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【簡単設定】boardのデータをPaddleに自動的に連携する方法

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アプリ同士の連携方法

2025-08-26

【簡単設定】boardのデータをPaddleに自動的に連携する方法

Kumiko Tsukamoto

「boardとPaddleのデータを連携したい!」
「でも、boardに登録された情報をPaddleにひとつひとつ同期させるのは手間がかかるし、転記ミスも起こりそう…」

複数のSaaSをまたいだ手作業でのデータ連携に、このような課題や非効率さを感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">boardで登録・更新されたデータを自動的にPaddleに同期する仕組み</span>があれば、これらの煩わしい作業から解放されるでしょう。入力ミスや情報更新の漏れも防ぐことができ、より戦略的な業務に集中できる時間を生み出せるはずです。

今回ご紹介する自動化は、プログラミングの知識がなくてもノーコードで簡単に設定できます。
導入に手間や時間もかからないので、ぜひこの機会に導入して日々の作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">boardとPaddleを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方は、以下のバナーから早速スタートできますよ!

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boardとPaddleを連携してできること

boardとPaddleのAPIを連携すれば、これまで手作業で行っていた両ツール間のデータ転記や更新作業を自動化し、業務効率を向上させることが可能になります。
ここでは具体的な自動化例を複数ご紹介しますので、気になる内容があればクリックしてみてください!

boardに新しい顧客が作成されたら、PaddleにCustomerを新しく作成する

boardに新しい顧客情報が登録された際に、<span class="mark-yellow">自動でPaddleにも顧客(Customer)を新規作成</span>する連携です。

手作業での二重入力の必要がなくなることで、ヒューマンエラーによる登録ミスを防止でき、常に正確な顧客情報を両システム間で保てます。

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フォームから回答が送信されたら、boardとPaddleに顧客を登録する

Webサイトの問い合わせフォームなどから送信されたリード情報をもとに、<span class="mark-yellow">boardとPaddleの両方に顧客情報を登録</span>する流れも自動化できます。

リード獲得から顧客管理、請求情報登録までの一連のプロセスをシームレスに繋ぐことで、迅速に次のアクションへ移れる体制が整うでしょう。

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boardとPaddleの連携フローを作ってみよう

ここからは、boardとPaddleを連携させたフローの作成方法を解説していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「boardに新しい顧客が作成されたら、PaddleにCustomerを新しく作成する」テンプレートを使ってフローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • boardとPaddleのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • boardのトリガー設定と各アクション(分岐処理・顧客作成)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:boardとPaddleのマイアプリ連携

Yoomとそれぞれのアプリを連携して、アプリごとの操作を行えるようにしましょう。この設定は初回のみ必要です。
先ずは、基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!

それでは、今回のフローで使用するboardとPaddleのマイアプリ登録方法を解説していきます。

① boardのマイアプリ登録

ヘルプページ:boardのマイアプリ登録方法

  1. アプリ一覧画面でboardを検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にするとよいでしょう。
  1. 「アクセストークン」に設定するためのAPIトークンを取得しましょう。
    boardの開発者用API設定にアクセスし、「新規トークン生成」をクリック。
  1. APIトークンの「用途・説明」を設定し、Yoomからのアクセスを許可する操作にチェックを入れます。
    ※トリガーアクションはチェックを入れていなくとも動作しますが、1つはチェック項目がないと次に進めないため、迷う場合には「顧客」の「取得」などを選択しておくことをおすすめします。
  1. ページ下部の「登録」をクリック。
  2. APIトークンが生成されます。コピーして安全な場所に保存してください。
    ※ 以降、このAPIトークンは確認できなくなります。
    「APIキー」もboardのトリガー設定で使用するため、コピーしておきましょう。
  1. マイアプリ登録画面に戻り、取得したAPIトークンを「アクセストークン」に設定します。
  2. 「追加」をクリック。

マイアプリ画面にboardが追加されていることを確認してください。

② Paddleのマイアプリ登録

  1. アプリ一覧画面でPaddleを検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の管理用名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にするとよいでしょう。
  1. Paddleにログインし、サイドメニューの「Developer Tools」から「Authentication」にアクセス。
  2. 「+New API Key」をクリック。
  1. API Keyの名称と用途の説明、Yoomへのアクセス権限(Permissions)を設定して「Save」をクリック。
    ※ Permissionsで迷った場合には「All Write」にしておくことをおすすめします。
  1. APIトークンが生成されます。コピーして安全な場所に保存してください。
    ※ ダイアログを閉じると、このAPIトークンは確認できなくなります。
  1. コピーしたAPI KeyをYoom側の「アクセストークン」に設定して、「追加する」をクリック。

マイアプリ画面にPaddleも追加されていれば、このフローで使用するアプリの登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうすると、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:boardのトリガー設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. boardの「新しい顧客が作成または更新されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更可能です。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントにはマイアプリ登録で連携したアカウントが設定されています。
    複数のアカウントと連携している場合には、このフローで用いるアカウントをプルダウンから選択してください。
  3. アクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」をプルダウンの「5分・10分・15分・30分・60分」から選択。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、顧客登録時により早くPaddleへの同期が行えるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なります。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「APIキー」に、マイアプリ連携時に取得したAPIキーを設定します。
  2. トリガーが正常に動作するか確かめるため、boardでテスト用の顧客を作成してください。
    Paddleの顧客作成の必須項目に「Email」があるため、メール設定(TO)を行う必要があります。
    ※ テスト用顧客の例
  1. Yoomに戻り、「テスト」をクリック。
    ※ 直近1時間以内に、顧客の作成・更新が行われていない場合はテストに失敗します。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に作成した顧客の情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に更新される値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用の顧客情報が取得できていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。
    トリガーの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:分岐の設定

このフローは顧客の作成・更新時に稼働するため、作成時にのみ同期を行うよう設定しているのが次の分岐処理です。

※「分岐する」オペレーションは、ミニプラン以上でご利用いただけます。
フリープランで利用するとエラーになってしまうのでご注意ください。
ミニプランなどの有料プランは2週間の無料トライアルが可能です。
無料トライアル中は他のプランでは制限されているアプリや機能も自由にお試しいただけますので、ぜひ活用してみてください!

