2024/12/26
アプリ同士の連携方法

Microsoft TeamsとMiroを連携して、Microsoft Teamsで投稿されたメッセージをMiroに追加する方法

s.kumagai
Microsoft TeamsとMiroの連携イメージ

目次

 

ビジネス環境において、効率的な情報共有とコラボレーションは成功の鍵となります。Microsoft Teamsで日常的にコミュニケーションを取り、Miroでアイデアの視覚化やプロジェクト管理を行っている方も多いでしょう。本記事では、Microsoft TeamsとMiroを連携し、Teamsで投稿されたメッセージを自動的にMiroに追加する方法をご紹介します。この連携により、情報整理の効率化やチーム間のアイデア共有がスムーズになり、生産性の向上が期待できます。

こんな方におすすめ

  • チーム間のコミュニケーションを円滑にし、アイデアを即時共有したいと考えている方
  • 会議の議事録やアクションアイテムを整理・活用するプロセスを改善したい方
  • プロジェクトマネジメントで、視覚的な情報整理を取り入れたいと考えている方
  • 複数ツールを使い分ける際のデータ統合や自動化に課題を感じている方

Microsoft TeamsとMiroの連携メリットと具体例

メリット1:情報整理の効率化と一元管理

多くの企業ではMicrosoft Teamsが主要なコミュニケーションツールですが、重要な情報やアイデアがチャットやチャンネル間で散逸してしまうことがあります。この連携により、特定のTeamsメッセージを自動的にMiroボードに追加でき、情報がリアルタイムで視覚的に整理されます。これにより、情報収集の手間が省け、プロジェクトマネジメントやブレインストーミングでの効率性の向上が期待できます。

メリット2:アイデアの即時視覚化による迅速なフィードバック

プロジェクト初期段階でのアイデアや提案を、TeamsからMiroに即座に反映させることで、チーム全員が最新の情報を共有できます。例えば、新製品の開発中に出たアイデアが自動的にMiroボードに追加されるため、その場でフィードバックを集め、具体化を進めることが可能になります。これにより、意思決定のスピードが速まり、プロジェクトの進行がスムーズになることが期待できます。

メリット3:タスク管理の効率化とアクションアイテムの明確化

会議中にTeamsで共有された議事録やアクションアイテムをMiroに自動追加することで、タスクが明確に整理されます。これにより、別途情報を移す手間が省け、担当者は自分のタスクを即座に把握できます。例えば、定例会議後のアクションプランがMiroボードに整理され、チーム全員が次のステップを視覚的に確認することにつながります。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Microsoft TeamsとMiroを連携して、Microsoft Teamsで投稿されたメッセージをMiroに追加する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Microsoft Teamsで投稿されたメッセージをMiroに追加する方法

Microsoft Teamsのデータベースにレコードが登録されたことMicrosoft TeamsのAPIを利用して受け取り、 Miroの提供するAPIを用いてMiroの指定のチャンネルMicrosoft Teamsで登録されたレコードデータを通知することで実現が可能です。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることで、プログラミングの知識がなくても簡単に実現できます。 一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

・Microsoft TeamsとMiroをマイアプリに登録する
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるMicrosoft Teamsのトリガー設定と、その後に続くMiroのオペレーション設定
・トリガーをONにして、Microsoft TeamsとMiroの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Microsoft TeamsとMiroをマイアプリ連携

Microsoft Teamsのマイアプリ登録を進めましょう。
画面左側のマイアプリをクリックし、画面右側の「新規接続」をクリックします。

検索窓にMicrosoft Teamsと入力し、表示された候補をクリックしましょう。

Microsoft365のアカウント選択画面が表示されるので、今回連携したいアカウントをクリックします。


サインインが完了するとマイアプリの画面に戻り、Microsoft Teamsが表示されます。

続いてMiroのマイアプリ登録を行います。
「新規接続」をクリックしましょう。

検索窓にMiroと入力し、表示された候補をクリックします。

Miroのログイン画面が表示されます。
内容を確認し「Add」をクリックしましょう。

マイアプリにMiroが表示されます。
これで今回使用するGoogle ChatとMiroのマイアプリ登録が完了しました。

ステップ2:テンプレートをコピーする

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしましょう。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

