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【簡単設定】BoxのデータをPaddleに自動的に連携する方法

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アプリ同士の連携方法

2025-10-02

【簡単設定】BoxのデータをPaddleに自動的に連携する方法

Kumiko Tsukamoto

「Boxにアップロードした請求書や契約書から、顧客情報を抜き出してPaddleに登録したい!」
「でも、ファイルをひとつひとつ確認して登録する作業は時間がかかるし、転記ミスも発生しそう…」

BoxとPaddle間での手作業によるデータ連携に、このような課題を感じてはいませんか?

そんな時、<span class="mark-yellow">Boxに格納されたファイルから自動で必要なデータを読み取り、Paddleに顧客情報として登録する仕組み</span>があれば、煩わしいデータ入力作業から解放されるでしょう!そして、より戦略的な業務に集中できる時間を生み出すことができます。

今回ご紹介する自動化は、専門的な知識がなくてもノーコードで簡単に実現可能です。ぜひこの機会に導入して、日々の作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">BoxとPaddleを連携するためのテンプレート</span>が用意されています。以下のバナーから、業務自動化を今すぐ導入できますよ!

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BoxとPaddleを連携してできること

BoxとPaddleのAPIを連携させることでデータ登録や更新作業を自動化し、業務効率を向上させましょう。

ここでは、具体的な自動化のユースケースをご紹介します。
ご自身の業務に近いものや、解決したい課題に合うものがあれば、ぜひクリックして詳細をご確認ください!

Boxにファイルが格納されたら、OCRで読み取りPaddleにCustomerを作成する

Boxに請求書や契約書などのファイルがアップロードされた際に、OCR機能でファイル内のテキスト情報を読み取り、その情報を基にPaddleに新しい顧客情報(Customer)を自動作成します。

<span class="mark-yellow">手作業でのデータ転記が不要になることで、入力ミスの削減と登録作業の迅速化を実現</span>できるでしょう。

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Boxに特定のファイルが格納されたら、OCRで読み取りPaddleにCustomerを作成する

Box内の特定フォルダに、指定したキーワードを含むファイルがアップロードされた場合にのみ、顧客情報の作成を実行する連携です。

顧客情報を含むファイルなどを的確にフィルタリングして連携できるため、<span class="mark-yellow">不要な顧客情報の作成を防げます。</span>

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BoxとPaddleの連携フローを作ってみよう

ここからは、BoxとPaddleを連携させたフローの作成方法を解説していきます!
Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

● 今回連携するアプリの公式サイト:BoxPaddle

[Yoomとは]

フローの作成方法

この記事では、先程ご紹介した「Boxにファイルが格納されたら、OCRで読み取りPaddleにCustomerを作成する」フローを作成します。
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • BoxとPaddleのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Boxのトリガー設定と各アクション(OCR・Customer作成)の設定
  • フロー稼働の準備
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ステップ1:BoxとPaddleのマイアプリ連携

Yoomとそれぞれのアプリを連携して、アプリごとの操作を行えるようにしましょう。
この設定は初回のみ必要です。

① Boxのマイアプリ登録

以下のナビに従って登録してください。

マイアプリ画面にBoxが追加されたら、次のアプリの登録に進みましょう。

② Paddleのマイアプリ登録

  1. アプリ一覧画面でPaddleを検索して選択。
  1. 「アカウント名」に任意の管理用名称を設定。
    連携先のアカウントを判別しやすい名称にするとよいでしょう。
  1. Paddleにログインし、サイドメニューの「Developer Tools」から「Authentication」にアクセス。
  2. 「+New API Key」をクリック。
  1. API Keyの名称と用途の説明、Yoomへのアクセス権限(Permissions)を設定して「Save」をクリック。
    ※ Permissionsで迷った場合には「All Write」にしておくことをおすすめします。
  1. 生成されたAPI Keyが表示されるので、コピーして安全な場所に保管してください。
    ※ ダイアログを閉じるとAPIキーが確認できなくなります。
  1. コピーしたAPI KeyをYoom側の「アクセストークン」に設定して、「追加する」をクリック。

マイアプリ画面にPaddleも追加されていれば、このフローで使用するアプリの登録は完了です!

