2025/01/21
アプリ同士の連携方法

GoogleフォームとLINE WORKSを連携して、Googleフォームで受け取った注文書や発注書をLINE WORKSに通知する方法

s.nakazawa
GoogleフォームとLINE WORKSの連携イメージ

目次

 

スピードが求められるビジネスシーンでは、注文書や発注書に迅速に対応することが重要です。
しかし、Googleフォームで書類の送信があったかを都度確認する作業は手間がかかり、タイムラグが生じることもあります。
また、担当者を明確化しにくく、抜け漏れが生じることもあります。
GoogleフォームとLINE WORKS、Google Driveを連携すれば、注文書や発注書の受信を自動通知できるため、これらの課題を解決できるでしょう。
本記事では、3つのアプリをノーコードで連携する方法を紹介するので、参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • Googleフォーム、LINE WORKS、Google Driveを利用している方
  • Googleフォームでの申請書類の確認作業を手間に感じている方
  • Googleフォームで申請された書類の確認を円滑化したい方
  • アプリ同士を連携して業務の透明性を向上したい方

Googleフォーム・LINE WORKS・Google Driveを連携するメリットと具体例

メリット1:確認の手間を削減

Googleフォームで注文書や発注書の送信があったかを確認する作業は、手間になります。
毎回メールを確認し、Googleフォームを立ち上げる必要があり、効率的な業務進行を妨げてしまいます。
GoogleフォームとLINE WORKS、Google Driveを連携すれば、注文書や発注書の受け取りが自動通知され、確認作業の手間と時間を削減できます。
例えば、アプリ同士を連携していない場合、定期的に状況を確認する必要があり、書類が送信されていないときの確認作業がタイムロスとなります。
連携を利用すれば、書類の受信を自動通知でき、業務効率が向上するでしょう。

メリット2:情報共有の円滑化

Googleフォームで送信された書類の確認には、タイムラグが発生することがあります。
確認が遅れれば、納品が間に合わなくなってしまうことがあります。
3つのアプリを連携して書類の受け取りが自動通知されれば、情報共有が円滑化し、素早く後工程に着手できるでしょう。
例えば、短納期の注文書が送られてきたとき、気づくのが遅れるとお客さんに迷惑をかけてしまいます。
しかし、連携することでスムーズに書類を確認できれば、緊急の注文にもスムーズに対応できるでしょう。

メリット3:業務の透明性向上

Googleフォームで受け取った注文書や発注書に対応する場合、誰が対応しているかわからない場合があります。
担当者が明確化していないことで、対応漏れが生じることもあります。
連携によりGoogleフォームで受け取った注文書や発注書を担当者に自動通知すれば、業務の透明性が向上し、正確な業務プロセスが実現するでしょう。
例えば、注文を複数のメンバーで対応する場合、メンバー間の連携が取れないことで抜け漏れや重複が発生してしまいます。
こうしたエラーは、連携により担当者への通知を明確化し、業務の透明性を高めることで対処できるでしょう。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って、「Googleフォームで受け取った注文書や発注書をLINE WORKSに通知する」方法を紹介します。

[Yoomとは]

Googleフォームで受け取った注文書や発注書をLINE WORKSに通知する方法

この方法は、Googleフォームで注文書や発注書が送信されたことをGoogleフォームのAPIを利用して受け取り、LINE WORKSの提供するAPIを用いて通知することで実現可能です。
なお、Googleフォームで受け取った注文書や発注書を取得するため、Google Driveの提供するAPIを用いてファイルを取得するオペレーションを挟んでいます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Googleフォーム、LINE WORKS、Google Driveをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるGoogleフォームのトリガー設定、その後に続くGoogle DriveとLINE WORKSの設定
  • トリガーボタンをONにして、連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしてください。

ステップ1:Googleフォーム・LINE WORKS・Google Driveをマイアプリ連携

まず、Googleフォーム、LINE WORKS、Google DriveをYoomに連携するため、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、Googleフォーム、LINE WORKS、Google Driveを検索して選択すると、次の画面に進みます。

<Googleフォームの場合>

・サインインをし、続く画面でボックスにチェックを入れ、「続行」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

<LINE WORKSの場合>

・クライアントID、クライアントシークレット、スコープを入力して「追加」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。
※マイアプリ登録の詳細な方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

<Google Driveの場合>

・サインインをし、続く画面で「続行」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

3.Googleフォーム、LINE WORKS、Google Driveを連携するためのテンプレートをコピーします。

・下記のリンクを開きます。

・「このテンプレートを試す」をクリックすると、コピーが完了します。

ステップ2:トリガーとなるGoogleフォームの設定

フローの起点となるトリガーアクションを設定します。
このフローではGoogleフォームで注文書や発注書が送信されるとトリガーが起動します。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】Googleフォームで受け取った注文書や発注書をLINE WORKSに通知する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「アプリトリガー フォームに回答が送信されたら」をクリックします。

