Google ChatとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-10

【Google Chat API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

h.fukuda

Google Chatを使った通知や情報共有といった定型業務の自動化を考えたことはありませんか?
APIを活用すれば実現できますが、「プログラミングの知識が必要なのでは…」と、ハードルが高いと感じてしまいますよね…
特に社内にエンジニアがいない場合や、開発リソースが限られている場合、どうやって自動化を進めればいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。

そこで本記事ではGoogle Chat APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても簡単に様々なSaaSとGoogle ChatをAPI連携させる方法</span>までを詳しくご紹介します。
マーケティング・営業・カスタマーサポートなど、様々な部門で活用できる連携フローをステップごとにわかりやすく解説しますので、「自分たちの手でGoogle Chatを使った業務を効率化したい!」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くGoogle ChatのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Google Chat APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Google Chat APIとは

Google Chat APIはGoogle Chatと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Google Chatを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。

インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Google Chat APIの場合は「Google Chat」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Google Chat APIでできること

Google Chat APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにGoogle Chat APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

スペースにメッセージが送信されたら起動する

Google Chatのメッセージ受信をアクションの起点として活用し、特定のスペースにメッセージが投稿された際Discordなど別のツールへ自動で通知を送るフローです。
チーム間の情報共有を迅速かつ正確に行い、確認漏れや手動での転記作業をなくします。

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メッセージを送信する

Google Chatへメッセージを送信するアクションをフローの中に置き、Zoho CRMで新しいタスクが作成された際に担当者や関連部署へ自動で通知を送るフローです。
タスクの見落としを防ぎつつ、迅速な対応を促すことが可能です。

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スペースにメンバーを招待する

メンバーをスペースに招待するアクションをフローに組み込み、Salesforceに新しいレコードが登録された際に関連するメンバーを自動でGoogle Chatのスペースに招待するフローです。
プロジェクト開始時のセットアップの手間を大幅に削減します。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • ページを削除
  • ページを作成
  • スペースからメンバーを削除
  • スペースにグループを招待
  • メンバーのスペース権限を変更

■フローの起点となるアクション(トリガーアクション)

  • ボットにメンション付きのメッセージを送信したら
  • スペースにファイルが投稿されたら

Google Chat APIの利用料金と注意点

Google Chat APIはGoogle Workspaceの契約プランに含まれており、<span class="mark-yellow">APIの利用に追加料金はかかりません。</span>

ただし、利用する際にはいくつかの注意点があります。

  • 利用アカウントの制限:Google Chat APIはビジネスや教育機関向けに提供されているため、個人のGoogleアカウント(@gmail.comなど)では利用できず、Google WorkspaceのBusinessまたはEnterpriseエディションのアカウントが必要です。
  • リクエストの上限:APIの安定性を保つため、短時間に実行できるリクエストの回数には上限が設定されています。この上限を超えると一時的にリクエストが制限される場合があるため、大量の通知などを一度に行う場合は注意しましょう。
  • 利用規約の確認:APIの利用にあたっては、Googleが定める利用規約やポリシーを遵守する必要があります。

※詳細はGoogle Chatのサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月07日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してGoogle Chat APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Google Chat APIとの連携方法

はじめに、Google ChatとYoomを連携します。
Yoomにログイン後、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、更に「+新規接続」をクリックしましょう。

※Google Chatとの連携は、Google Workspace環境のみでご利用いただけます。

右上の検索窓からGoogle Chat(OAuth)を検索してください。

この画面が表示されるので「Sign in with Google」をクリック。

こちらの記事を参考にClient IDとClient Secretを入力し「登録する」をクリックするとマイアプリ連携が完了します。

今回は「Google Chatでメッセージを受信したら、Discordに通知する」というフローを作成していきます。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • DiscordとYoomの連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Google Chatのトリガー設定およびDiscordのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:DiscordとYoomの連携