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、マイプロジェクトにコピーされます。
ここでは、冒頭でご紹介したテンプレートを使用するため、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうすると、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:トリガーとなるフォルダの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Boxの「フォルダにファイルがアップロードされたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントにはマイアプリ登録で連携したアカウントが設定されています。
    複数のアカウントと連携している場合には、このフローで用いるアカウントをプルダウンから選択してください。
  3. アクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 対象フォルダに、ファイルアップロードを通知するためのWebhookを作成します。
    「フォルダのコンテンツID」にファイルを検知したいフォルダのコンテンツIDを設定。
    コンテンツIDはBoxの対象フォルダURL(folder/コンテンツID/)で確認できます。
  2. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したフォルダにWebhookが作成されます。
    ※ 既にWebhookが作成されている場合はテストに失敗します。

    失敗してしまった場合は、下記リンクを確認してみてくださいね。
    Box:テストボタン押下時のエラーメッセージについて
  2. 「次へ」をクリック。
  1. トリガーが正常に動作するか確認するため、Boxの指定したフォルダに、名刺などの顧客情報を含むPDF・画像ファイルをアップロードしてください。
    ※ テスト用ファイルの例
  1. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」にファイルの情報が追加されます。
    これらの値は、以降のアクションで変数(フローが稼働する度に変わる値)として使用できるようになります。
    詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. テスト用にアップロードしたファイルが取得されていることを確認し、「保存する」をクリック。
    トリガーアクションの設定が完了し、フロー画面に戻ります。

ステップ4:ファイルのダウンロード

OCRを行うために、Boxにアップロードされたファイルをダウンロードします。

  1. Boxの「ファイルをダウンロード」をクリック。
  1. 「タイトル」を任意で変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「コンテンツID」にはデフォルトで、取得したファイルのIDが設定されています。
    項目を消してしまった場合には、入力欄クリック時に表示されるトリガーアクションメニューから「コンテンツID」を選択してください。
  1. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、対象のファイルがダウンロードされます。
    この時、ダウンロードされたファイルの名前は「Untitled」で固定されるため、正しいファイルであるかを確認する場合は「ダウンロード」をお試しください。
    ※ ダウンロードできるファイルの容量は最大300MBです。
    ただし、アプリの仕様によっては300MB未満になることがあるので、ご注意ください。
    参考:ファイルの容量制限について
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ5:OCRによるテキスト抽出

OCRを使って、ダウンロードしたファイルからテキストを抽出しましょう。
参考:「OCRで文字を抽出」の設定方法

OCRや音声の文字起こしなどのAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。
フリープラン・ミニプランではエラーになってしまいます、ご注意ください。

チームプラン・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。
トライアル期間中は他のプランでは制限のあるアプリやAIオペレーションも全て使用できるため、気になる機能をぜひお試しください。

  1. AIオペレーションの「画像・PDFから文字を読み取る」をクリック。
  1. 「タイトル」を任意で変更。
  2. 目的に応じて「アクション」をプルダウンから選択。
    このフローで使用する「任意のPDF・画像ファイルから文字情報を読み取る」は、文字数によって消費するタスク数が変わります。
    4,000字(5タスク)・8,000字(10タスク)・12,000字(15タスク)から任意のアクションを選択してください。
    ※ YoomのOCR機能では、アクション記載の規定の文字数を超えるデータや、文字が小さすぎる場合に正しく読み取れないことがあります。
    文字数や文字の大きさには少し余裕を持たせてご利用ください。
  1. 「次へ」をクリック。
  2. OCRの対象となるファイルを設定する「ファイルの添付方法」では、「取得した値を使用」と「ダウンロードしたファイル」をそれぞれプルダウンから選択してください。
  3. 「抽出したい項目」に、Paddleでの顧客作成に用いる項目を設定。
    メールアドレスは顧客作成における必須項目です。
  4. 「使用するAI」を「Gemini(推奨)」「ChatGPT」「Claude」「Claude_v2」から選択。
    参考:OCR:AIモデルの違いについて
  5. 読み取るファイルの「言語」を「日本語」「英語」から選択。
  6. 設定を終えたら「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目の値がファイルから抽出され、「取得した値」に追加されます。
    ※ 期待する値が抽出されていない場合には、「抽出したい項目」の名称や「使用するAI」を変更して再度お試しください。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ6:顧客の作成

それでは、抽出したデータを用いてPaddleに顧客を作成しましょう。

  1. Paddleの「Create New Customer」をクリック。
  1. 「タイトル」を任意で変更。
  2. 連携アカウントと実行アクションを確認。
  1. 「Email」に新規顧客のメールアドレスを設定。
    入力欄クリック時に表示されるデータ抽出アクションのメニューから、対応する項目を選択してください。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 取得した値}}という形で追加されます。
    ※ この動的な値を使用せずに固定テキストで設定してしまうと、フローが稼働する度に同じメールアドレスの顧客が作成されてしまうためご注意ください。
  1. 以降の項目も、同じように設定していきましょう。
    • 「Full Name」には顧客の氏名を設定。
    • Custom Dataの「Custom Data Key」には項目名を、「Custom Data Value」に対応する値を設定。
    • Localeには「ja」や「en」などのIETF BCP 47仕様に基づいたロケールタグを設定。
  1. 設定を終えたら「テスト」をクリック。
  2. テストに成功すると、作成された顧客の情報が「取得した値」に追加されます。
  1. PaddleのCustomersも確認しましょう。
  1. 期待通りに顧客が作成されていれば、フローボットの「保存する」をクリック。

