーザーや組織情報へのアクセスなど、一部の高度なAPI機能は特定の有料プランでのみ提供されている場合があります。

これらの点を考慮し、自動化したい業務の規模や頻度に合わせて、最適なプランを選択してください。

※ 詳細はConfluenceのサービスサイトをご確認ください。
※ 2025年07月11日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を用いてConfluence APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Confluence APIとの連携方法

はじめにConfluence APIとYoomを連携する方法を紹介します。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではConfluence)を検索して選択。
  1. Atlassianのサインイン画面が表示されます。
    連携するアカウントでサインインしてください。
  1. YoomからAtlassianへのアクセス権限を確認し、「Accept」をクリック。
  1. Atlassianアカウントとの連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

Confluenceが追加されていれば、連携は完了です。

また、今回は先程ご紹介した「Confluenceにページが作成されたら要約し、Slackに通知する」というフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • SlackとYoomの連携
  • テンプレートのコピー
  • Confluenceのトリガーと各アクション(ページ取得・要約・通知)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:SlackとYoomの連携

Confluence と同様に、Slackのアカウントも連携させていきます。

  1. アプリ一覧画面でSlackを検索して選択。
  1. Slackのサインイン画面が表示されるため、連携させるワークスペースにサインインします。
    ※ サインイン済みのワークスペースがある場合、この画面はスキップされます。
  1. 要約を通知するチャンネルを下部のプルダウンから選択。
    ※ 連携させるワークスペースを変更する場合は、右上のプルダウンから選んでください。
  1. YoomからSlackへのアクセス権限を確認し、「許可する」をクリック。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

Slackも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:Confluenceのトリガー設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Confluenceの「ページが作成されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、ページ作成時により早く要約の通知が行えるようになります。

※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うのでご注意ください。
起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。

  1. 「クラウドID」に、トリガーとして設定するクラウドのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているConfluenceから候補が表示されますので、対象となるクラウドIDを選択してください。
  1. 設定を終えたら、Confluenceでテスト用にページを作成してください。

※ Confluenceに作成したページ

  1. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に最新のページの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数として使用できるようになります。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用に作成したページが取得できていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。
    トリガーアクションの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:ページの取得

ステップ3で検知したページの詳細情報を取得しましょう。

  1. Confluenceの「ページを取得」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「クラウドID」にはステップ3で設定したものと同じクラウドIDを候補から選択してください。
  2. 「コンテンツID」にはデフォルトで、ステップ3で取得したページのコンテンツIDが設定されています。
  1. その他の任意項目では、取得する情報の詳細を指定できます。
    運用方法に合わせて設定してみてください。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」にページの本文などを含む情報が追加されます。
  1. テスト用に作成したページが取得できていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:ページ本文の要約

それでは、ページから取得した内容をAIを使って要約していきます。

  1. AIオペレーションの「要約する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 運用に合わせて「アクション」をプルダウンから選択。
    要約に用いるAIモデルと、要約対象となるテキストの文字数が選べます。
  3. 「次へ」をクリック。
  1. 「要約対象のテキスト」にはデフォルトで、ステップ4で取得した「ページの本文」が設定されています。
  1. 「文字数」に対象のテキストを何文字以内で要約するかを指定します。
  2. 必要に応じて「要約の条件」と「言語」を設定してください。
  3. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に要約結果が追加されます。

※ 期待する結果にならなかった場合は、AIモデルや「要約の条件」を変更して再度お試しください。

  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:要約結果の通知

最後に、要約結果をSlackに通知しましょう。

  1. Slackの「チャンネルにメッセージを送る」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「投稿先のチャンネルID」にメッセージを投稿するチャンネルのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているSlackアカウントから候補が表示されるため、対象となるチャンネルを選択してください。

※ 検索欄にチャンネル名を入れることで候補が絞られます。

  1. 「メッセージ」に投稿内容を設定。
    入力欄クリック時に表示される各アクションのメニューから、これまでに取得した値を選択できます。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
    これらの値を用いて、要約結果を通知するメッセージを設定しましょう。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したチャンネルにページの要約が投稿されます。
    ※ メッセージが送信できない場合には、指定したチャンネルにYoomアプリをインストールして再度お試しください。
    ※ 投稿されるメッセージの例
  1. 期待するメッセージが投稿されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ7:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Confluenceでページを作成し、その内容の要約がSlackの指定したチャンネルに投稿されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
ぜひ、Yoomの便利な機能をお試しください。

Confluence APIを活用した自動化の例

Confluenceでのページ作成やドキュメント管理も、他ツールと連携することで業務の効率が格段に向上します!
通知・タスク化・データ反映まで一括で自動化できるため、情報共有やナレッジ管理のスピードが高まるでしょう。

ここでは、業務の効率を向上するテンプレートを具体的に紹介します!

Confluenceをトリガーとして使用しているテンプレート

Confluenceでページが作成されたタイミングをトリガーに、Microsoft TeamsやOutlookへの通知、Google スプレッドシートやNotionへのデータ反映、GitHubやBacklogへのIssue・課題の登録が可能です。
情報整理とタスク連携をスムーズにつなげることで、プロジェクト全体の可視化と推進がしやすくなります!

[[173263,232297,217149,129735,250612,134091]]

Confluenceをオペレーションとして使用しているテンプレート

GoogleフォームやDropbox、Box、Gmailなどから取得したファイルをOCRで読み取り、その内容をConfluenceに自動でページ作成・コメント追加することができます。
これにより、紙資料や添付ファイルからの情報もナレッジベースに即時反映でき、ドキュメント管理の一元化が実現します!

[[183003,183017,183027,183037]]

まとめ

本記事でご紹介したConfluence API連携を活用することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたConfluenceへの情報転記や、ページ作成後のチームへの共有といった定型業務が自動化され、作業時間の大幅な短縮とヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>

担当者は単純作業から解放され、より創造的な本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うでしょう!

今回ご紹介したような業務自動化はノーコードツール「Yoom」を活用すれば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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