2024/09/20
アプリ同士の連携方法

GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを連携して、Googleスプレッドシートで行が更新されたらMicrosoft Entra IDのグループからユーザーを除外する方法

k.ohshiro
GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDの連携イメージ

目次

普段従業員のID・アカウント管理をしている方の中には、情報の更新作業に頭を悩ませた経験があるかもしれません。
「もっと効率よく管理したい」と考えたことがあるなら、GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDの連携がおすすめです。

この連携を使えば、Googleスプレッドシートで行が更新された際に、自動でMicrosoft Entra IDのグループからユーザーが除外されるので、管理業務の効率化が図れます。
GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを併用している方におすすめです!
本記事を参考にして、Yoomで自動連携をお試しください!

GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを連携するメリット

メリット1.入力作業の時間を節約できる

GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを連携することで、Microsoft Entra IDに直接アクセスすることなく、グループからユーザーを除外できます。
同じ情報を二回入力する手間やアプリを行き来するわずらわしさが減るので、入力作業の時間を節約することが期待できます。

メリット2.更新し忘れを防止

Googleスプレッドシートの情報が、Microsoft Entra IDにも自動反映されるということは、情報の一元管理が実現できます。
情報の一元化は、手作業の負担軽減だけでなく、ヒューマンエラーの防止という点でもメリットがあります。
例えば、異なるアプリでデータ管理をしている場合、一方は最新のデータだが、もう一方は古いデータのままになっていることがあると思います。
今回紹介する連携を使うと、Googleスプレッドシートの情報だけ更新すれば、自動的にMicrosoft Entra IDのグループからユーザーが除外されるので、更新し忘れの防止にもつながります。
これによって、セキュリティリスクの低減も期待できます。

[Yoomとは]

GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDの連携フロー

では、実際にGoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを連携するための手順をご紹介します。
具体的な設定の手順は以下の通りです。

  1. アプリトリガーの設定
  2. グループからユーザーを除外

Yoomでは、上記2ステップをテンプレートとして提供しています。
ゼロから作成するよりも簡単にフローボットを作成できるので、まずは下のバナーにある「試してみる」ボタンをクリックして、テンプレートをコピーしましょう!

事前準備

テンプレートをコピーしたら、まずは事前準備としてYoomの「マイアプリ」からGoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを登録します。
※既に登録されている場合は「ステップ1.アプリトリガーの設定」へお進みください。

<手順>

1.Yoomにログイン後、左側メニュー「マイアプリ」から「+新規接続」をクリック

2.アプリ名を検索してログインに必要な情報を入力し、アプリを登録

GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDがマイアプリ一覧に表示されていたら、準備完了です!

早速、詳細設定に進みましょう!

ステップ1.アプリトリガーの設定

まずは、アプリトリガー「行が更新されたら」をクリックしましょう。

最初のページでは、事前に連携したアカウントの情報が表示されるので確認しましょう。
問題なければ、そのまま「次へ」をクリックしてください。

次のページでは、GoogleスプレッドシートのIDと範囲の設定を行ってください。
<span class="mark-yellow">特に「一意の値が入った列」は必ず一意の値がある列を設定してください。</span>
列内で値が重複していると正しく動かない場合があります。

全ての項目が入力できたら「テスト」をクリックして、エラーの有無を確認しましょう。

テストが成功すると、指定したGoogleスプレッドシートの項目がアウトプットに反映されます。

<span class="mark-yellow">以下の項目はステップ2でグループからユーザーを除外する際に必要な情報です。下記画像のように、あらかじめGoogleスプレッドシート内に情報を格納してください。</span>

  • グループID
  • ユーザーID

ここまで、問題がなければ「保存する」でトリガーの設定は終了です。

ステップ2.グループからユーザーを除外

次に、「グループからユーザーを除外」をクリックしてください。

最初のページでは、ステップ1と同様にアカウント情報のみを確認して、問題なければ「次へ」をクリックしてください。

2ページ目では、グループからユーザーを除外するための設定をします。
アウトプットされた情報を活用して、「グループID」および「ユーザーID」を入力しましょう。

「テスト」をクリックしてエラーが出なければ、「保存する」をクリックしてください。

下記画像のようなポップアップが表示されたら全ての設定が完了です。
トリガーをONにするとフローが実行されます。

その他GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを使った自動化の例

Yoomには、GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを使った多くの自動化事例があります。
ここでは代表的な例をいくつか紹介します。

1.Googleスプレッドシートで行が追加されたらMicrosoft Entra IDでグループにユーザーを追加する

本記事では、グループからユーザーを除外する作業を自動化しましたが、ユーザーを追加するためのテンプレートもご用意しております。ぜひ活用してください。

2.Googleスプレッドシートで行が更新されたらOutlookでメールを送信する

Googleスプレッドシートの情報が更新された際に、同時にメールを送信したいケースにご利用いただけます。

3.SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加する

Googleスプレッドシートではなく、SmartHRを利用して従業員情報を管理している方は以下のテンプレートがおすすめです。

4.Googleスプレッドシート上で日付が今日に該当するレコードを取得して毎日一括でSlackに通知する

コミュニケーションツールとして、主にSlackを利用している方はGoogleスプレッドシートとSlackの連携もおすすめです。

まとめ

以上、GoogleスプレッドシートとMicrosoft Entra IDを連携する手順でした!
今回の連携を使えば、Microsoft Entra IDに直接アクセスせずにグループからユーザーを除外することができるため、これまでより簡単に更新作業が完了するでしょう。
作業時間の短縮が期待できるため、生産性の向上にもつながりそうです。

少しでも興味を持っていただけたら、まずはこちらから無料登録をしてみてください!

この記事を書いた人
k.ohshiro
学生時代からSaaS企業でカスタマーサクセスとして働いてきました。 複数のクラウドサービスを使って業務をしていたのですが、もっと簡単にサービス同士を連携できたら便利だなと思うことがありました。 Yoomではノーコードでアプリの連携ができるので、誰でも簡単に設定することができます。 少しでもわかりやすくYoomの魅力を伝え、みなさんの業務効率化に貢献出来たらなと思います!
タグ
Microsoft Entra ID
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