ステップ7:フロー稼働の準備

アクション選択画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、アクション選択画面のトリガースイッチをクリックしてください。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
Boxの指定したフォルダに顧客情報を含むPDF・画像ファイルをアップロードし、その情報を基にした顧客がPaddleに作成されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

PaddleのデータをBoxに連携したい場合

今回はBoxからPaddleへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にPaddleからBoxへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。
これにより、PaddleでのイベントをトリガーにBoxでのファイル管理を自動化することも可能になります。

PaddleでProductが作成されたら、Boxにフォルダを作成する

Paddleで新しい製品(Product)が作成されたことをトリガーに、その製品名のフォルダをBoxに自動で作成します。<span class="mark-yellow">製品ごとに必要な資料を格納するフォルダを用意する手間を削減し、フォルダの作成漏れや命名ミスも防止、情報管理を効率化</span>します。

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Paddleで特定のProductが作成されたら、Boxにフォルダを作成する

逆方向の連携においてもフィルタリングが活用できます。指定キーワードが含まれる製品が作成された場合にのみ、Boxにフォルダを作成する仕組みによって、<span class="mark-yellow">より整理されたファイル管理を実現</span>できるでしょう。

[[263384]]

BoxやPaddleを使ったその他の自動化例

今回ご紹介した連携以外でも、BoxやPaddleのAPIを活用してさまざまな業務を自動化することが可能です。

もし気になるものがあれば、こちらも試してみてください!

Boxを使った便利な自動化例

Boxにファイルがアップロードされた際、ChatGPTで内容を要約し、その情報をメールで送信する機能が活用できます。

この自動化により、重要なファイルの内容を迅速に共有できるほか、Salesforceの商談オブジェクトから自動でBoxにフォルダを作成することも可能です。

[[73137,118254,85915,265687,70292]]

Paddleを使った便利な自動化例

PaddleとSquareのデータ連携を自動化することで、特定の条件に合った顧客が作成された際に、Squareでの顧客作成をトリガーとして活用できます。

また、Paddleで支払いが失敗した際に自動でZendeskにチケットを作成する仕組みを導入することで、取引関連の問題を迅速に対応でき、業務効率を向上させることが可能です。

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まとめ

BoxとPaddleの連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">ファイルからの情報転記や顧客登録といった定型業務をなくし、ヒューマンエラーを未然に防ぐことができます。</span>

担当者が単純作業から解放され、より迅速かつ正確な情報に基づいて業務を進められるようになることで、本来注力すべきコア業務に集中できる環境を整えられるでしょう。

今回ご紹介したような自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用することで、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、こちらから無料登録してYoomによる業務効率化を体験してみてください!

よくあるご質問

Q:大量のファイルを一度にアップロードした場合、処理はどうなりますか?

A:例えばBoxに10個のファイルを同時にアップロードすると、フローは順次実行され、Paddleに10人分の顧客が作成されることになります。
月に使用可能なタスクの上限や、Box APIとPaddle APIのリクエスト上限にはご注意ください。
参考:「タスク実行数」のカウント方法について

Q:PaddleのAPIキーに、より安全な権限設定はありますか?

A:連携させるアクション(顧客作成・製品作成・取引検索など)に合わせて権限を付与することで、より安全なAPIキーを作成できます。
Paddleとの連携を顧客作成に限定するのであれば、「Customers」の「Write」にのみ権限を付与してください。

Q:既に登録済みの顧客情報を、誤って二重登録しませんか?

A:同一メールアドレスの顧客が存在する場合にはエラーとなり、新規顧客の作成や上書きは行われません。
作成したフローボットでエラーが発生した場合、Yoomアカウントを登録したメールアドレス宛てに通知が送信されます。
通知に記載されているURLからエラー内容を確認し、フローの停止や再実行といった対応を行ってください。

参考:エラー時の対応方法について

参考:Yoomお問い合わせ窓口

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
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この記事を書いた人
Kumiko Tsukamoto
SaaS連携ツール「Yoom」を活用した業務自動化に関する記事を執筆するWebライター。ITパスポート資格保有者で、元システムエンジニア。Excelへの手入力による勤怠管理や領収書のデータ化といった反復作業に日々直面した経験から、SaaSツールを活用した業務効率化に興味を抱く。現在は、手作業に悩む担当者に向けて、Yoomの自動化機能を用いた業務フロー改善のTipsを発信している。
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