■概要
Webサイトからの情報収集を手作業で行うのは、時間がかかりミスも発生しやすい作業ではないでしょうか。特に、GASを用いたスクレイピングは専門知識が求められるため、入門者にとってはハードルが高いと感じることもあります。このワークフローを活用すれば、プログラミング不要でMicrosoft ExcelのURLリストをもとにChatGPTがWeb検索を行い、必要な情報を自動で取得します。手作業による情報収集から解放され、業務の効率化を実現できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- GASの知識なしで、Webからの情報収集(スクレイピング)を自動化したいと考えている方
- Microsoft Excelのリストをもとに定期的なWeb調査を行っているマーケティングや営業担当の方
- スクレイピング入門として、まずは手軽に情報収集の自動化を試してみたいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- Microsoft ExcelのURLをもとに情報収集から転記までが自動化され、手作業に費やしていた時間を短縮することが可能です。
- 手作業によるコピー&ペーストで起こりがちな、転記ミスや情報取得の漏れといったヒューマンエラーを防ぎ、データの正確性を高めます。
■フローボットの流れ
- はじめに、Microsoft Excel、Google スプレッドシート、ChatGPTをYoomと連携します。
- 次に、トリガーで「手動で起動する」を選択します。
- オペレーションでMicrosoft Excelの「レコードを取得する」を設定し、URLが記載されたシートを指定します。
- 次に、取得したURLをもとに、ChatGPTの「テキストを生成(Web検索対応)」アクションでWeb上の情報を検索・生成させます。
- さらに、AI機能の「テキスト抽出」アクションで、ChatGPTが生成した文章から必要な情報のみを抜き出します。
- 最後に、Google スプレッドシートの「レコードを追加する」を設定し、抽出した情報を指定のスプレッドシートに書き込みます。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Microsoft Excelでレコードを取得するアクションでは、情報収集の元となるファイルやシートを任意で設定してください。
- ChatGPTへの指示(プロンプト)は自由に編集できるため、取得したい情報に合わせて最適な内容に調整することが可能です。
- AI機能でテキストを抽出する際の指示内容も任意で設定できます。会社名や担当者名など、必要な項目を正確に抽出するように調整してください。
■注意事項
- Microsoft Excel、Google スプレッドシート、ChatGPTのそれぞれとYoomを連携してください。
- Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
- ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
- ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。