DeepLとSlackの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/11

【ノーコードで実現】DeepLのデータをSlackに自動的に連携

k.hieda

「このメール、すぐに翻訳して共有したいのに…」
「海外からの問い合わせ、内容を確認するのに時間がかかる…」

多国籍チームでの業務や、海外のクライアントとのやり取りで、言語の壁にストレスを感じることはありませんか?
毎回翻訳ツールを開いてコピペする手間や、重要な情報を素早く共有できないもどかしさ。
そんな非効率な作業を、DeepLとSlackの連携で一気に解決しましょう!
例えば、フォームの回答を自動翻訳してSlackで共有したり、受信メールの内容を翻訳して通知したり。
メールの添付ファイルも翻訳できるので、スムーズなドキュメントの内容把握が見込めます。
<span class=“mark-yellow”>ノーコードで設定できるので、面倒な手作業なしに業務のスピードアップが期待できます。</span>
この記事では、DeepLとSlackを組み合わせた具体的な業務効率化の方法をご紹介します。
翻訳の手間を減らし、もっとスムーズなコミュニケーションを実現しましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にDeepLとSlackの連携が可能です。YoomにはあらかじめDeepLとSlackを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

DeepLとSlackを連携してできること

海外とのやり取りや、多国籍チームでの業務を進める中で、言葉の違いに悩んだことはありませんか?そんな時に役立つのが、DeepLとSlackを組み合わせた自動翻訳の仕組み。手間をかけずにすぐに翻訳と情報共有ができるので、コミュニケーションのストレスを減らし、仕事の効率をぐっと向上させることができます。

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにDeepLとSlackの連携を体験できます。30秒で登録完了。気軽に試せます!

フォーム回答をDeepLで翻訳し、結果をSlackで通知する

多言語対応のフォームで受け取った回答をDeepLで翻訳し、Slackに自動で通知。
たとえば、海外のお客様からの問い合わせも、翻訳の手間なくチームですぐに内容を共有できるので、対応のスピードが格段に上がるでしょう。
アンケートの結果を多言語で確認したい時にも便利。
翻訳作業にかかる時間を短縮しながら、チーム全体でのスムーズな情報共有が期待できます。

受信メールをDeepLで翻訳し、結果をSlackで通知する

海外からのメールを毎回翻訳するのは面倒…そんな時は、受信メールをDeepLで自動翻訳し、Slackに通知。
いちいち翻訳ツールにコピペする手間がなく、すぐに内容を確認できるので、スピーディーな対応が期待できます。
取引先やパートナーとのやり取りもスムーズになり、言語の違いを気にせず仕事を進められるのが嬉しいポイントです。

メールの添付ファイルをDeepLで翻訳し、結果をSlackで通知する

メールに添付されたPDFやWordファイルをDeepLで翻訳し、その結果をSlackに通知。
海外の取引先やチームと資料をやり取りすることが多い場合も、手作業で翻訳する必要がなくなるので、業務のスピードがアップが見込めます。
資料の内容をすぐに把握できるので、意思決定もスムーズに。翻訳の手間を減らしながら、必要な情報をすばやく共有できます。

DeepLとSlackの連携フローを作ってみよう

これまでプログラミングが必要だったAPI連携も、プログラミング不要で簡単に!まずは触ってみて、簡単さを実感してみてくださいね。まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

本記事では、「フォーム回答をDeepLで翻訳し、結果をSlackで通知する」フローボットの設定を解説します。

フローボット設定の流れ

  • DeepLとSlackをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • DeepLとSlackのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

DeepL

検索結果からDeepLを選択すると、連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名は、メールアドレスなど分かりやすいものを。
  • API Key
    • アカウント設定 に移動
    • 「DeepL API」の項目を確認
    • 「API Key」 の欄に表示されているキーをコピー(例: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx)
  • ドメイン
    • 契約プランに合わせて以下の内容をペーストしてください。
    • フリープラン:api-free.deepl.com
    • 有料プラン:api.deepl.com

