Microsoft TeamsとBacklogの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/05

【ノーコードで実現】Microsoft TeamsのデータをBacklogに自動的に連携する方法

r.suzuki

Microsoft TeamsとBacklogを併用していると、「手動で情報を登録するのが手間」「タスクの共有がスムーズにできない」と感じることはありませんか?作業の抜け漏れや対応の遅れを防ぐためにも、効率的なデータ連携が求められます。

そこで活用したいのが、ノーコードツールのYoomです。本記事では、プログラミング不要でMicrosoft TeamsとBacklogを自動連携する方法を紹介します。<span class="mark-yellow">投稿内容を基にBacklogへコメントを追加したり、タスクを効率的に管理したりできるフローをわかりやすく解説</span>します。

「もっと簡単にMicrosoft TeamsとBacklogを連携できないか?」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にMicrosoft TeamsとBacklogの連携が可能です。
YoomにはあらかじめMicrosoft TeamsとBacklogを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

Microsoft TeamsとBacklogを連携してできること

Microsoft TeamsとBacklogのAPIを連携すれば、Microsoft TeamsのデータをBacklogに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

Microsoft Teamsの投稿に課題IDが含まれていたら、Backlogの対象課題にコメントを追加する

Microsoft Teamsの投稿に課題IDが含まれている場合、自動的にBacklogの該当課題にコメントを追加するフローです。
チーム間の情報共有をスムーズにし、課題の進捗管理や対応漏れの防止が見込めます。

Microsoft Teamsにメッセージが投稿されたら、Backlogに課題を追加する

Microsoft Teamsにメッセージが投稿されると、自動的にBacklogに課題を追加するフローです。
チャット上のタスクを確実に記録し、チームの対応漏れを防ぎながら、スムーズなプロジェクト管理が期待できます。

Microsoft TeamsとBacklogの連携フローを作ってみよう 

それでは、さっそく実際にMicrosoft TeamsとBacklogを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでMicrosoft TeamsとBacklogの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行してください。

[Yoomとは]

今回は「Microsoft Teamsの投稿に課題IDが含まれていたら、Backlogの対象課題にコメントを追加する」というフローボットを作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • Microsoft TeamsとBacklogをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Microsoft Teamsのトリガー設定およびBacklogのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:Microsoft TeamsとBacklogをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、検索窓から1つずつアプリを検索します。

Backlogを選択できたら、BacklogのURL内のドメインを入力し、「追加」をクリックします。



同様にMicrosoft Teamsを選択できたら、使用するアカウントでログインしてください。
詳しくはこちらをご確認ください。

なお、Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。詳しくはこちらから。


3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。
はじめにこちらのバナーをクリックしてください。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。
タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。


また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを、上から順番にクリックしオペレーションを設定します。
今回のフローは、Microsoft Teamsでのメッセージ内容に課題IDと課題コメントが含まれていることを想定しています

まずは「アプリトリガー  チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックしてみましょう!

ステップ4:Microsoft Teamsのアクションを設定

1) アクションは「チャネルにメッセージが送信されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。

2)トリガーの起動間隔を選択し、必須項目を入力します。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なります。各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)


チームIDはボックスをクリックすると連携済みのIDが表示され、選択することができます。チャンネルIDはチームIDが選択されると候補より選択できるようになります。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、テスト完了後、「保存」します。

ステップ5:分岐を設定

1) フローに戻り、「分岐 コマンドオペレーション」のアイコンをクリックします。
なお、分岐機能はミニプラン以上で利用可能で、フリープランではエラーになります。有料プランは2週間の無料トライアルから始めることができ、その間は制限対象の機能も使用できます。



2) 分岐対象のアウトプットのオペレーションは「チャネルにメッセージが送信されたら」、アウトプットは「メッセージ内容」を選択し、分岐条件が「メッセージ内容」「と等しい」「課題ID」になっていることを確認して「保存」をクリックします。
※今回はMicrosoft Teamsの投稿に課題IDが含まれていたらという前提で分岐を設定しています。

