■概要
Google スプレッドシートのデータを定期的にバックアップや他システム連携のためにエクスポートする作業は、手間がかかる上に失念してしまうリスクもあるのではないでしょうか。 特に手作業でのCSVファイルのアップロードは、単純な作業でありながらもヒューマンエラーが発生しやすい業務の一つです。 このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシートに行が追加されるだけで、対象のシートをCSV形式でダウンロードし、自動でAmazon S3へのアップロードまでを実行できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- Google スプレッドシートのデータをCSVでバックアップしており、アップロード作業を効率化したい方
- 手作業によるデータのダウンロードやアップロード作業でのミスをなくしたいと考えている方
- Amazon S3を活用したデータ管理を行っており、作業の自動化に関心があるシステム担当者の方
■このテンプレートを使うメリット
- Google スプレッドシートにデータが追加されると自動で処理が実行されるため、これまで手作業で行っていたCSVのアップロード作業の時間を短縮できます
- 手動でのファイル操作が不要になるため、アップロード漏れや誤ったファイルをアップロードするといったヒューマンエラーの防止に繋がります
■フローボットの流れ
- はじめに、Google スプレッドシート、Google Drive、Amazon S3をYoomと連携します
- 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が追加されたら」というアクションを設定し、対象のスプレッドシートとシート名を指定します
- 続いて、オペレーションでGoogle Driveの「Googleスプレッドシートをダウンロード」アクションを設定し、CSV形式でダウンロードするように指定します
- 最後に、オペレーションでAmazon S3の「オブジェクトをアップロード」アクションを設定し、前のステップでダウンロードしたファイルをアップロードします
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Google スプレッドシートのトリガー設定では、処理の起点としたいスプレッドシートのIDやタブ名を任意で設定してください。
- Google Driveのダウンロード設定では、対象となるファイルのIDを任意で設定できます。トリガーで指定したGoogle スプレッドシートを対象としたり、トリガーで新規行に追加されたファイルIDのGoogle スプレッドシートを設定したり、自由にカスタマイズできます。
- Amazon S3へのアップロード設定では、アップロード先となるバケット名や、保存する際のファイル名となるオブジェクトキーを任意で設定してください
■注意事項
- Google スプレッドシート、Google Drive、Amazon S3のそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
- Google スプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項は「【アプリトリガー】Google スプレッドシートのトリガーにおける注意事項」を参照してください。
- ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
- トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。