2024/08/09
アプリ同士の連携方法

kintoneとGMOサインを連携し、契約書作成と署名依頼をノーコードで自動化したい!

r.suzuki

目次

企業活動にとって不可欠な書類の一つが契約書類ですが、契約書は作成作業だけでなく、承認などの手順も多くて手間のかかる業務ですよね。
アプリを導入して、業務負担を減らそうと取り組んでいる企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、kintoneとGMOサインを連携して、契約書の作成から署名依頼の送付までを自動化する方法をご紹介したいと思います。
自動化によって、手作業によるミスを減らし、業務効率の大幅な向上が期待できます。
このブログでは、プログラミング不要で連携設定ができる方法も解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

kintoneとGMOサインを連携するメリット

メリット1: 契約業務の効率化

kintoneとGMOサインの連携で、契約書の作成から署名依頼の送付までを自動化することが可能です。
例えば、営業担当者がkintoneに契約情報を入力すると、自動的にGMOサインで契約書が生成され、署名依頼が送付されます。
今まで、手作業で行っていた契約書作成の業務や署名依頼の送付が不要となり、作成担当者の負担軽減や業務効率の大幅な向上が期待できます。

メリット2: コンプライアンスの強化

契約書の作成と署名依頼のプロセスの自動化によって、担当者間でのクライアント情報の引継ぎ業務等人的フローがなくなります。
これにより、手動の際に発生しがちな漏れやミスの防止につながり、最終的にはコンプライアンスの強化にも貢献できると考えられます。
例えば、契約書の内容が自動的にテンプレートに基づいて生成されるため、データの正確性の向上が期待できます。
また、署名依頼の送付も自動化されるため、署名の遅延や漏れの防止も見込めます。

YoomでkintoneとGMOサインを連携

だけど、アプリの連携ってちょっとハードルが高いなと感じませんか。
本来なら、kintoneとGMOサインという2つのアプリを連携させるには初期設定やシステムの習熟が必要な場合が多くて、設定やトラブルシューティングに時間がかかることがほとんどです。
でも、Yoomを利用すれば、簡単にノーコードでアプリの連携ができちゃうんです!
従来の連携と異なるYoomのメリットって何でしょうか?

・簡単な設定

Yoomは直感的に操作できるデザインなので、プログラミングの知識がなくても簡単に設定ができます。
だから、エンジニアじゃなくても気軽にアプリ連携にチャレンジできるんです。

・柔軟なカスタマイズ

Yoomは多様なテンプレートを提供しています。
テンプレートをコピーすれば一から作らなくていいので、初心者でも簡単にフローが作成できます。
またフローはユーザーのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできます。
連携可能なアプリがたくさんあるので、みなさんの業務フローに最適なアプリ連携を作れます!

kintoneとGMOサインの連携フローの作り方

ステップ1:Yoom登録・ログインとアプリ登録

まず、Yoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
無料プランからはじめられますよ。
既にアカウントをお持ちの場合は、ログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ
※Yoomの基本的な操作はこちらを参考にしてください。
初めてのYoom

‍Yoomのアカウントにログインができたら、使用するアプリを登録します。
1)「マイアプリ登録」をクリックし、「新規作成」を選択してください。
2)登録したいアプリ(今回はkintoneとGMOサインとGoogleドキュメント)を選択し、使用するアカウントでログインしてください。


kintoneの登録ができたら、もう一度「新規作成」をクリックして、GMOサイン、Googleドキュメントと順を追って登録をするという流れです。
kintoneの詳しい設定方法はこちらを参考にしてください。
kintoneマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
GMOサインの詳しい設定方法はこちらを参考にしてください。
GMOサインとの連携について | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
kintoneとGMOサイン、Googleドキュメントのアイコンが表示されたか確認をしてください。

ステップ2: テンプレートの選択

今回は、【kintoneでステータスが更新されたらGMOサインで契約書を作成し、署名依頼を送付する】というフローを作成します。
このテンプレートは、kintoneのプロセス管理でステータスが更新されたら、自動的にGMOサインで契約書の作成と署名依頼を送付します。
kintoneのプロセスごとに設定できるため、ステータスを確認する手間がなくなり、後続業務の効率化が見込めます。
自動化によって手動の際に発生しがちな漏れやミスの防止にもつながります。
また、テンプレートをカスタマイズできるので、コミュニケーションツールに通知を出せるため、用途に応じて特定のメンバーと情報連携も可能です。

