boardとDripの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-08-13

【簡単設定】boardのデータをDripに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「業務で使っているboardとDripのデータを連携したい!」
「でもboardに登録された顧客情報を、手作業でDripに転記するのは手間がかかる…」

複数のSaaS間でのデータ連携作業に、このような限界を感じていませんか?
特に顧客情報のような重要なデータを扱う場合は、入力ミスなどのヒューマンエラーが大きな問題になりますよね。

もし、<span class="mark-yellow">boardの顧客データを自動的にDripに登録したり、更新したりする仕組み</span>があれば、こうした作業から解放され、より戦略的なマーケティング活動や顧客対応といったコア業務に集中できる貴重な時間を生み出すことができます!

今回ご紹介する自動化は、プログラミングの知識がなくてもノーコードで簡単に設定できます。
導入に手間や時間もかからないので、ぜひこの機会に日々の業務をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">boardとDripを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方は、以下のバナーをクリックして早速スタートしてみてください!

[[238135]]

boardとDripを連携してできること

boardとDripのAPIを連携させることで、これまで手作業で行っていたツール間の情報入力を自動化できます。
これにより、顧客情報の登録や更新といった定型業務にかかる時間を削減し、入力ミスを防げます。

ここでは具体的な自動化例をいくつかご紹介しますので、気になる内容があればお試しください!

boardで新しい顧客が作成されたら、DripでSubscriberを作成する

boardに新しい顧客情報が登録されたことをきっかけに、その情報をDripのSubscriberリストに自動で追加するフローです。

<span class="mark-yellow">boardの顧客作成にあわせてDripのSubscriberも作成できる</span>ため、登録作業の手間をなくして、迅速なマーケティングアプローチの開始に繋がります。

[[238135]]

boardで顧客が更新されたら、DripでSubscriberを更新する

board上で既存の顧客情報(例えば、メールアドレスなど)が変更された際に、Drip側の情報も同じように更新するフローです。

上記のフローと合わせて使うことで、<span class="mark-yellow">boardとDripの間で起きる情報の不整合を防ぐ</span>ことができるため、担当者が古い情報で業務を進めてしまうミスを削減できます。

[[238151]]

boardとDripの連携フローを作ってみよう

それでは実際に、boardとDripを連携させたフローの作成方法を解説していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「boardで新しい顧客が作成されたら、DripでSubscriberを作成する」テンプレートでフローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • boardとDripのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • boardのトリガー設定と各アクション(分岐・データ抽出・購読者作成)の設定
  • フロー稼働の準備
[[238135]]

ステップ1:boardとDripのマイアプリ連携

先ずは、Yoomと連携させたいboardアカウントとDripアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

① boardのマイアプリ登録

ヘルプページ:boardのマイアプリ登録方法

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではboard)を検索して選択します。
  1. 「アカウント名」に任意の名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にすると便利です。
  1. 「アクセストークン」に設定するためのAPIトークンを取得しましょう。
    boardの開発者用API設定にアクセスし、「新規トークン生成」をクリック。
  1. APIトークンの「用途・説明」を設定し、Yoomからのアクセスを許可する操作にチェックを入れましょう。
    今回は、boardに作成した顧客情報を取得する設定を行うため、「顧客」の「リストの取得」は必ず選択してください。
    その他の項目は任意で選択しましょう。
  1. ページ下部の「登録」をクリック。
  2. APIトークンが生成されます。コピーして安全な場所に保存してください。
    ※ 以降、このAPIトークンは確認できなくなります。
    「APIキー」もboardのトリガー設定で使用するため、コピーしておきましょう。
  1. マイアプリ登録画面に戻り、取得したAPIトークンを「アクセストークン」に設定します。
  2. 「追加」をクリック。

マイアプリ画面にboardが追加されていることを確認してください。

② Dripのマイアプリ登録

  1. アプリ一覧画面でDripを検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の管理用名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にすると便利です。
  1. Dripにログインし、左下の「Settings」から「User settings」にアクセス。
  1. 「User Info」の下部に表示されている「API Token」を取得し、Yoom側の「API Token」に設定。
  1. 「追加」をクリック。

