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マネーフォワード クラウド会計Plusのような会計システムを導入しつつ、別途Google スプレッドシートのようなデータ管理ツールも活用しているのであれば、連携をして自動化を導入するのがおすすめです。
アプリ連携をすることにより取引先情報の転記を自動化できるので、業務を効率化できる可能性があります。
また、手動でのデータ入力の手間が省けることで、経理担当者の業務負担軽減にも繋がるかもしれません。この機会にぜひ、アプリ連携をしてみませんか?
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!
[Yoomとは]
それではここからノーコードツールYoomを使って、「Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに取引先を作成する」方法をご説明します。
まず、Google スプレッドシートの行に追加されたデータをGoogle スプレッドシートのAPIを利用して取得します。
そして、マネーフォワード クラウド会計PlusのAPIを用いて、このデータを受け取ることが可能です。
このような連携の実現には、一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。
1.検索する

Google スプレッドシートのアイコンをクリックします。
2.サインイン

赤枠をクリックしてください。
3.アカウント選択

連携するアカウントを選択します。

確認して了承したら次へを押します。
4.連携完了

画面が切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。
5.Google スプレッドシートの用意
マネーフォワード クラウド会計Plusに登録する取引先データの管理を行っているGoogle スプレッドシートを用意しましょう。

この際に、必ず「取引先コード」「取引先名」「取引先ID」を作成しておきましょう。

取引先IDはGoogle スプレッドシートのデータを用いてマネーフォワード クラウド会計Plusに取引先を登録した後に追加されるデータとなります。そのため、現時点では空欄で構いません。
1.検索する

マネーフォワード クラウド会計Plusのアイコンをクリックします。
2.ログイン

まずはログインをしましょう。
3.事業者の選択

連携する事業者を選択した後、次へをクリックします。
4.アプリとの連携を許可

内容を確認し了承したら許可を押してください。
5.連携完了

画面が切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。
次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。
1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。
2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに取引先を作成する」をクリックします。
3.アプリトリガーを選択

Google スプレッドシートのアイコンの「行が追加されたら」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。
4.トリガーの起動間隔の設定

起動間隔を設定しましょう。
トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 基本的に短い設定がおすすめです。
プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
5.IDの入力

ボックス下部の補足に従い、候補から設定しましょう。ボックスをクリックします。

Google スプレッドシートのデータが一覧表示されるため、マネーフォワード クラウド会計Plusと連携したいものをクリックして挿入してください。
シートIDも同様に設定しましょう。
6.テーブル範囲などの入力

テーブル範囲などを指定します。

今回は用意したGoogle スプレッドシートのテーブル範囲は、A~Dとなります。

他と重複しない列はAの取引先コードとしました。

そのため、設定は画像のようになります。
7.テストの実行

設定が完了したらテストボタンを押してください。
テスト成功と表示が出たら完了です。保存をクリックします。
1.アプリと連携する

マネーフォワード クラウド会計Plusのアイコンの「取引先を作成」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。
2.必須項目の設定

必須項目の設定を行いますが、テンプレートを活用しているため終了しています。

そのため、その他のデータ挿入がある場合は入力を行いましょう。
今回はGoogle スプレッドシートに適格請求書発行事業者登録番号を設定しているので、このデータ挿入を行います。
まずはボックスをクリックしてください。

赤枠の「行が追加されたら」を選択します。

Google スプレッドシートのレコードデータが表示されるため、ボックスの名称と等しいものをクリックして挿入しましょう。

挿入できると画像のようになります。
3.テストの実行

設定が完了したらテストボタンを押してください。
テスト成功と表示が出たら完了です。保存をクリックします。
続けて、Google スプレッドシートにマネーフォワード クラウド会計Plusから発行された「取引先ID」を追記する設定を行います。
1.データベースを操作する

Google スプレッドシートのアイコンの「レコードを更新する」をクリックします。
下へスクロールしましょう。
2.必須項目の設定

必須項目を入力していきます。スプレッドシートIDのボックスをクリックしてください。

ボックス内をクリックすると、画像のように作成済みのシートが一覧表示されるので、先ほどマネーフォワード クラウド会計Plusと連携したGoogle スプレッドシートを選択してください。
タブ名も同じように設定しましょう。

