GitLabとMicrosoft Teamsの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/03

【ラクラク設定】GitLabのデータをMicrosoft Teamsに自動的に連携する方法

s.kumagai

リモートワークの普及が進む昨今、 GitLabでコードやプロジェクトを管理しながら、Microsoft Teamsでチームとやり取りしている企業も多いでしょう。
しかし、「開発の進捗をもっとスムーズに共有したい」「最新のタスク情報を確認するのが手間…」といった課題は感じていませんか?

そんな課題を解決するために活用したいのが、<span class="mark-yellow">GitLabとMicrosoft Teamsの連携</span>です!

この2つを組み合わせれば、GitLabのタスク更新や進捗をタイムリーに共有でき、開発チーム全体の生産性向上が期待できます。

本記事では、連携することで自動化できることや、実際の連携フローの設定手順を詳しく解説。手作業の負担を軽減し、よりスマートな開発環境を整えたい方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にGitLabとMicrosoft Teamsの連携が可能です。
YoomにはあらかじめGitLabとMicrosoft Teamsを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

GitLabとMicrosoft Teamsを連携してできること

GitLabとMicrosoft TeamsのAPIを連携すれば、GitLabのデータをMicrosoft Teamsに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

1. GitLabでIssueが作成されたらMicrosoft Teamsに通知する

GitLabを利用してプロジェクト管理を行い、Microsoft Teamsをチームのコミュニケーションツールに利用している開発チームなどにおすすめのフローです。
GitLabに作成されたIssueの情報をタイムリーにチームに共有できるため、対応の迅速化が期待できます。

2. GitLabでIssueが更新されたらMicrosoft Teamsに通知する

GitLabでIssueが更新されたら、Microsoft Teamsに自動通知するフローです。
Issueの最新情報をタイムリーにチーム全体が把握できることでスムーズに対応でき、社内連携の強化に寄与できるでしょう。

3. GitLabでキーワードに一致するIssueが作成されたらMicrosoft Teamsに通知する

GitLabとMicrosoft Teamsを業務で活用しており、特定のキーワードに基づいたIssueの重要情報をチーム内でスムーズに共有したい方や、迅速な対応が求められるプロジェクトマネージャーの方などにおすすめのフローです。

GitLabとMicrosoft Teamsの連携フローを作ってみよう

それでは、さっそく実際にGitLabとMicrosoft Teamsを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでGitLabとMicrosoft Teamsの連携を進めていきます。
Yoomをまだ利用していない方は、まずはこちらから無料登録をお願いします。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう!

[Yoomとは]

今回は、「GitLabにIssueが作成されたら、Microsoft Teamsに通知する」フローボットを作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • GitLabとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • 起点となるGitLabのトリガー設定と、その後に続くMicrosoft Teamsのアクション設定
  • トリガーをONに設定し、フローの動作確認

ステップ1: GitLabとMicrosoft Teamsをマイアプリ登録

はじめに、今回の設定で使用するGitLabとMicrosoft Teamsのマイアプリ登録を行いましょう。
先にマイアプリ登録を済ませておくと、その後の自動化設定がスムーズに行えます。

1. GitLabのマイアプリ登録

まずはGitLabのアプリ連携を行います。
Yoomの画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、右側に表示される「新規接続」を選択します。検索窓にGitLabと入力し、表示された候補から選択しましょう。

Yoomと連携したいGitLabの「ユーザー名またはメインのメールアドレス」と「パスワード」を入力します。情報入力後、[サインインする]をクリックしましょう。

クリックすると、連携するアカウントのメールアドレスに認証コードが届きます。
メールに記載されている認証コードを確認し、入力してください。

2. Microsoft Teamsのマイアプリ登録

次に、Microsoft Teamsのマイアプリ登録を行います。
先ほどと同様に、検索窓にMicrosoft Teamsと入力し、表示された候補から選択しましょう。
※Microsoft 365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

Microsoft 365のアカウント選択画面が表示されるので、連携したいアカウントを選択してください。

サインインが完了すると自動的にマイアプリの画面に戻り、Microsoft Teamsの連携が完了します。

マイアプリにGitLabとMicrosoft Teamsが表示されていれば登録完了です!

ステップ2: テンプレートをコピーする

ここから実際に、連携フローの設定を進めていきます!
簡単に設定できるようにするため、テンプレートを使用します。以下のバナーの「試してみる」をクリックし、テンプレートをコピーしてください。

コピーすると、以下の画面が表示されます。「OK」をクリックし、設定を進めましょう!