Dripも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

[[238135]]

そうすると、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:boardのトリガー設定

先ずは、フローの起点となるboardのトリガーアクションを設定していきます。

  1. boardの「新しい顧客が作成または更新されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更可能です。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントにはマイアプリ登録で連携したアカウントが設定されています。
    複数のアカウントと連携している場合には、このフローで用いるアカウントをプルダウンから選択してください。
  3. アクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」をプルダウンの「5分・10分・15分・30分・60分」から選択。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、顧客登録時により早くDripの購読者作成が行えるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うのでご注意ください。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「APIキー」に、マイアプリ連携時に取得したAPIキーを設定します。
  2. トリガーが正常に動作するか確かめるため、boardでテスト用の顧客を作成してください。
    Dripの購読者作成ではメールアドレスが必須項目となっています。
    ※ テスト用顧客の例
  1. Yoomに戻り、「テスト」をクリック。
    ※ 直近1時間以内に、顧客の作成・更新が行われていない場合はテストに失敗します。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に作成した顧客の情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に更新される値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用の顧客情報が取得できていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。
    トリガーの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:分岐条件の設定

このフローは顧客の作成時だけでなく、更新時にも稼働します。
この分岐処理は、顧客の作成時にだけDripでの購読者作成を行うための設定です。

※「分岐する」オペレーションは、ミニプラン以上でご利用いただけます。
フリープランで利用するとエラーになってしまうのでご注意ください。
ミニプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能です。
無料トライアル中は他のプランでは制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、ぜひ活用してみてください!

  1. 分岐の「コマンドオペレーション」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  1. 「オペレーション」には分岐の対象となる値を取得したオペレーションを設定し、「アウトプット」には分岐の対象となる値を設定します。
    ここでは、トリガーで取得した「(顧客の)作成日時」を分岐対象とし、「更新日時」と一致するかをチェックしましょう。
  1. 「作成日時」が「更新日時」と等しい、という分岐条件を設定することで、作成された顧客か、更新された顧客かの判別を行います。
    項目を削除してしまった場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューの「更新日時」を選択してください。
  1. 「保存する」をクリック。
    フロー画面の分岐条件が設定通りであることを確認し、次の設定に進みましょう。

ステップ5:データ抽出の設定

Dripの購読者作成では「姓」「名」で分けて登録しますが、boardでは「顧客名」という1つのデータになっているため、データ抽出機能を使って分けていきます。

  1. AIオペレーションの「テキストからデータを抽出する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 目的に応じて「変換タイプ」を選択。
    データを抽出するテキストの文字数によってタスク数が変わります。
    長文テキストからデータを抽出する場合には「変更する」をクリックし、任意の変換タイプを選択してください。
    タスク数とは
  1. 「次へ」をクリック。
  2. 「対象のテキスト」にはデフォルトで、boardから取得した顧客名が設定されています。
    消してしまった場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから「顧客名」を選択してください。
  1. 「抽出したい項目」にはDripで使用する項目である「First Name」「Last Name」が設定されています。「名」「姓」など、同様の意味の項目にも変更可能です。
  2. 必要に応じて「指示内容」に抽出時の指示を設定。
    boardでは会社単位で顧客作成を行うこともありますので、下図のような指示を設定しておくことで会社名にも対応できるようになります。
    会社単位での購読者作成を行いたくない場合には、フローに分岐処理を追加して、取得した顧客情報の「敬称」が「御中」であれば後続の処理を実行しないように設定するとよいでしょう。
    参照:「分岐」の設定方法
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック
  2. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目が対象のテキストから抽出され、「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「抽出したい項目」の名称や「指示内容」を変更して再度お試しください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:Dripで購読者の作成