テーブル範囲に関しては用意したGoogle スプレッドシートに依存するため、Google スプレッドシートの内容に沿って入力していきましょう。

今回はA~Dまで使用しているため、画像のように設定しました。
入力できたら次へを押します。
3.更新したいレコードの条件

更新したいレコードの条件を設定していきます。

左のボックスは取引先コードにし、右のボックスをクリックしましょう。
Google スプレッドシートのアイコンを選択します。

Google スプレッドシートのデータの中から、他のデータと重複しないものとして設定した一意の値を取得します。
今回は一意の値を取引先コードとしたため、取引先コードをクリックしてください。
この設定を行うことで、Google スプレッドシートに設定されている一意の値がマネーフォワード クラウド会計Plusの情報と紐づき、マネーフォワード クラウド会計Plusに新規登録された際に発行される取引先IDをGoogle スプレッドシートに追加できるようになります。
これによりGoogle スプレッドシートでもマネーフォワード クラウド会計Plusでの取引先IDの確認が可能になります。
4.更新後のレコードの値

次に、Google スプレッドシートの取引先IDの列にデータが追加されるように設定を行います。
まずはボックスをクリックしましょう。

マネーフォワード クラウド会計Plusのアイコンを選択します

マネーフォワード クラウド会計Plusに新規登録されたデータが一覧表示されます。
ボックスの項目名と等しいデータを選択しましょう。
画像の場合、ボックスの項目名が「取引先ID」のため、マネーフォワード クラウド会計Plusのデータからは同じく「取引先ID」を選びました。

データが挿入できると画像のようになります。
4.テストの実行

データの挿入が完了したらテストボタンを押しましょう。
テスト成功と表示が出たら、設定は完了です。保存を押してください。
5.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
以上でアプリ連携が完了です。
今回使用したフローボットテンプレート
Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに取引先を作成する
本日ご紹介した連携以外にもGoogle スプレッドシートやマネーフォワード クラウド会計PlusのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
Google スプレッドシートで行が更新されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusで取引先を更新したり、取引先を削除したりすることもできます。
また、Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳を作成する連携も可能です。
Google スプレッドシートで行が追加されたらチャットツールに通知する
Google スプレッドシートで行が追加されたことをSlackやDiscordなどに自動で通知します。
Google スプレッドシートの情報をもとに書類を発行する
Google スプレッドシートに登録された内容をもとに、freee請求書やGoogleドキュメントなどで書類を自動作成します。
Google スプレッドシートで行が追加されたらクラウドストレージにフォルダを作成する
Google スプレッドシートで行が追加されたら、Google DriveやOneDriveなどにフォルダを自動で作成します。
今回ご紹介した自動化を導入すると、Google スプレッドシートで管理している取引先情報を、マネーフォワード クラウド会計Plusに自動で転記できるんです。これによりにデータの正確性の向上につながります!
例えば、データを手動で転記する際、タイピングミスなどにより間違えた情報を追加してしまった経験はありませんか?データ入力にこのようなヒューマンエラーは付き物ですよね。でも、作業を自動化をすることで、Google スプレッドシートのデータがそのままマネーフォワード クラウド会計Plusに登録されれば、ヒューマンエラーを防げます。これにより、データを正確に管理できるのではないでしょうか。
Google スプレッドシートで管理している取引先データがマネーフォワード クラウド会計Plusに自動で転記されることで、効率が向上するかもしれません。
例えば、これまでは手入力でマネーフォワード クラウド会計Plusにデータを転記していた場合、数の多さに比例して作業時間も増えていたはずです。そのため、少々手間に感じていた方もいるのではないでしょうか。
そこで今回ご紹介した連携を導入すれば、時間や手間をかけずに転記作業が自動で完了するため、効率が向上するはずです!
Google スプレッドシートに新しい行を追加することで、マネーフォワード クラウド会計Plusにも同じ取引先データが追加されます。これにより、二重入力を防げるはずです。
例えば、Google スプレッドシートに取引先を追加している最中、別の担当者が同じ登録先をマネーフォワード クラウド会計Plusに登録していたとします。お互いがそれに気が付かず作業を進めてしまうと、どちらのツールにも同じ登録先が二重で登録されてしまいますよね。
しかし自動化を導入すればGoogle スプレッドシートに追加するだけでマネーフォワード クラウド会計Plusにも追加されるようになり、このような二重入力を防ぐことにつながります。
Google スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusの連携を行うと、業務の効率化に大きく貢献できるはずです。
今まで手間をかけて行っていた手動でのデータ入力を省き、業務の生産性が高まるかもしれません。また、他のテンプレートと併用することで取引先の登録だけでなく、削除や更新も自動化できます。
自動化を試みたいフローを探し出し、実際に操作してみてくださいね。Yoomならアプリ連携にプログラミングの知識は必要ありません。ぜひこの機会に、業務改善にお役立てください。