ステップ2:kintoneのトリガー設定とデータベースの連携設定
コピーしたテンプレートから設定を進めましょう!
まずは、kintoneのトリガー設定を行います。
テンプレートの「ステータスが更新されたら」をクリックします。
遷移した画面で以下のように設定し、「次へ」をクリックしてください
・タイトル:任意で変更できます
・アプリ:kintoneを選択します
・連携するアカウント情報:連携したいアカウントを選択します
・トリガーアクション:「ステータスが更新されたら(Webhook起動)」を選択します
遷移した画面に表示されるWebhookURLをコピーし、kintoneの管理画面で設定を行います。
kintoneで行う設定方法について、詳しくはこちらをご参照ください。
kintoneの設定が完了したらYoomの設定画面に戻り、「テスト」を実行しましょう。
「Webhookの取得に成功しました!」と表示されたら設定完了です!「保存する」をクリックし、次の設定に進みます。
続いて、kintoneのデータベースの連携設定を行います。
まずはkintoneのステータスが更新された際に取得する、レコードについて設定を行います。
テンプレートの「レコードを取得する」をクリックします。
遷移した画面で以下のように設定し、「次へ」をクリックしてください。
・タイトル:任意で変更できます
・アプリ:kintoneを選択します
・連携するアカウント情報:連携したいアカウントを選択します
・実行アクション:「レコードを取得する」を選択します
アプリIDを「アプリID」欄をクリックして表示される候補から選択するか、連携したいアプリIDを入力します。
次に、取得したいレコード条件を設定します。
ステータスが更新されたレコード情報を取得したいため、トリガー設定で取得したアウトプットを引用して設定しましょう。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
次に、先ほどの設定で取得したkintoneのレコードから、請求書を自動作成するにあたって、請求内容の詳細情報をレコード内のサブテーブルから取得する設定を行います。
テンプレートの「サブテーブルを取得する」をクリックします。
遷移した画面で以下のように設定し、「次へ」をクリックします。
・タイトル:任意で変更できます
・アプリ:kintoneを選択します
・連携するアカウント情報:連携したいアカウントを選択します
・実行アクション:「特定のレコードのサブテーブルの複数行を取得する(最大500件)」を選択します
「アプリID」には、先ほどレコード取得で設定したアプリIDと同じIDを入力しましょう。
「サブテーブル フィールドコード」欄をクリックすると、先ほど設定したアプリIDから候補が表示されるので、表示された候補から選択してください。
次に、請求書を自動作成するにあたって、請求書の詳細情報を取得する設定を行います。
【対象のレコードの条件】
先ほどの「レコード取得設定」から取得したアウトプットを引用して設定しましょう。
【取得したいサブテーブルの行の条件】
ここでは請求書に記載する詳細情報を全てサブテーブルから取得できるよう、以下のように設定を行います。
・左側のプルダウン:品名や金額など、請求書作成にあたり必ず必要になる項目を選択します
・真ん中のプルダウン:「空でない」を選択します
こうすることで、サブテーブルに入力されている情報全てを取得することができます。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
ステップ3:freee請求書のアクション設定
続いて、freee請求書の各アクションについて設定します。
まずはアプリ連携について設定を行います。
freee請求書で請求書を作成するにあたって、取引先情報をfreee会計を用いて検索します。
「取引先の検索」をクリックします。
遷移した画面で以下のように設定し、「次へ」をクリックします。
・タイトル:任意で変更できます
・アプリ:freee会計
・連携するアカウント情報:連携したいアカウントを選択します
・アクション:「取引先の検索」を選択します
続いて、API接続設定を行います。
「事業所ID」欄をクリックすると、連携したアカウントから候補が表示されるので、候補から選択します。
検索キーワードを、kintoneのレコードから取得したアウトプットを引用して設定します。
こうすることで、kintoneから取得した取引先情報が、すでにfreeeに登録済みかどうかを検索することができます。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
ここから、以下の2つにフローが分岐します。
- kintoneから取得した取引先情報が、すでにfreeeに登録されている
- kintoneから取得した取引先情報が、まだfreeeに登録されていない
