Google スプレッドシートとBカートを連携して、Google スプレッドシートで行が追加されたらBカートに商品を登録する方法

Google スプレッドシートは、共同作業がしやすく、どこからでもアクセス可能な便利なツールです。オンラインで使用中のデータを共有・編集できるため、チームでの作業に便利です。
しかし、Google スプレッドシートのデータを確認しながらBカートに商品情報を転記する作業は、煩雑で作業効率を落とす原因になる可能性があります。
本記事では、Google スプレッドシートとBカートを連携する際のメリットや、設定方法について解説します。

本記事はこんな方におすすめ

今回紹介する内容は以下のような方々におすすめです！

繰り返し作業が多い業務を自動化して、担当者の負担軽減を検討している方
ECサイト運営で、商品登録の効率化やミス削減を目指している方
Google スプレッドシートとBカートを利用しており、データ転記の手間に悩んでいる方

Google スプレッドシートとBカートの連携のメリットと具体例

メリット1：人為的ミスの削減

手作業でのデータ転記は、どうしてもミスが発生しがちです。
例えば、商品管理担当者がGoogle スプレッドシートの商品情報をBカートに登録する際、商品名、価格、在庫数などを手入力する場合、入力ミスやコピー＆ペーストの際のミスが起こる可能性があります。
特に、新商品の追加や価格改定が頻繁に行われる場合、そのリスクは高まります。
アプリ連携を活用すれば、Google スプレッドシートに行が追加されると情報が自動的にBカートに登録されるため、手動での入力や転記作業が不要になり、入力ミスや転記ミスが発生しにくくなるでしょう。
これにより、データ入力ミスの修正作業やそれに伴う確認作業に費やしていた時間と労力を他の業務、例えば顧客対応の質の向上や新たな販売戦略の立案などに充てられるようになるため、業務効率全体の改善に繋がるかもしれません。

メリット2:担当者の負担軽減

手作業によるデータ入力や更新作業は、担当者にとって大きな負担となり得ます。
特に、繰り返し発生する定型的な作業は時間と労力を奪い、業務への集中力やモチベーションの低下につながる恐れがあります。
自動化を導入することで、担当者は煩雑な作業から解放され、商品企画チームは市場分析や新商品のアイデア立案といった、創造性が求められる業務に集中することが可能になります。
また、マーケティングチームは、プロモーションキャンペーンの設計や効果測定にリソースを割くことができるため、より戦略的な取り組みを行えるようになるでしょう。
結果として、組織全体としての生産性の向上が見込め、プロジェクトの進行速度や成果物の精度にも良い影響を与えるかもしれません。

メリット3:情報反映のスピード向上

手作業による商品情報の更新では、どうしてもタイムラグが発生し、ビジネスチャンスを逃してしまう可能性があります。
例えば、商品企画チームがGoogle スプレッドシートに新商品の情報を追加しても、ECサイトへの反映が遅れてしまうと、実際には新商品があるにもかかわらずECサイト上では表示されず、販売機会を損失する可能性があります。
Google スプレッドシートとBカートを連携することで、Google スプレッドシート上の情報変更が自動でBカートに反映されるようになるため、迅速な情報提供が可能となります。
結果として、顧客に迅速な情報提供が可能になり、販売ミスの防止や業務効率化につながるでしょう。
さらに、顧客との信頼関係を強化し、企業の運営全般をより良い方向に導く助けとなるかもしれません。

本記事ではYoomを使って連携を進めていきます。
まだ利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。

それではここからノーコードツールYoomを使って、【Google スプレッドシートで行が追加されたらBカートに商品を登録する】方法を説明します。

[Yoomとは]

Google スプレッドシートとBカートの連携フローの作り方

Google スプレッドシートで行が追加されたことをGoogle スプレッドシートのAPIを利用して受け取り、Bカートの提供するAPIを用いてBカートに商品を登録することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

Google スプレッドシートとBカートをマイアプリ登録
Google スプレッドシートで行が追加されたら起動するトリガーの設定
Bカートで商品を登録する設定
テストと確認

ステップ1:Google スプレッドシートとBカートとのマイアプリ連携

まず、Yoomのアカウントにログインします。
アカウントをお持ちでない場合は、まずYoomのアカウント発行ページにてアカウントを作成してください。

1.マイアプリをクリックした後、新規接続をクリックします。

2.入力欄からアプリ名で検索できます。
今回はGoogle スプレッドシートとBカートをそれぞれ検索して、登録していきます。

Google スプレッドシートのマイアプリ登録

まず、Google スプレッドシートから登録していきましょう。入力欄にGoogle スプレッドシートと入力するとGoogle スプレッドシートのアイコンが表示されるので、アイコンをクリックします。

