2025/01/21
アプリ同士の連携方法

GoogleフォームとMicrosoft Teamsを連携して、Googleフォームで受け取った注文書や発注書をMicrosoft Teamsに通知する方法

s.okui
GoogleフォームとMicrosoft Teamsの連携イメージ

目次

 

情報の管理や、業務の効率化を求められるビジネスにおいて、ミスなく迅速に対応することはとても重要なことです。
そこで、注文書や発注書をGoogleフォームで受け取っている方は、Microsoft Teamsに通知がくるようにしておくことで、情報の漏れを防ぎ、迅速な対応に繋げられます。
また、関係者全員に注文書が来た際に通知がくるよう設定しておけば、情報を一元管理することができるため、安心して業務に取り組めるでしょう。
この記事では、難しいプログラミングの知識がなくても、4つのアプリを連携し、受け取った注文書や発注書を自動でMicrosoft Teamsに通知する方法をご紹介します。
ぜひ、業務の自動化にご活用ください。

こんな方におすすめ

・普段からGoogleフォーム・Microsoft Teams・Google Drive・OneDriveを利用している方
・Googleフォームで注文書や発注書を管理ツールとして利用している方
・注文や発注業務で迅速な対応が求められる担当者
・Microsoft Teamsを使用しており、業務の連携を強化したい方

GoogleフォームとMicrosoft Teamsの連携メリットと具体例

メリット1:リアルタイム通知による迅速な対応

Googleフォームで受け取った注文書や発注書をMicrosoft Teamsにリアルタイムで通知することで、対応時間が大幅に短縮できるようになります。
例えば、注文を受けた際に担当チームに通知が届くため、その場で在庫確認や出荷準備に取り掛かれます。
これにより、繁忙期でも迅速な対応が可能となり、注文書や発注書の漏れを防ぐことに繋がり、業務効率も向上するでしょう。

メリット2:担当者への的確な情報共有

通知内容に注文の詳細情報を含めることで、Microsoft Teams上で即時に優先順位をつけることができます。
例えば、特定の商品に関する急ぎの注文があった場合、その情報を関連部門全員に自動で共有することで、情報伝達の漏れやミスを防ぐこともできます。
これにより、担当者へ直接自動で通知がされれば、業務の透明性も向上し、部門間の連携を強化することができ、業務をスムーズに進行できるでしょう。

メリット3:人為的ミスの削減

手動でデータを転記したりメールを送信したりすると、入力ミスの可能性が高まります。自動化することで、人為的ミスの発生を大幅に削減できます。
例えば、注文内容を手作業でExcelに入力し、それをメールやMicrosoft Teamsなどのサービスを使用して送信する従来の方法では、入力ミスや送信漏れが起こりがちです。
自動化することで、これらのリスクを軽減し、業務の信頼性を高めることで業務効率が向上するでしょう。

[Yoomとは]

Googleフォームで受け取った注文書や発注書をMicrosoft Teamsに通知する方法

Googleフォームで受け取った注文書や発注書を受け取ったことをGoogleフォームのAPIを利用して受け取り、Microsoft Teamsの提供するAPIを用いて指定のチャネルIDに通知することで実現可能です。
また、Googleフォームで受け取った注文書や発注書の情報を取得するため、途中Google Driveの提供するAPIを用いてファイルをダウンロードする項目とOneDrive APIを使用してファイルをダウンロードする項目が必要となっております。
一般的に実現するにはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミングの知識がなくても簡単に実現できます。

関連フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

Googleフォーム、Google Drive、Microsoft Teams、OneDriveをマイアプリ登録
テンプレートをコピー
フローの起点となるGoogleフォームのトリガー設定、その後Microsoft Teamsの設定
トリガーボタンをONにして、GoogleフォームとMicrosoft Teamsの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:GoogleフォームとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携

まずはじめに使用するマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリ登録しておくことで、フローの設定がスムーズになります。

まず、Googleフォームの登録を行いましょう。
Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にGoogleフォームと入力し、表示された候補から「Googleフォーム」を選択します。
「Sign in with Google」をクリックし、ログインへ進みます。

ログイン画面が表示されたら、Googleのアカウントを選択し、「次へ」をクリックしてください。

Yoomがアカウントへのアクセスを求めますので、「すべて選択」し、「続行」をクリックしたら、登録完了です。

次に、Google Driveの登録です。
Googleフォームと同じ要領で、検索窓にGoogle Driveと入力し、表示された候補から「Google Drive」を選択します。
「Sign in with Google」をクリックし、ログインへ進みます。

Googleフォームと同様に、アカウントを選択しログインすれば完了です。

続いて、Microsoft Teamsのマイアプリ登録をしていきます。
先ほどと同様に、検索窓にMicrosoft Teamsと入力し、表示された候補から「Microsoft Teams」を選択します。
以下の画面が表示されたら、今回連携したいMicrosoft Teamsと紐づいているMicrosoft365のアカウントをクリックします。

パスワードを入力する画面が出ましたら、アカウントのパスワードを入力しサインインをクリックしてください。

最後に、OneDriveのマイアプリ登録をしていきます。
先ほどと同様に、検索窓にOneDriveと入力し、表示された候補から「OneDrive」を選択します。

Microsoft Teamsでログインしている場合、OneDriveをクリックするだけで自動的にログインが完了します。

マイアプリ一覧に、Googleフォーム、Google Drive、Microsoft Teams、OneDriveのマイアプリが表示されていたら、マイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

ここからは自動化の設定を行っていきましょう!
以下のバナーから「試してみる」をクリックしてテンプレートをコピーしてください。

クリックすると以下のような画面が出てきますので、「OK」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、「タイトル」と「説明」を確認します。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更できます。