ステップ3: kintoneとGMOサインの連携設定

0)事前にGoogleドキュメントで契約書のフォーマットを作成してください。
雛形書類はこちらの設定方法に従って、作成をお願いします。
📄「書類を発行する」の設定方法 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

1)テンプレートをコピーしてマイプロジェクトからフローボットを開きます。
先ほど紹介したテンプレートのアイコンをクリックしてコピーをします。
テンプレートをコピーすれば、組み立てを一からする必要もないので、簡単にフローが作成できます。


2)右上の「編集する」をクリックします。
タイトルはフローの内容がわかりやすいように記入してあります。
詳細も含め、変更可能です。
使用しやすいように変更してください。


3)「アプリトリガー ステータスが更新されたら(Webhook起動)」をクリックします。


4)トリガーアクションは「ステータスが更新されたら(Webhook起動)」を選択して、「次へ」をクリックします。


5)WebhookURLをコピーし、対象アプリの管理画面で設定を行なってください。
Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行し、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「保存」します。



6)
フローに戻ったら、「データベースを操作する レコードを取得する」のアイコンをクリックします。


7)実行アクションは「レコードを取得する」を選択し、「データベースの連携」の項目を入力します。アプリIDはアプリ登録がされていれば候補から選択できます。
該当するアプリIDを選択してください。
入力できたら、「次へ」をクリックします。



8)
先に連携したアウトプット情報から{{レコードの値}}を入力して、「保存」します。



9)フローに戻ったら、「書類を発行する 契約書を発行する」のアイコンをクリックします。


10)項目を入力します。
雛形書類の連携ドキュメントのファイルIDと格納先のGoogle DriveフォルダIDはGoogleドキュメントがアプリ登録されていると候補から選択が可能です。
出力ファイル名は、先に連携したkintonのアウトプット情報を引用し、埋め込むことが可能です。
入力し、「次へ」をクリックします。


11)「置換情報を取得」をクリックします。
「置換後の文字列」に、先に連携したkintonのアウトプット情報を入力します。編集欄をクリックで選択候補が表示されます。入力できたら、「テスト」をクリックし、テストが成功したら、「保存」します。


12)フローに戻ったら、「アプリと連携する アクセストークンの生成」のアイコンをクリックします。

13)アクションは「アクセストークンの生成」を選択し、「次へ」をクリックします。

14)シークレットキー、顧客IDはGMOサインにお問合せください。
項目が入力できたら、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「保存」します。


15)
フローに戻ったら、「アプリと連携する 封筒用文書の登録」のアイコンをクリックします。


16)
アクションは「封筒用文書の登録」を選択し、「次へ」をクリックします。


17)
シークレットキー、顧客IDはGMOサインにお問合せください。
先にアクセストークンの生成のオペレーションで取得したアウトプット情報を選択できます。
※アクセストークンの有効期限は30分です。
アクセストークンの有効期限が切れた場合は再度アクセストークンを取得してください。
ファイルの添付方法は「アウトプットを使用する」、「発行した書類」とします。

項目が入力できたら、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「保存」します。


18)
フローに戻ったら、「アプリと連携する 封筒への署名依頼」のアイコンをクリックします。


19)アクションは「封筒への署名依頼」を選択し、「次へ」をクリックします。


20)項目を入力します。
シークレットキー、顧客IDはGMOサインにお問合せください。
先にアクセストークンの生成のオペレーションで取得したアウトプット情報を選択できます。
※アクセストークンの有効期限は30分です。
アクセストークンの有効期限が切れた場合は再度アクセストークンを取得してください。
ファイルの添付方法は「アウトプットを使用する」、「発行した書類」とします。

項目が入力できたら、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「保存」します。

これで【kintoneでステータスが更新されたらGMOサインで契約書を作成し、署名依頼を送付する】というフローの完成です。

ステップ4: テストと確認

21)最後にトリガーを「ON」に切り替えて、フローボットを起動させ、一度正しく作動するか確認してください。

まとめ

kintoneとGMOサインを連携すると、契約書の作成から署名依頼の送付までを自動化が実現し、業務効率の大幅な向上が期待できます。
自動化は、手動の際に発生しがちな漏れやミスの防止にもつながりそうです。
Yoomを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単にアプリの連携設定が可能です。
このブログで紹介したように初心者でも、テンプレートをコピーしてフローを作成できるので、とても気軽にアプリの連携に挑戦できます!
ぜひ、この機会にkintoneとGMOサインの連携を試してみてください。
また、ご紹介した連携以外にも、みなさんの業務にあったアプリ連携にチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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