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freee請求書を使った請求書や見積書の作成・管理業務は、多くの企業にとって不可欠ですよね。しかし毎月発生する定型業務でありながら、手作業に頼っているケースも少なくありません。取引先ごとに内容を修正し、PDFを作成してメールで送付するといった一連の作業は、時間がかかるだけでなく金額や宛先間違いといったヒューマンエラーのリスクも常に伴います。
APIを活用すればこれらの業務を自動化できますが「プログラミングの知識が必要なのでは…」と、特にエンジニアがいない環境では導入のハードルを高く感じてしまうものです。
そこで本記事では、freee請求書 APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても様々なアプリとfreee請求書をAPI連携させる具体的な方法</span>まで、わかりやすくご紹介します。
この記事を読めば、これまで手作業で行っていた請求・見積業務を自動化し、ミスをなくしてコア業務に集中する環境を整えるためのヒントが得られますので、ぜひ参考にしてみてください。
Yoomには<span class="mark-yellow">freee請求書 APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!
freee請求書 APIはfreee請求書と外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、freee請求書を使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、freee請求書 APIの場合は「freee請求書」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。
また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。
freee請求書 APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにfreee請求書 APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!
freee請求書 APIの請求書作成アクションは、メールの添付ファイルやフォームの入力内容など、様々な情報をもとに請求書を自動で作成する際に活用できます。例えば取引先から受注メールを受け取ったら、その内容を読み取って自動で請求書を作成するといったフローを構築して、手作業による作成の手間と入力ミスを削減しましょう。
見積書の作成アクションをフローの中に組み込むことで、CRMやフォームに入力された情報をもとに、freee請求書で見積書を自動発行することが可能です。営業担当者が商談情報を更新するだけで見積書が自動で作成される仕組みを構築し、見積作成業務のスピードアップと効率化を実現します。
納品書の作成アクションを使えば、例えばGoogleフォームで受け付けた納品依頼の内容に応じて、freee請求書で納品書を自動で作成することができます。これまで手動で行っていた納品書の作成・管理業務を自動化し、より重要な業務に時間を割けるようにしましょう。
その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。
■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)
freee請求書 API自体の利用に、追加料金はかかりません。freee請求書の利用プランに含まれる形で、APIを活用した連携を始めることができます。
ただし、APIを利用する際には、いくつか注意点があります。
APIを利用する際は、freeeの利用規約やプライバシーポリシーを遵守し、開発者向けドキュメントを確認しながら適切な利用を心がけましょう。
※詳細はfreee請求書のサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月07日時点の情報です。
ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してfreee請求書 APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
[Yoomとは]
はじめにfreee請求書 APIとYoomを連携する方法を紹介します。
Yoomにログイン後、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、更に「+新規接続」をクリックしましょう。
右上の検索窓からfreee請求書を検索してください。
お使いのアカウントでログインしましょう。
一番下までスクロールし「許可する」をクリックするとfreee請求書のマイアプリ連携が完了します。
今回は「Gmailでメールを受信したら、添付ファイルをOCRしfreee請求書で請求書を作成する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。
Gmailも先ほどのfreee請求書と同様「マイアプリ」から検索してください。
この画面が表示されるので「Sign in with Google」をクリック。
メールアドレスまたは電話番号を入力し「次へ」をクリックします。
※既にGoogleアカウントを使ってマイアプリ連携したことがある場合は、そのアカウントを選択するだけでOKです。
パスワードを入力してもう一度「次へ」をクリック。
「続行」をクリックするとGmailのマイアプリ連携が完了します。
同様にfreee会計を検索してください。こちらはfreee請求書と同じ手順で連携が完了します。
Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。
「テンプレートがコピーされました」と表示されるので「OK」をクリックします。
「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」をクリック。
タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」のまま「次へ」をクリックします。
アプリトリガーのAPI接続設定という画面が表示されるので、まずトリガーの起動間隔をプルダウンから選択しましょう。
※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。
次にフローボットを起動するためのキーワードを設定してください。今回は、件名の単語やフレーズでメールを検索する「subject:」という演算子を使っています。
※演算子についての詳細はこちら
最後に、連携したGmailアドレスに上記のキーワードを含む画像ファイル付きメールを送信しましょう。
今回は以下のように、件名に「請求」というワードが入った請求対応依頼のメールを送信しました。
ここまで完了したらYoomの設定画面に戻りテストしてください。
成功したら保存しましょう。ここで取得したアウトプットの値は次のステップで活用します。
「画像・PDFから文字を読み取る」をクリック。
ステップ3と同様、アクションは「【v2】任意のPDF・画像ファイル(4,000文字以内)から文字情報を読み取る(5タスク)」のまま「次へ」をクリックしましょう。
詳細設定に入ります。「ファイルの添付方法」は予め設定されている通りでOKです。
「抽出したい項目」も予め設定されていますが、編集・追加する場合はカンマ区切りで入力してください。
あとは任意で「使用するAI」と「言語」を選択してテストしましょう。
成功したら保存してください。ここで取得したアウトプットも次のステップで活用します。
はじめにテストの準備として、freeeに取引先情報を作成しておきましょう。
作成できたらYoomの設定画面に戻り「取引先の検索」をクリック。
ステップ3・4と同様、アクションは「取引先の検索」のまま「次へ」をクリックします。
事業所IDを候補から選択してください。
検索キーワードは予め設定されているのでそのままテストしましょう。
成功したら保存してください。
「請求書の作成」をクリック。
これまでのステップと同様、アクションは「請求書の作成」のまま「次へ」をクリックしましょう。
API接続設定に移るので、候補から選択したりアウトプットを利用したりして必要事項を入力していきます。
必須項目以外は任意なので、用途に合わせて設定してください。
設定が完了したらテストしましょう。
成功したら保存してください。
Gmailの添付ファイルをもとにして請求書が作成されました!
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか確認しましょう。
以上が、Gmailでメールを受信したら、添付ファイルをOCRしfreee請求書で請求書を作成する方法でした!
今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、freee請求書を使った業務フローを自動化しましょう!
Googleフォームの回答内容やGmail、Outlookの特定メールをトリガーに、freee請求書で見積書を自動作成するテンプレートです。これにより、見積書作成の手間を大幅に削減し、迅速な顧客対応に繋がります。手入力によるミスも防ぎ、正確な見積書を効率的に作成できますね。
また、Googleフォームの回答内容やGoogle スプレッドシート、Notionに請求書情報が登録されたら、freee請求書で自動的に請求書を作成したり、作成した請求書をGmailで送信したりするテンプレートもあります。これにより、請求書の発行から送付までの一連の作業を自動化し、経理業務が効率化するはずです。また、確認漏れや誤送信のリスクも軽減できますよ。
フォームの回答内容をもとにfreee請求書で見積書を発行し、Google ChatやSlackに通知するテンプレートもあります。これにより、見積書が作成されたことを関係者へスムーズに共有できるため、次のアクションへ素早く移行できるはずです。情報共有の遅延を防ぎ、チーム全体の連携強化にも貢献しそうですね。
freee請求書 API連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた請求書や見積書の作成・送付といった一連の業務が自動化され、大幅な手間の削減やヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>
また、経理や営業の担当者が単純な繰り返し作業から解放されることで、より戦略的な分析や顧客対応といった本来注力すべきコア業務に集中する環境も整います。
今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツールYoomを使えば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。もし請求業務の自動化に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひこちらから無料登録してYoomが実現する業務効率化を体験してみてください!