ステップ3:Googleフォームのトリガー設定とGoogle Driveのアクション設定

まず「フォームに回答が送信されたら」をクリックします。

Googleフォームと「連携するアカウント情報」に間違いないか確認し、
トリガーアクションが「フォームに回答が送信されたら」になっていることを確認し、次へ進みます。

トリガーの起動間隔を設定し、フォームIDを入力して、テストをクリックしてください。
トリガーの起動間隔は選択した間隔ごとにトリガーとなるアクションを確認し、実行された場合にフローボットが起動するようになっています。
注文書や発注書ですぐ通知がくるようにしたい場合は、選択できる最短の時間での設定がおすすめです。
※トリガーの起動間隔は、プランによって選択できる時間が異なる場合があります。

テストをし、問題なければ「保存する」を押してください。

次に、Google Driveのアクション設定をしていきます。「ファイルをダウンロード」をクリックしてください。

Google Driveと「連携するアカウント情報」に間違いないか確認し、
トリガーアクションが「ファイルをダウンロードする」になっていることを確認し、次へ進みます。

次へ進むと自動的にファイルIDに「{{fileId}}」が入力されてでてきます。
その他に必要な項目があれば、クリックすることで「アウトプット」欄から選択することが可能です。

入力が完了しましたら、テストをし、問題なければ「保存する」を押してください。
続いて、「ファイル名の変換」を行いましょう。

既に入力はされていますが、修正や追加したい箇所があれば先ほどと同様に、クリックすることで項目を設定することが可能です。

ステップ4:Microsoft Teamsのアクション設定とOneDriveのアクション設定

最後にMicrosoft TeamsとOneDriveの設定をしていきましょう。
では、「ファイルをダウンロード」をクリックしてください。

OneDriveと「連携するアカウント情報」に間違いないか確認し、アクションがファイルをアップロードになっていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「ドライブID」と「格納先フォルダのアイテムID」を入力します。
クリックすることで候補が出てきますので、その中から選択してください。ファイル名は先ほどと同様に、アウトプットのファイル名変換から選択します。

入力が完了したら、テストをして問題なければ「保存する」を押してください。

次に、「正規表現によるデータの抽出(GUID)」の設定を行います。

赤枠の必須項目も自動で入ってきますので、必要に応じて修正してください。
修正した場合は、テストをして問題なければ「保存する」を押してください。

では、最後に「チャネルにメッセージを送る」の設定をしていきましょう。


Microsoft Teamsと「連携するアカウント情報」に間違いないか確認し、
アクションが「チャネルにメッセージを送る」になっていれば、次へをクリックしてください。

チームID・チャネルIDはクリックすることで候補が出ますので、通知が届いてほしいチームとチャネルを選択してください。
次にメッセージの内容を設定します。今回は通知が届いた日時とアップロードされた「アイテムID」とファイルのURLを記載するようにしています。
メッセージ内容はご自身でカスタマイズ出来ますので、必要な情報が届くように設定いただければ完了です。

なお、改行を追加したい場合は、「<br>」を入力してください。
例えば、クリックすることで、日付の表示形式を選ぶことが出来たり、アウトプットからURLの情報を貼り付けることも出来ます。

その他にも、メンション情報や添付ファイルの情報を入力・追加することもできます。

全て入力が完了しましたら、テストをして問題なければ「保存する」を押してください。
これでMicrosoft TeamsとOneDriveの設定は完了となります!

ステップ5:GoogleフォームとMicrosoft Teamsの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックすると、自動化の設定は完了です。
フローボットが正しく起動するか動作確認をしましょう。

以上で設定は完了です。お疲れ様でした。

Googleフォーム・Microsoft Teamsを使ったその他の自動化例

他にもGoogleフォームやMicrosoft Teamsを使用した自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Googleフォームで受け取った注文書・発注書をChatworkに通知する方法
今回使用した、GoogleフォームとGoogle Driveを使用して、Chatworkに通知する方法です。
こちらも、注文書や発注書の通知がくることで漏れやミスを減らすことができ、また一元管理することができます。

2.Googleフォームでお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してMicrosoft Teamsに通知する方法
お問い合わせが届いた際、内容によっては迅速な対応が必要な場合もあるでしょう。
チーム全員へ通知がMicrosoft Teamsに届いたら、担当者がすぐ対応したり、または別部署へ迅速に連携ができるので大変役立つでしょう。

3.Microsoft Teamsのチャンネルに投稿されたら、Outlookでメールを自動的に送る方法
Microsoft Teamsで投稿された内容を確認できない状況にあった場合、Outlookで投稿された内容が確認出来れば、外出先でも内容を確認できるため便利です。

まとめ

GoogleフォームとMicrosoft Teamsの連携により、注文書や発注書の管理が一元化されることにより、業務の効率が向上するでしょう。
また通知がくることで漏れを防ぎ、迅速な対応が可能になり、人為的ミスの削減にもつながります。
また今回GoogleフォームとMicrosoft Teams以外にも、Google DriveやOneDriveを使用しましたが、4つのアプリを使って自動化するには、ある程度のプログラミング知識が必要になるでしょう。
ですがYoomを使用すればノーコードで4つのアプリを連携し自動化することが出来るので大変便利です。
ぜひYoomを活用して、特別なスキルを使わずに業務の自動化にお役立てください。

この記事を書いた人
s.okui
今までカスタマーサポート・営業職・事務職などで約9年間、またWEB業界でも働いてきました。 Yoomを活用した業務効率化のための知識を少しでも多くの方に、お届け出来ればと思いコンテンツ制作に携わっています! プログラミングの知識がない私ならではの、わかりやすいコンテンツをお届け出来ればと思います。
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