2024/10/29
アプリ同士の連携方法

Wixの受信メッセージをDiscordでリアルタイム通知!スムーズな情報共有を実現

k.hieda

目次

Wixはノーコードで簡単にウェブサイトを構築できるため、多くの企業に活用されています。さらにDiscordと連携させると、<span class="mark-yellow">メッセージが届いた瞬間にチーム全体でリアルタイムに情報を共有でき、顧客対応がスムーズに進めやすくなります。</span>しかし、従来の連携にはプログラミングが必要でしたが、当社ではノーコードで実装できるフローボットテンプレートを作成しました。この記事では、設定方法と具体的な活用メリットをご紹介しますので、ぜひご覧ください。

WixのメッセージをDiscordに通知する自動化のメリット2選

管理者やカスタマーサポート担当者にとってのメリットをご紹介します

メリット1 リアルタイム通知でチーム連携を強化

WixとDiscordをそれぞれ利用しており、Wixの受信トレイメッセージをDiscordに手作業で通知している場合、手間がかかり通知のタイムラグも発生する可能性があります。
この連携を活用することで、Wixでメッセージを受信すると、即座にDiscordでチーム全体に通知されます。<span class="mark-yellow">管理者は手間を減らしつつ、チームメンバーがすぐに情報を共有できる体制を整えられるため、必要に応じてフォローもしやすくなります。</span>見逃しが減り、チーム全体の連携が強化されるため、スムーズな顧客対応が期待できます。

メリット2 顧客情報の自動転送で安心の対応準備

Wixの受信トレイメッセージでは顧客の情報も確認できますが、これをDiscordに手動で通知する場合、内容に不備が発生する懸念が考えられます。
この連携が正しく設定できていれば、Wixで受信した顧客のIDや氏名、連絡先などの情報がDiscordに自動転送され、担当者は必要な情報を正しく即座に確認できます。
さらに、Discordの高いセキュリティ機能により、顧客の個人情報も安全に管理可能です。<span class="mark-yellow">情報が安全に保たれ、共有がスムーズになるため、チーム全体が顧客対応に集中しやすくなるでしょう。</span>

ここからは、<span class="mark-yellow">「Wixでメッセージを受信したらDiscordに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

Wixでメッセージを受信したらDiscordに通知する連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Wix

  • APIキー(アクセストークン)
  • アカウントID
    • APIキーの生成画面の、「アカウント ID」下の「ID をコピー」をクリックします。
    • もっと詳しく>Wix公式ヘルプ:アカウント ID を取得する
  • サイトID
    • ダッシュボードにアクセスした際、ブラウザのURLバーに表示されるURLを確認します。通常、URLは以下のような形式になっています。https://manage.wix.com/dashboard/{サイトID}このURLの中で、dashboard/の後に続く部分がサイトIDです。

Discord

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの画面内の+新規接続をクリックします。

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

Wix

検索結果からWixを選択します。事前準備で取得した値を入力する画面が表示されます。

 

各必須項目を入力し、追加ボタンをクリックします。これでWixのマイアプリ登録が完了です。

Discord

検索結果からDiscordを選択します。事前準備で得た値を入力する画面が表示されます。

アカウント名は任意の値(メールアドレスなど)をご入力ください。アクセストークンの値の取得方法はヘルプをご参照ください。

>ヘルプ:Discord Botのマイアプリ連携方法

値を入力し、追加ボタンをクリックするとマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。赤枠内のタイトルをクリックすると、フローボットの設定画面に移動します。

ステップ3 アプリトリガー「受信トレイにメッセージを受信したら」

テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。

Wixから、抽出する情報を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Wixと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリック

(2/2)連携アカウントとアクションを選択

Wixのダッシュボードにログインします。

  • サイドメニューのオートメーションをクリックして、右上の+新規オートメーションをクリックします。
  • 新しい自動化ワークフローを作成し、トリガーに「メッセージを受信したとき」を選択します。メッセージが送信されると自動的にアクションが実行されるトリガーです。
  • 次に、「アクションを選択(Choose Action)」で「Webhookで送信」を選びます。
  • 表示された画面に、Yoomから提供されたWebhook URLをコピーして入力します。
  • Webhook URLを入力したら、「適用する」をクリックして設定を完了します。これにより、メッセージが送信されると自動的にWebhookが実行され、Yoomにデータが送信されます。

Yoomの設定画面に戻ります。

→テストをクリック →成功 アウトプットからメッセージの項目が取得できます。

→保存する をクリックします

ステップ4  アプリと連携する「メッセージを送信」

テンプレートの2つ目のプロセスをクリックします。

このプロセスではDiscordへの通知内容を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Discordと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • 投稿先のチャンネルID
    • Discordの開発者モードを有効にすると、IDが簡単にコピーできます。
      • Discordのユーザー設定(歯車アイコン)をクリックします。左側のメニューから「詳細設定」を選択します。「開発者モード」のスイッチをオンにします。
    • 開発者モードが有効になった後、以下の手順でチャンネルIDを取得できます。
      • Discordサーバー内で、IDを取得したいチャンネルを右クリックします。「IDをコピー」を選択します。

  • メッセージ内容
    • 通知の定型文を作成します。編集欄をクリックすると、抽出したアウトプットがプルダウンに表示されます。アウトプットを選択すると、編集欄に引用コードが埋め込まれます。引用コードの手前に、項目を入力しておくとわかりやすくなります。

→テストをクリックします。 →成功

→保存するをクリックします 今回のフローでの設定はここまでです。

ステップ5 アプリトリガーをONにする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。テンプレートの左上にあるトグルをスイッチで切り替えできます。

<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間でフローボットの構築が実現できました。</span>今回使用したテンプレートはこちらです。

もっと活用!Wixを使った自動化3選

WixはDiscordの他にも、別のアプリとも連携し自動化を活用できます。

1.  Wixからのフォーム送信を即時にDiscordで通知

Wixでフォームが送信されると、Discord に自動で通知されます。
手動で周知する必要がなくなり、担当者へスムーズに情報が届くため、顧客対応がスピーディに行えます。

2. WixのフォームデータをSalesforceへ自動追加

Wixで収集したリードがフォーム送信時にSalesforceへ即座に追加され、手動入力の手間がなくなります。
データ入力ミスを防ぎ、正確な顧客情報が管理できます。

3. Wixフォームの送信内容をNotionに自動保存

Wixのフォームから送信された情報がNotionに自動で保存され、手動による記載ミスや漏れを防ぎます。
データが一元化されるため、情報管理もシンプルになります。

まとめ

いかがでしたか?
WixとDiscordを連携させるこのフローボットなら、メッセージが届いた瞬間にリアルタイム通知が可能です。
手作業で行う場合に発生する手間や通知のタイムラグ、通知内容の不備などを防ぐことにつながるため、チーム全体が同時に正しく情報を把握でき、顧客情報も安全に管理できるため、スムーズな顧客対応が期待できそうです。

<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、簡単に導入できるため、ぜひ今日から自動化をお試しください!</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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