3.Googleフォームと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

4.トリガーの起動間隔とフォームIDを設定し、テストを行います。
※トリガーの起動間隔は5分、10分、15分、30分、60分が用意されており、プランによって選択できる時間が変わります。選択した間隔ごとに一度、トリガーとなるアクションを確認し、実行された場合にフローボットが起動します。注文書や発注書をすぐ通知したいときは、短い間隔の設定がおすすめです。

5.テストが成功すると、アウトプットにGoogleフォームから取得した情報が表示されます。アウトプットにfileIDとfileNameを追加して保存します。
※Googleフォームからデフォルトで取得できるアウトプットは仕様上、「回答ID」「最終回答日時」「回答の作成日時」「回答者のメールアドレス」のみとなっています。回答内容を取得するためにはJSONPATHを用いて、アウトプットを追加する必要があります。追加方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

ステップ3:Google Driveの設定

次に、Google Driveから書類を取得する設定を行います。

1.「アプリと連携する ファイルをダウンロードする」をクリックします。

2.Google Driveと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.ファイルIDを設定し、テストを行います。
※ファイルIDは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「フォームに回答が送信されたら」から、前の工程で追加した項目を設定します。

4.テストが成功すると、アウトプットに書類が取得されます。
問題がなければ保存します。
※トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は、こちらのヘルプページで解説しています。ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。

5.「データを操作・変換する ファイル名の変換」をクリックします。

6.変換後のファイル名を設定し、保存します。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。
※変換後のファイル名は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「フォームに回答が送信されたら」から、最初の工程で追加した項目を設定します。
※「データを操作・変換する」について詳しくは、こちらのヘルプページで解説しています。

ステップ4:LINE WORKSの設定

最後に、LINE WORKSへ注文書や発注書を通知する設定を行います。

1.「アプリと連携する ファイルのアップロードURLの取得」をクリックします。

2.LINE WORKSと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.ボットIDとファイル名を設定し、テストを行います。
※ボットIDの作成方法は、こちらのヘルプページで解説しています。ボットは、Developer Consoleで作成できます。
※ファイル名は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「ファイル名の変換」から設定します。(値は二重括弧で表示されます)

4.テストが成功したら保存します。

5.「アプリと連携する ファイルのアップロードを実行」をクリックします。

6.LINE WORKSと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

7.ファイルのアップロード先URLとファイル名を設定し、テストを行います。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。
※ファイルのアップロード先URLは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「ファイルのアップロードURLの取得」から設定します。(値は二重括弧で表示されます)
※ファイル名は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「ファイル名の変換」から設定します。(値は二重括弧で表示されます)

8.テストが成功したら保存します。

9.「アプリと連携する 特定のユーザーにファイルを送信」をクリックします。

10.LINE WORKSと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

11.ボットID、ユーザーID、ファイルIDを設定し、テストを行います。
※ユーザーIDは、枠をクリックして表示される「候補」から選択できます。
※ファイルIDは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「ファイルのアップロードを実行」から設定します。(値は二重括弧で表示されます)

12.テストが成功すると、設定したLINE WORKSのユーザーに通知が届きます。
問題がなければ保存します。

13.トリガーをONにすると、Googleフォームで注文書や発注書が送信されるたび、LINE WORKSに自動通知されます。

紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを確認してみてください。

GoogleフォームやLINE WORKSを使ったその他の自動化例

他にもGoogleフォームやLINE WORKSを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Googleフォームで回答が送信されたらLINE WORKSに通知する

Googleフォームで回答が送信されたことを、LINE WORKSに自動通知できます。
この連携によりお問い合わせに素早く気づきやすくなり、顧客対応の迅速化が期待できます。

2.Googleフォームでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してLINE WORKSに通知する

Googleフォームでお問い合わせがあった際に、回答内容をDifyで作成し、LINE WORKSに自動通知できます。
この連携により手動で回答を作成する業務が削減され、顧客への返信スピードが向上するでしょう。

3.Googleフォームで回答が送信されたらkintoneに追加する

Googleフォームで送信された回答内容を、kintoneに自動追加できます。
この連携によりkintoneに登録する際の入力エラーを防止でき、正確なデータ管理が可能になるでしょう。

まとめ

Googleフォームで注文書や発注書が送信されたことを、都度確認する作業は大変です。
効率が悪く、タイムラグが生じることもあります。
また、複数のスタッフで対応する場合、抜け漏れが発生しやすくなります。
これらの課題は、GoogleフォームとLINE WORKS、Google Driveを連携して書類の受信を自動通知することで解決できるでしょう。
3つのアプリの連携は、Yoomを利用することでノーコードで簡単に実現できます。
専門的な知識がなくても、本記事の手順に沿って設定するだけで導入できるので、この機会にアプリ連携を試してみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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