ステップ3: 起点となるGitLabのトリガー設定

まずは、フローボットを起動させるためのトリガー設定を行います。
このステップでは、GitLabでIssueが作成されたことをYoomのAPIを用いて取得し、フローボットが自動的に起動するように設定します。

コピーしたテンプレートの、「イシューが作成されたら」をクリックしてください。

以下の画面が表示されるので、ステップ1で連携したアカウントで間違いがないかを確認し、「次へ」をクリックします。

次に、API接続設定です。

まずは、トリガーの起動間隔を設定します。プルダウンから選択しましょう。
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

続いて、「プロジェクトID」を入力します。
「プロジェクトID」欄をクリックすると、連携しているアカウントから候補が表示されるので、候補から選択しましょう。

設定完了後、テストのため、GitLabの指定したプロジェクト内にIssueを作成してください。
作成後、Yoomの設定画面に戻って「テスト」を実行します。テストが成功するとアウトプットが取得されるので、内容を確認し、「保存」しましょう。

※アウトプットについて
テストを行うことで連携したアプリからアウトプットを取得することができます。このアウトプットは、後続のオペレーション設定時に値として使用することができ、フローボットを起動する度に、変動した値となります。詳しくはこちらをご参照ください。

ステップ4: Microsoft Teamsで通知を受け取るアクション設定

続いて、GitLabでIssueが作成されたことをMicrosoft Teamsに自動通知する設定を行います。
以下の赤枠の「チャネルにメッセージを送る」をクリックしてください。

クリックすると、以下の画面が表示されます。ステップ1で連携したアカウントで間違いがないかを確認し、「次へ」をクリックします。

次に、API接続設定を行います。以下の画面が表示されるので、必須項目を入力しましょう。

項目欄をクリックすると、連携したアカウントから候補が表示されます。
GitLabにIssueが作成されたことを自動通知したい「チームID」と「チャネルID」を、候補から選択しましょう。

次に、自動通知するメッセージの内容についての設定です。
ここでは、定型文と、トリガー設定時に取得したアウトプットを引用して設定します。

毎回、固定で同じテキストを使用しても問題ないテキストについては、定型文として固定値を入力します。(たとえば、「以下のIssueが作成されました。確認してください。」など)
Issueごとの内容に合わせて変動する値で通知したい部分は、アウトプットを用いて設定しましょう。(たとえば、「IssueのID」や「説明」など)

今回は、以下のように設定してみました!

設定完了後、「テスト」を実行し、Microsoft Teamsに正しく通知されることを確認してください。確認後、「保存」しましょう。

ステップ4: トリガーをONにして動作確認

設定完了後、以下の画面が表示されます。トリガーを「ON」にし、フローボットが正常に動作することを確認してください。

以上で全ての設定が完了です。設定お疲れ様でした!

Microsoft TeamsのデータをGitLabに連携したい場合

今回はGitLabからMicrosoft Teamsへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にMicrosoft TeamsからGitLabへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

1. Microsoft Teamsで投稿された内容からGitLabに課題を自動作成する

Microsoft Teamsに投稿された内容を基に、GitLabに課題を自動作成するフローです。
手動作業による課題作成の手間を省き、空いたリソースを他のコア業務に充てることができます。

2. Microsoft Teamsで特定のキーワードを含むメッセージを受信したらGitLabに課題を自動作成する

特定のキーワードに絞り、Microsoft Teamsに投稿された内容を基に課題を自動作成するフローです。
手動での課題作成にかかる手間を省きたい開発者や、コミュニケーションとタスク管理を一元化したい方におすすめです。

GitLabやMicrosoft TeamsのAPIを使ったその他の自動化例

Microsoft Teamsとの連携以外でも、GitLabのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。もし気になるものがあれば、ぜひこちらも試してみてください!

GitLabを使った便利な自動化例

GitLab上で新規Issueが作成されたことをチャットツールに自動通知したり、他のツールの情報を基に、GitLabにIssueを自動作成することも可能です。

Microsoft Teamsを使った便利な自動化例

Microsoft Teamsに投稿された内容を基に予定を自動作成したり、さまざまなツールの情報をMicrosoft Teamsに自動通知することが可能です。

終わりに

いかがでしたか?GitLabとMicrosoft Teamsを連携することで、開発状況の共有がスムーズになり、チームの生産性向上に期待できそうですね。進捗状況を都度確認する手間を軽減し、スピーディーな開発フローを実現できるでしょう。

Yoomを使用することで、プログラミングの知識がなくても、誰でも簡単にGitLabとMicrosoft Teamsの連携を実現できます!「本当に簡単にできるの...?」「ちょっと試してみたいかも…」と思った方は、ぜひ、まずは無料アカウントを作成してみてください。登録はたったの30秒で完了!登録後、すぐにGitLabとMicrosoft Teamsの連携を体験できます。

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連携フローはカスタマイズできるので、自社の業務に合ったフローを、ぜひ作成してみてくださいね!

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この記事を書いた人
s.kumagai
Webマーケティング会社で3年ほどカスタマーサポートとして働いておりました。顧客情報や社内のデータ管理に時間を費やし、頭を抱えていたところYoomと出会いました。プログラミングの知識がなくても簡単に使えるYoomにもっと早く出会えていれば…と日々強く感じております。同じように業務の効率化に悩みを持つ方の助けになれば幸いです!
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