Discordも先ほどのGoogle Chatと同様「マイアプリ」から検索してください。

任意のアカウント名と、取得したアクセストークンを入力し「追加」をクリックするとマイアプリ連携が完了します。

※アクセストークンにはDiscord Developer Portalから取得したBotトークンを設定してください。詳細な設定方法はこちら

ステップ2:テンプレートをコピー

Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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「テンプレートがコピーされました」と表示されるので「OK」をクリックします。

ステップ3:Google Chatのトリガー設定

「スペースにメッセージが送信されたら」をクリック。

タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「スペースにメッセージが送信されたら」のまま「次へ」をクリックします。

アプリトリガーのAPI接続設定という画面が表示されるので、まずトリガーの起動間隔をプルダウンから選択してください。

※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

次にテキストボックス下部の説明通りにスペースのリソース名を入力します。
選択したスペースにメッセージを送信したらテストしましょう。

成功したら保存してください。ここで取得したアウトプットの値は次のステップで活用できます。

ステップ4:Discordのアクション設定

「メッセージを送信」をクリック。

ステップ3と同様、アクションは「メッセージを送信」のまま「次へ」をクリックします。

テキストボックス下部の説明を参考にチャンネルIDを入力しましょう。

メッセージ内容は予め設定されていますが、必要であれば編集してください。
ステップ3で取得したアウトプットを利用するとGoogle Chatの情報を反映させることができます。

設定が完了したらテストしましょう。

成功したら保存してください。

Discordに通知が届きました!

ステップ5:トリガーをONにして起動準備完了

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか確認しましょう。

以上が、Google Chatでメッセージを受信したら、Discordに通知する方法でした!

Google Chat APIを活用した自動化の例

今回ご紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Google Chatを使った業務フローを自動化しましょう!

Google Chatをトリガーとして活用するテンプレート

Google Chatを中心にした業務自動化テンプレートは、チームの情報共有やプロジェクト管理を効率化する強力なツールです。
Google Chatへのメッセージ投稿に連動して、Notionのデータベースへの情報追加、Gmailへの通知、Asanaへのタスク追加、またはGoogle Driveへのフォルダ作成を自動で行えます。
これにより、手作業でのデータ移行や情報共有の手間を省き、入力ミスや確認漏れを防ぎながら、常に最新の情報を維持できるはずです。

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さらに、Google Chatでファイルが投稿されたら、Slackに通知を送信することも可能です。
これにより、必要な情報を関係者へ迅速に共有し、異なるコミュニケーションツール間でのスムーズな情報連携が可能になります。
手動で行う情報共有の手間を省き、業務スピードを向上させたいときにおすすめの自動化です。

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Google Chatをフロー内のアクションとして使うテンプレート

他のアプリをトリガーに、Google Chatに必要な情報を自動で送信するテンプレートもご紹介します。
例えば、Salesforceにリードが登録されたり、Google スプレッドシートにタスクや新しい行が追加されたりしたら、Google Chatに自動で通知できます。
これにより、顧客情報やプロジェクトの進捗をスムーズに関係者へ共有できるため、チーム内の連携を強化したいときに便利な自動化です。

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さらに、Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約を自動で行い、Google Chatに通知を送信することも可能です。
これにより、会議後の情報共有の手間を省き、議事録作成の時間を大幅に削減できます。

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また、Google Driveにファイルが作成された際にGoogle Chatへ自動通知することで、重要なファイル共有を見逃すことなく、スムーズに業務を進めやすくなるはずです。

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まとめ

Google ChatのAPI連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた通知作業や共有業務が自動化され、手間の削減やヒューマンエラーの防止に繋がります!</span>また、担当者がこれまでの手作業から解放されることで、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うはずです。

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツールYoomを使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひこちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!


この記事を書いた人
h.fukuda
教育業界の事務職出身です。 少ない人数で幅広い業務をこなすためExcelのひな型作りなど日々効率化できることを模索していましたが、当時Yoomを使えていたら比べ物にならないほど効率化できていたと思います。 そういった今までの経験も活かしつつ、皆様のお役に立てるような情報を発信していきます!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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