BoxとCanvaの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-08-18

【ノーコードで実現】BoxのデータをCanvaに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「Boxへのファイルアップロードと、関連するCanvaのプロジェクトフォルダ作成を同時にやらないといけないのは大変…」
「Boxのファイル名を使ってCanvaのフォルダを整理したいけど、こういう転記作業って時間がかかるし入力ミスも起きがち…」
クラウドストレージとデザインツール間での手作業による情報連携に、このような非効率さやストレスを感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">Boxにファイルがアップロードされたタイミングで、その情報を基に必要なフォルダをCanvaに自動で作成する仕組み</span>があれば、こうした定型業務から解放されるでしょう。

そしてデザイン制作やクリエイティブ戦略の立案といった、より本質的な業務に集中できる貴重な時間を生み出すことができるはずです。

今回ご紹介する自動化の方法は、プログラミングの知識がなくても簡単に設定できるため、これまで自動化に触れたことがない方でもすぐに実践可能です。
ぜひこの機会に導入し、日々の業務をよりスマートにしていきましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">BoxとCanvaを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方は、以下のバナーをクリックしてスタートしてみてください!

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BoxとCanvaを連携してできること

BoxとCanvaのAPIを連携させることで、これまで手作業で行っていた両ツール間の情報共有やファイル管理を自動化できます。

ここでは、具体的な自動化例をいくつかご紹介します。
気になる内容があれば、早速クリックしてBoxとCanvaの連携をお試しください!

Boxにファイルがアップロードされたら、Canvaでフォルダを作成する

Boxの特定フォルダへのファイルアップロードをトリガーに、ファイル名から必要なデータを抽出して、Canvaにデザイン用のフォルダを作成するシンプルなフローです。

この連携によって、<span class="mark-yellow">フォルダ作成の手間や命名ミスといったヒューマンエラーを排除し、デザイン作業へスムーズに取り掛かれる</span>環境を整えられます。

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BoxにファイルがアップロードされたらOCRで情報を取得し、Canvaでフォルダを作成する

請求書や契約書といった画像やPDF形式のファイルをBoxで管理している場合、そのファイル内の情報を手動で確認し、Canvaのフォルダ名に反映させる作業は非常に手間がかかりますよね。

この連携では、YoomのOCR機能がファイル内のテキスト情報を自動で読み取り、その情報(例えば取引先名や案件名など)を基にCanvaのフォルダを自動作成するため、<span class="mark-yellow">正確かつスピーディなファイル整理を実現できます。</span>

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BoxとCanvaの連携フローを作ってみよう

それでは実際に、BoxとCanvaを連携させたフローの作成方法を解説していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「Boxにファイルがアップロードされたら、Canvaでフォルダを作成する」フローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • BoxとCanvaのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Boxのトリガー設定と各アクション(データ抽出・フォルダ作成)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:BoxとCanvaのマイアプリ連携

ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
まずは基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!

それではここから今回のフローで使用するアプリのマイアプリ登録方法を解説します!

① Boxのマイアプリ登録

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  3. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではBox)を検索して選択します。
  1. 連携させるアカウントでログイン。
  1. YoomからBoxへのアクセス権限を確認し、「Boxへのアクセスを許可」をクリック。
  1. アカウント連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

Boxが追加されていることを確認してください。

② Canvaのマイアプリ登録

  1. アプリ一覧画面でCanvaを検索して選択。
  1. Canvaのログイン画面が表示されます。
    連携させるアカウントでログイン。
  1. アクセス権限の内容を確認し、「許可」をクリック。
  1. マイアプリ画面に戻ります。

Canvaも追加されていれば、このフローで使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうすると、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるフォルダの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Boxの「フォルダにファイルがアップロードされたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントにはマイアプリ登録で連携したアカウントが設定されています。
    複数のアカウントと連携している場合には、このフローで用いるアカウントをプルダウンから選択してください。
  3. アクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 対象フォルダに、ファイルアップロードを通知するためのWebhookを作成します。
    「フォルダのコンテンツID」にファイルを検知したいフォルダのコンテンツIDを設定。
    コンテンツIDはBoxの対象フォルダURL(folder/コンテンツID/)で確認できます。
  2. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したフォルダにWebhookが作成されます。
    ※ 既にWebhookが作成されている場合はテストに失敗します。
  2. 「次へ」をクリック。
  1. Boxの指定したフォルダに、テスト用のファイルをアップロードしてください。
    ※ テスト用ファイルの例
  1. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると以下の画像のように「取得した値=アウトプット」にファイルの情報が追加されます。
【Tips】
アウトプットは各アクションで取得でき、取得したアウトプットはそれ以降のアクションで活用可能です。つまり、各アクションで取得したアウトプットをCanvaに自動登録可能となります!詳しい説明はヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用にアップロードしたファイルが取得されていることを確認し、「保存する」をクリック。
    トリガーアクションの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:データの抽出