必須項目を入力して「追加」をクリックすると、DeepLのマイアプリ登録が完了します。

Slack

検索窓からSlackを検索して該当するアプリ名をクリックすると、Slackのサインイン画面が表示されます。

ご利用のワークスペースURLを入力し、「続行する」をクリック。YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。

「許可する」をクリックしすると、マイアプリ連携完了です。

ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細

Slack公式:ワークスペース管理

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:フォームトリガー「Contact」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程では、フォームにお問い合わせが送信されたらフローが起動する設定を行います。

(1/2)フォームを作成

事前設定では、下記の質問項目が設定済みです。

  • Questions or Requests
  • Name
  • Email address

右上のプレビューボタンを押すと、フォーム画面の見え方を確認できます。

フォームの編集画面に戻ります。

フォームの質問項目追加は、質問項目の一番下の「+質問を追加」ボタンから可能です。

編集できる内容は以下です。

  • 追加したい項目名
  • 補足内容
  • 形式(プルダウンメニューを開いて選択します)
  • 必須(トグル切り替え)

項目の追加・編集が終わったら、さらに下へスクロールします。

  • 完了ページの設定
    • フォーム送信完了ページのメッセージ編集ブロックが表示されます。ここは任意の設定ですが、メッセージを設定すると、より丁寧な印象になります。
  • アクセス権限
    • フォームへのアクセス権限はトグルの切り替えで設定できます。
    • ヘルプ;IP制限に関して
  • フローボットの起動権限
    • でこのフローボットを作成した人に設定されています。

「次へ」をクリックします。

(2/2)フォームの表示確認と詳細設定

次の操作で使用するため、編集欄にテスト用の値を入れます。

今回のシーンでは英語→日本語なので、該当する問い合わせ内容にしてみました。

「保存する」をクリックして次に進みましょう。

ステップ4:アプリと連携する「テキストを翻訳」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。この工程では、フォームの質問内容引用してDeepLで翻訳する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目があらかじめ設定されています。

  • タイトル
  • アプリ
  • DeepLと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)API接続設定

  • 翻訳するテキスト
    • DeepLで翻訳する内容を編集します。事前設定でフォームの質問内容の引用コードが埋め込まれているため、追加の設定は不要です。この引用コードは、編集欄をクリックすると表示されるプルダウンメニュー内にあります。
  • 元の言語
    • プルダウンメニューの中から選択します。
  • 翻訳先の言語
    • こちらもプルダウン内の一覧から選択します。

言語が選択できたらさらに下にスクロールします。

  • 文脈
    • 翻訳の精度を向上させるための追加情報を入力できます。必須ではありませんが、特定の場面では役立ちます。
    • 何を入力すればいいか?
      • 翻訳するメッセージの背景情報:例: 「このメッセージは、社内連絡用のチャンネルで使用されます。」
      • 専門用語や特定の言い回しの指示:例: 「技術用語は英語のままにしてください。」
      • 対象の読み手の情報:例: 「この翻訳は、営業チーム向けです。」
    • 入力しなくても翻訳は可能ですが、必要に応じて記入するとより適切な翻訳になります。
  • 請求文字数を表示
  • 文の分割
  • 書式を保持
  • 翻訳の形式
  • モデルタイプ

さらに下にも設定が続きますが、任意設定のため急ぎの操作は不要です。

  • グロサリーID
    • Slackの「グロサリーID」は、用語集(グロサリー)を特定するための識別子です。
    • SlackのWeb版またはAPIを使用して用語集を作成する
      • Slackの公式サイトにアクセスし、Slack API Proの契約が必要です(無料プランでは利用不可)。
      • 用語集(グロサリー)を作成し、翻訳で使用する用語を登録する。
    • APIを使ってグロサリーIDを取得
    • 取得したグロサリーIDを設定に入力
  • タグ処理
  • アウトライン検出を無効化
  • 非分割タグリスト
  • 分割タグリスト
  • 無視するタグリスト