1.以下の画面が出てきます。
「Sign in with Google」をクリックしてください。

2.連携するアカウントを選択してください。

3.内容を確認し、「次へ」をクリックします。

4.内容を確認し、「続行」をクリックしてください。
これで、Google スプレッドシートのマイアプリ登録は完了です。

Bカートのマイアプリ登録

Bカートも同じように検索して、アイコンをクリックします。

1.Bカートのログイン画面が表示されます。連携したいアカウントでログインしてください。
以上で、Bカートのマイアプリ登録は完了です。

以上で、Google スプレッドシートとBカートのマイアプリ登録は終了です。

マイアプリ登録が成功すると、以下の画面が表示されます。
マイアプリの画面にGoogle スプレッドシートとBカートのアイコンが表示されているか確認してください。

その他、Yoomについての詳しい情報は、Yoomヘルプセンターをご確認ください。

テンプレートの選択と格納場所の準備

以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。

以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。

ステップ2:Google スプレッドシートで行が追加されたら起動するトリガーの設定

今回は、Google スプレッドシートをアプリトリガーとして使用するので、以下のリンク先を参照してください。

Google スプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項

1.まず、一番上の「行が追加されたら」をクリックします。

2.タイトルは自由に設定してください。
Google スプレッドシートと連携するアカウント情報を入力します。
トリガーは「行が追加されたら」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.各項目を設定していきます。
トリガーの起動時間は5分、10分、15分、30分、60分の間隔で間隔を選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご確認ください。
スプレッドシートID、シートIDは入力欄をクリックすると候補が表示されるので、その中から選択してください。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:Bカートで商品を登録する設定

1.フローに戻ります。次に、「商品を登録」のアイコンをクリックしてください。

2.Bカートと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは、「商品を登録」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.各項目を設定していきます。必須項目は必ず入力してください。
入力欄をクリックすると先ほど取得したアウトプットが表示されるので、適宜活用してください。
以下のように設定するとGoogle スプレッドシートの情報を引用して商品名を追加できます。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

4.最後に、「レコードを更新する」のアイコンをクリックしてください。

5.Google スプレッドシートと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは、「レコードを更新する」を選択します。

6.データベースの連携を設定してください。
スプレッドシートID、スプレッドシートのタブ名の入力欄をクリックすると、候補が表示されるので、その中から選択してください。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

7.更新したいレコードの値を設定してください。
入力欄をクリックすると、アウトプットが表示されるので、適宜活用してください。
以下の場合だと、更新したいレコードの条件はNoとなっています。入力欄にはGoogle スプレッドシートから取得しているNoを挿入しています。

8.更新後のレコードの値を設定してください。
以下の場合だと、Bカートから取得した商品IDをGoogle スプレッドシートに挿入する形となります。
設定が完了したら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

9.これで、【Google スプレッドシートで行が追加されたらBカートに商品を登録する】というフローが完成しました。

ステップ4:テストと確認

設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。

Yoomはプログラミング不要で設定が完了します。
以下のリンクから、この便利なフローをお試しください。

Google スプレッドシート・Bカートを使ったその他の自動化例

他にもGoogle スプレッドシートとBカートを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Google スプレッドシートで行が更新されたらBカートの商品情報も更新するフローです。
このテンプレートを活用すると、Bカートに登録されている商品データを自動で更新できるようになります。
これにより、在庫の変動や価格変更を素早く反映できるため、商品の情報を常に最新の状態に保てるようになるでしょう。

2.Bカートの受注情報をGoogle スプレッドシートに追加するフローです。
‍このテンプレートを活用することにより、Bカートで新規注文が発生した際に、その受注情報をGoogle スプレッドシートに自動で追加することができます。
これにより、データが自動で反映されるため、情報の整理や共有がスムーズに進むことが期待できます。

3.Google スプレッドシートで行が追加されたらBカートに会員を登録するフローです。
このテンプレートを活用することで、Google スプレッドシートに新しい行を追加すると、自動的にBカートに会員情報を登録できます。
これにより、会員情報の入力作業を効率化できるため、人的ミスを減らしながら、作業時間の短縮も期待できます。

まとめ

Google スプレッドシートとBカートを連携することで、Google スプレッドシートに新しい行を追加すると、Bカート上に自動的に商品を登録できるようになりました。
これにより、新商品の情報や価格の変更、在庫状況の反映などをシステムに自動で反映できるため、顧客からの問い合わせにも的確に応答できるようになるでしょう。
Yoomは、プログラミング不要で使い始められ、直感的な操作だけで自動化を実現できます。
毎日のデータ入力や週ごとの会議資料の準備など、手間のかかる作業も、Yoomなら効率的に進めることができます。
Yoomを活用して、働き方を変える第一歩を踏み出してみませんか？