次に、取得したファイル情報から、Canvaのフォルダ作成に使用するデータを抽出していきます。

  1. AIオペレーションの「テキストからデータを抽出する」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 目的に応じて「変換タイプ」を選択。
    データを抽出するテキストの文字数によって消費するタスク数が変わります。
    長文テキストからデータを抽出する場合には「変更する」をクリックし、任意の変換タイプを選択してください。
    ※ このフローではファイル名からの抽出になるため、最小の3,500文字で問題ありません。
  1. 「次へ」をクリック。
  2. 「対象のテキスト」にはデフォルトで、Boxから取得したファイル名が設定されています。
    消してしまった場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから「ファイル名」を選択してください。
  1. 「抽出したい項目」に、フォルダ作成で用いる項目を設定。
    今回の場合はファイル名から拡張子を取り除きたいため、次の「指示内容」と合わせて下図のような抽出指示を出しています。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック
  2. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目が対象のテキストから抽出され、「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「抽出したい項目」の名称や「指示内容」を変更して再度お試しください。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ5:フォルダの作成

それでは、アップロードされたファイルに対応するフォルダをCanvaに作成しましょう。

  1. Canvaの「フォルダの作成」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック

  1. 「フォルダ名」に任意の重複しないフォルダの名前を設定。
    入力欄クリック時に表示される「取得した値」タブのデータ抽出アクションのメニューから、抽出した項目が選択できます。項その他、トリガーアクションで取得した値や、「日付」タブから任意の日付も選択可能です。
【Tips】
以下の画像ようにアウトプットを活用することで、Boxにファイルがアップロードされる度にその最新のデータに基づいてフローが起動し、Canvaにフォルダが作成されます。アウトプットを活用せず設定を行うと毎回同じ内容でフォルダが作成されてしまうため注意が必要です。
  1. 「親フォルダID」に新しくフォルダを作成するフォルダのIDを設定。
    フォルダIDはCanvaのプロジェクトのフォルダURL(folder/フォルダID)で確認できます。
    プロジェクトのトップレベルに作成する場合は「root」と設定してください。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、Canvaの指定した親フォルダに新しいフォルダが作成されます。
    ※ 作成されたフォルダ
  1. 期待通りにフォルダが作成されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Boxの指定したフォルダにファイルをアップロードし、そのファイルを基にしたフォルダがCanvaに自動で作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

BoxやCanvaを使ったその他の自動化例

BoxやCanvaのAPIを活用すれば、ファイル管理やデザイン業務の効率化が大きく進みます。
Yoomにはこれらを組み合わせた便利なテンプレートが豊富に揃っているので、日々の業務に取り入れてみましょう!

Boxを使った自動化例

BoxのAPI連携を活用することで、アップロードされたファイルを自動的に通知したり、PDFやWord形式に変換したりできます!
また、OCR処理を組み合わせれば、経費精算書などの書類をスムーズにGoogle スプレッドシートへ転記でき、バックオフィス業務の効率化にも役立ちます。

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Canvaを使った自動化例

CanvaのAPI連携により他サービスとのワークフローを自動化できます。
たとえば、HubSpotやGoogleフォームの入力内容を元にフォルダを自動生成すれば、案件や顧客ごとにデザイン素材を整理可能です。
また、TeamsやGoogle Driveと組み合わせて通知やOCR処理を行うことで、制作フロー全体のスピードアップにつながりますね!

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まとめ

BoxとCanvaの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたファイルアップロード後のフォルダ作成や情報転記といった定型業務の手間を削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。</span>

担当者は単純作業から解放されることで、クリエイティブなデザイン業務や戦略的な企画立案など、本来注力すべきコア業務に集中できる環境を整えられるでしょう!

今回ご紹介したような自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:連携フローがエラーで停止した場合、どうやって気づき、対処すれば良いですか?

A:作成したフローボットでエラーが発生した場合、Yoomアカウントを登録したメールアドレス宛てに通知が送信されます。通知に記載されているURLからエラー内容を確認し、フローの停止や再実行といった対応を行ってください。
また、フローの修正を行う際にはYoomのヘルプセンターでエラー内容の検索をかけてみることをおすすめします。

参照:エラー停止したフローボットの修正・再開可否について

Q:この自動化フローは、Yoomのタスクをどれくらい消費しますか?

A:基本的にはフローボット上に表示されている、トリガーを除くアクションの数がそのまま消費タスク数となります。今回ご紹介したテンプレートの場合は2アクション(データ抽出・フォルダ作成)ですが、データ抽出で2タスク消費するため、計3タスクを消費します。
参照:「タスク実行数」のカウント方法について

Q:Boxに複数のファイルを一度にアップロードした場合、フローはどのように実行されますか?

例えば、Boxに10個のファイルを同時にアップロードしたなら、フローは順次実行されていくため、Canvaに10個のフォルダが作成されることになります。Canva上に意図しないフォルダが作成されてしまう可能性もあるためご注意ください。
複数ファイルに対して1つのフォルダを作成したい場合には、トリガーをファイルアップロード時から、フォルダ作成時などに変更して対応するとよいでしょう。

参照:BoxのAPIと今すぐ連携CanvaのAPIと今すぐ連携

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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