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Zoomは多くの企業で利用されており、高品質なビデオとオーディオで円滑な会議を提供するツールです。
一方で、議事録作成の手間に悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
Zoomの会議が終われば、自動で議事録が作成されて、社内チャットに通知する、といった仕組みが作れれば、とても便利だと思いますが、普通に組もうとすると当然プログラミングの知識がないと中々実現しづらいです。
そこで本記事では、「Zoomの会議情報から自動で文字起こしと要約を行い、LINE WORKSへ通知する」といった仕組みをノーコードで実現する方法をご紹介します。
非エンジニアの方でも簡単にできる方法をご紹介しますので、興味のある方はぜひご覧ください!
とにかく早く試したい方へ
Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にZoomとLINE WORKSの連携が可能です。
YoomにはあらかじめZoomとLINE WORKSを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。
ZoomとLINE WORKSを連携してできること
ZoomとLINE WORKSのAPIを連携すれば、ZoomのデータをLINE WORKSにも自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにZoomとLINE WORKSの連携を実際に体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、LINE WORKSに通知する
Zoomでミーティングが終了したら会議内容を自動で文字起こし・要約をして、その結果をLINE WORKSに通知します。
自動要約機能で会議の要点をスピーディーに把握したい方におすすめです!
Zoomでミーティングが終了したら、LINE WORKSにレコーディングURLを通知
チーム全体宛てのレコーディングの共有を漏れなくスムーズに行うことができます。
通知先や通知文は自由にアレンジできるため、幅広い業務に使えそうですね!
毎日Zoomの会議情報をLINE WORKSに通知する
このテンプレートを使うと、毎日LINE WORKSに予定されている会議の情報が通知されます。
Zoomに直接アクセスする必要がなくなり、LINE WORKS上で会議情報を確認できるため、把握漏れの防止になるでしょう。
ZoomとLINE WORKSの連携フローを作ってみよう
それでは、さっそく実際にZoomとLINE WORKSを連携したフローを作成してみましょう!
今回はYoomを使用して、ノーコードでZoomとLINE WORKSの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:Zoom/LINE WORKS
[Yoomとは]
ここから「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、LINE WORKSに通知する」自動化を、Yoomのフローボットテンプレートを用いた作り方を解説します。
※AIオペレーションは一部有料プランのみ利用可能です。
有料プランは2週間の無料トライアルが可能で、その間は制限のあるアプリやAI機能も使用できます。
※Zoomのレコーディング情報を取得するには、ミーティングがクラウドレコーディングされている必要があります。
クラウドレコーディングはZoomの特定プランでのみ利用できるため、詳細は以下ページをご確認ください。
ZoomとLINE WORKSとAIの連携フローの作り方
事前に準備するもの
連携作業の中で必要なものをリストアップしました。
Zoom
LINE WORKS
>公式ヘルプ:Bot の概要
ステップ1:ZoomとLINE WORKSをマイアプリ登録
ZoomとLINE WORKSをYoomに接続するマイアプリ登録を行ってください。
事前にマイアプリ登録を済ませておけば、自動化設定がスムーズに進められます。
Zoomのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
LINE WORKSのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
ステップ2:テンプレートをコピーする
自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。
以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。
ステップ3:アプリトリガー「ミーティングが終了したら」
ここではレコーディング情報を取得します。
「ミーティングが終了したら」をクリックしてください。
連携アカウントとアクションを選択
こちらに表示される項目は初期設定済みです。
→次へをクリックします
アプリトリガーのAPI接続設定
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分の間隔で選択可能です。
「メールアドレス」は、Zoomに登録されたメールアドレスを入力してください。
設定後「テスト」をクリックしましょう。
テストが成功した場合は、アウトプット(取得した値)が表示されます。
※アウトプット(取得した値)とは?
トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
後続のオペレーション設定時の値として利用でき、フローボットを起動する度に変動した値となります。「保存する」を押して次に進みましょう!
ステップ4:ミーティングのレコーディング情報を取得する設定
続いて、Zoomから抽出する情報を取得する設定を行います。
「ミーティングのレコーディング情報を取得」をクリックしましょう。
連携アカウントとアクションを選択
設定済みのため、次に進みます。
連携アカウントとアクションを選択
「ミーティングID」は、先ほどのアウトプット(取得した値)から選択します。
入力後にテストが成功し、先ほどと同様にアウトプット(取得した値)が表示されたら「保存」をクリックします!
