2024/11/25
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携してGoogle スプレッドシートで行を追加後にWooCommerceに顧客情報を追加する方法

k.ueno
Google スプレッドシートとWooCommerceの連携イメージ

目次

ビジネスツールは非常に便利ではありますが、微細なヒューマンエラーはどうしても避けられないものです。
Yoomを活用したGoogle スプレッドシートとWooCommerceの連携は、登録作業を自動化することで入力ミスや誤字脱字を最小限に止めることができるでしょう。
本記事では、手間のかかる手動作業を省略し、正確なデータ管理を可能にする自動化フローの作り方を紹介します。

こんな方におすすめ

・Google スプレッドシートで顧客情報を管理し、WooCommerceで販売プロセスを運営している方
・顧客情報の登録作業に手間を感じ、自動化で業務効率化を図りたい方
・WooCommerceでのデータ入力のヒューマンエラーを減らしたい方
・繁忙期やセール期間中の顧客情報管理を効率化したいと考えている方

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携メリットと具体例

メリット1: 作業効率の向上

Google スプレッドシートからWooCommerceに顧客情報を追加する手動プロセスを省略することで、作業効率の向上が期待できます。
このフローの導入で、新規顧客の情報をGoogle スプレッドシートに入力した際にWooCommerceにデータが反映されることで、登録作業の時間を一部省略できます。
具体例として、規模の大きいイベントで集まった数百人分の顧客情報を一つ一つ手動で入力する場合、数時間を割く可能性がありますが、作業の自動化でより迅速な情報処理が実現します。

メリット2: ヒューマンエラーの削減

手動入力による誤字脱字や、登録ミスを防ぐことができるため、正確な顧客データ管理が可能になります。
顧客情報の登録に関して、特に名前、メールアドレス、住所といった重要なデータに誤りがあった場合、その後の販売プロセスや顧客対応に影響を及ぼすでしょう。
一例として、自動化フローの導入により、情報が正確にWooCommerceに登録されることで、発送ミスやメール配信のトラブルを回避し、スムーズな顧客対応が実現できるかもしれません。

メリット3: データベースの一元管理

Google スプレッドシートで記録された情報がWooCommerceと自動的に同期されることで、管理データが分散しにくくなります。
この連携を活用することで、Google スプレッドシート側を確認するだけで情報の大部分を把握できるので、管理負担の軽減が期待できます。
例えば、サポートチームが顧客データを確認する際、Google スプレッドシート側の確認作業のみで基本的な情報を把握することが可能になるため、アプリ間の横断作業の時間を削減できそうです。

[Yoomとは]

それでは、実際に「Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに顧客情報を追加する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携フローの作り方

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・Google スプレッドシートのトリガー設定とWooCommerceの設定
・トリガーをON

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携

(1)まずはGoogle スプレッドシートをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGoogle スプレッドシートを検索してください。

Google スプレッドシートのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(2)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
まずは1つ目のGoogle スプレッドシートの接続が完了しました。

(3)次にWooCommerceのアプリ連携を行います。
Google スプレッドシートのマイアプリ登録と同様に、WooCommerceを選択します。

(4)連携させたいWooCommerceの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力します。
情報入力後、[追加]をクリックしましょう。

設定が正常に行われると、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるため、「OK」ボタンをクリックします。
Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。

・Google スプレッドシートのトリガー設定

(1)まず、Google スプレッドシートのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに顧客情報を追加する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「行が追加されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。
次画面で「トリガーの起動間隔」や「スプレッドシートID」の情報を入力していきましょう。

「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(4)「スプレッドシートID」、「シートID」の項目は、入力バーをクリックすると以下の画面のようにアカウントから取得した情報を「候補」として展開できます。
この情報の引用も活用しましょう。

(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・WooCommerceの設定

(1)次に、2つ目のアクション「顧客の作成」をクリックしましょう。

(2)連携するWooCommerceのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次画面で「TOPページURL」や「メール」などの情報を入力します。
入力バーをクリックすると、アウトプットを選択できます。
例として、下記は前ステップから取得したアウトプット【メールアドレス】の情報を引用したものです。

(4)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。

(5)最後に、3つ目のアクション「レコードを更新する」をクリックしましょう。

(6)Google スプレッドシートのアカウント情報が入力されていることを確認しましょう。
下にスクロールすると、「データベースの連携」項目がありますので、該当する情報を入力してください。
連携したアカウントから取得した情報を「候補」として展開できますのでこちらも活用しましょう。

(7)情報入力後、[次へ]をクリックしましょう。

(8)次画面で、Google スプレッドシートの指定したテーブルから条件に合うレコードを取得し、レスポンス結果の一番上のレコードの値を更新する設定を行います。
以下は例として、「①更新したいレコードの条件」へ、更新したいレコードに『ユニークキー』を指定し、条件を『等しい』、条件と一致する情報を『ユニークキー』(アウトプット活用)と設定したものです。

(9)次に「②更新後のレコードの値」を設定します。
「①更新したいレコードの条件」に設定した値は、ここで設定した値に更新されます。
入力バーをクリックし情報を入力してください。
以下の画面のように、アウトプットも活用できます。

(10)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

Google スプレッドシート・WooCommerceを使ったその他の自動化例

他にもGoogle スプレッドシートやWooCommerceを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの顧客情報も更新する

Google スプレッドシートで顧客情報が更新されたらWooCommerceの情報を自動更新するため、更新業務に手を止めることなく重要なタスクの解決を行うことができ、業務進行を円滑にします。

名刺データをAI-OCRで読み取りGoogle スプレッドシートに格納

名刺データをフォームにアップロードすると、AIオペレーションで自動的に名刺から必要な情報を抽出し、それをGoogle スプレッドシートに格納し、さらに指定した受信者に対してメールを自動送信するワークフローを設定します。

メールで受け取ったCSVをGoogle スプレッドシートに変換して、別のGoogle スプレッドシートに追加する

受け取ったCSVファイルをGoogle スプレッドシートに変換し、既存のGoogle スプレッドシートに情報を蓄積していくフローを一貫して自動で実施できますので、人が行う業務の時間を短縮できます。
一連フローが開始から完了まで自動で行われるため、人的ミスや対応漏れの防止が期待できます。

まとめ

このGoogle スプレッドシートとWooCommerceの連携により、アプリ間の登録作業の自動化が実現し、顧客情報の正確な情報管理ができるようになります。
手作業が省略されることで、作業効率の向上も期待できます。
また、スタッフの作業負担を軽減し、より重要な業務に集中できる環境を整えることができるでしょう。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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