2024/11/26
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携してGoogle スプレッドシートで行更新後にWooCommerceの商品情報も更新する方法

k.ueno
Google スプレッドシートとWooCommerceの連携イメージ

目次

自社商品を多く保有する企業や店舗では、シーズンが変わるごとに価格を変更するシーンが多々あるかと思います。
このGoogle スプレッドシートとWooCommerceの連携は、商品情報の管理作業を効率化し、業務のスピードアップを図るための強力な手段となるでしょう。
本記事では、これらのツールを活用することで得られる業務上のメリットと自動化を実現する方法を紹介します。

こんな方におすすめ

・Google スプレッドシートで商品情報を管理し、WooCommerceで商品を販売している方
・手動で商品情報をWooCommerceに更新する作業が多く、効率化を求めている方
・複数の部門間で商品データを共有し、管理の一貫性を確保したい担当者
・商品データの変更作業が頻繁に発生するため、素早い更新反映を求めている方
・プログラミング初心者で自動化フローを試してみたい方

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携メリットと具体例

メリット1: 情報の一貫性を維持

Google スプレッドシートで更新された情報が自動でWooCommerceに反映することで、情報の一貫性が維持できます。
Google スプレッドシートをマスターリストとして管理することで、異なるアプリ間横断による手動更新によるミスや反映漏れを防げます。
例えば、販売中の商品価格を値下げした際に正確な価格情報を一括反映できるので、誤情報が原因で発生するトラブルを未然に防ぐことも可能となるでしょう。

メリット2: 手動作業の削減

商品の情報をGoogle スプレッドシートで一括登録し、そのデータをWooCommerceに自動反映する作業を基本フローとして構築すれば、WooCommerce側に1件ずつ商品を手動登録・更新する手間を省けます。
例えば、シーズンごとに数十商品を追加するシーンでは、この自動化によって時間短縮が見込めるでしょう。
作業負担を軽減できるので、従業員は他の重要な業務に集中できるようになるかもしれません。

メリット3: 情報共有の円滑化

マーケティング、商品管理、在庫管理チームがそれぞれGoogle スプレッドシートを活用し、共有することで、全員が同じ最新のデータをもとに業務を進められます。
具体例として、キャンペーン用の商品価格情報をマーケティングチームがGoogle スプレッドシート側で更新すれば、WooCommerceにも自動的に反映されるので、情報を管理する別チームが手作業で反映する必要がなくなります。
これにより、部門間の連携がスムーズになり、効率的な業務フローを実現できます。

[Yoomとは]

それでは、実際に「Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの商品情報も更新する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携フローの作り方

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・Google スプレッドシートのトリガー設定とWooCommerceの設定
・トリガーをON

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携

(1)まずはGoogle スプレッドシートをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGoogle スプレッドシートを検索してください。

Google スプレッドシートのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(2)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
まずは1つ目のGoogle スプレッドシートの接続が完了しました。

(3)次にWooCommerceのアプリ連携を行います。
Google スプレッドシートのマイアプリ登録と同様に、WooCommerceを選択します。

(4)連携させたいWooCommerceの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力します。
情報入力後、[追加]をクリックしましょう。

設定が正常に行われると、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるため、「OK」のボタンをクリックします。
Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは2つです。

・Google スプレッドシートのトリガー設定

(1)まず、Google スプレッドシートのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの商品情報も更新する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「行が更新されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。
次画面で「トリガーの起動間隔」や「スプレッドシートID」の情報を入力していきましょう。

「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(4)「スプレッドシートID」、「シートID」の項目は、入力バーをクリックすると以下の画面のようにアカウントから取得した情報を「候補」として展開できます。
この情報の引用も活用しましょう。

(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・WooCommerceの設定

(1)最後に、2つ目のアクション「商品を更新」をクリックしましょう。

(2)連携するWooCommerceのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次画面で「TOPページURL」や「メール」などの情報を入力します。
入力バーをクリックすると、アウトプットを選択できます。
例として、下記は前ステップから取得したアウトプット【商品名】と【商品タイプ】、【通常価格】の情報を引用・設定したものです。

(4)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

Google スプレッドシート・WooCommerceを使ったその他の自動化例

他にもGoogle スプレッドシート・WooCommerceを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに商品を追加する

Google スプレッドシートに追加された情報を引用してWooCommerceに登録を行い、共有する情報の正確性を保つことができます。
登録にかかっていた手間や時間を節約することで、業務をスムーズに進行させることができます。
また、他の業務に注力できる環境を作ることで、生産性向上へと繋げます。

Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに注文情報を追加する

登録作業を効率化してコア業務に時間をかけたいと考える方におすすめのフローです。
Google スプレッドシートへの情報追加をトリガーにしてWooCommerceにも情報登録を行い、手作業の手間を大幅に削減することができます。
登録作業で費やしていた時間を省くことで重要度の高い業務に集中することができ、生産性向上へ繋げます。

Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの顧客情報も更新する

シートの共有によって効率的に業務進行したい方におすすめのフローです。
この自動化を導入することで、更新業務を削減し、その他の重要なタスクに注力できるかもしれません。
また引用した情報を使用することで、ヒューマンエラー防止も期待できます。

まとめ

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携により、更新作業の自動化が容易になるので、担当者の負担を削減し、情報管理作業の効率化が期待できます。
また、情報の一貫性を保ちつつ、作業時間を削減することで、業務の信頼性とスピードを向上させることも可能となるでしょう。
結果、チーム、スタッフがより戦略的な業務にリソースを集中させることができるかもしれません。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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