ステップ5:レコーディングファイルをダウンロードする設定
「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」をクリックしてください。
連携アカウントとアクションを選択
設定済みのため、次に進みます。
API接続設定
「ダウンロードURL」は、先ほどのアウトプット(取得した値)から選択します。
入力後にテストが成功し、先ほどと同様にアウトプット(取得した値)が表示されたら「保存」をクリックしましょう。
ステップ6:AIの文字起こし設定
「音声データを文字起こしする」をクリックしてください。
アクションを選択
詳細を設定
「ファイルの添付方法」は、前の設定でダウンロードしたファイルを使用します。
プルダウンから「ダウンロードしたファイル」を選択してください。
設定後、テストをクリックしましょう。
成功すると「解析結果」が取得できます。
最後に「保存する」を押して次へ進みましょう。
ステップ7:AIによる要約設定
「要約する」をクリックしてください。
アクションを選択
詳細を設定
「要約対象のテキスト」は、前のプロセスで取得した解析結果を用いて設定します。
「文字数」は、あらかじめ1000で設定されています。
解析結果の文字数を参考に設定してください。
文字数については指定された文字数をAIに対して指示しておりますが、最終的にAIによる判断となりますため、指定した文字数通りの要約にならない場合がございます。
※指定文字数よりも大幅に要約される可能性もございますので、ご了承ください。
「要約の条件」は、要約する際の条件をAIに指示できます。
設定が完了したらテストを行いましょう。
成功すると「要約結果」が取得できます。
最後に「保存する」を押して次へ進みましょう。
ステップ8:LINE WORKSに通知する設定
ここでは通知する内容を設定します。
「LINE WORKSに通知する」を、クリックしてください。
連携アカウントとアクションを選択
表示される項目はすでに設定済みです。
API接続設定
LINE WORKSに通知するトークルームの設定と、通知内容の定型文を作ります。
「ボットID」は、編集欄をクリックするとプルダウンが開き、ボットの候補がピックアップされます。選択すると自動で引用されます。
「トークルームID」は、入力欄下の補足説明を参考に入力してください。
「メッセージ」は、メッセージの定型文を作りましょう。
編集欄をクリックすると、アウトプット(取得した値)一覧が表示されるので、引用しながら、自由に設定してください。
設定完了後、「テスト」をクリックしましょう。
テストが成功したら、LINE WORKSに正しく通知できていることを確認しましょう!
確認後、Yoomに戻り「保存する」をクリックしてください。
ステップ9:トリガーをONに設定して動作確認
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です!
フローボットが正しく起動することを確認しましょう。
設定お疲れさまでした!
LINE WORKSのデータをZoomに連携したい場合
今回はZoomからLINE WORKSへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にLINE WORKSからZoomへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください!
LINE WORKSにメッセージが投稿されたら、Zoomで定期ミーティングを作成する
LINE WORKSの特定のメッセージ投稿をトリガーとして、AIが内容を解析し、Zoomで定期ミーティングを自動で作成するフローです。
設定忘れや情報の伝達ミスといったヒューマンエラーの発生リスクを軽減し、確実な連携体制の構築を支援します。
ZoomやLINE WORKSのAPIを使ったその他の自動化例
ZoomやLINE WORKSのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。
もし気になるものがあればぜひこちらも試してみてください!
Zoomを使った自動化例
これらのフローボットを活用することで、会議の準備・実施・終了後の処理までを自動化できます。
関連するスケジュールや行動履歴とも連動させられるため、運用全体の手間を削減できるでしょう。
LINE WORKSを使った自動化例
これらのフローボットを活用することで、 情報収集から通知、データ整理などを自動化できます。
また、文書の解析や翻訳、データベースへの追加、定期レポートの取得と共有も自動で行われ、日々の情報管理・共有にかかる手間を削減しつつ、抜け漏れのない運用を実現します。
まとめ
Zoomでの会議録画をAIが自動で文字起こしし、LINE WORKSに要約を通知するフローボットは、プログラミング不要で簡単に導入可能です。
営業チームは、会議後の議事録作成にかかる時間を削減でき、次のステップへ迅速に進められるようになるでしょう。
また、LINE WORKSのカレンダーやタスク管理機能を活用することで、会議で決定したアクションをスムーズに管理でき、情報共有のスピードが上がるかもしれません。
この自動化によって、業務がよりシンプルに進行し、無駄を減らせるのが大きなメリットです。
プログラミングなしで簡単に導入できるこの自動化フローを活用すれば、会議後のフォローアップ作業をよりスピーディーに進められるはずです。 この自動化フローで、会議後の作業をもっとスムーズに!
ぜひ、今すぐ導入してみませんか?
Q:AIによる文字起こしの精度はどのくらい?
A:
YoomのAI文字起こしは高精度ですが、いくつか注意点があります。
具体的な制度に関しては、下記ご確認をお願い致します。
▼ざっくりとした精度のイメージ(日本語の場合)
状況 精度の目安
普通の会話(1人ずつ・ゆっくり) 約80〜90%
専門用語が多い 約60〜75%
早口や重なった会話あり 約50〜70%
Q:通知先をSlackやTeamsに変更できる?
A:
はい、変更可能です。
業務に合わせて自由にフローボットを作成・カスタマイズできるため、通知先を普段お使いのチャットツールとも連携できます。
Q:自動化が途中で失敗した場合に気づける?
A:
自動化が失敗した場合、Yoomに登録したメールアドレスに通知が届きます。
また、Yoom画面上に「認証に失敗しました」「設定内容に誤りがある」などのエラーメッセージが表示されます。
エラーが起きた際の対応方法については下記のサイトをご参照ください。
ヘルプページで解決しない場合は、サポート窓口を利用することもできます。