この画面では、Slackの翻訳時に特定のXMLタグを分割したり、無視したりする設定ができます。ただし、通常のDeepLメッセージ翻訳では特に設定しなくても問題ないため、基本的には空欄のままでOKです。

「テスト」をクリックします。 成功すると、DeepLが翻訳したテキストが取得できます。

「保存する」をクリックして次の工程に進みましょう。

ステップ5 アプリと連携する「チャンネルにメッセージを送る」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。この工程は任意のチャンネルに、翻訳した内容を投稿する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下の項目は事前設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Slackと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • 投稿先のチャンネルID
    • 編集欄をクリックすると、連携したSlackのアカウントのチャンネルの候補一覧が表示されます。該当のチャンネルを選択すると、自動でIDが引用されます。
  • メッセージ
    • 通知する定型文を作成します。
    • 事前設定で使用したフォームの引用コードが埋め込まれていますので、参考にしてくださいね。
    • 引用コードは編集欄をクリックすると表示されるプルダウンメニュー内にあります。項目をクリックすると、編集欄に引用コードが埋め込まれます。
    • 各項目の前に、「名前:」「アドレス:」などの項目を表示すると投稿された際に、わかりやすくなります。

「テスト」をクリックします。 成功すると、Slackにテスト通知されます。 

「保存する」をクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ6(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。トリガーをONにすると、実際に使用するフォームのリンクが取得できるようになります。右上のボタンからリンクをコピー可能です。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>次のパートでは、Slackを起点にしたバージョンをご紹介します。

Slackを起点にDeepL翻訳を自動化したい場合

Slackに投稿されたメッセージをDeepLで翻訳し、別のチャンネルに投稿する

Slackに投稿されたメッセージをDeepLで翻訳し、別のチャンネルに自動で投稿。たとえば、日本語で書いたメッセージが、英語チャンネルには英訳されて投稿されるので、多言語チームでもリアルタイムでスムーズなやり取りができます。手動で翻訳する手間がなくなり、仕事のスピードもアップ。言葉の壁を感じずにコミュニケーションが取れるので、グローバルなチームでもストレスなく会話が進みます。

Slackの特定キーワード付きメッセージをDeepLで翻訳し、別のチャンネルに投稿する

すべてのメッセージを翻訳するのではなく、特定のキーワードを含むものだけをDeepLで翻訳し、別のチャンネルに投稿。例えば、「重要」や「ミーティング」といったキーワードを設定すれば、本当に必要な情報だけをピックアップできます。
余計な翻訳を減らせるので、情報が整理され、チームの負担も軽減。翻訳の精度を保ちつつ、より効率的なコミュニケーションが期待できます。

SlackやDeepLのAPIを使ったその他の自動化例

Slackとの連携以外でも、DeepLのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。もし気になるものがあればぜひこちらもお試しになってみてください!

DeepLを使った便利な自動化例

文章を自動で翻訳したり、特定のフォルダに保存された文書をリアルタイムで多言語対応できます。
他のツールと連携することで、メールやチャットの内容を即時翻訳し、国際的な業務をスムーズに進めることも可能です!

Slackを使った便利な自動化例

特定のメッセージやキーワードを検出して自動で通知したり、チャンネルにタスクやスケジュールを共有できます。
他のツールと連携することで、プロジェクトの進捗報告をリアルタイムで投稿したり、問い合わせ対応を自動化することも可能です!

終わりに

DeepLとSlackの連携を活用することで、フォームの回答、受信メール、添付ファイルの翻訳を自動化できます。
スピーディーな情報共有が見込め、対応の精度向上が期待できます。
特に多国籍チームでのやり取りや、海外とのビジネスに関わる方にとっては、手作業による翻訳の負担を減らしながら、素早く情報をやり取りできるメリットが大きいはずです。
Yoomを活用すれば、ノーコードで簡単に導入できるので、ぜひ一度試してみてください。
業務の効率化とストレスフリーな情報共有を実現しましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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