まずは「1. kintoneから取得した取引先情報が、すでにfreeeに登録されている」から設定を行います。
1. kintoneから取得した取引先情報が、すでにfreeeに登録されている
「その他」の下にある「請求書の作成(明細行をリストで指定)」をクリックします。
遷移した画面で以下のように設定し、「次へ」をクリックします。
・タイトル:任意で変更できます
・アプリ:freee請求書
・連携するアカウント情報:取引先検索を行うfreee会計と連携しているアカウントを選択します
・アクション:「請求書の作成(明細行をリストで指定)」を選択します
次に、作成する請求書の詳細設定を行います。
【事業ID】
「事業ID」欄をクリックして表示される候補から選択します。
【帳票テンプレートID】
必要に応じて適宜設定してください。設定しない場合は、事業所の既定のテンプレートが指定されます。
【請求書番号】
自動採番する場合は[自動採番する]と入力します。アウトプットを活用して、kintoneから引用することも可能です。
【件名】
任意の件名を適宜設定してください。定型文とアウトプットを合わせることで、それぞれの請求書に合わせた件名を設定することも可能です。
【枝番】
必要に応じて適宜設定しましょう
【請求日】
アウトプットを引用して設定しましょう。
例えば、kintoneのレコードが更新され、請求書が自動作成された日を請求日とする場合は、kintoneの「レコード取得」設定で取得したアウトプットから「更新日時」を設定します。
月末を請求日とする場合は、「日付」のアウトプットを引用して設定します。
※日付表記が4種類あるので、よく確認して設定してください
【備考・社内メモ】
こちらも適宜必要に応じて設定してください。定型文とアウトプットを活用して、それぞれの請求書に合わせた備考・社内メモの設定が可能です。
以降の「消費税の内税・外税区分」「消費税端数の計算方法」「源泉徴収の計算方法」についても、各項目にあるプルダウンから選択して設定しましょう。
次に、請求書の明細行について設定を行います。
各項目について、それぞれの注釈を参照しながら設定します。
「摘要(品名)」「取引日」「数量」「単位」「単価」は、kintoneのサブテーブルから取得したアウトプットを引用することで、kintoneのレコード情報に基づいた請求書の明細行を作成することができます。
以降の「税率」「軽減税率対象」「源泉徴収対象」についても、注釈を確認しながら設定してください。
「勘定科目ID」について、連携しているfreee請求書から候補が表示されるので、候補から選択しましょう。
※詳しい請求書の明細行の設定方法については、こちらをご参照ください。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
2. kintoneから取得した取引先情報が、まだfreeeに登録されていない
続いて「2. kintoneから取得した取引先情報が、まだfreeeに登録されていない」の設定を行います。
「アウトプットが空」の下にある「取引先の作成」をクリックします。
遷移した画面で以下のように設定し、「次へ」をクリックします。
・タイトル:任意で変更できます
・アプリ:freee会計を選択します
・連携したいアカウント情報:取引先検索を行うfreee会計と同じアカウントを選択します
・アクション:「取引先の作成」を選択します
次に、取引先を自動作成するにあたって、freee会計に登録する詳細情報を設定します。
【事業所ID】
「事業所ID」欄をクリックすると表示される候補から選択します。
【取引先名】
kintoneのレコードから取得したアウトプットを引用して設定します。
以降の各項目についても、それぞれの注釈を確認しながら設定しましょう。
※「正式名称」「電話番号」「担当者氏名」「担当者メールアドレス」「銀行名」など、kintoneのレコードに登録しておくとアウトプットから引用でき、各取引先に合わせた内容で自動作成できます。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
続いて、freee会計に取引先がすでに登録されている時のフローと同様に、自動作成する請求書の詳細設定を行います。
テンプレートの「取引先の作成」の下にある「請求書の作成(明細行をリストで指定)」をクリックして、「1. kintoneから取得した取引先情報が、すでにfreeeに登録されている」場合の手順と同様に設定してください。
設定が完了したら「テスト」を実行し、「保存」しましょう。
ステップ4:トリガーをONにして動作確認
これで全ての設定が完了しました。
トリガーを「ON」にして、正しくフローボットが起動するか動作確認をしてくださいね!
今回使用したテンプレートはこちら!
ご紹介した自動化フローは、以下のバナーの「試してみる」をクリックすることでお試しいただけます。ぜひ実際に自動化を導入し、業務効率化を体感してみてくださいね。