それでは、これまでに取得した値を用いてDripに購読者を作成しましょう。

  1. Dripの「Create Subscriber」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントと実行アクションを確認。
  1. 「Account ID」に購読者を追加するアカウントのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているDripから候補が表示されるので、対象となるアカウントを選択します。
  1. 作成する購読者の各項目に、これまでに取得した値を設定していきましょう。
    入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションやデータ抽出アクションのメニューから、対応する項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
  1. その他の項目も、デフォルトで設定されている値を参考に埋めてください。
  2. 設定を終えたら「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、DripのPeopleに購読者が作成されます。
    ※ 作成された購読者
  1. 期待通りに購読者が作成されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ7:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
boardで顧客を作成し、そのデータを基にしてDripの購読者が作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

Dripのデータをboardに連携したい場合

今回はboardからDripへデータを連携する方法をご紹介しましたが、反対にDripからboardへのデータ連携を実施したい場合もあるかと思います。
その場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

DripでSubscriberが作成されたら、boardで顧客を作成する

Webサイトのフォームなどを通じてDripに新しいSubscriberが登録された際に、その情報を手動でboardの顧客リストに転記する作業は、リード獲得から営業活動までのタイムラグを生む原因になりますよね。

このテンプレートを利用すれば、<span class="mark-yellow">DripでのSubscriber作成を検知して自動でboardに顧客を作成できる</span>ため、営業チームへの迅速な情報共有が可能になります。

[[238102]]

DripでSubscriberが作成されたら、boardで発注先を登録する

獲得したリードの種類によっては、顧客としてではなく「発注先」や「パートナー」としてboardで管理したいケースもあるかと思います。

この連携を活用すれば、<span class="mark-yellow">Dripに登録されたSubscriber情報を自動でboardの「発注先」として登録できるため</span>、手動でのデータ入力や振り分け作業にかかる手間を削減したいときにおすすめです。

[[238122]]

boardやDripを使ったその他の自動化例

boardやDripのAPIを使用することで、さまざまな業務を自動化することができます。
ここでは、複数のテンプレートをご紹介するので、気になるものがあればぜひ試してみてくださいね!

boardを使った便利な自動化例

Slackなどと連携することで、案件が登録されたら通知を自動で送ることができます。
手作業でのメッセージ送信作業を省けるため、業務の効率化が課題のときは、以下のテンプレートを試してみてください。

[[90236,87103,84826,111535,177919]]

Dripを使った便利な自動化例

フォームアプリやストレージアプリと連携することで、回答内容や保存されたファイル内容をもとにDripでSubscriberを自動登録できます。
これにより、手動での入力作業が削減されるため、人為的ミスを防ぎ、業務精度の向上を図りたいときにおすすめです。

[[179298,263468,185958,185982,185993]]

まとめ

boardとDripの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたデータ転記作業の手間を削減し、入力ミスなどのヒューマンエラーを防ぐことができます。</span>

担当者は正確な情報に基づいて業務を進められるようになり、本来注力すべきマーケティング戦略の立案や顧客とのコミュニケーションといったコア業務に集中できる環境も整うはずです!

今回ご紹介したような自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:boardとDripの双方向連携で、データ更新がループしませんか?

A:board(顧客作成)→Drip(購読者作成)のフローとDrip(購読者作成)→board(顧客作成)のフローを併用しているとデータ更新はループします。
どちらか一方のみをトリガーとして使用するか、既に作成されているデータであれば処理を中断するようデータ取得のアクションなどを追加する必要があります。

参照:「アプリと連携する」の設定方法

Q:Dripのカスタムフィールドは連携できますか?

A:可能です。
あらかじめカスタムフィールド(フィールド名と対応させる項目)を設定してください。
この設定はフロー毎に固定されるもので、購読者ごとにカスタムフィールドを変更することはできない点に注意してください。

Q:この自動化でYoomのタスクはどれくらい消費しますか?

A:基本的にはフローボット上に表示されている、トリガーを除くアクションの数がそのまま消費タスク数となります。今回ご紹介したテンプレートの場合は3アクション(分岐処理・データ抽出・購読者作成)ですが、データ抽出で2タスク消費するため、計4タスクを消費します。

参照:「タスク実行数」のカウント方法について

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
タグ
board
Drip
自動化
自動
連携
関連アプリ
アプリ連携
No items found.
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
Yoomとは?
これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
詳しくみる
詳しくみる