■概要
指定した日時にMicrosoft Excelからデータを抽出し、翻訳してGoogle スプレッドシートに自動でコピーする作業は、手動で行うと時間もかかり、ミスの原因にもなりがちではないでしょうか。
特に定期的なレポート作成や多言語での情報共有が必要な場合、その負担は決して小さくありません。
このワークフローを活用すれば、Microsoft Excelからのデータ取得、AIによる翻訳、そしてGoogle スプレッドシートへのコピーまでの一連の流れを自動化でき、こうした課題をスムーズに解消できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- Microsoft Excelのデータを定期的に翻訳し、Google スプレッドシートで管理している方
- 手作業でのデータ転記や翻訳作業によるヒューマンエラーを減らしたいと考えている方
- ルーティン化されたデータ処理業務から解放され、より戦略的な業務に集中したい方
■このテンプレートを使うメリット
- 指定したスケジュールで自動的に処理が実行されるため、これまで手作業に費やしていたデータ収集、翻訳、転記の時間を削減できます。
- システムが自動で処理を行うため、手作業による翻訳の誤りやコピー＆ペーストのミスといったヒューマンエラーの防止に繋がります。
■フローボットの流れ
- はじめに、Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートをYoomと連携します。
- 次に、トリガーで「トリガー機能」を選択し、「指定したスケジュールになったら」というアクションを設定し、実行したい日時や頻度を定めます。
- オペレーションで「Microsoft Excel」を選択し、「複数のレコードを取得する（最大１０件）」アクションを設定し、対象のファイルやシート、データ範囲を指定します。
- オペレーションで「ループ機能」を選択し、「同じ処理を繰り返す」アクションを設定して、取得した各データ行に対して後続の処理を実行できるようにします。
- ループ処理の中で、オペレーションで「AI機能」を選択し、「翻訳する」アクションを設定し、取得したデータを指定の言語に翻訳します。
- 最後に、ループ処理の中でオペレーションで「Google スプレッドシート」を選択し、「レコードを追加する」アクションを設定し、翻訳されたデータを指定のシートに追加します。
※「トリガー」：フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」：トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- トリガー機能におけるスケジュール設定は、ワークフローを実行したい具体的な日時や繰り返し頻度を任意でカスタムすることが可能です。
- Microsoft Excelからレコードを取得する設定では、対象となるファイル、シート、そして取得するセル範囲を任意で設定できます。
- Google スプレッドシートへレコードを追加する設定では、データを書き込む先のシート名やテーブルの範囲を任意で指定することが可能です。
■注意事項
・Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
・Microsoft365（旧Office365）には、家庭向けプランと一般法人向けプラン（Microsoft365 Business）があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
・「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能（オペレーション）を使用することができます。
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