  1. 分岐の「コマンドオペレーション」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  1. 「オペレーション」には分岐の対象となる値を取得したオペレーションを設定し、「アウトプット」には分岐の対象となる値を設定。
    ここでは、トリガーアクションで取得した「(顧客の)作成日時」を分岐対象とし、「更新日時」と一致するかをチェックしています。
  1. 「作成日時」が「更新日時」と等しい、という分岐条件を設定することで、作成された顧客か、更新された顧客かの判別を行います。
    項目を削除してしまった場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューの「更新日時」を選択してください。
  1. 設定を終えたら、ページ下部の「保存する」をクリック。
    フロー画面の分岐条件が設定通りであることを確認し、次の設定に進みましょう。

ステップ5:顧客の作成

それでは、boardから取得した顧客情報を用いてPaddleにも顧客を作成しましょう。

  1. Paddleの「Create New Customer」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントと実行アクションを確認。
  1. 「Email」に新規顧客のメールアドレスを設定。
    入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから、対応する項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
  1. 以降の項目も、同じように設定していきましょう。
    • Custom Dataの「Custom Data Key」には項目名を、「Custom Data Value」に対応する値を設定します。
    • Localeには「ja」や「en」などのIETF BCP 47仕様に基づいたロケールタグを設定します。
    • 固定テキストは顧客ごとに変えられない値です。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、PaddleのCustomersに顧客が作成されます。
    ※ 作成された顧客
  1. 期待通りに顧客が作成されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
boardで顧客を作成し、その情報を基にした顧客が自動でPaddleにも作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

Paddleのデータをboardに連携したい場合

今回はboardからPaddleへデータを連携する方法をご紹介しましたが、反対にPaddleからboardへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

PaddleでCustomerが作成されたら、boardに顧客情報を登録する

Paddleで新しい顧客(Customer)が作成された際に、<span class="mark-yellow">その情報を自動的に抽出してboardにも登録</span>する逆方向のフローです。

主にPaddle側で顧客管理を、board側では発注や売り上げの管理を行っているといった場合に役立ちます。

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PaddleでCustomerが更新されたら、boardの顧客情報も更新する

Paddleでの顧客情報の更新を検知し、対応するboardの顧客情報に同期させることも可能です。

こういった<span class="mark-yellow">一元管理によって情報の陳腐化が防がれ、担当者は常に最新のデータに基づいた営業活動が行える</span>ようになるでしょう。

[[228039]]

boardやPaddleのAPIを使ったその他の自動化例

boardやPaddleのAPIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。

boardを使った自動化例

kintoneのステータスが更新されたら、boardに案件を登録したり、Googleフォームを送信後、承認されたらboardに発注先を登録したりできます。また、boardで案件が登録されたら、Google Driveにフォルダを作成したり、Slackに通知したり、Google スプレッドシートにレコードを登録したりといった自動化も行えます。

[[81033,87103,90236,87853,90247]]

Paddleを使った自動化例

Google スプレッドシートで行が追加されたら、Paddleに製品や新規顧客を作成できます。また、フォームでユーザーデータが送信されたら、Memに保存しDripで購読者を作成したり、Paddleで顧客が作成されたらSalesforceに追加したりすることも可能です。さらに、BASEで商品が作成されたら、Paddleにも商品を作成するといった自動化も行えます。

[[124275,124290,240376,203735,220059]]

まとめ

boardとPaddleの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">手作業で行っていたboardとPaddle間のデータ転記作業の手間を削減し、ヒューマンエラーの発生を防ぐことができます。</span>

面倒な繰り返し作業から解放されることで、より迅速に業務を進められるようになり、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うでしょう!

今回ご紹介したような自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:フリープランで「作成時のみ」連携する方法はありますか?

A:作成時のみにフローを稼働させるトリガーアクションはありませんが、重複するメールアドレスがPaddleに登録されている場合、そのフローはエラーとなって停止します。
エラーは他のフローには影響せず、既存の顧客情報が意図せず変更されてしまうこともないため、フリープランの場合には分岐処理を削除してご利用ください。

Q:「顧客」の作成・更新以外をトリガーに連携できますか?

A:boardのトリガーアクションには「案件」の作成・更新に対応したものも用意されています。
参考:boardのAPIと今すぐ連携

Q:boardとPaddleで双方向のデータ同期は可能ですか?

A:board→Paddleで顧客を同期させるフローとPaddle→boardで顧客を同期させるフローを併用しているとデータ更新がループしてしまうため、どちらか一方のみをトリガーとして使用することを推奨します。

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
無料でYoomを試す
この記事を書いた人
Kumiko Tsukamoto
SaaS連携ツール「Yoom」を活用した業務自動化に関する記事を執筆するWebライター。ITパスポート資格保有者で、元システムエンジニア。Excelへの手入力による勤怠管理や領収書のデータ化といった反復作業に日々直面した経験から、SaaSツールを活用した業務効率化に興味を抱く。現在は、手作業に悩む担当者に向けて、Yoomの自動化機能を用いた業務フロー改善のTipsを発信している。
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