ステップ6:AIオペレーションを設定

1) フローに戻り、「テキストからデータを抽出する」のアイコンをクリックします。

2) 変換タイプはメッセージの内容に合わせて設定しましょう。
今回は「3,500文字以内のデータからテキストを抽出(2タスク)」を選択して、「次へ」をクリックします。

4)必須項目を入力します。

対象のテキストはMicrosoft Teamsのメッセージをアウトプットから「メッセージ内容」を選択します。


なお、今回はMicrosoft Teamsのメッセージに入っている課題IDとコメントをBacklogに追加したいため、抽出したい項目を「課題ID,コメント」としました。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、テスト完了後、「保存」します。

ステップ7:Backlogのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 課題コメントの追加」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「課題コメントの追加」を選択して、「次へ」をクリックします。

3)必須項目を入力します。


課題IDまたは課題キーにはテキストから抽出したアウトプットを使用して入力します。

また、コメントの本文も同様にテキストから抽出したアウトプットを使用して入力します。
入力が完了したら「テスト」をクリックし、テスト完了後、「保存」します。

これで【Microsoft Teamsの投稿に課題IDが含まれていたら、Backlogの対象課題にコメントを追加する】というフローが完成です。

ステップ8:テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Backlogの情報をMicrosoft Teamsに連携したい場合 

今回はMicrosoft Teamsの投稿に課題IDが含まれていたら、Backlogの対象課題にコメントを追加する方法をご紹介しましたが、逆にBacklogで受信した情報をMicrosoft Teamsへ連携したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Backlogの課題が更新されたらMicrosoft Teamsで通知する

Backlogの課題が更新されると、自動的にMicrosoft Teamsへ通知を送るフローです。
チーム全体で最新の進捗を素早く共有できるため、対応の抜け漏れを防ぎ、円滑なコラボレーションが期待できます。

Backlogに課題が追加されたらMicrosoft Teamsに通知

Backlogに新しい課題が追加されると、自動的にMicrosoft Teamsへ通知を送るフローです。
チームメンバーが素早く課題の発生を把握できるため、迅速な対応が可能になり、タスク管理の効率向上が見込めます。

Backlogで課題にコメントが追加されたらMicrosoft Teamsに通知する

Backlogの課題にコメントが追加されると、自動的にMicrosoft Teamsへ通知を送るフローです。
チームメンバーが最新の議論や進捗をスピーディーに把握できるため、スムーズな連携と迅速な対応が期待できます。

Microsoft TeamsやBacklogを使ったその他の自動化例

Microsoft TeamsやBacklogのAPIを使用して、さまざまな業務を自動化することが可能です。もし気になるものがあれば、ぜひこちらもお試しになってみてください!

Microsoft Teamsを使った便利な自動化

Microsoft Teamsから新しくタスクを登録したり、ファイルがアップローをされたら通知を受け取ることができます。またGoogle スプレッドシートと連携してデータを蓄積することで業務の分析などに役立てることもできるでしょう!

Backlogを使った便利な自動化例

Backlogの課題で自身がメンションされたら通知を受け取ったり、タスクの期限をカレンダーに自動登録することができます。情報共有や業務の引き継ぎがスムーズに進みそうですね。

終わりに

Microsoft TeamsとBacklogを連携させることで、チームのタスク管理や情報共有がよりスムーズになります。手作業での登録や確認の手間が減り、業務の抜け漏れも防げるので、プロジェクトの進行がスムーズになるはずです。

Yoomを使えば、ノーコードで簡単にMicrosoft TeamsとBacklogの連携フローを作成でき、プログラミングの知識がなくても設定が可能です。導入も手軽で、無料トライアルも用意されているので、まずは試してみませんか?Yoomに登録して、チームの業務をもっと快適にしましょう!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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