ステップ3:アクションを設定

フローボットの操作を行います。
以下の画像のような画面が表示されるので、「チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックします。

連携アカウントとアクションを選択の画面が表示されます。
今回連携するMicrosoft Teamsのアカウントで間違いないか確認しましょう。

アプリトリガーのAPI接続設定の画面で設定を進めましょう。

・トリガーの起動間隔:5分、10分、15分、30分、60分から選択できます。
・チームID:入力欄をクリックすると候補が表示されるので、候補を選択しましょう。
・チャネルID:入力欄をクリックすると候補が表示されるので、候補を選択しましょう。

入力完了したら、テストを実行し、テスト成功確認後「保存する」をクリックします。

続いてMiroの設定を行います。
以下の画像のような画面が表示されます。
「ボードに付箋を作成」をクリックしましょう。

連携アカウントとアクションを選択の画面で、今回連携するMiroのアカウントで間違いないかを確認し、「次へ」をクリックします。

Miroで付箋を作成する際の設定を行います。
・「ボードID」は、注釈を参考に入力してください。
・textは以下の画像のように、アウトプットから入力可能です。

入力完了後、テストを行い、テストが成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:アクションを設定

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。

Microsoft TeamsやMiroを使ったその他の自動化例

①マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらMicrosoft Teamsに通知する

マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらMicrosoft Teamsに通知するフローです。Microsoft Teamsで通知を受け取ることで連絡作業の負担なく、承認後すぐにMicrosoft Teamsでスムーズに情報を共有できます。また、申請情報が自動同期されるため、転記ミスによる連絡不備が発生するリスクの減少が期待できます。

②毎日Zoomの会議情報をMicrosoft Teamsに通知する

毎日Zoomの会議情報をMicrosoft Teamsに通知するフローです。会議をZoomを使用しており、日々の会議情報の管理に困っている方におすすめです。Zoomの会議情報が自動でMicrosoft Teamsに通知されます。Zoomにアクセスすることなく、普段利用しているチャット上で把握できるため、確認コストが軽減されます。決まった時間に通知を送ることが可能なので、把握漏れの防止にもつながります。

③Googleスプレッドシートで行が更新されたらMiroのボードにラインを作成する

Googleスプレッドシートで行が更新されたらMiroのボードにラインを作成するフローです。このテンプレートを使用することで、付箋やカードのライン作成を自動化できるため、手動による作業が不要となり、業務を効率化することができます。タスク間の関連性をGoogleスプレッドシートの情報を元にラインを作成することができるため、関連作業や後続作業の共有をスムーズに行うことにつながります。

まとめ

今回は、Microsoft TeamsとMiroを連携し、Teamsで投稿されたメッセージをMiroに追加する方法をご紹介しました。この連携により、情報の一元管理やアイデアの即時視覚化が可能となり、チームの生産性向上に繋がります。ノーコードで簡単に設定できるため、技術的な知識がなくても導入が可能です。
Yoomで自動化を導入するには、特別なスキルや知識は必要ありません。説明に沿って入力をするだけなので、操作も簡単です。
ぜひYoomの自動化を利用し、業務の効率化を実感してみてくださいね!

この記事を書いた人
s.kumagai
Webマーケティング会社で3年ほどカスタマーサポートとして働いておりました。顧客情報や社内のデータ管理に時間を費やし、頭を抱えていたところYoomと出会いました。プログラミングの知識がなくても簡単に使えるYoomにもっと早く出会えていれば…と日々強く感じております。同じように業務の効率化に悩みを持つ方の助けになれば幸いです!
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